きつねとべっつりコーラのブログ。

きつねとべっつりコーラの2匹が、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。生物多め。

一刻を争う「昆虫の保護」 あの「動物愛護先進国」が動き出した

絶滅が危ぶまれる昆虫。環境省動く

先日このような記事を書いたのですね。

blog.kitsune-vetulicola.net


今世界的に昆虫の絶滅が危ぶまれており、事態は一刻の猶予も許さない。
もし彼らが本当にいなくなってしまったらこんなにマッズ~イことが起こる……それを止められるのは人類だけ、という内容だったのですね。


この時はAFP通信さんのニュースを見て書いたのですが……同じくAFPさんにて、この続報(?)が発表されたようです。

www.afpbb.com


なんと、かの有名なドイツが、昆虫の保護に乗り出したというのですね。

どうにも環境相のスベンヤ・シュルツェさんが、17日付の地元の新聞で昆虫を保護するための法律を作ろうとしていると発表したのだそうです。


……なんと!「昆虫保護法」……なのですね!


昆虫の保護のために年間125億円もの莫大なお金を掛け、保護活動や研究に充てるようです。

具体的には

  • 昆虫の住む場所を守るために更地をコンクリートで覆うことを禁止する
  • 昆虫が道に迷わないようにするために夜の間の照明を制限する
  • 関係の無い昆虫を巻き込むような殺虫剤の使い方を禁止する
  • 殺虫剤を使うにしても環境に優しいものを使うことを義務付ける

……などの決まりを設けるようです。


よくわかっていらっしゃる!
さすが「動物愛護先進国」です!


「125億円」というのが日本円にすると一体いくらなのか、EUの通貨に疎い私には見当もつきませんが、なんにせよそれだけ本気でお金をかけて取り組むということに違いありません。


動物愛護に定評のあるドイツ

ところで、ドイツは今までにも「動物保護法」を制定し、動物の権利を認めていることで知られていますね。

日本の法律では動物は「物」扱いとなってしまうため、従って「権利」という概念も存在せず、誰かが飼っている動物を傷つけたとしても、それはタダの「器物破損」になってしまうのですね。

ですがドイツでは「動物虐待罪」というものが成立するようで、人を傷つけた時と同じように罰せられるのですね。

また盲導犬介助犬などが……いや、普通の飼い犬ですらも(他の動物も?)、バスや電車に乗るのは当たり前の光景となっているようです。

人がバスや電車を利用するのだからペットが乗っても不思議はない、ということなのでしょう。


またペットショップでは殆どペットを売らず、新しい家族を迎え入れたい人は「ティアハイム」と呼ばれるシェルターで探すというのが基本なのですね。

また当然の如く「行き場の無い動物」は「ティアハイム」で保護されるので、犬猫の殺処分件数もゼロだと言われています。


こ……これは……!!
まるで国中が殺処分ゼロのあの県……熊本県」になったのと同じなのですね!

くまモンが守る我が国の「動物愛護先進県」が全国規模になっていて、さらに法律まで遥かに進んでいるのですからこれは期待できそうです。


一部では「そもそもティアハイムに入る前に駆除の名のもとに殺害される動物がいて、日本の殺処分数よりも多い」「ドイツはあくまで『ペット先進国』であって、野良犬などペット以外の動物の扱いは『動物愛護進国』となんら変わらない」などという黒いうわさもありますが、あくまでうわさはうわさ……きっとうわさの域を出ないのでしょう。


…………………だよね?


……事の真偽はさておき、法律で動物を守ろうとしていることには変わりはないのですね。その法律がちゃんと機能しているのかどうかは別にして。

なんにせよこれだけ国を挙げて動物を守ろうとしているドイツなのですから、今度の「昆虫保護法」にもすごく期待が持てるのですね。

きっと今後シュルツェさんら環境省を中心に、昆虫保護の運動と気運が高まっていくに違いありません。


……伝説の剣を携えた勇者が、ここにいました。
きっとこれから「力」「知恵」「勇気」の三柱の女神の加護のもと、昆虫と人類と全ての生き物の未来のために奮闘し、世界を救いに行くに違いない!


でも反対の声も……?

ただ、ニュースではこれらの法律について、「与党キリスト教民主同盟」がどうにも反対しそうだとあるのですね……。

「与党キリスト教民主同盟」はシュルツェさんの属する「社会民主党」と連立を組む党で、メルケル首相が所属していることでも知られていますね。


……政治の話はイマイチよくわからないのですが、この政党はどうやら農家寄りらしく、どうにも「農薬」が絡む部分で反対しそうなようです……?

つまり、農薬の削減などをされてしまうと、農家寄りの政党としては割と困るのですね……たぶん。


……この「昆虫保護法」をきっかけにして連立政権内でヘンな分裂騒ぎが起きなければ良いのですが……。


ともあれ、今のところ「完全に反対している」というような情報は無いようですし(これから出てくるかもしれないけど)、今後の動きに期待したいのですね。


もはや昆虫の保護は世界規模の課題なのですね。

昆虫が絶滅の危機に瀕しており、もし彼らが絶滅してしまうと3日のうちに世界が滅ぶという事実は今となってはもう世界中のだれもが知っているはずです。

あなたも私も知っているのですね。もちろん。


……………だよね!?


ここでドイツがこれらの「昆虫保護政策」に乗り出せば、おそらくそれは大いなる「前例」であり「前進」となるのですね。


きっとこの取り組みは1つの国にとっては小さな一歩ですが、世界にとっては大きな飛躍となるのだろう。


もしかするとEU各国も「ドイツに続け~!」とばかりに後に続いてくれたりとか………。
果てはアメリカや他の国々も「EUに続け~!」と保護に乗り出してくれる…………かもしれない?


…………政治のことなんてよくわからないので、憶測の域を出ませんが!

センザンコウが撮影された!でもいんちき薬にされないか心配……

センザンコウの親子の撮影に成功?

なにやらイギリスの動物園の人たちがアフリカでセンザンコウの撮影に成功したらしいですね。

映像はいくつかあるようですが、撮影されたのはいずれもオオセンザンコウで、中には親子も混じっているのですね。

撮影したチェスター動物園さんにより今月13日に映像が公開されているのですね。

……私も見ましたが……う~ん、短い……?

これはおそらくかなり貴重な映像なのでしょう。
そもそもセンザンコウ自体かなり珍しい動物ですし、こうして野生の姿をとらえただけでニュースになっているくらいですからきっと短くても当たり前なのかも……?

私も動物園のセンザンコウくらいしか見たことがありませんが、オオセンザンコウはどこの動物園でも飼われていないため、野生のものを撮影するしかないようです。


センザンコウとは

ところで、そもそもセンザンコウとは

動物界-脊索動物門-脊椎動物亜門-哺乳綱-真獣亜綱-真獣下綱-ローラシア獣上目-センザンコウ目(有鱗目)-センザンコウ

に属する哺乳動物で、世界には

Manis属(センザンコウ属)
Smutsia属(和名不明)
Phataginus属(和名不明)

の3属、合計8種が生息しており、うち4種がアフリカ原産なのですね。きつねも初めて知りました。


オオセンザンコウは「Smutsia属」に属しており、学名を「Smutsia gigantea」といいます。


オオセンザンコウに限らずセンザンコウはどの種類も鱗に覆われたていて、どことなくアルマジロをほうふつとさせますが、アルマジロ

動物界-脊索動物門-脊椎動物亜門-哺乳綱-真獣亜綱-真獣下綱-異節上目-被甲目-アルマジロ

と「異節上目」に属していますので、むしろアリクイに近い仲間ということになります。

かんじんのセンザンコウは「ローラシア獣上目」なので、どちらかというと馬などの奇蹄目、ウシ、ブタ、クジラなどの鯨偶蹄目、イヌ、ネコ、キツネなどのネコ目、コウモリであるコウモリ目に近いのですね。


……あんな見た目で!


またポケモンが好きな人の間ではアルマジロセンザンコウともに懐かしの初代から今の今まで登場するキャラクターである「サンド」と「サンドパン」のモデルになっていることでも知られています。

この2種類の関係は「進化前」と「進化後」ですが、おそらくアルマジロセンザンコウの見た目や、体を丸めて防御するという習性が似ているため、このような設定になったものと思われます。(アルマジロで体を丸めることができるのはミツオビアルマジロ属だけですが……。)

……ですがなぜに分類が「ねずみポケモン」なのか……いまだに解せないのですね。


……それにしても、ウロコがある哺乳類だなんて……まるで伝説の動物「麒麟」を思わせるのですね。

きっと麒麟センザンコウ目に属しているに違いありません。
これはビールの缶を見る目が変わってしまいそうなのですね。


また例の如く哺乳類の「目」には「簡単な名前(動物の名前)」と「難しい名前」とがあり、センザンコウ目は別名「有鱗目」とも呼ばれますが、これでは爬虫類の方の「有鱗目」(ヘビやトカゲの仲間)と見事に被ってしまうため、私は「センザンコウ目」と呼ぶことにします。

なんにせよセンザンコウはこの鋭いウロコを使って身を守るのですね。
体を丸めると盾になるだけでなく、尻尾を振り回すことでステゴサウルスの如く敵を撃退できる……らしいです。

……ですが、この「ウロコ」が曲者なのですね。


センザンコウ……今や絶滅危惧種となっており、当然の如くワシントン条約により保護されてはいるのですが……密猟と密輸が後を絶たちません。

……その原因はどうやらこの「ウロコ」にあるようです。

 

ウロコに薬効……だって!?

どうにもセンザンコウ……薬になると言われているようです。

その肉は食用となり、また皮は革製品の材料になるのだそうですが、ウロコはなんと漢方薬やお守りとして重宝されているのですね。


……肉……美味しいのだろうか。

……まぁ、味はともかくとして、とりあえず食べられるのでしょう。


革製品……もまぁそうなのでしょう……たぶん。

……ですが漢方薬……というのはかなりアヤシイ感じがします。

どうやらウロコは乾燥させて火であぶって使うらしく、このような薬効があるらしいのですね……。

  • 惚れ薬
  • 膿を出す
  • 母乳の分泌を促進する
  • 月経を促進する

なので、

腫れものや母乳不足、無月経、リウマチ、関節痛、はてはぜんそくや偏頭痛にまで効果があると言われているようですが……


……これ、本当に効くのかなぁ……。


ちなみに鱗の主成分はタダのケラチンらしいです。

ケラチンといえば動物の毛や爪、ウロコ、くちばしなどの成分なのですね。

つまり、センザンコウのウロコは普通の動物の毛と変わらない成分でできているのですね。


……ますます怪しくなってきました……。

センザンコウのウロコを飲むより、自分の爪をあぶった方がいいんじゃ……。


ですがこれらの目的によってセンザンコウは現在もなお密猟・密輸され続けているのですね。


……そうまでしてみんなセンザンコウが食べたいのだろうか……。

……珍味?


……鮭とばでいいじゃん。


また革製品に関してもそこらへんの牛革その他便利な革でいいじゃないかと思います……。
ウロコのあとが作り出す独特の模様が良いのかもしれませんが、わざわざ希少動物を使う意味がわかりません。

もはや意地を張って「ブランド」に固執しているとしか……。


それにウロコって……どこからどう見ても眉唾物にしか見えないのですが……。

今どき腫物や無月経に効く薬なんて普通に流通しているのだからこんな希少動物をわざわざ密猟する必要性を感じません。


で、獲りすぎた結果、絶滅危惧種に。

身を守るはずのウロコのせいで狙われるなんて……

……何なのでしょう、この怪現象は。


結局効果は無いらしい

それで、肝心のウロコの薬効なのですが、専門家の話によると「科学的根拠はない」のだそうです。


………やっぱり無いんじゃん!!!


ですが買う人がいるのも事実で、どうやら売る側も「効果があるのかは知らないが、売れるから売る」というようなスタンスのようです。

それではあまりにも無責任ですが……まさか本気で病気の人を治せると思っていたりして……。


こ、これは………。

…………双方に非がありますね。


自分や家族や友達が病気になった時、伝統の秘薬に頼りたくなる気持ちはわからなくもないですし、たとえ眉唾でも少しでも治せる可能性があるのならそれに賭けたくなるのも人情だとは思います。

ですが……今どきこのような科学的根拠のない効果を信じ込むのはいかがなものか……。

それがともすれば野生動物の絶滅を招くかもしれないということを知らないのだろうか……。


みんなどうしてこのような迷信をまことしやかに信じ込んでしまうのだろうか……この情報の時代に。

根拠のわからないものを信じるだなんて、そのような危なっかしいこと、きつねには到底真似できません。


……しようとも思いませんが……。


ですがおそらくわれわれが「そのウロコ、効果ありませんよ」「その病気を治すにはこちらの薬をどうぞ」などと言ったところで、迷信に惑わされている人たちはかたくなにその真実を信じようとしないのだろう。

ちょうど今の日本において、自らはバブル期の好景気の恩恵にあやかって実力以上に荒稼ぎし、いまだにそれを「根拠」に「正社員になっておけば一生安泰」などという幻想的な迷信を信じ続けている世代の人たちに対して、若い人たちがどんなに「そんなのはもう幻想だ、あなたの時代はそれでよかったのかもしれないが、今は違う!」などと言ったところで聞く耳持たず、むしろ彼らは相変わらず「お前たちも正社員になりなさい。それ以外の道は許さん」と時代遅れで的外れなアドバイスというかほぼ命令をし続けてくるのと同じように。


こ、これは………!!!

……まさにバカの壁……なのですね。

 

ウゾダドンドコドーン!!!


……自分の信じていたことを否定するのは確かに勇気がいりますが、そこまでかたくなに拒むほどのことでしょうか。

むしろ「今日の常識」が「明日の非常識」になるのはごく当たり前のことですし、そもそも科学というものはそのようにして進歩してきたはずです。

新しい理論が登場し、今まで信じられていた理論が実は間違っていたということがわかると、科学者たちは皆こぞって新しい理論(正しい理論)を支持するようになるのですね。


なんだかドライですが、これこそが人類の健全な進歩のために必要な考え方であり、これが無ければ間違った方向に行ってしまうということは既に歴史が証明してくれています。

歴史オンチのきつねですら知っているのですから間違いありません。


センザンコウ含め今まさに進行し続けている「6度目の大量絶滅」を「complete!」してしまってからやっとそのことに気付くほど人類は愚かな種ではないはずです。


みんながちゃんと「センザンコウのウロコに薬効なんて無い」と知れば、誰も買わなくなりますし、結果として密猟もできなくなります。

やはり大切なのはみんなが生き物に対して正しい知識を持つことなのだと思いますし、みんなが自分から学ぶことができないのならお上か誰かが教育でなんとかするしかないと思うのですね。

たとえそれが自分の信じていたことを否定する内容であったとしても。


一刻も早くみんなが正しい知識を学べるようになり、センザンコウ、その他多くの「いんちき薬のために密猟される動物」たちが安心して暮らせる世界が来ることを願います。

………手遅れになる前に……。

ツイッター始めてみようと思います

SNSとの連携が大切?

……わざわざ取り立ててここに書くほどのことでもない気がするのですが……。

そろそろこのブログをSNSと「連携」させてみようと思うのですね。

……というのも、そもそもはてなブログさんは(他のブログサービスも?)SNSと連携させてつかうことが前提となっているらしく、記事を投稿するときなど事あるごとにそれ関連の画面が出てくるのですね……。


また色々なブログ論を見てみても、やはり外部SNSを一緒に使った方がブログに人が来てくれるようになると書かれているのですね。

なのでどうやらそろそろこのブログも専用のSNSアカウントを設けた方がよさそうです。


……このようなことを書くと、ベテランのブログ書きさんたちからは「今さらかい!」と怒られてしまいそうです……。


……私のブログにあまり人が来ない原因はもしかしてそういう所にもあるのか知らん。

記事がマニアックすぎるだの需要が無いだの他の理由のほうが大きい気もするのですが、この際その辺りのことは考えないことにしておきましょう。


とりあえず……ついったーから始めてみようかと……
そちらのアカウントを始めてみたら、きっと今よりも少しはたくさん人が来てくれるようになる……はず!?


連携ナニソレ美味しいの?

ところが1つ、問題があるのですね。

お恥ずかしい話、SNSとブログをどうやって「連携」させればいいのか、イマイチよくわからないのですね。

……なので連携させるにしても、もう少し調べものをしてからになってしまいそうです。

まずは今どきツイッターのアカウントの作り方がよくわからないので、そこからどうにかしないといけないのですね……。


う~ん……。


ブログを開設し、記事を書く。
シンプルにそれだけでいいのかと思いきや、みんなに読んでもらうためには記事の内容もさることながら、このような工夫をする必要もあるのですね……。

またそれをするには記事を上手く書く方法や取り扱っている事柄に関する知識を深めるだけでなく、いろいろとテクノロジー的なことを覚えなければならないようです……。

こ、これは……。

プログラミングばかりでネットが全然アレな私の入り込む余地はないのか知らん。

そのようなことは無かったとしても、ただブログを開設するだけでまる1月を費やしてしまった私にとっては課題が山積みです。まさかブログの運営というものがこれほどややこしくて難しいなんて……。


ブログ、ただの日記かとおもっていましたが、なかなか覚えることが多いのですね……。

新種のダニ、皇居で発見。もちろん人には無害だよ

皇居のダニ、どんなダニ?

なにやら新種のダニが、しかも皇居で見つかったらしいですね。


……ダニっこ!


どうやら国立科学博物館が、2009~2013年度にかけて行った実施生物調査で皇居内の生き物を採集し、調べていたのですね。

そして新種はその中に含まれていたのですね。


博物館が発表したのは14日……バレンタインです!

昨日のオポチュニティの引退もそうですが、今年のバレンタインは色々なことが起きるのですね。

きっと今年はチョコレートがあわただしくなる年なのでしょう。


なんにせよ見つかったのは「アケハダニ属」の新種で、和名を「コウキョアケハダニ」というのですね。


……そのまんまじゃん。


12日付の国際学術誌「ズータクサ」にて論文が発表されたようです。

問題のズータクサ論文はここにあるのですね。

www.mapress.com


……字が小さくて読みづらい!?

おまけにどうやら会員登録しないとダウンロードできないような……?


……Abstract(概要)だけなら見られますからまぁいいか……。


なんにせよ、新種のアケハダニは皇居内の生物学研究所近くにあるヤマグワの葉から見つかったのですね。

……なるほど、どうやらヤマグワの葉に住むダニのようです……?


……きっと皇居の固有種なのでしょう。
おそらく昔から続く神聖な雰囲気の中で独自の進化を遂げてしまったに違いありません。


このダニについてまだ詳しい情報がイマイチ無いようなのですが、とりあえずアケハダニの一種ということなので、アケハダニについて書いてみるのですね。

同じ属である以上、以下の特徴は新種のダニについても大部分当てはまるはずです。


アケハダニ

アケハダニというのは

動物界-節足動物門-鋏角亜門-クモ綱-ダニ目-ケダニ亜目-ハダニ上科-ハダニ科-ナミハダニ亜科-アケハダニ属

に属するダニの仲間で、学名を「Eotetranychus」というのですね。


「エオテートラニュクス」……?
なんて読むのかわかりませんが、ギリシア語のようです。


ダニ目の動物のことを総称して「ダニ」といいます。
とても小さな動物ですが、彼らはれっきとした「鋏角亜門」……つまり、クモやサソリやカブトガニの仲間なのですね。カブトガニは「クモ綱」である他の2つと違って「カブトガニ綱」ですが「鋏角亜門」までは同じです。)

……「亜門」だの「綱」だのの分類階級に関しての詳細はこちらをどうぞ。

blog.kitsune-vetulicola.net


このグループの特徴は名前にもなっている「鋏角(きょうかく)」という付属肢を持っていることなのですね。

付属肢……というのは節足動物の体のそれぞれの節に付いている関節のついた器官のことで、足や触角、大あごなど、用途に応じて様々なかたちに変化します。

鋏角は昆虫の「触角」に相当する付属肢ですが、この仲間では文字通り「ハサミの形」をしており、丁度サソリのハサミを小さく、短くしたような感じのをイメージするとわかりやすいのですね。

このハサミは口の前側にあり、口器……つまり「口の一部」として機能し、食べ物を噛んだり獲物に咬み付いたりすることができます。

ちょうど昆虫の「大あご」「小あご」に似ているのですね。


……触角が「あご」になるって……。


……まぁいいか。

殆どの鋏角類に同じくダニの鋏角も、左右それぞれが文字通り「ハサミ」の形をしており、これで食べ物を挟むのですね。


ただしアケハダニ含むハダニ科の場合は左右の鋏角が1つに合わさって針のような形になっており、これを植物の葉に刺して汁を吸うそうです。


……なるほどそれで「葉壁蝨(はだに)」なのですね。

……なんだかセミやチョウを思い出しますね。


彼らの口の「針」や「ストロー」も、元はといえば顔の付属肢の2つである「大あご」「小あご」(チョウは「小あご」のみ)が左右合わさって1つになったものでした。

似たようなやり方で植物の汁を吸うハダニ科のダニも、同じような進化をしてきたのですね。


ただ、もちろんダニは昆虫ではありませんし、鋏角亜門は分類的には昆虫とはかなり縁遠いグループなのですね。
(むしろ昆虫は甲殻類から分岐したグループだと考えられています。なんと、昆虫はクモよりもエビやカニに近い仲間なのですね!)


またアケハダニ含むハダニには他のダニには無い特技があるそうで、なんと糸を出せるのですね。

……クモ綱ですからクモと同じようにお尻から出すのだろうと思ったのですが、どうやら「触肢(しょくし)」から出すようです。


触肢というのは鋏角の1つ後ろについている付属肢のことで、クモやダニでは小さくなって昆虫の触角のような役割をしており、逆にサソリの場合は大きくなってハサミになっているのですね。

なんだかグループによって役割がころころ変わるのでややこしいですが、この後ろにクモやサソリのいわゆる「8本の足」がついているわけなので……つまり、触肢は万能な役割を持つ「腕」みたいなものなのですね。


「腕」から「糸を出す」って……。


……スパイダーマン……なのですね。


きっとハダニはこの糸を使って枝の間を飛び回り、おいしそうな葉っぱを探しながら小動物界の特撮ヒーローとして悪の怪人ならぬ怪虫と戦うに違いない!


人畜無害なハダニ

……アケハダニのことを書こうと思ったのに……いつの間にかさらに上の分類であるハダニやダニそのものについて書いてしまったのですね。

じつはアケハダニの資料を探したところ、見事に見つからなかったのですね。


どうやらダニというものは4万5000種もいるにもかかわらずあまり研究が進んでいないのだそうです。

……つまり、身近なようでいてかなりマイナーな分野なのですね。

おそらく数が多すぎて人手が足りないというのと、また「ダニ=害虫」という負のイメージのせいで人が集まりにくいのではないかと思われます。


なんだ、きつねが資料を見つけられなくても不思議じゃないのですね。


……ですが、断っておきますが、ハダニも含めてほとんどのダニというものはわれわれ哺乳類にとっては無害です。

一般的に言われる「害虫としてのダニ」とはすなわち「血を吸うダニ」のことであり、血を吸うダニとは「マダニ」のことで、こちらは

動物界-節足動物門-鋏角亜門-クモ綱-ダニ目-マダニ亜目-マダニ科

に属する大型のダニの仲間なのですね。

そしてこのマダニの仲間以外のダニは基本的には「動物の血は吸わない」のですね。


……トゲダニ亜目のイエダニ、ハダニと同じケダニ亜目のツメダニなど、たまに成り行きで「人の血を吸う」ダニもいますし、吸わなかったとしても家屋に忍び込んでハウスダストを量産するダニもいますが少数派です。


なんにせよ「ダニ」というフレーズだけで「=害虫」呼ばわりされる筋合いはねぇ!……なのですね。

英語やドイツ語、中国語にはマダニとダニの間には明確な区別があり、両者を指す語彙も異なるのですが、なぜか日本語では両方とも「ダニ」とひとくくりにされてしまうのですね。
まぁ両方ともダニであることには変わらないので、「人の血を吸うかどうか」で区別する英語などよりも日本語の名前の区別のしかたの方が分類学的には正しいのですが……。


なんにせよハダニ科に属するアケハダニの食べ物はあくまで「植物の汁」であり、「動物の生血」ではありません。
そのため動物にとっては悪い影響はない虫なので安心して接触できるのですね。


……ただ、もちろん植物にとっては厄介な相手であり、ハダニに汁を吸われると病気になったり育ちが悪くなったりするのですね。

この辺はクサギカメムシやアブラムシなどの「植物の汁を吸う昆虫」を思い起こさせますね。

なのでハダニは農家の人たちなど植物に関わる人にとっても難敵なのですが、さすがに植物を枯らしてしまうということはないようで、寄生していた植物の調子が悪くなると他の植物へ移動するのですね。


まるでシマウマがサバンナの草を食べ尽くさないように絶えず移動を繰り返すかのようです。


ハダニたちが枯れかけた植物を見て「あっそろそろやばい」スパイダーマンのように糸を使って他所の植物へ移動する姿が想像できてしまいますね(?)。

……実際の「ハダニの糸」は(ヒーローではない方の)クモやイモムシの糸と同じくあくまで「タダの命綱」であり、あのように遠くまで飛ばすことはできないようですが……。


博物館で展示中!?

なんにせよ、今回見つかったのはこの「植物の汁を吸うアケハダニ属の新種」なのでしたね。

残念ながら学名まではわからなかったのですが、アケハダニ属(Eotetranychus属)である以上「Eotetranychus ~」という名前になるに違いありません。


……「Eotetranychus koukyoensis」……?

……「皇居」だけに……。


……知らないけど。

ともあれ、日本でアケハダニの新種が確認されるのは実に10年ぶりなのだそうですからきっととてもおめでたいことなのですね。

また国立博物館の企画展にて3月末まで展示されるそうですから、気になる人は見に行くと良いのかもしれません。

……きつねも行ってみようか知らん。遠いけど。

たった0.5ミリの小さな虫を見るために電車を乗り継いでそんなに遠くまで行くって……なんだか微妙ですが大発見なのですから仕方がありません。

バレンタインに?火星探査車引退。もう復活はしないのだろうか

14年以上にもわたって活躍した探査機が音信不通

2004年に火星に到達したアメリカの火星探査車「オポチュニティ(Opportunity)」が、このたび任務を終了するようですね。

去年11月26日にも新しい探査機「インサイト」が打ち上げられ、そこでもさらっと名前だけ出しましたが、そのころにもオポチュニティについてはいろいろ言われていたのですね。
なんだか「案の定」となってしまったのですね……残念です。


オポチュニティは正式名称を「Mars Exploration Rover B」というのだそうです。

探査車……ですから「インサイト」とは違って車の形をしており、火星の大地を縦横無尽に走り回って調査を行うのですね。

その姿は6個の車輪を持つ胴体の上に太陽電池が屋根のように乗っかっているというもので、なんだか「サンダーバード」に登場した「エレベーターカー」に似ている気がするのですが、きっと私の気のせいなのでしょう。

この太陽電池を使って光を集め、内部の電池に充電して活動するのですね。


また設計寿命は90日程度で、当初の予定としてもそれくらいの間の運用で終わらせる予定だったようです。

しかし実際は思っていたよりも機体も電池も高性能で、14年もの間働き続けたのですね。


……90日で限界が来るだろうと思っていた機体が14年も元気に動き続けていたって……。

きっと当初の見積もり以上に、機器を作った下町の製作所の人たちが「探査機品質」の名のもとに頑張ったのでしょう。


その働きぶりは目覚ましいもので、火星に水があったという証拠を見つけたり、およそ42.195キロ以上を走行し、41年ぶりに探査車の地球外走行距離の記録を更新したりと大活躍したのですね。

また21万7594枚の火星の画像を撮影したことでも知られており、これらの画像はネットで公開されているので誰でも好きな時に見ることができるのですね。


なんにせよオポチュニティは火星の姿を文字通りありのままに教えてくれた、素晴らしい探査機だったのですね。


ただ2018年の6月、砂嵐の影響で太陽電池による充電ができなくなり、また地球との通信もできなくなってしまったのだそうです。

おそらく太陽電池に何かしらの不具合が生じたものと思われますが、太陽電池で動く、という機体の機構そのものがあだとなってしまったのですね……。

NASAさんの運用スタッフの方々はその後も懸命にコマンドを送信し続け、交信を試みましたが………かなわなかったようです。

そして結局きのう2月14日のバレンタインの日に最後のコマンド送信を終えたのち、運用も打ち切りとなり、終わってしまったのですね。


先日はやぶさ2の操作をしている人たちについて書きましたが、きっとオポチュニティもこのように運用チームの地道な努力により支えられていたに違いありません。


またよりにもよって運用終了が決まったその日が一部の人たちを除いてみんなの負担となるお祭りの日だとは……おそらく何らかの関係があるに違いない。


なんにせよこれにより、残る探査車は2012年に火星に到達したキュリオシティのみとなってしまったのですね。

どうやらキュリオシティは太陽光による発電ではなく、内部に小型の原子炉を持っており、核反応により得られる電力を使って動いているようなのですね。
そのためこちらは砂嵐で動けなくなることはなさそうですが……


こ、これは……。

一度音信不通になりつつも、最後は無事に戻ってこられたはやぶさとは真逆なのですね。


かなり高性能なマシンのようですから、おそらくオポチュニティそのものはまた充電してあげれば動けるものと思われますが、いかんせん地球からの距離が2億キロと離れすぎているため、現地に修理スタッフを派遣するわけにもいきません。

ですが、実際面火星に人を送る計画も進行中ではあるのですね。
一体いつごろに実現できるのかは現段階では皆目見当もつかないのですが、もしかしたらそのうち火星への有人飛行が成功した後、現地にスタッフを送り、オポチュニティを復活させる…………なんていうこともあり得るのかも?


もしかしたら十数年後、NASAさんのスタッフたちが「あの伝説の探査機を復活させるぞ!」と火星に降り立つ日が来てもおかしくはありません。

昔活動を停止したメカを十数年の時を経て復活させるだなんて、なんだか「ジュブナイル」もしくはその原案である誰かが考えた「ドラえもん」の最終回を彷彿とさせるのですが、NASAさんなら出来てしまいそうです。

途中で運用が打ち切りになってしまい、もはやチームの一員ともいうべきオポチュニティとお別れしなければならなくなってしまったのはとても残念ですが、もしかしたらまだ希望はある……のかもしれません。


なんにせよ関係者の皆さん、それにオポチュニティ、本当にお疲れ様でした。

昆虫大量絶滅中。人類みんなで世界を救え!

消えゆく昆虫

突然ですが、みなさんは昆虫と聞いてどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。

  • 夏になるとたくさん出てくる小さな動物
  • 身近にいてなくてはならないアイツ
  • 子供の友達
  • 未来の食糧
  • The King of 節足動物
  • 香川照之さん


……などというポジティブな意見から、

 


……などのネガティブな意見、はたまた

 

  • 血を吸う
  • 毒がある
  • 病気を媒介する
  • たまにファストフードに入ってる
  • 標本箱
  • ムイムイ

などという当たっているようで的外れな意見まで、いろいろと出てくると思うのですね。


中でも2012年頃からかの有名な「ジャポニカ学習帳」の表紙から消え、「お花」に取って代わられたということは皆さんも記憶に新しいかと思います。


ですが、事態はもはや、それほど楽観視できるような状況でもないのですね。


今まさに、ノートの表紙どころか世界中から昆虫が消えつつあるのですね。

どうにも最近世界の全昆虫が急激に数を減らしつつあり、近い将来その3分の1が、数十年後には昆虫そのものが絶滅する恐れがあるとの研究結果が発表されたのですね。
ことし4月に論文が学術誌「バイオロジカル・コンサベーション(Biological Conservation)」に掲載される予定なのだそうです。


……おそらくこれを見て、「なんだと!そいつぁ一大事だ!なんとかしねぇと!」と思う人は昆虫や環境のことをよく理解していらっしゃるのですね。

ですが残念ながら何がそんなに深刻なのかイマイチわからないという人もいるかもしれません。


そもそも昆虫という生き物そのものについてイマイチ理解できていない人も多いのではないでしょうか。

昆虫とは

動物界-節足動物門-六脚亜門-昆虫綱

に属する動物の総称で、この地球の生態系は彼らが支えているといっても過言ではないのですが、実際のところ昆虫綱以外に属する生き物……たとえばクモやサソリ、ムカデ、ダンゴムシ等の他の節足動物、はたまたプラナリアやでんでんむしなどもはや節足動物ですらない生き物たちをも、昆虫だと思っている人は結構多いのですね。


いや、この際分類は本質から外れますから気にしないことにしましょう。

呼び名や分類はともかく、問題なのは彼らが自然界においてとても重要な役割を担っていることを割と多くの人が知らない、ということなのですね。


とりあえず、そういった人たちに事の深刻さを理解してもらうためにも(?)、今日はこのニュースについて書いていこうと思うのですね。


昆虫がいなくなると、どうなるか

……その前に、まずはここから書くのですね。

なぜなら「昆虫がいなくなるとこんなに悪いことが起こる」ということを理解する前に、「昆虫を絶滅から救え!」などと言われてもイマイチピンとこないのですね。


と、いうわけで、まずは昆虫という生き物が私たち地球生命にとってどれほど重要であるのか、もしいなくなってしまうとどうなるのか、それらを書いてみようと思うのですね。


まず、前提として……。

そもそも昆虫は生態系の中でこのような役割を担っているのですね……。

  • 花粉を媒介して植物を支える
  • 大型の動物の食料となる
  • 分解者、他にも


花粉を媒介して植物を支える、というのは……言葉の通りなのですね。

植物は花から花へ、より正確に言うのならばある花の「雄しべ(花粉を作るところ)」から、別の花の「雌しべ(花粉を受け取るところ)」へと花粉を渡すことで「受粉(≒受精)」し、次の世代となる種(たね)を作るのですね。

これは動物が交尾をすることによって卵(もしくは子供)を産むのと同じですね。

ですが動物と違い、植物は自分で動くことができませんから、直接相手のところへ動物の「精子」に当たるものである「花粉」を届けることができないのですね。
(そのようなことができる凄い植物もいるようですがこの際話が逸れるので置いておきましょう。)

なので必然的に花粉は「誰か」に「運んでもらう」必要があるのですね。

ある種の植物では、その「誰か」は「風」なのですね。

風に乗って飛んだ花粉が、この季節一部の人や動物たちに対して深刻なアレルギー症状を引き起こすことはよく知られています。


ですが風だけでなく、動物に運んでもらう植物もあるのですね。
というよりそちらの方が多数派で、被子植物のうち実に80%以上がこれなようです。


そして花粉を運ぶ動物の中でも重要な役割を果たしているのが昆虫なのですね。


つまり、もし昆虫がいなくなれば、ほとんどの植物は「受粉」ができなくなり、次の世代を残せなくなってしまうのですね。

そして植物というものは言わずと知れた「酸素の生産者」であり、「動物の食糧」であり、「生態系に無くてはならない」存在ですから、植物がいなくなれば動物は酸素が吸えなくなり、食べるものが無くなり、生態系も崩壊してしまうのですね。


……もちろん花粉を運ばない昆虫もいますが、なんだかこの時点でアブナイ匂いがプンプンなのですね。


大型の動物の食料となる……というのは、今さら説明の必要もないでしょう。つまり、より大きな動物の食べ物となる、ということです。

肉食の昆虫やクモ、サソリ、ムカデなどの節足動物、または脊椎動物……モグラ、コウモリ、キツネ、タヌキ、アナグマ、ネコ、人間……などの哺乳類、カエルなどの両棲類、トカゲ、イモリ、ヘビなどの爬虫類……言うまでもなく鳥さんたちやお魚……など、昆虫が大好きな生き物は山といるのですね。

もし昆虫がいなくなってしまえば、彼らの健康で文化的な食生活が破たんしてしまいます。


また、他の生き物が出した自然界の「ごみ」……動物のご遺体やふん、植物の枯葉、倒木……その他諸々……などを食べものとする昆虫もいるのですね。
彼らがいるおかげで、「小さな動物は大きな動物の食糧になり、大きな動物は死後分解されて自然界に戻る」という一連のサイクルが成り立っているといっても過言ではありません。

もちろん分解者は昆虫以外にもいますが、もし昆虫がいなくなればこれらのサイクルに大きな悪影響が出てしまい、おそらく成り立たなくなるのですね。

たとえて言うなら「ごみ処理業者さんがいなくなってしまった町」と同じ……きっと地球全域が「ごみため」になってしまうに違いありません。

そうなれば各地で衛生上の大きな問題が発生し、きっと得体のしれない病気が蔓延し、残された生き物たちもバッタバッタと死んでいくのだろう。

そしてその遺体がさらに環境を汚染し、大きな悪循環を呼び込むに違いない!


………これは一大事ですね。


紙面の都合上(?)、ほとんどざっと書いただけですが、これだけでも昆虫の減少と絶滅は大きな悪影響をはらんでいるということがわかるのですね。

……昆虫についてよく知らない人でも、ここまで読んでいただければおそらく冒頭の絶滅の危機が一体どれほどマッズ~イことなのかがわかると思います。

……たぶん。


……わかる……よね!?


………なんにせよとある研究によれば、もし昆虫がいなくなったら、地球は3日と持たないのですね。

つまり、「昆虫の絶滅=世界の終末」なのですね。


6度目の大量絶滅、救えるのは……?

さて……冒頭で言っていた「絶滅」に話を戻しましょう。


一度に多くの生物種が絶滅してしまう現象のことを「大量絶滅」と言います。

以前に「地球上において、過去に5回の大量絶滅(ビッグファイブ)が起こった」という記事を書きました。

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敢えてこの時は書かなかったのですが……実は6回目があるのですね。


その6回目の大量絶滅は、今現在、まさに進行中です。

……我々が生きているこの時代は、6回目の大量絶滅の真っただ中なのですね。


そしてどうにもこの昆虫の大量絶滅もその一環らしいのですね。


私が見たのはAFP通信さんのニュースなのですが、それによるとどうやら毎年全昆虫種のうち1%が絶滅危惧種の仲間入りをしているのだそうです。

……これは驚くべき数字なのですね……。

ですがバイオマス……つまり、「地球上の全ての昆虫の体重の合計」はもっと深刻で、毎年2.5%ずつ減っているのですね。

つまり、絶滅危惧種にはならなかったとしても、全体として昆虫の数そのものが減りつつあるのですね。


そしてこのまま昆虫が減り続けてしまうと、数十年後には昆虫という生き物自体が地球上から姿を消してしまうかもしれないのですね。

そうなれば上で書いたような深刻な事態がいよいよ現実のものとなってしまいます。おそらく世界は滅んでしまうでしょう。


そして人類が行動を起こさねば、この昆虫大量絶滅は回避できないのですね。


……つまり、世界を救えるのは人類だけ、なのですね。

……今こそ……地球を救いに行く勇者が立ち上がらねば……!


具体的には、昆虫が減り続けているその原因を取り除かねばならないのですね。

おそらくそれを取り除ければ数十年後の絶滅は回避できる……と思います、多分……。


……もう手遅れだったりして……。

などというネガティブなことはこの際考えないことにします。


どうやら原因は森林破壊や都市開発、農地化……など、昆虫が住める環境が変わってしまったことにあるようです。

その次に農薬の使いすぎなどの「汚染」も含まれているようなのですが……圧倒的に大きな原因なのは環境なのですね。


こ、これは………。

つまり、住める場所が無くなってしまったため、昆虫の数が減ってしまったのですね。

つまり、逆に言えば住める場所を用意すれば何とかなるかもしれないのですね……!


……ただ、懸念もあります。
ここで世界の危機に気付いた一部の人たちだけが、一所懸命に昆虫が住めそうな場所を用意し、その数を回復させようと努力をしたとしても、おそらく何も変わらないと思うのですね。

たぶん、みんなが一丸となってそのような取り組みをしなければ結局はまた同じことになってしまうと思うのです。

と、いうのも……、私はこのような大量絶滅の原因は、多くの人たちの昆虫に対する無知と無理解であると考えているのですね。


昆虫は生態系にとって無くてはならない存在ですが、少し前までの人類ならば自然と密着して生活していたため、それくらいのことは言われなくともわかっていたのですね。

ただ、最近では文明の発展によって自然界との間に物理的な壁ができ、昆虫はじめとして自然や野生動物と触れ合う機会も減ったのですね。
それにより昆虫や自然について知らない人が増え……いうなれば、人類の全体とまではいかなくともほとんどが、そういった大事なことを忘れてしまったのですね。


このことはジャポニカ学習帳の表紙から昆虫が消えてしまった、という事実が象徴してくれていますね。


そしてその結果、彼らが生態系においてどれほど重要な役割を担っているかということまで忘れてしまい、彼らの住める場所を無くしてしまったらどれほどの悪影響が自然界に及ぼされるのかということにも気付けなくなったものと思われます。
むしろそれうんぬん以前に、彼らが「すぐそこに」住んでいる、ということにすら頭が回らなくなっているのかもしれません。

なんにせよそれらの要因が幾重にも重なりあい、このような事態になってしまうのではないかと思うのですね。


逆に言えば、みんながちゃんと昆虫のことを知れば、このような事態は防げるのですね。

これは昆虫に限らず全ての生き物に対して言えることだと思うのですが、大切なのはその生き物に関する正しい知識を一般に普及させていくことだと思うのです。

人間から見たら気持ち悪かったり奇妙だったりする生き物でも、自然界においては何かしらの大切な役割を持っているのであって、安易に死なせてしまえば当然環境に対して悪影響が出てしまいます。

また、一見すると誰も住んでいないように思える場所にも、いろいろな命が息づいている可能性があり、安易に壊してしまうと周りに深刻な影響を及ぼすおそれがあるのですね。


みんながもっと、生き物のことや生命の尊さを理解すれば、このような自然破壊は起きなくなると思うのです。


もし論文の予測が正しかったとすれば、向こう数十年の間に昆虫は絶滅し、それに伴い生態系も崩壊……結果、世界が滅ぶことになります。

これは巨大隕石が地球にぶつかるのと同じくらい深刻な状況です。

……もはや悠長なことは言っていられません。

はやく何とかしないと、本当に地球が滅びてしまいます。

今こそ皆が一丸となり、世界を救いに行かねば……!


世界を救うのはあなたです。

さあ勇者よ、今こそ台座に置かれた剣を引き抜くのです……!

もしかして友達ができるかも……人と本とをつなぐ三鷹の本屋さんに行ってみたよ

無人の本屋さん

先日このような記事を書いたのですね。

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東京都三鷹市無人で本を販売している古本屋さんがあり、レジにはまさかのガチャマシンが使われている、という内容だったのですね。

また、この記事の最後には、とても気になるので今度行ってみたいと書いたのですね。


……と、いうわけで!

早速ですが予告通り、あの後お休みの日に実際に現地に行ってみたのですね!

善は急げ!です。

なので今日はその時のことについて書こうと思います。


まるで「漏れ鍋」……電車を乗り継いで目的地へ!

私が住んでいるところは別のところにあるのですが、この時は他の用事も兼ねて町田にいたのですね。

……また町田が出ました……なんでも揃う、我らが都会!(?)

なのでそこからならば一度小田急線に乗って新宿まで行き、そこから中央線に乗り換えて三鷹駅を目指す、というルートが最短だったのですね、多分。

……少なくともNAVITIMEさんによれば「最安」ではありました。

なのできつねもそのルートで三鷹に向かったのですね。


三鷹駅………。


けっこうわかりづらい建物です……言われなければ駅ビルに見えないでしょう……たぶん。

とりあえず、事前にルートの調査は(「Google Street View」で)済ませておいたので、駅から迷うことはなかったのですね。

問題なのは帰ってくるときです。

……とりあえずその心配は後回しにして、大通りを抜け、裏路地に入り込み……人気のない道をしばらく進むのですね。


そして小さな公園のそばに……ありました。例のあのお店です。

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急いで撮ったのでちょっと写真が曲がってしまいましたが……噂通り看板が無いのですね。

おまけに小さく目立たないので、ここに本屋さんがあるということを意識していなければうっかり素通りしてしまいそうです。

まるでハリー・ポッターシリーズに登場する魔法の世界への入り口の1つである目立たない居酒屋……「漏れ鍋」のようです。

きっとこのお店の中に魔法の世界ならぬまだ見ぬ未知の本の世界への扉が隠されているのだろう。


いや、ですがここまでは予想していた通りです。
ここにアップするためにわざわざ自前で写真を撮りましたが、きつね、既に似たような写真をネットや新聞のそこかしこで見ていたのですね。

クオリティはそっちの写真の方がだんぜん上なのですね。


……そしてわざわざお店の外観を撮影している間に、どこからともなくやってきたおじさんが「ここか……」と言いながらお店の中へと入っていったのですね……見事に先を越されてしまいました。
きつねも後に続くのですね。


本当にガチャマシンがレジになっている店内

とりあえず中に入ると……本当に誰もいません。

そして本当にレジ代わりにガチャマシンが置いてあるのですね。

まぁ、事前に写真を見ていたので知ってはいたのですが、改めて自分の眼で見てみるとこれはこれでかなりのインパクトなのですね。

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……おまけになんだか絵になっています。

きつね、ガチャマシンというものがここまで幻想的になるとは思ってもいませんでした。

もし時間帯がもう少し「夕暮れ時」なら、ここで「黄昏のガチャマシン」を拝めたに違いありません。

きっと現実世界と魔法の世界……ではなくて、あの世とこの世の間を繋ぐ扉が開くトワイライトプリンセス的な世界観を、目の前のガチャマシンを通じて見られたことでしょう。

ですが残念ながらまだ時間は2前……黄昏時には程遠いのですね。

もっともガチャマシンの向こう側の窓は北側を向いているので、もし本当に黄昏時にここに来たとしてもそのような幻想的な世界観が演出されるかどうかは保証できませんが。


とりあえず……気になりました。

ここ、ガチャマシンはあるのに両替機が無いのですね。
きつねは来る前にネットの写真を見て予想していたので、事前に町田でしっかり両替してきたわけなのですけれども。


ともあれ、暫くおじさんとお話していたのですね。

……知らない人とこのようにお喋りするのはとても珍しいことなのですが、こういうのもこのお店の魔力じゃなくて魅力のようです。


近所の人たち同士が繋がる本屋さん……というのはこういうことなのですね、きっと。

 

……あれ……。

たしか元々の趣旨は「人と本が交流する」だったような……?

 

……、これはきつねが独断と偏見で感じたことなのですが、ここ、「人と本」どころか「人と人」をも繋いでくれると思うのですね……。

 

なのでこの記事ではとりあえずそういう趣旨のもとで話を進めて行こうと思います。

本来の趣旨から逸脱しているかもしれませんが、敢えて気にしないことにしましょう!


とりあえず、店内はこのような感じなのですね。

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ひじょうにわかりづらい写真で大変申し訳ないのですが……噂通り2坪ほどの空間に色んなジャンルの本が並んでいるのですね。

また色々な植物がところどころに置かれていたりと小さいながらもお洒落なのですね。


まるで地味ながらも独特のお洒落な魅力を持つ無印良品のようだ……!


……ところでここ、特に「撮影NG」みたいなことは書いていなかったのですが、こんな風に勝手に写真を撮ってしまって怒られないだろうか……。
大丈夫かな……。


……まぁいいか。


どうやら私と同じくおじさんも新聞を読んで来たらしいのですね。
なにやら奥さんに頼まれたようです……何とかの本を探していると言っていたような……?

とりあえず私も自分用に本を探します。カンブリアカンブリアカンブリア……カンブリア紀の動物の本があるかななどと思っていたのですが……無い!


……やはり少しマニアックすぎるようです。


そうこうしているうちに3人目のお客さん……お姉さんが入ってきたのですね。

ですがお姉さんとは特に会話をしなかったのですね……。
おそらく私とおじさんが普通に(まるで旧知の仲であるかのように)会話をしているので、友達同士か何かだと思って入り込めなかったのでしょう。


……何も見つからなかったのか、いづらくなったのか、お姉さんはすぐにいなくなってしまったのですが、とりあえずおじさんはなんだか好い本に巡り合えたようで、分厚い本を私に見せて「これを買うよ」と言ったのですね……値段は500円。

……ここ、前の記事に「値段は300円か500円か800円」と書いてしまったのですが、実際は「300と500の倍数なら何でもアリ」らしく、「1000円」とか「600円」とかもあったのですね……なんとまぁ。


なんにせよおじさん、気に入った本が見つかったみたいでよかったのですね。


……ですが百円玉を持っていなかったらしく、「五百円玉が使えない?まいった~」と言っていたのですね……。


そうです、ガチャマシンというものは百円玉(と最新型では十円玉も)しか使えないのですね。

なのでガチャマシンのそばにはほぼ確実に両替機が置かれているものなのですが……あいにくとここにはありません。


おじさん……どうやらガチャマシンを使うのは初めてのようです。

……ここはきつねが手助けしてあげねば……!

というわけで、両替してあげるのですね。あなたの使うぶんは大丈夫なのかと心配されたのですが、幸いなことに百円玉はたくさんあります。
来る前に町田のガチャコーナーの両替機で(ガチャも買わずに)両替したのでたくさん持っているのですね。

……弁解するようですが私以外にもガチャも買わずに両替だけしていた人がいたので……おそらくガチャコーナーの両替機というものは往々にしてこのような使われ方をするものなのでしょう。


ともあれ、無事にお金が揃ったところでついでにマシンの使い方も説明するのですね。
500円なので、「下の」マシンです。

「このマシンはバンダイさんの『カプセルステーションV(ファイブ)』です。ネットで3万円台で買えるのですね」などというマニアックなことまではさすがに説明しませんでしたが、「こんなのやったことないよ」というおじさんに対し「楽しいですよ!」と妙に力をこめて言ってしまったので、私がガチャマシンおたくだと思われてしまっても不思議ではありません。

とりあえず……めでたく欲しい本を購入し、お店を後にしたおじさんは、暫く外の公園のベンチにいたのですね。

……きっと本を読んでいるのでしょう。
私も本を買ったら後でお喋りでもしに行こうかな……。


……などと思ったのですが、カンブリアの本が無いのでした。

……どうしよう……まさかせっかくここまで来て何も見つけられずに手ぶらで買える羽目になるのでは……と思ったのですが、無事にちょっと気になる本が見つかりました……値段は300円。

……これでいいか(?)。

とりあえず……きつねは自分の本を買って……、「上の」マシンで300円を払ったのですね。

噂通り、中にはレジ袋が入っています。

青が300円、黄色が500円なのですね。


また、予想通りマシンの横のごみ箱はカプセル置き場だったのですね。

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中を見るとしっかり空のカプセルが入っていました。
きっとこのあと店長さんが来た時に回収して再利用するに違いありません。


……そういえばおじさんは……カプセルどうしていたかな……。
開封してここに入れて行ったかしらん……。


……おじさん!?


……どうにも肝心なところを説明し忘れてしまったようです……無事に本を買ったおじさんを、そのまま見送ってしまったのですね……。

……まぁいいか。


……いや!ダメです!
このせいでお店の運営経費がカプセル1つぶん余計に増えてしまうのですね!


……なんだか悪いことをしてしまいました……。


また、「本を寄付してくれる人が本を入れて行ってくれる」という噂の「木箱」もあります。

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この中にもイロイロと本が入っているようですが……おそらくまだ値段も付いていないものかもしれないので、この中身には触らないことにして……帰るのですね。


お店を出る前にまた新しい人……おばさん……が来たのですが……ほとんど入れ違いになってしまいました。

……ですがきつね、挨拶だけはするのですね。
おそらくこのようにして地域の人々の絆が強まっていくのだろう。


……これは!
まさに地域の人々の公共の本棚……なのですね。
もっとも私は「三鷹の人」ではありませんが……。


インターネットはもはや「地球(ほし)の本棚」と化していますが、ここは「三鷹の本棚」であるに違いありません。

きっと素敵な2人組の名探偵の片割れが、不可思議な事件の解決のために役立てるのだろう。


……検索を始めよう。キーワードは……。


まさに「一期一会」な不思議な空間

ところで、お店を出るとおじさんはもういなかったのですね……さっきまで公園のベンチにいたはずなのに。
きっと私が本を物色している間にいつの間にか帰ってしまったのでしょう……奥さんの元へ。

もう少しお喋りしたかったのですが……ちょっと残念です。

とりあえず私も帰ります……また今度来ようかな。


なんにせよ不思議な空間だったのですね……。
裏路地の片隅にぽつねんと佇んでいるこの妙な存在感や、ガチャマシンとは思えないほど幻想的なガチャマシンもそうなのですが、なぜかこの中にいる人たちとはお友達になれそうな気がしてくるのですね。

きっと私が「本を買いに・読みに来る」という段階を越え、「本を持ち込む」ようになればさらに、この「不思議な感じ」は強まっていくに違いありません。

まさにとても素敵な、人と本だけでなく人と人をもつなぐ「不思議な本屋さん」なのですね。

きっとこれは古本屋さんの未来の形に違いありません。


……おじさんにもらった五百円玉は大事に取っておくのですね。


……ただ、少し気になったこともありました……。

せっかく立派なガチャマシンがあるのに……両替機が無いのは問題です……。


私が現地に行く前に調査をして、両替機が無いことを知っていて、事前に他所のお店で両替して百円玉をたくさん持っていたからよかったようなものの……もし私も何も知らずに来ていたらおそらくおじさんも私も本が買えなかったかも……。


こ、これは……。

……うん。
きっと色々な事情で設置できなかったのでしょう。

両替機……安いものでも7万円近くしますし、おそらく常に電源を入れておかなければならないので24時間営業で運用するとなると待機電力もかなりかかってしまうのですね。

2つセットで3万円かそこらで買え、また電源も必要がないガチャマシンとはえらい違いです。


ですがここが全く新しいタイプの古本屋さんであることに変わりはありませんし、私としてもとても素晴らしい試みだと思ったことは紛れもない事実なのですね。


なんにせよ、帰り道は迷うこともなく無事に三鷹駅まで帰れました。
事前に「Google Street View」で散々道に迷っていたのが功を奏したのでしょう。


とりあえず……中央線の上まで出てきたので……せっかくなのでその足で秋葉原へ!

……行ったのですが、それはまた別の機会にお話することにします。