きつねとべっつりコーラのブログ。

きつねとべっつりコーラの2匹が、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。生物多め。

恐竜博2019に行ってきたよ!

東京上野公園にある国立科学博物館にて、ことし7月13日から10月14日までの間に特別展「恐竜博2019」を開催しているのですね。

こちら、公式サイトです。

dino2019.jp


さて、この恐竜博シリーズ……以前からちょくちょくここで開催しているのですね。

私が最初で最後に行ったのは恐竜博2005でしたから、相当な昔なのですね。

それ以降も開催されるたびに行きたいとは思っていたのですが、毎回毎回色々な事情で結局行くことができなかったのですね……。


……ですが!今年の特別展は運よく行く機会に恵まれましたので、見に行ってきたのですね。


なので今回はそのことを書こうと思います。


今回の展示の目玉はこのたびついにその全貌が明らかになった謎の恐竜デイノケイルスと、北海道から発掘された恐竜むかわ竜(カムイサウルス)なのですね。

この2体を中心に恐竜研究の歴史や絶滅の謎を追っていくのが今回の展示なのですね!

張り切って上野に行ってきました!

 

 

 

入館できない?ものすごい混みよう……先に常設展示でも!


……いきなり問題が発生してしまいました。

最後に科博に来たのは大哺乳類展2を見たときでした。

 

blog.kitsune-vetulicola.net


今回の恐竜博も会場は同じ場所(特別展示場)なのですね。

前回は割と簡単に入場できたので、今回もあっさり入れるだろうとタカをくくっていたのですが……入り口にはなんと「入場100分待ち」の文字が!


写真には撮りませんでしたが人ごみも凄まじく、我ながら読みが甘かったと……。


博物館に着いたのが11時過ぎで、そして入場が100分待ちで12時半……。

私は既にネットでチケットを購入しており、それを持ってきていましたからその程度で済みましたが、これから買う人はもっと大変です!チケット売り場にも並ばなければなりません。


……やはり9月の3連休に来たのがいけなかったのか知らん。

他に日程が取れなかったのでしょうがないと言えばしょうがないのですが……もう少し空いている時に来ればよかった……。


……諦めて帰ろうかとも思ったのですが、次にいつ来られるかどうかもわかりませんし、ここで退いてはせっかく上野まで来た足代と手間がもったいないのですね。


仕方がありません、100分待ちでもなんでもいいので、とりあえず入ります。


博物館の敷地内で整理券をもらい、指定の時間(12:30)に特別展の入り口に戻ってくるようにと言われました。


……つまり、100分待ちなのはあくまでも特別展示であって、博物館そのものにはちゃんと入れたのですね。


これは助かりました。先に常設展示でも見ていましょう。


前回の教訓で「常設展示にも行った方がいい」ということを知っていたので、今回は最初から常設展示にも一緒に行くつもりだったのですね。

本来は恐竜博を見終わった後で常設展示を見に行く予定だったので、順番が前後してしまいましたがこれはこれでかまいません。

 

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とりあえず……B2Fの「地球環境の変動と生物の進化」のフロアでこのアンハングエラ・ピスカトルの骨格を見て「プテラノドン」と言っている親子がいたのが気になったのですが……そのほかの常設展示については前回となんら変わらないとおもうので、特にここには書かないことにして……。


……大変余計なお世話だと思うのですが、翼竜を見たら何でもプテラノドンだと言ってしまう風潮は少々改めた方がいいかとおもうのですね。


特別展 恐竜博2019


さて……、100分たったのですね。

遅くなってしまいましたが、やっと特別展会場に入れました。


会場の入り口は大哺乳類展2と変わりませんが、中は大幅に変わっているのですね。

まったく本当に同じ会場なのかと思ってしまうほど様変わりしております。

 

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……入って早々このようなものが。(※画像の一部を加工してあります。)

これは「恐竜が恒温動物である」という現在主流の学説のきっかけとなった恐竜デイノニクスの解説と、その手や足の骨が展示されているのですが……、


……人、多いよ!!!


おかげで満足に写真も撮れないのですね……あの真ん中の筒の中にはデイノニクスのアイデンティティともいうべき巨大な爪がついた足の化石が入っているのですが、そこまでたどり着けませんでした。なんだか色々と欲求が消化不良になりそうな予感がします。

ちなみにここに展示されているデイノニクスの化石は全て「ホロタイプ標本」なのですね。

ホロタイプ標本とは、つまりここではデイノニクスという種を定義するための基準となる標本なのですね。

つまり、あとでまたデイノニクスっぽい恐竜が発見された時、このホロタイプ標本と照らし合わせることにより、本当にそれがデイノニクスなのかどうかがわかります。

なんにせよホロタイプ標本というのはひとつの種ごとに1セットしか存在しない、まさにとてつもなく貴重な標本なのですね。

どうやら今回の展示のために、わざわざ元々の保管場所であった博物館に無理を言って借りてきたようです。

 


……次、行きます。


序盤は全体として恐竜ルネサンス……これまで温血で動きの鈍い爬虫類だと思われてきた恐竜たちが、デイノニクスの発見をきっかけにして機敏な恒温動物であり、またその一部は鳥類の直接の祖先となったと考えられるようになるに至るまでの一連の研究の変遷……についてがメインなのですね。

素早く動いたり、羽毛が生えていたり、卵を守ったり、子育てをしたりとこれまでの恐竜観を覆すパラダイムシフトとそのきっかけとなった恐竜たちが展示されていました。


いつぞやここでも取り上げたシノサウロプテリクスの標本もあったのですね。

これは最初に羽毛恐竜として認知された恐竜としても有名ですね。

厳密には後で検証したところこれより前に発見されていたデイノニクスにも実は羽毛があったことがわかったわけなので、シノサウロプテリクスが「最初に発見された羽毛恐竜」というわけではないのですが、「最初に羽毛恐竜であると認識された恐竜」であることは間違いないのですね。

 

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……うまく撮れてないなぁ……。

人ごみをかき分けながら撮影したので手元が狂いすぎているのですね……。

こ……これは完璧主義の私としては納得がいきませんが……まぁ仕方が無いか……。


それで、その恐竜にまつわる考え方の遷移の中で生み出されたとある有名なものがあるのですね。

 

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案の定展示されていました。恐竜好きならば一度は見たことがあるであろうあの模型です。

ディノサウロイド……「恐竜人間」なのですね。

これはカナダのデール・ラッセルさんという恐竜学者の方が「もし恐竜が絶滅せずに生きて進化を続けたらこんなんなったんじゃないか」という仮説を元に1982年に発表したものなのですね。

最も知能が高かったのではないかと噂されるトロオドンという恐竜がモチーフになっています。
「トロオドンがさらに知能を発達させたら頭がもっと大きくなり、それを支えるために人間のように二足歩行になって……それに伴って邪魔な尻尾は無くなって……むふふ……」という諸々の想像の結果生まれたのがこの恐竜人間なのですね。

……今でこそトロオドンは羽毛に覆われてもふもふだったというのが通説になっていますが、当時のトロオドンはまだいかにも爬虫類然とした姿をしていました。
なのでそれを元に考え出された恐竜人間も爬虫類っぽいのですね(今からデザインし直すとすれば恐竜人間ももふもふになると思われます)。


それで、この恐竜人間……当時から賛否両論あったらしいのですが……、私としてもこれはちょっと…………ないわ~……なのですね。


一所懸命デザインしたラッセルさんには大変申し訳ないのですが、人型に進化している時点でそれは「あらゆる動物は進化を極めると知能が発達して人型になる」という前提が透けて見えるのですね。

それはつまり逆に言えば「知能が発達して人型になった動物こそが動物の究極の形態である」ということであり、ようするに「人類こそ動物進化のゴールである」というなんともエラそうな前提なのですね。

ですが、ご存知の通り進化というものはあくまでその時の環境によって偶発的に起こるものであり、そこに「必ず人型になる」といった予定調和はありません。

つまり、ある動物が進化をした結果どのような形の動物になるかは誰にもわかりません。


トロオドンは確かに知能が高い恐竜ではありましたが、進化を続けたからといってそのまま知能が発達していくという保証はありません。

もしかすると手技を極め、デイノケイルスのように手が異様に大きくなったかもしれません。

もしくは走り回っているうちに足が長くなったかも。

もしくは翼が発達して……また鳥とは異なる構造の翼になって……空を飛んだかもしれません。

もしくは海辺に進出してクジラのような姿になったり。


ようするに、同じ動物でも色々な姿に進化する可能性があるわけで、逆に言えば人類が人型をしているのももとはといえばその可能性の中の1つにすぎません。
言ってしまえば人間の姿とは「タダの偶然の産物」以外の何物でもないのですね。


……ですが人型になるという可能性も100%否定できるわけではありませんし、
ラッセルさんのこのキャラク……じゃない、模型が恐竜進化の研究に一石を投じたことには変わりませんから……これはこれでいいのだと思います。

 

きっと恐竜人間のファンもいるとおもうのですね。


……次に行きましょう。

 

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目玉の1つである恐竜、デイノケイルスなのですね。

近くで見るととても大きいです。
まるで伝説のポケモンなのですね。

ことし7月7日にNHKスペシャルで放送された「恐竜超世界」にも登場した恐竜です(デザインがそのまま同じですね。この展示にはNHKさんも関わっていますから当たり前ですが……)。

長年腕の部分だけしか見つかっておらず、正体は謎だったのですが、このたび全身骨格が見つかり、何とも奇妙なキメラ恐竜だったということがわかりました。

トロオドンやデイノニクス、ティラノサウルスなどと同じ獣脚類の仲間でありながら、元々肉食であったであろう口から歯が二次的に退化してくちばしのような形になり、むかわ竜のような草食性の鳥脚類を思わせる顔立ちをしています。

手の形状こそ獣脚類っぽい鉤爪ですが後ろ足の爪は蹄に近く、またスピノサウルスのように背中に帆まであるというキメラぶり……一体誰がデザインしたのだろうか。


……ですがそこが非常に魅力的でもある恐竜です。
あんな恐ろしげな手をしていて大人しい雑食恐竜だというのもギャップ萌えが凄まじいのですね。


「恐竜超世界」ではニコという名の雌のデイノケイルスが登場し、何ともドラマチックなドラマを見せてくれたのですね。

またNHKさんのマスコットキャラクターであるどーもくんと融合したことでも知られています。


……「恐竜超世界」から抜き出したと思われる動画が流れていたのですが……一緒に写り込んでしまいました。
よかったのだろうか……。

ちょうどタルボサウルスとの死闘のシーンです。(※念のため画面を灰色にぼかしてあります)

そういえばこの展示もタルボサウルスとセットになっていまして、おそらくこのシーンを再現しているのですね。

近くにいた親子が「ニコちゃんいるよ」「わ~すごい!」みたいな会話をしていたのですが……「ニコ」という名前を知っている時点でこの親子も恐竜超世界とリンクしたこの展示の世界観を楽しんでいたに違いありません。

……ん……ニコ……?

 

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……よく見るとこのデイノケイルス……背中の帆が欠けているのですね。

こっ……これは……!

恐竜超世界を見た人ならわかるはずです。

これはニコの特徴なのですね。

……つまり、ここにいる化石はニコ本人なのですね!!(正確にはレプリカですが……)

 

なんとまぁニコは「初めて全身が発見されたデイノケイルスの化石」がモデルだったとは……。思わぬ裏話を聞いてしまったような感じなのですね。

 

 さて、次にいきましょう。

 

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この卵の環……。
テレビのまんまです。

「恐竜超世界」ではニコがこのように卵を並べていました。
大きな恐竜が自分の卵を温める時に巨体で押しつぶさないように配慮してこのように並べるのですね。

巨大な体を持つデイノケイルスも例外ではなかったようです。

 

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前回の哺乳類展で哺乳類の歯が展示されてあった辺りにこのようなものが!

これはもう1つの目玉であるむかわ竜の学名が正式に決まった時の朝日新聞さんの記事なのですね(私もリアルタイムで読みました)。

科博の特別展は朝日新聞さんとも提携しているため、このような記事が展示されていてもおかしくないのですね。

「カムイサウルス・ジャポニクス」と書かれていますがラテン語の発音では「カムィサウルス・ヤポニクス」なのですね。Kamuy の y はラテン語的には口を丸めて「ウ」という時の口の形のまま「イ」と発音するアレなのですね。

なので誰が何と言おうとこのブログでは「カムィサウルス・ヤポニクス」と呼ぶのですね(?

なんにせよカムイはアイヌ語で「神」、サウルスは「むかわ竜」の「竜」の部分、ヤポニクスは「日本の」という意味なので、

「日本の神の竜」「日本の龍神」といったところでしょうか。

龍神は水や豊作の神であり、またむかわ竜の住処も水辺近くだったようです……?

それに「海の地層から発見された=海から復活した竜」「鵡川という川がある」「川で豊作」「シシャモ」からアイヌ……まさにぴったりの名前だ!……と音声ガイドで言っていたのですね。

 

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次の部屋に行くと……問題の骨格がありました。

手前の横になっているのが現物で、奥の立っているのが模型……のようです……?

なんとここまで部品が揃っているのですね……!
なんにせよ立派な標本です。


……デイノケイルスに続き2匹目を確認しました。


今度はシンオウ地方で神と呼ばれている伝説のポケモンなのですね!
きっと時間と空間を司り、場合によっては宇宙そのものを創り上げる能力を秘めているに違いない!

とりあえず、陸の恐竜であるむかわ竜が 海の地層から発見されたことにより、日本の恐竜化石研究に新たなる一石を投じた……のですね。

つまり、「今まで陸の地層ばかり探していたけど、海の地層も探してみたら恐竜が見つかるかも!」……となったわけなのですね。

 

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また、同じくシンオ……じゃなくて北海道出身の(?)モササウルス類であるフォスフォロサウルスの骨も一緒に展示されていました。

そういえば「恐竜超世界」でもモササウルスを取り扱っていました。
彼らは恐竜ではありませんが、同じ時代に生きた動物であり、恐竜や翼竜とセットで扱われるのですね。

ですがモササウルスは有鱗類……つまり、ヘビやトカゲと同じ仲間であり、もふもふなものもいた恐竜とは一線を画す存在なのですね。
果たして温血であったかどうかもアヤシアイ動物ですが、当時の海では頂点捕食者だったのですね。


このエリアの一角で4K動画が放映されており、そのモササウルスやカムイサウルスが登場していました。

……どう見てもNHKスペシャル恐竜超世界やダーウィンが来たの映像を編集したものだったのですが……声優の高山みなみさんがナレーションをしていたのですね。


……上白石萌音さんじゃないのですね。
権利の関係でしょうか……。


……まぁいいか。


それにしてもこのフォスフォロサウルス……

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……ホロタイプ標本!!

……つまり、これは「フォスフォロサウルス」を定義する基準となる唯一の標本なのですね!

とてつもなく貴重なものです……。

むかわ竜もそうか……。

 

またこの後は恐竜絶滅の謎についての解説と、生き残った恐竜たち(=鳥類)の秘密についてのコーナーがありました。

手前にお馴染みティラノサウルスの骨も展示されていましたが、お馴染みすぎる上にあまり上手く撮影できなかったので、ここには載せないことにします。

なんにせよ奥のコーナーには幾つかの当時の鳥たちの化石や復元図が展示されていました。

ディアトリマ(現ガストルニス)の骨格標本の脇を抜けて突き当りの出口のところまで行くと……

 

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……最後の最後に出てきたのがこの鳥。

どうやら「現生鳥類の分類体系に当てはめることができる最古の鳥類」なのだそうです。

未来に向かって進化した恐竜の究極の形態、言い換えれば恐竜たちが絶滅の時代を乗り越えて現代に残した最後の希望でしょうか。

「現生鳥類の分類体系」というのはつまり現在生きている鳥の属する目や科のどこかにこの鳥も当てはめることができるということのようです……?

分類が書かれていますがなんだか半分恐竜の分類になっていて、かんじんの鳥としての分類が一体ドコに属しているのかがわからないのですね。

鳥類-新顎類とありますから、とりあえずこの鳥が


鳥綱-真鳥亜綱-新鳥下綱-新顎上目


に属しているということはわかります。

現生鳥類は大きく分けると割と原始的な「古顎類」と、より進化した「新顎類」とに分かれるのですね。


古顎類にはダチョウやキウイなどが属し、
新顎類にはカモやフクロウ、タカなどが属しているのですね。


つまり、この鳥はダチョウやキウイなどよりもカモやタカに近い仲間なのですね……って見たまんまか……。


……新顎上目以下の分類は定かではありませんが、とりあえずこの鳥が比較的「最近の鳥に近い」鳥であり、そしてそれは白亜紀後期の時点で既に誕生していた、ということが見て取れます。


こ、これは……。


……そんな昔からこんなに「新しい」タイプの鳥がいたのですね。

そして既にこの鳥は声を出すのに必要な「鳴管」を持っており、既に鳴いていたのですね。

 

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……化石だとよくわかりませんが……。

 

化石ラボも!


さて……会場を抜けて第二会場に進むと……道沿いにこんな部屋が見えてくるのですね。

 

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……見るからに何かの研究室なのですね。
いやどうみても化石をクリーニングしているのでしょう。
こんなとこで!

 

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どうやらワニの化石のクリーニングを行っているようです。

 

……なんだ、恐竜じゃないのか……。

 

いや!ワニは現存する動物の中では最も恐竜に近い生き物のうちのひとつです。
ワニを知ることでおそらく恐竜についても色々知ることができるのでしょう。

これは是非……見なければ!

置かれている化石もすごく気になるのですね!

 

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……と思ったのですが、このような表示が。

 

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……なんと、お休み中だったのですね……。
クリーニング再開のめどは立っておりません。

というか、いつから再開するのかは書いてありませんでした……なんとまぁ。


おみやげものもあるよ


仕方がありません……。
ラボは諦めて、お土産を買って帰るのですね。


今回もいろいろとコラボグッズが目白押しなのだそうですが、私は図録が欲しいのですね。
大哺乳類展2の時もそうでしたが、このテのイベントで販売される図録は必須アイテムなのですね(※あくまで個人の感想です)。

この想定外の大盛況ぶり……残っているか不安だったのですが、ちゃんと残っていました。よかった……。


さて、無事に図録を手にしてレジに並んでいると、このようなものが目に飛び込んできました……。

 

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コトブキヤさんのHMMゾイド……だって!?

恐竜博限定「ボーンカラー」です!

ラインナップは「EZ-026 ジェノザウラー」と、「RZ-030 ガンスナイパー」……!


……まんまとやられてしまいました。
そういうものがあるなら最初からそう言って欲しいのですね!

恐竜博2005の時点で確かにタカラトミーさんのZOIDSで「ボーンカラー スナイプマスター」なんてのがありましたから、今回のこれも予測できたはずなのですが……まさかコトブキヤさんのHMMが来るとは!

迂闊だった……!


ですがここで遭遇してしまった以上、これは欲しい……。

お値段はジェノザウラーが8,200円、ガンスナイパーが4,200円……それぞれおひとり様3個まで!

むしろ3個も買える奴がいるのかよと思いたくなるほど高価なのですね。この規制に意味はあるのだろうか……。

……ジェノは流石に手が出せないとしても、ガンスナくらいなら何とかなるのですね。

ですが……売り場を見渡しても、ガンスナが見当たりません。


……どうやら完売してしまっているのですね。
みなさんどうやら私と同じことを考えていたようです。


……あ!

でもこれ、このあとちゃんと一般販売もするのですね。
……それならいいか……。

 

噂のガチャマシンも……


公式サイトに書かれていますが、今回のお土産の目玉の一つとして(?)、海洋堂さんとコラボした特性フィギュアがあるのですね。

 

dino2019.jp


実は私のチケットもこのフィギュア(のブロンズカラーバージョン)の引換券が付いているやつなのですね!


……図録を買うのに夢中で危うく引き換えるのを忘れるところでした。
あぶないあぶない……。


それはともかくとして、会場で販売されているのは「ブロンズバージョン」ではなく「フルカラー彩色バージョン」です。


……こちらもこちらで欲しいのですね。おひとつ500円ですが。


奥の方に地方のお土産物屋さんで見かけるような巨大なガチャマシンが6台(確か)もあり、おまけにその横には「予備の」カプセルたちが入った段ボールがうずたかく積み上げられています。

……きつね、実は売り切れを心配していたのですが、全くの杞憂だったのですね。さすが科博です。

ですが先ほどのZOIDSに同じく「おひとり様何個まで」のような制限があるかもしれません。
なのでいちおうマシンのメンテナンスをしていたお兄さんに訊いてみると、「他のお客さんで混んでいる時でなければ何回回してもOK」みたいなことを言ってくれたのですね。

なんと良心的な!


というわけで、結局3回も回してしまいました……。


……我ながら大人げないのですね。
後ですれ違った小さな男の子がたった1個のカプセルを後生大事そうに抱いているのを見て自分の行いが恥ずかしくなりました……。


……でも、フィギュアは全部で5種類……3つ買って、ダブらなかったとしても、コンプリートには程遠いのですね。


……などという考え方がそもそも間違っているのでしょう。
どうやらきつね、「カプセルフィギュア=全種買い揃えるまで回すもの」と思い込んでしまっているようです。
いやはや……完璧主義が怖いのですね。


なんにせよ、あとは記念メダルがあればいいな~などと思っていたのですが、

 

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……なんとまさかの売り切れなのですね。

すみっコぐらしとコラボしたものは残っていたのですが、私が欲しかったのはデイノニクスです。

しかもこれ……再販のめどが立っていないのだそうです。


……諦めるしかなさそうです……。

 

恐竜好きは必見のイベント


なんにせよ、多少混んでいましたが無事に恐竜博を見てこられ、また少しですが(?)お土産もGETできたのですね。写真もたくさん撮れたし。

 

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お土産……!

左の図録は後で開いてみてニヤニヤすることにしましょう。

右のは特別入場券についていたフィギュアセットなのですね。

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ブロンズカラーが渋いのですね……。

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中はこんな感じか。

なんだか月刊ゾイドグラフィックスを思い出したのはきっと私だけなのでしょう。

箱も豪華で……このまんまでも飾っておけそうです。

高いだけあって……。

 

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とりあえず、カプセルはまだ開かないことにします。


……あとはじっくり図録でもながめて思い出に浸ることにしましょう。


かんじんの恐竜博ですが、私としては非常に満足なのですね。
常設展示とは違って特別展はテーマがちゃんと決められているので、それを中心にわかりやすく、まるで物語を見ているかのように展示を楽しむことができます。

また事前にNHKスペシャルだのダーウィンだのを見ておき、デイノケイルスだのむかわ竜だのについての予備知識を得てから行くとより楽しむことができると思います。

私は事前に全部見てから来たので……、これらの恐竜の復元がNスペやダーウィンと恐竜博とで同じだったり、Nスペに出てきた内容がまた恐竜博でも違った視点で展示されていたりと、細かいところでニヤニヤすることができたのですね。


コラボ商品も商売の香りがプンプンしますがとても凝っていて面白いのですね。

特に海洋堂製フィギュアと特性ZOIDSに関しては、海洋堂さんのフィギュアやZOIDSが好きな私はニヤニヤしながら楽しめてしまいます。


同じように、すみっコぐらしやどーもくんやうまい棒が好きな人は、
コラボグッズである恐竜博×すみっコぐらしや恐竜どーもくんグッズ、うまいボーンなどをきっとニヤニヤしながら楽しむに違いありません。


ただ……休日に行ったためか、案の定ものすごく混んでいたので……一人でじっくり楽しみたい私としては少々駆け足になってしまった感が否めません。
やはり行く日は慎重に選んだ方がよさそうです。

もう1回……今度は空いている日にまた行けるといいな……。

 

カプセルはまた別の機会に開封してみようと思います。
せっかくなのでこのブログにもアップするのですね。

フジミ模型さんのカブトムシのプラモデルを組み立ててみたというだけの話

前回このような記事を書いたのですね。

blog.kitsune-vetulicola.net

フジミ模型さんが出しているクワガタムシのプラモデル……「自由研究22 いきもの編 クワガタムシについての内容でした。


フジミ模型さんは色々な生き物のプラモデルを出していることでも知られていますが、この「自由研究21 いきもの編 カブトムシ」は同クワガタムシを初めて見た時から気になっていたのですね。

……少々お値段が張るので暫く我慢していたのですが……


…………、実は結局買ってしまったのですね。

 

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モノがモノなので……どうせなら夏が終わる前に組み立ててしまいたかったのですね。

 


……きつね、なんだか最近こんなものばかり買っているのですね……。

というか、こんな記事ばかり書いているのですね……。

もう少し生産的にならねば……と自分でも思うのですが……どうにも生き物フィギュアから離れられないようです。

 


組み立ててみるよ


さて……、買ってしまったものは仕方がありません、言い訳を使い果たす前に組み立てるのですね。

箱を開けるとこのようになっております……

 

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……ここは前回(クワガタムシ)と同じなのですね。

とりあえず、ここはプラモデル組み立ての基本に忠実に……まずは部品点数を確認しましょう。

というわけで取扱い説明書を取り出します。

 

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……ぺら2枚……。

先日の「アクア・スパイダー」とはエラい違いなのですね……。

もちろんものが違いますから当たり前と言えば当たり前ですが……。


それにしても横にある小さな紙が気になります。

どうやら取説本体の表記に間違いがあったようで、その訂正パッチのようです。


《➊角の組み立て》……。


……のっけからエラーがあったのですね……。

なんにせよ部品は無事にちゃんと揃っていました。
……2匹分のパーツと、予備パーツまで入っているので割と確認がしづらいのですが大丈夫です。

 

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とりあえず、まずは「そこ」から組み立てます。

……動物のプラモデルってやっぱり頭から組み立てるのですね。

訂正後の説明を参考にして……ってこれは……ちょっと……む、難しいぞ……!

部品が非常に細かい上に凹凸の嵌め込みが結構カタいのですね……。

おまけに一応細くて折れそうな触角パーツの予備が付いているのですね。

当然ですが万一破損して交換することになった時には一度パーツを分解して組み立て直さなければなりません。

……予備うんぬん以前に、そもそも分解できるのだろうか……。

ええ、まぁ、例の如く凸部を削って事なきを得ましたが……。きっとこれで分解もできる……はず!?

 

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早くも頭部パーツが完成なのですね。

これはもう誰がどこからどう見てもカブトムシの顔なのですね。

細かい触角のディテールや大あごの尖った感じ、またカブトムシの萌えポイントの一つである(?)、つぶらなおめめもばっちり再現されているのですね。

こんなに勇ましい姿をしているのに目はまんまる……
それに、補強のためかはわかりませんが外骨格の一部が張り出してセパレートされ、独特な表情を作り出しているこの感じ……


……たまらんのですね。

 

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続いて前胸部を組み立てます。

……「❷頭」などと書かれていますが、ここは間違いなく「胸」なのですね。

 

こ、これは……。何かの間違いなのだろうか。

 

いや!

これほど精巧なプラモデルを作っているフジミ模型さんのスタッフの方々が、よもやそのようなカブトムシの基本を知らないはずがありません。
きっと先ほど頭部を「角」と呼んでしまった以上、いまさらこのパーツを「胸」と呼ぶわけにもいかず、便宜上「頭」と呼んでしまったに違いありません。

なんにせよこの部分はクワガタムシ同様、硬いパーツと少し柔らかめのパーツを組み合わせているようです。

つまり、同じく主に硬いパーツが外側の外骨格と関節球に、やわらかいパーツが関節窩に、それぞれ使用されているようです。

こんな精巧で合理的な構造を一体どうやって設計するのだろうか……。
いやはや、フジミ模型さん……大いなる自然の設計したものをプラモデルにするほどの技術力を改めて感じるのですね。

 

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……見覚えのある「胸の角」を取り付けて前胸部は完成のようです。

 

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こちらは中胸部なのですね。

外骨格の部分に翅や足を付けるための穴(関節窩?)がありますが……、実際の関節窩はその一つ内側に仕込まれたやわらかいパーツが担っているのはクワガタムシと同じなのですね。

外はカチカチ、中はやわらか。

このデザインはまさしく節足動物の本質を突いているのですね。

 

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後胸部と腹部……この辺パーツ分けされているところがクワガタと違います。

クワガタの場合は中胸・後胸・腹部が一体化して一つのパーツだったのですね。

この辺りはおそらくモチーフにする動物の体のつくりの違いの関係でモデル化した後にも違いがみられるのでしょう……多分。

このまま閉じてもよさそうなのに後ろ足を取り付けるための関節窩(やわらかいパーツ V3)をわざわざ中に仕込んでいるところ……徹底しています。

 

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上の2つを合わせます。

……よく見ると後胸部は2つのパーツにまたがっているのですね。

翅は最初のパーツ、後ろ足は後のパーツにずらして配置してあるようです。

これにより強度が上がったり……するのだろうか。

 

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さて……頭、前胸、中胸~腹が揃いました。

組み合わせて、そこに鞘翅を付けるのですね……

 

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……う~ん……鞘翅の閉まりがいささか悪いような……。

というか、ちゃんと閉まらないのですね!

クワガタムシではちゃんとピッタリ見事に閉まったのに。


鞘翅(前翅)というものは「甲虫」という生き物を甲虫たらしめるための決定的なキーパーツであり、彼らのアイデンティティそのものなのですね。

いうなれば鋏角類にとっての鋏角、甲殻類にとっての甲殻、多足類にとってのたくさんの足、三葉虫類にとっての縦に三分割された体と同じです。

前にも言いましたが……、この前翅がちゃんと出来ているかどうかは甲虫フィギュアにとってとてつもなく重要なことなのですね(※あくまで個人の感想です)


個体差で私の子だけかと思ったのですが……公式サイトよく見たら写真の子の翅も開いてるや……なんとまぁ。

 

www.fujimimokei.com


う~ん……この商品、ナンバリングからして「クワガタムシ」の前に開発されたものだとおもうのですね。
……つまり、もしかすると「前翅」の技術があまり確立されていない頃に作られたものなのかもしれません。

その後、カブトムシで前翅がうまく閉じなかったという反省と教訓を活かして(?)、次世代甲虫モデルとして「クワガタムシ」が開発されたのでしょう、多分……。

 

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……とりあえず、気を取り直して次に行くのですね。

次は「甲虫」うんぬん以前にもっと大きなグループ……、
昆虫含む「六脚類」のアイデンティティであるあのパーツ……


……6本の足(歩脚)なのですね。


なんと、カブトムシでは各足が2つのパーツに分かれているのですね!……また面倒な……いや、手間のかかることを……。

きっとこのつくりはカブトムシの足のリアルさを追求した果てに導き出された職人の知恵に違いない!

 

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とりあえず……組み立てるしかないのですね。

場所を取り違えないように慎重に組み立てます。

もし間違えたらどうなるんだろうなどというオソロシイことはこの際考えないでおきましょう。

 

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……できました。クワガタに同じくボールジョイントで本体に固定できます。

これで基節と転節の作り出す広い可動範囲を再現できるのですね。

後は本体を仰向けに寝かせて……

 

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嵌め込むだけなのですね。


……これで誰がどう見てもカブトムシなのですね!

 

閉じない翅は広げておいたほうがいい?

 

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さて、例の如く微妙な(?)台座パーツが付属しているので……置いてみます。

……せっかくですから……。


……それにしても閉まらない翅が気になるのですね。


なおこのキット、クワガタに同じく後ろ翅が別パーツで付属しており、飛行形態にすることができるのですね。

 

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かっこいい……!

翅が閉まらないのならこちらの形態にして飾っておこうか知らん。

クワガタムシと違ってカブトムシはなんとまぁバランスのいい体つきをしていること!

 

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かっこいいのでもう一枚撮りたくなってしまうのですね。

 

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さらに。

……しつこいですね。


しかし……。

個人的にはこの状態が良いとは思うのですが……この状態にも問題があるのですね。

本物のカブトムシに同じく、翅を広げる時は前胸部が下向きにスライドして、横に開いた翅の根本部分を受け入れる隙間ができるようになってはいるのですが………、

それでもスライドが甘いのか、開くとどうにも前胸部の甲羅と干渉しあうらしく、たびたび翅が取れてしまうのですね。

もちろんこのシリーズの翅は元々取りやすいつくりになっているのですが、簡単に脱着したいのは後ろ翅ですし、こうも勝手に前翅が取れてしまうとさすがに扱いづらいのですね……。

……きつねのスライドの仕方が悪いのか知らん……。


やはり色々な意味でクワガタムシの方が良かったような気が……。

 

あっでも実際のカブトムシみたいに頭(と角)を自由に動かせるギミックや、細かいところまで丁寧に作り込まれているところなどは素晴らしいのですね。

たとえばこの仲間の萌えポイントの一つである(?)お尻の先と翅が交わるところとか非常にらしくなっています。

クワガタムシのお尻のふちは割と鋭くなっていまして、そのため翅を閉じると先端がお尻と完全に一体化してしまうのですね。

その感じはまるで……斧の刃……いや、大きさと形状からするとノミの刃?
なんにせよ鋭い刃物をほうふつとさせます。

ですがカブトムシはクワガタムシとちがってコガネムシの仲間なので、お尻がふっくらとまるく盛り上がってはみ出しており、翅と完全に一体化はしないのですね。

これは……とっさに良いたとえが思い浮かばないのですね。
きっと何とも形容しがたい魅力があるのですね。

そしてこのプラモデルはそんなカブトムシのお尻の魅力をしっかりと再現できているのですね。

 


……模型のクオリティの高さを褒めるつもりだったのにお尻の出来栄えを引き合いに出すとは……一体私は何を書いているのでしょうか……。


……まぁいいや。

 

結局翅は閉じたままで

 

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……結局やっぱりこの状態で置いておくことにします。

ちょっと隙間があるのが気になるところなのですが、翅を畳んだ直後の甲虫ってこんなんなってますし、これはこれでいいのかな……。

少なくともこの状態なら翅が勝手に取れることはないのですね……。

 

ところでこのシリーズ、のちに(現在現役で)「自由研究25 いきもの編 クワガタムシvsカブトムシ 対決セット」なるものが発売されたのですね。

www.fujimimokei.com

(普通の)カブトムシ、クワガタムシとは違ってどうやら1匹ずつ、2匹入りで塗装もされているようです。

……実は迷ったのですが、結局普通のカブトムシを買うことにしました……なにしろクワガタムシがダブってしまいます。


このカブトムシの前翅のぐあいが改善されているのかどうなのか、個人的にはどうにも気になるところですが、それはこの記事の内容からはみ出してしまいますので、ここでは触れないことにするのですね。

 

かなりリアル?イーケイジャパンさんのアクア・スパイダー!

先日このようなツイートをしたのですね。

 

 

東急ハンズさんに展示されていた電子工作のクモのロボット(セアカゴケグモ?)がリアルだというのと、
そのロボットがしばらく見ない間に壊されてしまっていたという内容です。


最初のツイートの時点でかなり気になっていたのですが……、

 

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……結局買ってしまったのですね。


株式会社イーケイジャパンさんの電子工作「エレキット」シリーズの「アクア・スパイダー」なのですね。

マグネシウム燃料電池」なる今話題の(?)有害物質を出さない電池によって歩行するのですね。

以下、公式サイトです。

www.elekit.co.jp

ことし7月25日に町田の東急ハンズさんの展示を見て初めて知ったものなのですが……このキット自体は2012年にはもう発売されていたのですね……知らなかった。

 

なんにせよ、私がこれを買って組み立てることでせめてもの供養になる……かどうかはわかりませんが、とりあえず何らかの効果はあると考えられます(?


……と、いうわけなので、とにかく組み立ててみるのですね。

長くなりそうなのでもくじを入れるのですね。

 

 

 

開封 見た目はさほど難しくなさそうだけど……

 

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さて、ごちゃごちゃ余計なこと言ってないで開封してみるのですね。

これは電子工作のシリーズではありますが、見たところ普通のプラモデルと同じように組み立てられそうです。


……電子工作と聞くとどうしてもはんだごてが必要そうなイメージがあるのですが、きっと私はステレオタイプに惑わされているだけなのだろう。


パッケージの裏にパーツの写真がありますが……

 

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……見た限りでは簡単そう?

対象年齢が10歳以上で、組立時間の目安も1時間とあります。

なるほど、ならばコトブキヤさんの対象年齢15歳以上のHMMゾイドの常連で、なおかつついこの間もフジミ模型さんの15歳以上のクワガタムシを組み立てたきつねならもう少し早くできるだろう。


……などとたかをくくっていたのですが……。


実際に開けてみると、取扱説明書がやたらと分厚いことに気づくのですね。

なんと全部で19ページもあります。

前回組み立てたクワガタムシは確か紙一枚だったのですね。


いや、当然でしょう……やはりこれはタダのプラモデルではなく、燃料電池とモーターで動く立派な電子工作なのですね。

つまり、「電池で動く」という機能を持っているため、それを実装するための仕掛け部分が結構複雑になっているはずなのですね。


こ、これは…………。

……早くも「難しい」予感がしてきたのですね……。

 

ランナーは2つ 忠実なカラーリング?

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さて、組み立てるために必要なパーツのセット……いわゆるランナーは黒い「Aセット」と、クリアレッドの「Bセット」の2つに分かれています。


……まさにセアカゴケグモカラー!


見た感じではパーツ点数はそれほど多くなさそうです……多分。


赤いBセットは割と硬くてもろい感じの素材ですが、黒いAセットは弾力があり、結構しなやかにしなるのですね。

……これはつまり、パーツを外す時に手でゲート部分を折るのが難しいということなのですね。

手を使ってパーツを折り取ったり、ランナーとの接合部分をねじ切ることができれば、バリの出現は結構抑えられるのですが、今回はその技が使えそうにありません。


つまり、いちいちハサミだのニッパーだのでそれぞれの接合部分を切り離さなければならないということであり、そうすると必然的にバリができてしまいます。

……早い話が、ゲート処理には手間取りそうです。


本体組み立て シャーシ+パーツの構造?

さて……ごちゃごちゃとびびってないで早く組み立てましょう。

 

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組み立て図を見るとかなり複雑そうな気がしてきますが、よく見ると描かれているのは毎回同じパーツ……頭胸部の Sternum ……つまり胸板なのですね。

……どうやらこれは胸板の上にギアや足などのパーツを取り付けていき、最後に背板(=フタ)をかぶせるつくりになっているようです。

シャーシの上にパーツを載せていき、最後にボディをかぶせる。

なんだか私が昔夢中になっていたミニ四駆を思い出すのですね。これは初めて見る気がしません。

 

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さて……まずはシャーシである胸板を用意して……、記念すべき最初のパーツを取り付けます。

そのパーツとは……クモが属する動物のグループ「鋏角類(きょうかくるい)」の名前の由来でありアイデンティティであるアレ……クモ類に関して言えば毒を備え、獲物を仕留めるための最大の武器でもあるあのパーツ……


………「鋏角」……なのですね。


これを1番目に持ってくるあたり、製作者側のこだわりを感じさせるのですね。

やはりアイデンティティパーツを一番最初に付けるべきだという議論がチーム内で巻き起こっていたに違いありません。

 

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取り付け後はこんなかんじ。

赤い部品が蝶番関節となり鋏角が動くようです。

……なんとなく関節の位置が違うんじゃないかなどとツッコミを入れたくなってしまうのですが、きっと構造上の問題で仕方が無かったのでしょう(?

 

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さて……その後は走行機能のキモとなる(?)、オレンジ色の歯車を組み込み、鋏角以降の各付属肢を前から順番に取り付けていきます。

まずは第Ⅱ付属肢である触肢……それから第Ⅲ付属肢(第1歩脚)なのですね。

 

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……なんだかハウルの動く城の成れの果てみたいなのですね。


また、どうやら触肢は動かないようです。

……とても大事なことなので2回言いましょう。

 

触肢は動きません!

 

……クモの触肢って見てるとぴこぴこ動いて結構面白いのですが(ハエトリグモだけかな)……残念です……。


なんにせよ、ここから先は全ての付属肢を同じように淡々と組み込んでいくだけなのですね。

以前どこかのブログさんでこのアクア・スパイダーを紹介しており、「足の組み立てを間違えなければ後は簡単」と書かれていたのですが、確かにその通りなのですね。

流石はクモ型ロボットです……。

 

「基本構造は体節と付属肢で、あとは同じ構造の繰り返し。」

 

という節足動物の基本コンセプトを組み立て段階で見事に堪能できるのですね。

 

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足を全部取り付けた後。

さっきと比べると立派になりましたが……このまんまでは当然動かないので、続いて内部のカラクリ部分を入れていくのですね。

 

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お気づきの方もおられるかと思いますが、これ、実は足で歩くのではなくて胸板に組み込まれた車輪によって走行します。

つまり、各足はその車輪と連動して形だけ動くようになっているのですね。

……この辺なんとなくタカラトミーさんのZOIDSシリーズの「モルガ」を彷彿とさせるのですね。

……やっぱり初めて見る気がしません。

とりあえず、真ん中の歯車を左右の車輪で挟むことで車輪ユニット(仮称)が完成します。

車輪の向きは指定通りに合わせなければならないそうなのでここはちょっと慎重になります。

 

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本体と一緒に……。
……なんだか鼓のような形になりました。

 

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さて……車輪ユニット(仮称)と動力部であるモーターを組み込むとこんな感じになるのですね。

ここまでを見た限りでは動力系統は全部すべて頭胸部に集中しているようです。

腹部には電池を入れる所がありますが、それ以外はおそらくただの箱なのでしょう。

腹部でエネルギーを生産し、頭胸部で運動する。

……このへん実際のクモと同じなのですね。

 

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さて……いよいよシャーシの上にボディをかぶせます。

ボディはお馴染みクモの頭胸部の背板……つまり、頭と胸を兼ね備えたパーツであり、文字通りクモの顔なのですね。

……目はダイオードで光ったりするのかな……などと漠然と思っていたのですが、どうやらただのクリアパーツのようです。

 

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頭胸部背板、完成しました。

いかにもクモという感じなのですね。

左右にあるどういうわけかスポンジがついた小さなフタ(?)がうまく嵌らずに20分もぶっとんでしまいました。

パーツが斜めになっている上にはまり込む部分の凹凸の大きさがちょっと合っていない感じがしたのですね……右側だけ。

凸の方を削って事なきを得ましたが……まさか子供向けの工作でこのような高度なテクニックを使うことになるとは。

 

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シャーシに載せるとこの通り。

……だんだんとクモらしくなってきたのですね。

まぁ、この状態ではカニに見えなくもないですが、顔を見るとクモだとわかるのですね。

……4か所の凹凸で背板と胸板を接合するようになっているのですが……そのうちの1か所がどうしても完全に嵌りません。

上の小さなフタもそうですが、やはり全体として有機的な(≒リアルクモっぽい)形状をしているため、斜めや曲線が結構多く、パーツを押さえにくい感じがしました。

これはリアルさを追求した(?)作品であるため仕方がないとは思うのですが……それとは別に、背板を抑える時にうっかり目に触れてしまうと、眼のパーツが下の方に陥没してしまいます……。

どうやらシャーシのどこかに眼を抑えて固定しておく部分があるとかいうわけではなく、眼のパーツは完全に背板に張り付いているだけのようです。

一度陥没した眼を元に戻すには、鋏角のスキマからドライバーなどの細い棒を入れて押さえるのが良いようです。


また、パーツを嵌めるのに手こずるということは、言い換えれば外すのにも手間取るということなのですね。


……つまり、これは一度組み立ててしまうと分解が難しいのですね。


なんにせよ、(またしても)右の後ろに若干スキマができてしまいましたが……これ以上よくなる気配がありませんし……ええい、先へ進もう!

 

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というわけでお次は腹部を取り付けます。

腹部は車輪とハッチが付いているだけで案の定ただの箱でした。

電池をこの中にセットするようになってはいますが、糸を出す機能は無いようです。


………当たり前か……。

 

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一先ずこれで本体は完成なのですね!

これだけでも十分楽しめそうです。

えへへへ可愛いにゃぁ~!

 

マグネシウム燃料電池

 

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さて……お次はこの作品の目玉である(?)マグネシウム燃料電池を組み立てるのですね。

割と単純な作りでして、赤いケースとフタ、それから黒い電極と不織布、銀色の金属マグネシウムのシートの5つのパーツでできあがるようです。


……より正確にはここに塩水を垂らすことで初めて電池として機能するのですね。


なんにせよきつね、純粋なマグネシウムのみなんて初めて見た気がします。見た目や触り心地は割とアルミニウムに似ているのですね。

塩化マグネシウムの形で食卓の塩に入っているのはいつも口にしているとは思うのですが……。

向きが決まってはいますがこれはまぁいいでしょう。

 

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電池が完成しました。

 

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後はこれを背中のハッチから中に装てんすればいいのですね。

今はまだ乾いていますが、塩水が入っている状態ならこれで動き出します。

スイッチの類は特になく、電池を入れるとそのまま動き出すようです。


……それにしても電池……。

これで合ってるよね!?って思うくらい嵌め込むのに力がいりました……。

抜けなくなってしまいそうです。

……そういえばクモのお腹にはあからさまに大きな四角い穴が開いているのですね。

……ここから指を入れて電池を抜くのだろうか……。

 

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完成しました!

……さっきの写真とあまり変わりません。

電池が入っていようがいまいが外からではわかりませんね……。

 


メンテナンスにも対応?


さて……先ほど私が苦労して組み立てた頭胸部の後ろ左右にある、スポンジの付いた小さな「フタ」ですが……、
取説によると「内部に埃が溜まった時に、ここからそれを取り除くための穴のフタ」なのだそうです。

……なんと、メンテナンス用のハッチだったのですね!

しかもわざわざ外す時にドライバーを入れられる穴があったとは……組み立て直す時に気付かずに別の場所にドライバーを入れてしまいました。

なんにせよ、ハッチなら脱着しやすいように加工しておいて正解でした。

………でもそれより、そもそも背板そのものを簡単に着脱できる仕様の方がいいような気がするのですが……。


………。

と……とりあえず、全体的な印象としては……、


かなり組み立てが(物理的に)難しい個所がある気がするのですね。
パーツをシャーシに固定してからフタをかぶせる、という組み立て方式は確かにわかりやすいですし、組み立てやすいように工夫されているとは思うのですが……問題なのはその「フタ」が上手く嵌ってくれないことなのですね。

また、一度組み立てると簡単に分解することができないのですね。
いちおう頭胸部後ろの左右の背中側にメンテナンス用のハッチがありますが、こういうヤヤコシイものを設けるくらいなら最初から頭胸部の分解が簡単にできるような仕様にしておいた方が良かったのではないかと……。


パッケージを見る限りでは子供向けの学習工作キットという位置づけにはなっているようなのですが……、
組み立てといいメンテナンスといいいろいろとコツが必要ですし、こういう言い方をしてはアレですがこんなの子供にできるのだろうか……。


……ですが適度にデフォルメされつつもリアルなデザインは(動きも?)とても気に入りましたし、セアカゴケグモの(?)赤黒ツートンカラーも気に入ったのですね。

また通常では割と間違って描かれがちなクモの付属肢も、ちゃんとこだわって作り込まれていると思いました。

……関節ではないところが膨らみ、関節が一番細くなるようにできているのですね。

現物では中に筋肉が入っているわけですから当然なのですが、いかんせん脊椎動物の骨のイメージがあるのか、関節部分が一番太く描かれてしまうことが多いのですね。

また歩脚は全て上に「上げる」ことができるので……狭い場所に入り込むときなどにクモがとるあの独特のポーズも再現できます。

私としては……すごく満足なのですね……。

 

かんじんの動きはというと……

……実はまだ動かしていないのですね。

その辺に関してはまた日を改めてここに書こうと思うのですが……、

とりあえず、公式サイトを見る限りでは電池を入れると結構なスピードで走り回ってくれるようです。

またシャカシャカという足の動きもなかなかのものでして、木箱の中から逃走するアラゴグ……もしくは「ルパンの娘」に登場した盗聴器付きのロボット「カブトムシ初号機」を思い出してしまったのですね。

一先ず当分動かす機会はないと思うので(?)、このまんま飾っておくのですね。

 

……アクア・スパイダー。

……この子の呼び名は「ミズクモ」に決定なのですね。(そのまんま?)

既にダンゴムシじゃない「だんごむし4」 ようやくうちに来たというだけの話

先日私はこのようなツイートをしたのですね。

 

 


バンダイさんが出しているガシャポン「だんごむし」シリーズの第4弾のうち私が持っていない2種だけが両方合わせて2500円というなんとも高額なお値段でブックオフさんに売られていたという内容なのですね。

そんな高値で買ってたまるかとずっと踏みとどまっていたのですが……、


結論から言うと、結局買ってしまったのですね。


1週間ほどがまんしたある日、いつかツイッターで見かけた「買う理由が値段ならやめておけ。だが迷う理由が値段なら買え!」という誰かの名言が頭の中に響いてしまったのですね。


そしてまたお店に行ったら案の定まだあるではありませんか……!

……まるで私が買うのを待っていたかのように。


それに、

正規ルートで次回入荷するまでの待ち時間だの、
丁度いいタイミングで「だんごむし4」のガチャマシンに出遭える確率の低さだの、
出遭えたとしても引き当てる確率の低さだの、
そもそもマシンに出遭うためには何度もヨドバシさんに通う必要があり、そのためには時間や金銭的(切符代)なコストがかかる、

……だの、様々なリスクを検討すると2500円という値段が妥当に思えてきたのですね……。


きっと私はコストマネジメントの素質があったのだろう。
おかげでまんまとブックオフさんのいいカモになってしまったのですね。

いやはやなんとも………お恥ずかしいかぎりで……。

 

とりあえず開封

 

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さて……ごちゃごちゃ前置きが長くなりました。

こちらが問題のパッケージなのですね。

各々右上にある値段の表記が、まるで凄まじく高額な代償を支払ったという現実を突きつけ、私のしまりのなさを批判しているかように思えるのですが、とりあえず買ってしまったものは仕方がないのでこれはまぁ置いておきましょう……。

中身は既に「開封済み」です。
つまり、このシリーズでお馴染みの(?)、「ガチャマシンから出てきた直後に周りを覆っている透明なビニール」が既にはがされた後なのですね。


……写真だとかなりわかりづらいですが……。


開封済みということはつまり、
「最初に買った人が開封してから何らかの問題を見つけ、それが理由でブックオフさんに売りに来た」だの、
「最初に買った人がうっかり傷や汚れを付けてしまい、それが理由でブックオフさんに売りに来た」だののリスクがあるわけなのですが、とりあえず今回は目をつぶりましょう。

 

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裏面はこんな感じです……バーコードにブックオフさんの「購入済」シールが貼られているのですね。
レジのお姉さんが台紙に付いていたシールを貼ってくれたのですが、こういう丸い形のものって結構珍しい気がします。

他所のお店だと大抵こういうのはお店の名前が描かれたテープなのですね。

ブックオフさんにも確かテープがあったと思うのですが……ありゃ……?

 

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……さて……パッケージの話はあまり重要ではないと思うので置いておいて……。

開封するとこのようになりました。

………すっごく可愛い……のですね!
特にまんまるこがね……一体何なのでしょう、このいかにも「だんごむし新聞(取扱い説明書)」を大事に抱いてあなたにお届けしますと言わんばかりのポーズは!


まるで通信交換したポケモンがよく見ると後生大事に送り主からの手紙を持っていたというような可愛さなのですね!

ポケモンが持っている手紙にそのポケモンに対する送り主の熱い思いが込められているのと同じように、まんまるこがねが抱いている新聞には製作者側の熱い思いが込められているのですね。


なんにせよ、先ほど「問題があるリスクがある」などと言いましたが、外から見た限りでは特に問題無さそうです。


……そもそも店員さんが買い取る前にしっかり検品してくれているはずなので、当たり前と言えば当たり前ですが……。

 

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横はこんな感じです。

フチゾリのシルエットは……まぁ、予想通りなのですね。
この完全なまんまるではなく、いい感じに躍動感のある歪んだ球体か餃子のようなシルエットはフチゾリネッタイコシビロダンゴムシの魅力の1つなのですね。

これを見て体を丸めて防御する三葉虫を連想してしまうのはきっと私だけではないでしょう。

ふちのオレンジの塗料の部分が摩擦でハゲたりしないのかちょっと気になるところですが、頻繁に丸めたり伸ばしたりしなければ大丈夫でしょう。

こがねむしの方は「だんごむし新聞」を抱いているせいか少し輪郭が崩れていますがこれはこれで……。

 

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裏面はこんな感じです。

……こがねむし……翅は開かないのですね。

以前私はクワガタムシのプラモデルの記事「個人的に甲虫のフィギュアは翅の開閉が重要」などと書きましたが……残念ながらさすがにそこまでのギミックは再現されていませんでした。


……と、いうより、そもそもマンマルコガネって飛ぶのか知らん……。
むしろあの翅は開くのか知らん……。


甲虫の翅は体を守るための甲羅として進化したものですから、基本的に飛ぶのは苦手なのですね。
中には歩き回る生活に特化してしまい飛ぶのを忘れてしまった種類や、そもそも翅そのものが左右でくっついて開かなくなってしまった種類もいるのですね。

もしかするとマンマルコガネもそのうちの1つで、彼らの翅はそもそも最初から開かないのではなかろうか……。
もしそうだとするとこのつくりでも十分「本物らしい」のではないだろうか……。

……などと思って調べてみたのですが……残念ながらマンマルコガネの翅の秘密はよくわからなかったのですね……。
そもそもマンマルコガネ自体、資料が少ない謎に満ちた昆虫のようです。

 

なお、フチゾリはそれぞれの背板の重なり合いの部分で、下の背板が少し「膨らんでいる」というダンゴムシの体の特徴を見事に再現しているのですね。

……これはこのシリーズの他のモデルには無い特徴なのですが……第4弾でもついにフチゾリ以外には実装されなかったようです。

 

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さて、開いたところはこんな感じです。

フチゾリが「だんごむし新聞」をお腹の甲羅で抱えているのはいつも通りという感じですが、まんまるこがねはちょっと仕様が異なるのですね。
フチゾリよりもさらに小さく折りたたんだ新聞を中足と後ろ足で大事そうに抱えています。
おそらく内部の容積の違いでこのようになっているのでしょう。


……新聞の抱え方については大したことではなさそうなので次に行きましょう。

 

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足を広げるとこんな感じに……。

フチゾリはまぁ……いつものだんごむしなのですね。

まんまるこがねは流石にギミックが細かく、それぞれの足にちゃんと関節が付いていて動くようになっています。

この足を複雑に折りたたむことによりあのまんまる形態が実現できるのですね。

首関節と前胸-中胸関節がいかにもな蝶番関節で割と大雑把な気がしなくもないですが、これはこれでロボットっぽくて(?)いいと思います。

……でも腹部の構造は結構ざっくりしているのですね……。おまけにこの分厚さ……一体中にナニが入っているのでしょう。全部樹脂だとしたら相当な材料費です。いや適度に空洞があるに違いない。


口や下唇ひげ(小顎ひげ?位置的に。どっちでしょう……マンマルコガネの口器の構造がイマイチわからないのですが)もしっかり再現されているのがいいですね。

ちなみに触角はボールジョイントで接続されており、丸まる時には内側にしまうことができるのですね。

ただし足の跗節(それぞれの足の一番先っぽの関節)はただ付いているだけなのでボールジョイントのような柔軟性が無く、丸める時に左右でそれぞれ干渉し合ってしまいます。

……どうやらまんまるこがねを丸めるのには相当なコツがいるようです……?
先ほどちゃんと丸まっていなかったのは、単に新聞を抱えていたからという理由だけではなかったのですね。


………ここもボールジョイントにすればよかったのでは……。
コスト的に難しかったのか知らん。


ちなみに跗節は左右の足で長さが違うのですね。

おそらく丸める時にできるだけ干渉しないようにするため、先端の位置をずらすよう工夫されているのでしょう。


……単に組立が甘いだけ……などと思っては失礼ですね。

 

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こちら歩行形態です。

フチゾリは丁寧に模様が描き込まれ、よりそれらしくなりました。(実際のフチゾリネッタイコシビロダンゴムシにもこのような綺麗な模様があるのですね。)

きっとバンダイさんの工場で熟練の職人のみなさんたちが寝る間を惜しんで頑張ってくれたに違いありません。


まんまるこがねは表面の質感が塩化ビニールのように軟らかくて光が拡散反射するのですね。
ですが実際に触ってみると硬く、プラスチックだということがわかります。

最初は塗装されているのかと思ったのですが、どうやら単に表面の細かい凹凸だけでこのような質感に見せているようです。

いやはや……すごい技術なのですね……。

 

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さて……、無事に第4弾が全員そろったのですね!

今回はかなりのチートを使いましたが………そろったことに変わりはありません。

この子たちは大事に飾っておくのですね。

 

今までの子たちと一緒に

 

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ところで、ここまで来るとついやりたくなるのが、元祖フチゾリ(第3弾)との比較なのですね。

第4弾は模様が描き込まれただけでなく、基の色も若干暗めの茶色になっています。

……こげ茶のだんごむしと同じ色かと思ったのですがそれよりは明るいようです。

つまり、わざわざ新たに特別に第4弾フチゾリオレンジスポット専用の色を使っているのですね。

一体どうやって色を決めるのかはわかりませんが、この時点でデラックスな雰囲気がしますね。

 

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顔のアップ。(あんまりアップになっていないですが……)

複眼……はそのままみたいですが触角の仕様が少し違うような……?
色が変わったというだけでなく向きが違うのですね。

まぁ、これは丸まっていた直後なので曲がっているだけなのかもしれませんが……。
(確か第3弾の子も最初はこうなっていたと思います。)

 

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お腹周りの比較です。

これは……あんまり変わらないのですね。お尻のピンと口以外は。

案の定他の第4弾の子と同じく開閉するときの機構が変わっており、閉じた時にロックをかけるお尻のピンと口の穴のつくりが変化しています。

オカダンゴムシと違ってコシビロダンゴムシの尾肢内肢は目立たないので再現されていないのですね。いま気が付きましたが……。

 

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ただの穴だった第3弾と比べ、やはり案の定口らしい形になっているのですね。オカダンゴムシ(こげ茶と青パール)と比べるとなんとなく形状が「ゆるい」気がしなくもないですが。


足は……相変わらず関節が緩いのですね。

ここはまぁいいか……。

丸まる時に動く背中の関節は第4弾らしく(?)、第3弾よりも抵抗が強くなっており、ポーズの維持がしやすくなっています。


それから触角が少し長めに付けられていると思ったのですが気のせいだったようです。
単に開いた直後で根元が曲がっているので長く見えるだけのようですね……。

 

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さて……これでこのシリーズの中の「彩色済みだんごむし」は2匹目になりました。

1匹目は第3弾の「ゼブラ」なのですね。

比べてみるとわかりますが、両者とも「ベースカラーはプラスチックそのものの色で表現し、模様を塗装で描き込む」というところが共通しています。

……つまり、外から見える色全部すべてを塗装で賄っているわけではないのですね。

地の色と模様の部分とは質感が違うので触ればわかるのですが……こうも綺麗に違和感なく塗装されていると見事としか言いようがないのですね。


こんなに手間のかかりそうな加工をしてコスト的には大丈夫なのだろうかと余計な心配をしたくなるのですが、塗装組は両方とも「レア」扱いですから、あるいは数が少ないのかもしれません。

一説によると第3弾のゼブラは「1つのガチャマシンに2つしか入っていない」などとも言われていますから……フチゾリオレンジともども相当希少なのかも……?

 

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さて……こちらは大変個人的な話になりますが……。

同じお店で同じく「開封済み」の状態で買った第1弾(スペシャルカラー)の「ラズベリー」とも一緒に並べてみたくなります。

開封済み」だから何かしらの問題があるのかと危惧したものですが、さすがブックオフさん……そもそもそのような問題がある商品が売られているはずありませんでした。

つまり、開封するひと手間を勘定に入れなければ、「未開封」だろうが「開封済み」だろうが同じように楽しめるようです。……まことに余計で失礼な心配でした。

 

サカサダルマ……?

 

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さて……跗節同士が干渉しあい、なかなか上手く丸めることが難しいまんまるこがねですが……重心が頭の方に偏っているらしくこういう向きで置いた方が安定するのですね。

他の向きにしようとしても転がってこの向きになってしまうのですね。まるで起き上がり小法師のようだ……。

おまけにこの「中途半端に足を収納している」ポーズ……なんだか袖に手を入れて6本の腕を組んでいるみたいなのですね。


…………逆さ達磨!?


……何でしょう、頭の中でこのような謎のフレーズが……。
きっとこの子の名前に違いありません。

とりあえず……面白いのでこの子はこのままの状態で飾っておこうと思います。


……名称も「サカサダルマ」に決定なのですね。

自然公園に「空蝉」という名の抜け殻を探しに行ったというだけの話

セミのぬけがら……


先日Twitterにヒグラシらしきセミの抜け殻の写真を投稿したのですね。

 

 


この抜け殻……改めて調べてみるとどうやらヒグラシではなくツクツクボウシだったようです。
大きさが似たセミの抜け殻の判別はとても難しいのですね……。


ところで、セミの抜け殻は「空蝉(うつせみ)」などと呼ばれ、昔から人々に親しまれていたのですね。

「空蝉」という名称は俳句の夏の季語にもなるほどですし、昆虫好きな少年少女で夏にセミの抜け殻を集めたことのない人はまずいないでしょう。

どうやらセミの抜け殻には人々を引き付ける言い知れぬ魅力があるようです。


ですが……ちょっと気になったのですが……そういえば最近あんまりセミの抜け殻を見ない気がするのですね。

昔……子供のころは、夏になるとまるで夏の木の実が実っているかのごとくそこかしこに抜け殻がくっついており、洗面器が一杯になるほどたくさん集めたものです。

ですが最近は洗面器一杯どころか2,3個さえ見つからない気がします。

セミは全国的に数が減っていると言いますし、現に鳴き声もあんまり聞こえません。ひょっとしてその影響なのか知らん……。

それとも単に探す場所が悪いだけなのだろうか……。


きっともっと自然が豊かな場所なら、抜け殻もたくさん見つかるに違いない!


……と、いうわけなので……、近くの自然公園に行ってみたのですね。

 

町田市の自然公園


今回私が訪れたのは東京都(元神奈川県)町田市にある公園でして、芹が谷公園というところなのですね。


……結局また町田に来てしまったのですね。このブログでは割とお馴染みの地名です。


ここは自然公園から商店街、はては神社やらデパートやら家電量販店やら色々と面白いものがあっておまけにうちから割と近いので、何かと理由をつけてはちょくちょく訪れてしまうのですね。


きっとここならいい抜け殻がたくさん落ちているに違いない!


……と意気込んで来てみると……思った通り、たくさんあるのですね。地面に落ちている子もいましたが、殆どはちゃんと木や葉っぱにしがみついて羽化当初の姿形を保っているのですね。

おまけに頭上からは凄まじい音響でセミの声が聞こえてくるのですね……きつねの心配は早くも杞憂に終わったようです。


なんにせよたくさんありすぎてとてもじゃありませんが撮影しきれなかったので、ここは私の独断と偏見で適当に見繕ったいくつかの写真だけを載せておくことにします。

 

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アブラゼミの抜け殻なのですね。

植物の茎の塔をのぼり、その途中で羽化するというなんともありきたりなシチュエーションではありますが、言い知れぬ力強さを感じて思わず撮影してしまったのですね。

セミは羽化してから1,2週間で寿命を迎えてしまうと言われており(実際は1カ月程度生きることがわかっていますが)、カゲロウと並んで「短命の虫」の代名詞的存在になっています。

ですがカゲロウが「儚さの象徴」と言われるのに対しセミはそんなことはありません。


……きっとそれは、セミがそのがっしりとした体格や実際の力の強さ、また体の大きさに似合わないほどのうるさい音量で鳴くことができるという能力、また成虫になると口が退化してものを食べられないカゲロウとはちがって羽化しても相変らず旺盛な食欲を見せつけるという点などが相まって、「短命だがパワフルな昆虫」という印象を与えるからなのでしょう。

儚さを象徴するカゲロウに対しセミ「太く、短く」というみんなが憧れるこれからの時代の生きざまを象徴しているに違いありません。


きっとこの抜け殻から出てきたセミもこれから1か月の間森中に響くであろう大音量でお嫁さんを求めてジャイアンの歌声のごとき愛の騒音を鳴らし続けるに違いない!

ええ、まぁ、写真ではかんじんのところが隠れてしまっているので、この子の性別はわからないのですが……。

 

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ちなみにこの塔の上にはもう1匹抜け殻があったのですね。

……斜めになっているという、なんとも中途半端な体勢です。

羽化という一生に一度の晴れ舞台をこのような半端な体勢で迎えるなんて……きっとこの子は相当なバランス感覚を備えた器用なセミだったに違いありません。

 

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ですが上には上がいるものでして(?)、こちらの子はなんと逆さまなのですね。

……セミが羽化するときの体勢には特に理想も決まりも無いようです。

みんな本当に思い思いの格好で羽化に臨んでいたのですね。

 

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ですが、先ほどの子よりもさらに上を行っているのがこの子なのですね。

逆さまでもさらに頭を下に向けて……まっさかさま!

重力の助けを借りて出てくるつもりだったのか、はたまたこの体勢が好きなのか、定かではありませんが、こんな体勢でお着替えができるなんて、本当に器用なものです。

でも前足が葉っぱから外れていますから、もしかしたら羽化当初はもっと安定した体勢だったのかもしれません。


……こうして色々な妄想……じゃない、思いを巡らせることができる辺りも抜け殻の魅力なのですね。

化石と同じように、抜け殻には羽化当時の様々な情報が詰まっているのですね。


空っぽなのにパワフルなオーラを放っているところといい、羽化時の情報を記録しているところといい……こりゃ「空蝉」が人々の心をガッチリつかんで夏の季語になるわけです。


うん……?
と、いうことは……!

抜け殻は基本的に「その場から動かしてはいけない」ものなのですね、きっと。

むしろ抜け殻がとまっている木や葉っぱも含めて1つの完成された芸術作品となっているようです。

考えてみれば抜け殻とはその葉っぱや木などの足場に合わせた体勢で止まっているわけですから、一度その場から外してしまうともはやその体勢の意味が成り立たなくなってしまうのですね。


きつね、撮影した時に思わず抜け殻をいくつか持ち帰りたいと思い、またその手段が無いことを非常に残念に思ったのですが、写真を撮るだけでよかったのですね、きっと。


……ちなみに私の鑑定が正しければここまでの写真は全てアブラゼミなのですね。

 

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面白いのがあったので思わず撮影してしまいました。

なんと抜け殻の行進です!

種類の違うセミがこんな風に同じところで羽化するなんて面白いですね。
(縦に撮影したのですがこちらの方が面白い気がしたので、画像を敢えて横向きにしています。)

手前の小さな2匹はツクツクボウシでしょうか。
奥の左側の子はミンミンゼミに見えます。
とすると奥の右側の一番大きな子はアブラゼミ………うん?こ、これは………。


……この抜け殻、大きさといい模様といいきつねにはクマゼミに見えるのですが……きっと気のせいでしょう。


クマゼミは透明な翅とシャァシャァという鳴き声が特徴的な、大きな黒いセミですね。

このシャァシャァ音が実はミンミンゼミの鳴き声と同じ音の成分で出来ているらしく、セミにとっては同じに聞こえるらしいのですね。

紛らわしいので両者は住む場所を変えて棲み分けをしているようです。

そしてクマゼミ南方の温かい地方に住んでいるセミですから、本州にはほとんど生息していないはずです。

ええ、まぁ、きつねが子供のころよく行った広島にはたくさんいたので、私はクマゼミと言えば真っ先に広島を思い浮かべてしまうのですが……いずれにせよ東京にこんなセミがいてたまるか!


……と言いたいところなのですが、もしかするとこれは本当にクマゼミかもしれません。

実はクマゼミは昨今の地球温暖化のせいかどんどん北上してきているようで、最近では既に東京23区も陥落しているとかいう噂もあるとか、無いとか……。

ええ、まぁ、私もこの辺りで実際に鳴き声を聞いたことがあるので、これがクマゼミだったとしても別に今さら驚くようなことでもないのですが……。


クマゼミ以外にも、キマダラカメムシだのアオドウガネだの、南方の昆虫が温暖化の影響で北上してくる例は結構あるようです。

むしろキマダラもアオドウガネも今では普通にこの辺で見かけるので、私はそもそも彼らが南方の昆虫だなんて知らなかったくらいです。


生き物というものは自然界に存在するそれぞれの居場所(ニッチ)を絶妙なバランスで棲み分けることで生活しているわけですから、このような北上は割と深刻な問題なのですね。

じっさいキマダラカメムシは棲み分け相手であったクサギカメムシを、またアオドウガネも対を成していた(?)ドウガネブイブイを、それぞれ駆逐しながら進撃を続けていると言われています。

そしてクマゼミと対を成している(?)相手はミンミンゼミ……つまり、このままクマゼミが北上を続けたらミンミンゼミがいなくなってしまう可能性も……あるとかないとか。

こっ、これは………!!

ひじょうにまずい状況なのですね。
ちょうどコンビニのチキンのクオリティアップに伴いKFCの肩身が狭くなってしまったのと同じように、やがてセミの鳴き声の代名詞ともいうべきミンミンゼミのミンミンという声は、クマゼミのシャァシャァに取って代わられてしまうに違いありません!

こ、これは………

進撃の巨蝉……なのですね。

 

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面白そうだったので横からも撮りたかったのですが……ぼやけてしまいました。

やはりスマホカメラではなくデジカメを持ってくるべきだったか知らん……。

なんにせよ私は毎回自分のカメラと撮影技術の限界を感じてしまうのですね……。


余談ですが散々写真撮影に夢中になった後、何の気なしにこの木の裏に回ってみると……なんとスズメバチさんがアブラゼミを解体しているところだったのですね。
アブラゼミさんは木に止まったままお亡くなりになっていましたが……あれは自然に死んだのかそれとも仕留められたのだろうか……。

いずれにせよ、邪魔をすると確実に怒られそうだったので慌ててその場を離れてしまったのですね。


つまり、ハチとセミのツーショットは残念ながら撮影できませんでした。

本当は撮影したかったのですが、不用意に近づけば「アンタ、ナニ撮ってんの!」となるに違いありません。いやむしろあの時私はひじょうに危険な状態にあったのですね。


それにしてもこんな危険な現場に気付かずにすぐ裏側でのんきに抜け殻の行進を撮影していただなんて……。

ちょっとしたホラーなのですね。まぁ、相手も解体に夢中でこちらには気づいていなかったわけなのですが……。

 

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こちらは上手い具合にカメムシの子供とセミの抜け殻とが共演しています。

なんだか卒業生とそれを見送る在校生のような雰囲気なのですね。

両方とも同じ半翅目カメムシ目)の昆虫ですから、この取り合わせは理にかなっているのですね(?

カメムシの種類はわかりませんでしたがセミはミンミンゼミ……かな……?
アブラゼミとの区別が非常に難しいのですね……。

カメムシちゃんはこんなところにいて木の汁を吸えるのだろうか、とか、スズメバチに狙われたりしないのだろうか、とか、いろいろと気になることはありますがまぁ置いておきましょう。

 

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アブラゼミ……多分。

………これはなんとなく撮っただけなのですね。

1枚目に同じく登っていく姿が力強いのですね。


またセミの抜け殻はどういうわけか抜け殻であるにもかかわらず生き生きとした雰囲気がするのですね。

まるで今にも動き出しそうな……。


大抵の昆虫の抜け殻は弱々しく、すぐに潰れたりバラバラに壊れてしまいそうで、いかにも「抜け殻」然としています。

ですがセミの抜け殻は綺麗に「抜ける」前の形を保っているのですね。

セミの外骨格がそれだけ頑丈だということなのでしょうが、おそらくそれが抜け殻にある種の「力強さ」や「生き生きした感じ」を与えているのでしょう。


……これは季語になるのですね。

 

ハチが怖い森の中


さて、このような面白い抜け殻を撮影してしまった以上、他にも無いか気になってしまうのですね。

注意してみれば森の中は色々なものが見つかります。

鳥に襲われたのかバラバラになってしまったセミ……はよく見ますが、なんとこの時はカブトムシが落ちていたのですね。

殆ど前胸部から先しかありませんでしたが、近くを小さなアリさんの行列が通っています。
きっと食べられる場所を探していたのでしょう。


そこは小さな……人ひとりがやっと通れるような、丸太で補強された土の階段になっており、奥にはさらに開けた場所と、その向こう側には崖の上をゆく道が続いているのですね。


……なんだかおもしろい抜け殻が見つかりそうな予感がします。

思わず私はカブトムシの残骸をまたいで奥へと歩みを進めてしまったのですね。


……やめておけばいいものを。


階段を上ってすぐの開けた場所は、小さな崖を平たくて丸い広場に乗せたような複雑な形をしています。
真っ直ぐ行けば小さな崖の上ですが、登ってきた場所のすぐ左にもある階段を降りると、そこから崖の下に降りられるのですね。

そこからさらに広場のふちに沿って真っ直ぐ進めば広場を抜け、奥にある大きな崖の上を通る道に出ます。

広場の中にも崖の上にも何本も木が植わっているため、その表面に抜け殻がありそうな気がしたのですね。


……ですが、私の抜け殻探しはそう長くは続きませんでした。


広場に入って早々、登ってきたばかりのカブトムシの階段の上を、スズメバチが1匹こちらに向かってくるのですね。

飛び回っているので詳しくは見えませんでしたが、たぶんキイロスズメバチだと思うのですね。残像が綺麗なオレンジ色です。


おそらく先ほどセミを解体していた子と同じ種類……というより、同じ巣の仲間であると思われます。


ハチは地面近くを這うように蛇行しながら飛んできます。

動きからして落ちている食べ物を探している様子でした。


スズメバチは大人になると樹液や花の蜜、幼虫が出す栄養液などの液状の食物を食べるようになりますが、幼虫時代は他の虫の肉を食べるため、働き蜂が狩りをおこないそれらを集めるのですね。
このハチもどうやら適当な獲物もしくは落ちている遺体を探していたようです。

私には彼女が「ごはんごはん」などと連呼しながら飛び回っているのが聞こえてくるようだったのですね。


いずれにせよ……まずいものに出遭ってしまいました。
これはもはや抜け殻探しどころではありません。エンカウントする前に反対側にいくしかないのですね。


ごはんを探しているだけで積極的に襲ってくることはないとわかってはいるのですが……こちらに向かって飛んで来られるとやっぱり怖いのですね。
それに地面ばかり見ながらあんなジグザグな飛び方をして……近づこうものならうっかりぶつかってしまいそうなのですね。


そうしたらやっぱり「ちょっとアンタ!ドコに目ェつけてんのよ!?」となるに違いありません。


その場に根が生えたように突っ立ちながら見ていると、ハチは例のカブトムシの残骸に気を取られたようです。
「カブトムシ!」と言わんばかりに喜び勇んで一旦は地面に降りたのですね。

これは……きっとあれをお持ち帰りしていなくなるに違いない。

ほっとしたのもつかの間……ハチはすぐにまた顔を上げました。

私には「あら、殻しかないわ……」というハチさんのつぶやきが確かに聞こえたのですね。

おそらく食べられそうなところはアリさんたちが全部持って行ってしまったのですね。さすがにスズメバチでもカブトムシの殻なんて硬いものは食べられません。こ、これは……ひじょうに嫌な予感……。

そして案の定、ハチさんはまた「ごはんごはん」とこちらに向かってくるのですね……アリさん!!!

とりあえず左側の階段から小さな崖の下に逃げようと思ったのですが、それも問題でした。

なんと……こちらからも来ます。また別の「ごはんごはん」が!


きっとカブトムシを持ち帰ろうとした子……いや、おそらくセミを解体していた子とも同じ巣の姉妹に違いありません。
おそらくこのあたり一帯は彼女らの巣のお庭なのですね。


……この瞬間、私は思い出しました。

そうです。夏の森ではこういうことがあるのですね。しかも割と頻繁に。

子供のころ……何度ハチに退路を断たれ、仕方なく本来行きたかったはずの道とはちがう道に進む羽目になったことか……。

森に長居するときは五感を研ぎ澄ませ、常にハチの羽音と姿を警戒していて、ちょっとでも姿を見かければ一目散に反対方向に逃げたものなのですが……、


見事に記憶から抜け落ちてしまっていました。
夏にこうやって森へ出かけるなんて、長い間やっていなかったものですから。


いやはや……私もすっかり野生を忘れてしまっているのですね。


きっとこれからは縄とハーネスに繋がれ、よく訓練された犬たちに交じってドッグフードをもらいながら人間たちに尻尾を振って生きていくのだろう。

私はむしろキャットフードの方が好みなのですが……だの、犬小屋よりもお庭に穴を掘ってそこに住みたいのですが……だのという個人的な注文は一切受け付けてもらえず、「右の子がワンと鳴いたんだからあなたもワンと言いなさい」だの、「みんながそりを引いているのだからあなたも手伝いなさい」だの、「Aちゃんはお手ができるのに、なんであなたにはできないの」だのというみんなまとめて十派ひとからげにステレオタイプでこうだ、そうだ、こうあるべきだと決めつけられてしまう「出る杭は打たれる」的な環境でひとりだけ馴染めずに生きていく羽目になるに違いない!

私の得意な耳やジャンプや頭を使った仕事のやり方は完璧に無視され、評価もされず、ただひたすらにチームの和を乱さないよう気を付けながら犬たちにも頭を下げ続けるハメになるんだ、絶対そうだ!


……もはや暗い未来しか見えないのですね。


いや!今はそんなことを考えている場合ではありません!

なんとかして………この危機的状況から脱出しなくてはッ!!


階段を使わなくても、崖を直接滑り降りれば崖の下には行けます。
そうすれば後から来たスズメバチの背後に逃げることができるのですね。

小さな崖と言ってもちょっと高いですし足元がなにぶん不安定ですが……ええい、この際やってやろうか!


そう思って覚悟を決めた矢先、奇跡とも言えない小さな奇跡が起きたようです。


なんと、カブトムシの階段の方の「ごはんごはん」がいなくなっているではありませんか!

カブトムシが殻しかなかったので諦めて別の場所に行ったのか、それとも反対から来る仲間の姿を見つけて「ここはアイツに任せるか」と身を引いたのか、定かではありませんが……、

……なんにせよ、これは吉兆です……いや、見たまんまです!


……元来た道を戻るだけなのですね。


どこかに隠れているだけだったらどうしようと思ったのですが、最初のスズメバチは本当にいなくなっていたようです。

とりあえず無事この囲い漁のごとき包囲網から抜け出すことができたのですね。

……あまりにも慌てて戻ったのでアリさんの行列を踏んづけてしまわなかったか不安なのですが……。


割とたくさんあった抜け殻


なんにせよ……セミが減った減ったと言われている割には公園の中は抜け殻だらけでしたし、セミ自体もまだたくさんいるようでしたから……そこはひとまず安心しました。

ええ、まぁ、本当に公園の中だけかもしれませんから油断はできませんが……。

もしかするとここはセミの最後のフロンティアのうちの1つなのかもしれない……。

 

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ところで、セミやハチ以外にも実は他にも虫に遭遇していたのですね。

公園の町田駅側の出入り口の近くにこんな子たちがいました。

……これはタテハチョウとカナブンでしょうか。チョウチョの方は翅が閉じたままなので種類までは特定できなかったのですが……2匹仲良くこんなところで木に頭を突っ込んで一体ナニをやっているのだろうか……。


いやはや……セミも昆虫もこの公園の生態系も、守り続けて行かねばならないと思った一日だったのですね。


町田には他にも薬師池公園なる自然公園があるそうですから、今度行ってみたいのですね。

既にダンゴムシじゃない「だんごむし4」 スイングと同じ方向に進化?

ついに……出たのですね!

しかもたぶん初日に遭遇できたのですね。夏の暑い中ヨドバシさんで待っていた甲斐がありました。


………バンダイさんのガシャポンシリーズ、「だんごむし4」のことなのですね。


シリーズに関してはこちらに公式サイトがあるので知らない方にはこれを見て頂くとして……。

 

gashapon.jp


……とにかく!

今までこれは第1弾~第3弾、そして番外編の(?)「まるまるスイング」の計4つのシリーズが発売されていたわけなのですが、今月晴れてその最新作である第4弾が出たのですね。

 

だんごむし4

さて……問題の第4弾です。

このシリーズはその名前の示す通り、ラインナップすべてがダンゴムシで構成されており、基本的には単純なカラーバリエーションで商品の種類を増やしているだけなのですね。

……つまり、弾ごとに色こそ違っていますが、すべてダンゴムシであるということに変わりはありませんし、色が違うだけで形そのものは大差がないのですね(厳密には弾ごとに形状も微妙に改良されていっているのですが)。


ですが……今回の第4弾はそんなだんごむしシリーズの常識を見事に打ち破ってくれたのですね。


上記のリンク先のサイトによると第4弾のラインナップは

 

  • こげ茶色のだんごむし
  • 青いだんごむし(パールブルーバージョン)
  • まんまるこがね
  • フチゾリネッタイコシビロダンゴムシ(オレンジスポットバージョン)


……の4種です。


こげ茶色は新しいカラバリ、青パールとフチゾリは以前の弾で登場したもののリメイクですが……他になんと、「まんまるこがね」とあります。

マンマルコガネは危険を感じるとダンゴムシのように体を丸めて防御する甲虫であり、一説には某ロボットアニメに登場する丸くなるロボットのモデルではないかと言われている昆虫ですね。

……そう、昆虫なのです。

これによりだんごむし史上初めてラインナップにダンゴムシ以外の生物」が登場してしまいました。


と、いうより、それはもはや「だんごむし」ではないのですね……「だんごむし&まんまるこがね」なのですね!


青がリメイクされたことにより第1弾の3種全てのリメイクが達成された、だとか、フチゾリがリメイクされてリアルになった、とか、いろいろと気になるところが多い第4弾ですが、一番のインパクトはなんといってもこのまんまるこがねです。


きっとまんまるこがねを手にすること無くしてだんごむし第4弾を語ることはできないに違いない!(※あくまできつねの感想です


ともあれ、サイトでは例の如く「8月の第2週より順次発売」と書かれています。

8月第2週の最初の日は4日の日曜日……きっとこの日にいつも私がだんごむしを買う町田のヨドバシカメラさんに行けば第4弾が待っているに違いありません!


……と、いうわけなので……日曜日に探しに行ったのですね。


売り出したのは火曜日?

さて……期待に胸を膨らませて来たきつねでしたが……結局この日に遭遇することはできませんでした。

何だか以前こちらの記事で紹介した「まるまるスイング」が復活していたのですが、かんじんの第4弾はありません。


……きっとおそらくスイングを売り切ってから店頭に並べるのでしょう。


とりあえずしばらく待つしかなさそうです。

ええ、まぁ、待っている間にスイングを回したら、唯一持っていなかった水色が出たわけなのですがその話はまた別のところで……。

きつね、最近ガチャマシンを覗くと次に出るカプセルがどれかわかるようになったのですね。

 

結論を言うと、私が第4弾に遭遇できたのは火曜日なのですね。

このマシンラベルは遠目から見てすぐに分かったのですね。

 

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こ、これは……。

そのまんまですね。


もう回すしかありません。


とりあえず、2回回すといい感じに茶色と青パールが出たのですね。

ですがかんじんの(?)まんまるこがねが出ないのですね。


もう一度回そうかしらん。


ここで気になるのは例の貼り紙です……このシリーズはたいへんな人気があるため、毎回「お1人様2回まで!」と書かれた紙がマシンに貼ってあるのですが、今回はそれがありません。


……と……いうことは……!!!!


……いや、だからといってここで3回目を回すのはキツネとして……じゃない、人としてどうなのかと……。


ええ、まぁ………………結局回しましたが。


……やはり欲望には勝てないのですね……。


まんまるこがねの神様もそんなきつねに失望したのか、こげ茶がダブってしまったのですね。


……仕方がありません、まんまるこがねはまた次回来た時に出そうと思います。

 

開封 第3弾からさらに改良が!


さて……、あきらめがついたところで……お待ちかねの開封タイムです。

これが問題の品物なのですね。

 

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……今更ながら3つも回してきてしまったことを後悔し始めたのですね。あれでお店に余計な迷惑が掛かっていないか知らん……。

と、いうより、私の後で来たどうしてもこげ茶が欲しい人が、私がこげ茶を引き当ててしまったばっかりにまんまるこがねしか引き当てられなくなって落胆してしまったりなんてことは……。

………などという余計なことは考えないようにしましょう。

 

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なんだか左の2匹は左右で閉じ具合に差がある気がするのですが……。
青は右側、こげ茶は左側つまりカメラに写っている方がそれぞれ大きく開いているのですね……。

まぁ、きっと誤差なのでしょう。

丸くなった時に左右非対称になることはこのシリーズではよくあるのですね。


とりあえず、こげ茶ちゃんは2匹いるので……1匹は未開封のまま置いておくのですね。

というわけなので左右の誤差が気になる(?)左の2匹だけ開封することにします。

 

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う~ん……やっぱりスキマがあるような……。
だんごむし新聞を抱えているせいでしょうか。

だんごむしシリーズはカプセルがありませんから、普通のガシャポンではカプセルに入っているはずのブックレットや取扱説明書に当たる「だんごむし新聞」はだんごむし本体が抱えているのですね。

 

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前から見るとわかりやすく偏っています……反対側はちゃんと閉じているのですね。

 

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とりあえず、開きます。

案の定ですがだんごむし新聞を抱えて……って、ん!?

待ってください……2匹の口元……

 

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こっ……これは……!!!!!

丸まる時に体を固定するお尻のピンと口元の穴の作りが、先日紹介した小さい方のだんごむし(だんごむしスイング)と同じ仕様になっています。

なんと、「逆輸入」なのですね!!


やはり開発者側も口元がよりリアルに見えるこの新しい仕様を気に入っていたに違いありません!
それに心なしか顔の他の部分も結構リアルに作り込まれているのですね!なんだかモスラの幼虫みたいなのですね!

 

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足を広げるとこんな感じ。
触角や足の感じは見たところ第3弾とそんなに違いは無いように見えるのですが……とりあえず開封したばかりで結構曲がっているので、しばらく放置して伸びるのを待つことにしましょう。

 

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それで、案の定だんごむし新聞(第4号)はまんまるこがねの話題でもちきりなのですね(?

それにしても「驚きの生体!」って……「驚きの生態」の誤字でしょうか……。以前にも「触角」を「触覚」と書き間違えていたり、だんごむし新聞は割と誤植が多いのですね……。

まぁ、読めますからいいですけど……。

それにしても新聞の紙質が第3弾の時の茶色い用紙から元の白い紙に戻ってしまったのですね。

あの茶色はきっと当時初登場したフチゾリネッタイコシビロダンゴムシの色を象徴していたのでしょう。
結構気に入っていたので元に戻ってしまったのは割と残念な気もするのですが……。


なんにせよ今回は残念ながらまんまるこがねを手に入れることができなかったので……まんまるこがねの紹介の項目に関してはまたの機会に!

 

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2匹並べてみたところ。


「まるまるスイング」以降、アルビノ以外の子も眼に色が塗られているのが当たり前になりつつあるようです。

第1弾が発売された頃は「白(アルビノ)だけ目が赤く塗られていて豪華~」だなんて思っていたものですが、前回のゼブラといい今回のフチゾリオレンジスポットといい、最近ではレアキャラの豪華さ加減がどんどんエスカレートしてきており、また普通の子でも目が塗られるという徹底ぶりです。

もはや製造コストと比べてちゃんと採算はとれているのだろうかなどと余計な心配をしてしまいたくなるのですが、そこはバンダイさん……きっとうまくやっているに違いありません。


それにしてもなんとなくこげ茶ちゃんは第3弾のフチゾリちゃんを思い起こさせるカラーリングなのですね。
もしかして同じ色か知らん。

 

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気になったので比べてみたのですね。

………こうしてみると初代フチゾリちゃん(第3弾)の方が明るい色なのですね……。こげ茶の子が「こげ茶」と呼ばれているゆえんがわかります。

 

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で、ここまで来るとやってみたくなるのが青パールちゃんと初代青ちゃんとの比較なのですね。

初代青ちゃんはこのブログでは紹介していませんでしたが実はいつの間にか手に入れていたのですね。それについては後でもまた触れますが。

なんにせよさすがにパールカラーだけあって深みがあります……。

ただしiPhoneの自動色調補正の影響を多分に受けてしまっておりますので……実際の色とは大分異なるかと……。

 

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裏を見ればその違いは一目瞭然。
同じお値段でここまでクオリティが上がるなんて……技術の進歩はすごいのですね。

初代青ちゃんも十分綺麗なのですが、青パールちゃんの前だとなんとなくかすんで見えてしまうのですね……まったく同じことを白パールちゃんについて書いた以前の記事でも言っていた気がしますが。

 

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せっかくなので先日GETしました「まるまるスイング」の水色ちゃんとも比べてみます。

……他の色と違っていまいち親子っぽくならないのですね。

青と水色ですからそもそも比べようがないのですが……。

 

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例の口元とお尻のピン……やはり「まるまるスイング」からもかなり改良されているようです。

特に口の穴は構造が二重になり、より強度とホールド性を増したようです。

パーツ形成も非常にしっかりしています。でかいだけあって……。


また各体節の間の関節の硬さも少し上がっている気がします。

つまり、関節の保持力が強く、動かした時の抵抗が第3弾までに比べて強いのですね。

これは「まるまるスイング」の時点でもそうだったのですが、これによりポーズの保持がしやすくなり、また丸めた後にもより安定した球体になるものと思われます。

……が、個人的にはここは別にやわらかくてもいいと思うのですね……。

まぁ、どちらでもいいですけど。

 

 

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とりあえず……並べてみるのですね。

真ん中のこげ茶ちゃん(2号)はこのまま大事にしまっておくことにしましょう。

 

初代3匹のリメイク完了?

さて……なんだか大事なことを忘れています。

初代だんごむしのラインナップは黒、青、白の3色でしたが、第3弾の時点で既に黒と白がリメイクされていたのでした。

そして今回ついに最後のメンバーである(?)青がリメイクされ、3匹全員のリメイクが完了したのですね。

これは新旧2通りのトリオを並べてみるしかありません……!

 

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まず、こちらがその初代(第1弾)の3匹なのですね。

……きつね、青ちゃんだけどうしても手に入れられなかったはずなのですが、結局いつの間にかそろえてしまっていました……。

いやはや……ブックオフさんの力は偉大なのですね。

なんにせよ、彼らが発売されたのは去年のちょうど今頃……私が出会ったのも9月14日……なんだかとても懐かしい気がします。非常に人気で買い逃したため実際に買えたのは11月に入ってからでしたが……。

 

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そしてこれが今回青パールが加わってリメイクが完了した「リメイク3匹」なのですね。

……もはや見た目からして豪華になっているのですね……。

 

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実際青パールは白パールほどパルパルしていませんし(写真だとわかりづらいですが)、黒に至ってはパールですら無いのですが、とりあえずこのリメイクの3匹を便宜上「パール3匹」と呼ぶことにしましょう。

………あんまり意味が無い……?

 

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全員並べてみました。(真ん中にこげ茶を置きたい?)

こうしてみてみると確かにクオリティが格段に上がっているのがわかります。
今回もきっと、上に書いた以外にも真のダンゴムシマニアが見てやっと気づくような細かい改良が重ねられいてるに違いありません。

ですが……やはり新旧どちらがいいかと聞かれたら、私はどちらだとも答えられないのですね。

初代も第4弾もそれぞれ違う魅力がありますし、それに第1弾には非常に苦労して手に入れた思い出が詰まっているのですね。


これは一概に甲乙を付けられるようなシロモノではありません。

 

いや、そもそも甲乙だなんてそんなこと、考えること自体が間違っているのでしょう。

第1弾だろうが第4弾だろうが多くのファンを魅了しているだんごむしであることには変わらないのですね。

私も新旧等しく公平に愛せるファンでいたいのですね。

夏にクワガタムシのプラモデルを組み立ててみたというだけの話

早いものでもう7月も終わり、8月に突入してしまったのですね。

そろそろ夏休みも真っ盛りなはずですから、きっと海には磯遊びの、山には虫取りの子供たちがわいわいと駆け回ってるに違いありません。


ところで2月ほど前、このような記事を書いたのですね。

blog.kitsune-vetulicola.net


町田のお店でクワガタムシのプラモデルを買った、という内容ですが……長い間組み立てる機会が無く放置してしまっていたのですね。


ですが季節が季節ですので、さすがにそろそろ組み立てた方がいい……というか、むしろ今組み立てるのが季節的に妥当なのではないか……などと思ってみた今日この頃なのですね。

 

……と、いうわけで、作ってみたのですね。

 

フジミ模型さんのクワガタムシ

 

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まずはずっとしまいっぱなしだった例の箱を引っ張り出してきます。

……今回はプラモデルということなので、柄にもなくテーブルに新聞紙を引き、カッターボードの上で作業をしようと思い立ったのですね。

一応ハサミとカッターナイフなどの工具も用意してあります……写真に写ってはいませんが。

とりあえず、箱を開けるとこんな感じなのですね。

 

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……ここまでは前の記事にも書いたのですね。

当然ですが今回はただのフィギュアではなく自分で組み立てるわけですから、まずは取扱説明書を見て、内容を把握しなければなりません。

 

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……流石対象年齢15歳以上のプラモデル……割と複雑そうです。プラモデルなんて何年ぶりか知らん。というか、できるのだろうか……。


……などとひるんでいてはいけません。

クワガタムシは野生の生き物ですから、ロボットや戦闘機なんかと比べればまだ難易度は低いはずなのですね。


少なくともコトブキヤさんのHMMゾイドシリーズと比べればはるかに楽そうです。


とりあえず、説明書の上にはこのような記載がありました。

 

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アンダータッチゲート………。

どうやら道具を使わずに部品を切り離すことができ、またゲート処理も必要としないという画期的な(?)技術で形成されているようです。


……一気に難易度が下がったのですね。


柄にもなく用意した道具たちですが、早くも出番が無くなってしまったようです。


……とりあえず、まずは頭部パーツから組み立てるようなので、部品を出すのですね。

 

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この商品は1箱に2匹入りですから、当然部品も2匹分あるのですね。

とりあえず今日のところは1匹だけ組み立てることにします。


……それにしてもさすが昆虫です……パーツが繊細なのですね。

それなりに弾力はありますが、いかんせん触角まで硬い素材でできているので……うっかり折ってしまわないか不安なのですね……。

 

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向きがバラバラになるといけないので……組み立て図の上にそれぞれの部品を置きながら作業します。

きつね、こういうのはいつも説明書の上でやってしまうのですね。
案の定カッターボードも必要無かったかしらん……。

パーツの大きさ的に、大顎を付ける前に触角を付けた方がよさそうです。

こういう隙間なくパーツが並んでいるところでは、大きなパーツを先に付けるとそれが邪魔になって小さなパーツが付けにくくなってしまうのですね。

 

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組み合わせるとこのようになりました。早くもクワガタムシなのですね。

ですがまだ腹側の板と首の関節パーツが必要です。

 

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全部合わせるとこんな感じ……上からだとわかりづらい?

とりあえず、これで頭部は完成のようです。

触角と大顎が蝶番関節(一方向にのみ動く関節)によって左右に動く仕様となっています。

また、唇舌(小顎)は頭部パーツと一体となっているのですね……。

独特のブラシのような質感も再現されているので……ここに色を塗ると一層リアルになるかもしれません。まぁ、私にそれほどの技術はありませんが……。

 

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さて……次はお腹なのですね。


より正確に言うのならば腹部と中胸、後胸とを合わせた部品です。

昆虫の体は一般的に「頭部」「胸部」「腹部」の3つに分かれており、そのうち「胸部」はさらに「前胸」「中胸」「後胸」に分かれています。

大体の昆虫では3つの胸部は1つにまとまっているので全部合わせて「THE 胸部」という感じなのですが、クワガタムシはじめとする甲虫の場合はこのうち中胸と後胸、腹部とが一体化してしまっているので、外から見た見かけ上「胸部」に見える部分はもっぱら「前胸」だけなのですね。


なんにせよこのプラモデルでは、腹部(と中胸後胸)はどうやら真ん中のやわらかい素材でできた「芯」を、硬い素材でできた背板と腹板(お腹の甲羅と背中の甲羅)で挟んで組み立てる構造になっているようです。

この芯の一部はボールジョイントのソケットも兼ねていて、ここに翅や足を接続するのですね。

硬い素材のボールジョイントとやわらかいソケットを組み合わせることで摩擦を減らすというのはコトブキヤさんのHMMはじめ可動するプラモデルではよくあることなのですね。

 

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組み合わせるとこのようになりました。こちらはお腹側。

 

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背中側はこのような感じです。頭側の表面に小楯板(翅と翅との間にある小さな三角形の板)が見えます。

背板と腹板……それに後胸部分のワッカ状の部品とが見事にスキマ無く組み合わさっており、パッと見ただけではつなぎ目がわかりません。

この腹部1つ取ってみても、フジミ模型さんの精密な加工技術がわかるのですね。

いかにも人工物といった感じのするボールジョイントの穴が無ければ本物と見間違えてしまうかもしれません。

 

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さて……お次は甲虫のアイデンティティである(?)、甲羅のように硬くなった前翅(鞘翅)を取り付けます。

当然本物のクワガタムシの前翅に同じく自由に開閉できるギミック付きです。

これはファンには嬉しい機構なのですね。

甲虫のフィギュアや模型の真骨頂はやはり翅の開閉ギミックにあると言っても過言ではありません(?)


なぜなら、この前翅こそが甲虫を甲虫たらしめているものであり、彼らの生存戦略のたまもの……持てる技術の粋を集めて完成させた進化の究極の産物なのですね。

地球上で最も繁栄している動物である昆虫のうち、さらに最も繁栄しているのは甲虫だと言われていますが、それはひとえにこの前翅のおかげなのですね。

彼らはこの前翅を使って背中を守り、また空を飛ぶのですね。

もちろん前翅そのものにはもはや羽ばたき飛行の能力はありませんから、飛行そのものはもっぱらその後ろに隠された後ろ翅で行うわけなのですが、それでも前翅には飛行時に体を安定させるスタビライザー的な役割があります。

つまり、プロペラ飛行機にたとえるなら、前翅が翼で、後ろ翅がプロペラなのですね(なんか違う気が……)


要するに、甲虫にとって前翅はタダの甲羅ではなく、れっきとした翼であり、またその繁栄を約束する道しるべでもあるのですね。

だからフィギュアや模型においてもこの翼が開くかどうかはとてつもなく重要な問題なのですね。(実際に前翅が開かない甲虫もいますが……。)

 

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翅を合体させるとこうなりました。

真ん中の合わせ目のところもぴったりと重なります。


すばらしい……いよいよもう見覚えのある形なのですね。

当然ですが翅の関節の位置もちゃんと再現されているのですね。


多くの人が甲虫の前翅は真ん中の三角の小楯板を起点にして動くと誤解しているようですが、小楯板は単に前翅の合わせ目を補強しているだけで、関節ではありません。

前翅は中胸に付いていますから、本当の関節も中胸にあるのですね。(ちなみに後ろ翅は後胸に付いています。前胸に翅はありません)

 

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さあ……次は前胸を組みます。

なんと、ただ1つのパーツでした。

おまけに腹部の芯に使われていたのと同じやわらかいパーツって……なんとなくまだらになってしまうような気がするのですが……。


写真の下の方、組み立て図が少し見えますが、このように直接接続するのは頭の後ろの関節と腹部(中胸)の関節であり、前胸部はその間に挟まっているだけなのですね。

……なんとなく心もとない感じもしなくもないですが、クワガタムシの持つ一見硬そうでいて実はけっこう柔軟に動く体を再現するためにはベストな機構だったのでしょう。

またこのプラモデルのモチーフとなっているのはノコギリクワガタです。

昆虫好きな少年少女ならおそらく一度は飼ったことがあるであろうひじょうにポピュラーかつみんな大好きなクワガタムシです。きつねにとっても初めて飼った思い出のクワガタムシなのですね。

まさに「THE クワガタムシ」と呼ぶのにふさわしい種類ですが、彼らはその独特の大あごの形のため、常に体を少し後ろ向きに反らした格好をしているのですね。

この関節のつくりはそのポーズをさせた時に上手く安定するように出来ているようです。


なんにせよここまで来るともう誰がどう見てもクワガタムシなのですね。

後はそれぞれの足を取り付けるだけなのですね。

 

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例の如く順番を間違えないように組み立て図の上にパーツを置いて……、それから本体を仰向けに寝かせて……。

 

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……組み合わせれば完成なのですね。

これは見事なクワガタムシです……!

大きさはほぼ実物大なのですね。実物より少し大きいかも……?

 

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箱の中をよく見ると……「台座」なるものが付いています。

ラベルと後ろ翅も一緒に……。

どうやらこの透明な「台座」にラベルを貼り、またその上に完成したクワガタムシを置くと標本っぽく飾っておけるようなのですが……

 

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……なんだかちょっと微妙なのですね。

見やすいように台座には傾斜が付いているのですが、問題なのはクワガタムシをその上に固定しておく術がないということなのですね……。


早い話が、「落ちる」のですね。


と、いうより……一体これをどうしろと言うのだろうか……。

このまんま戸棚の中に飾っておくにしても少々微妙です。

既に傾斜が付いていますから標本箱にも入れられませんし、本体を固定出来ないわけですから壁から掛けておくわけにもいきません。


……用途がよくわからないのですね。


これならばまだタカラトミーさんの「こむしちゃんのかんづめ」シリーズで昔応募して結局当てられなかった「標本箱風コレクションボックス」の方がそれらしいのですね。

 

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台座はともかくとして、後ろ翅はなかなかいいと思うのですね。

案の定ですが別パーツとなっており、前翅を開いたところにあるソケットにボールジョイントで付けることができるようになっています。

実際のクワガタムシの後ろ翅はもちろん普段は前翅の下に収納されているわけですが、それは翅がやわらかいからできるのであり、硬いプラスチックでこの機構を再現しようとするとどうしても別パーツになってしまうのですねきっと。


プラモデルというものは昆虫などの節足動物を再現するには非常に都合のいい媒体ではありますが、やはり翅のようなやわらかい組織は再現が難しいようです。


脱着を前提としているからか、後ろ翅は割と簡単に嵌り、また簡単に取れるようになっているのですね。

 

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上から。

……こうしてみるとクワガタムシとはとてつもなくアンバランスな体つきをしているのですね。

そもそも甲虫は前翅を体を守る甲羅として使うことにより、他の昆虫に比べて遥かに高い防御能力を手にしたわけなのですが、それと引き換えに慢性的に「飛ぶのがヘタ」という弱点を抱えることになってしまいました。


硬い前翅は甲虫の優れた点であると同時に、弱点でもあるのですね。

もっとも、少なくとも翅と胴体とのバランスの良し悪しという観点から見れば、そんなに悪くはないはずなのですね。


……ですが、クワガタムシの場合はそこにさらに「大顎を大きく発達させる」という暴挙に出てしまい、そのせいで翅と体とが凄まじくアンバランスになってしまったようです。

大きなあごを支えるには当然ですが大きな頭が必要となり、また大きな頭を支えるためには、前胸部をも大きくしなければならなかったのですね。


ですが中胸より後ろは元のままですから、必然的にこのようなアンバランスな姿になってしまったようです。

おそらく他の甲虫に比べて飛ぶのも格段にヘタになってしまったにちがいありません。

もはや格闘能力を重視して飛行を殆ど完全に後回しにする方向に進化をしたとしか言いようがないのですね。実際本当に飛ぶことを忘れてしまったクワガタムシも少数ながら存在しているのですね。


もちろん、大顎が大きいのは雄だけですから、雌に関してはこの限りではありませんが……。

 

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ですが前から見るとかっこいいのですね。翅のアンバランス加減がひときわ際立つアングルのはずですがなぜかかっこいいと感じてしまうのですね。

きっと彼らは「胴体の真ん中に付いた翼でバランスよく飛ぶ」のではなく、「胴体の後ろの方に付いたプロペラで前の方に押してもらう」という魚雷のような飛び方を選んだに違いありません。

そしてこのアングルは彼らのその諦めにも似た「潔さ」を如実に表しており、それ故に見る人に言いようのないカッコよさを感じさせるに違いない!

 

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……とりあえず飛行モードは場所を取る上に強度的に問題がありそうだったので……翅を閉じた格好で飾っておこうと思います。

………今まで出番の無かったカッターマットを無理やり出演させてみました……。

こうしてみるとなんだか「翅を捨てた直後の翅アリ」みたいなのですね……。

実際のクワガタムシがこんなふうに「翅を閉じるたびに後ろ翅を捨て、開くたびに新しく生やす」という仕様だったら…………笑ってしまいますが!

 


素晴らしいクオリティ 文字通り自由研究に持ってこい?


さて……このプラモデル、正式名称を「自由研究シリーズNo.022 いきもの編 クワガタムシ(2体入り)」というのですね。

姉妹品として「自由研究シリーズNo.021 いきもの編 カブトムシ(2体入り)」というのがあるのですが……それぞれ2体セットなのは対決させるために違いない!

案の定この後で「自由研究シリーズNo.025 いきもの編 クワガタムシVSカブトムシ 対決セット」というのが出たようです。なんとまぁ……。


なんにせよ、その名前の通り「自由研究」にもってこいのシリーズのようです。

これはきっと夏休みの子供たちにおすすめできる商品に違いありません。


昆虫と親和性の高い上に、子供が好きそうなプラモデルであるというのも魅力的です。

プラモデルは表面がスキンで覆われた脊椎動物を再現するのには不向きですが、ロボットや機械、昆虫など、表面が硬いものに対してはその才能をいかんなく発揮してくれるのですね。


ただ、このクワガタムシに関して言えば、本体の再現度や可動する関節、開閉する翅など、ギミックやクオリティは素晴らしいと思うのですが、その一方で触角のせいで割と大あごの可動範囲が狭まっていたり(これは仕方がないとは思うのですが)、また「台座」の存在意義がなんとなくよくわからなかったりと、解せない点も結構あるのですね。

せめて台座には本体を固定する機能を付けてほしかった……だの、触角と大あごの干渉する部分はもう少し工夫が必要だったんじゃないか、などとイロイロと思ってしまうのですね。


それでもクオリティそのものは素晴らしいと思いましたし、おまけに2匹セットというのも魅力的です。

まだ1匹しか組み立てていませんが、これは私としては満足だったのですね。

歩脚部分の可動個所は根元のボールジョイントのみであり、それがちょっと物足りない感じもしないでもないのですが、自立させた時の強度を考えるとこれでちょうどいいと思うのですね。


もう1匹も近いうちに組み立てるのですね。


……実はこれ、普段あまり利用しないお店で買ったのですが、後で探したらいつものヨドバシカメラさんのプラモデル売り場にもちゃんとあったのですね。案の定夏になってから現れた子供の自由研究のコーナーにも……。

しかも、私がこれを買ったお店よりも遥かに安かったのですね。


…………今度カブトムシを買うときはヨドバシさんで買うしかないのですね。


でも、これ……対象年齢が15歳以上なのですね。


……つまり、小学生の自由研究には使えそうにないのですね。なんとまぁ……。