きつねとべっつりコーラのブログ。

きつねとべっつりコーラの2匹が、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。生物多め。

恐竜だけが古生物じゃない!恐竜時代の「その前」を描いた「古生物たちの不思議な世界」が面白い!

前回は「ゴジラ」という万人にとっての「お馴染みの映画」について書きましたが……今回は私の好きな分野のとある本について書こうと思います。


……要するに、「読書感想文」なのですね。


きつね、小さいころからこれが苦手でして……上手く書けるかひじょうに自信が無いのですが、とりあえず書いてみるのですね。

 

さて、問題の本ですが……こちらなのですね。

 

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はい出ました、古生物です。

裏表紙はこちら。

 

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いきなりマニアックな香りがしてきたと思うのですが、以前こちらの別の本を読んでからというものこの本がどうにも気になっていたのですね。

 

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こちらは新聞の広告に載っていて、気になったので買ってしまったものなのですね。

名前の通り古生物たちが「お馴染みの日用品と一緒に」置かれており、サイズが一目でわかるようになっているのですね。

 

最近恐竜を扱った続編が出たようですが、こちらの本についての記事はまた別の機会に書くことにして……。


……なんでこの本を見て「古生物たちのふしぎな世界」が気になったのかというと……2つとも作者が同じなのですね。

書いたのは土屋健さんというサイエンスライターの方で、この2冊以外にも古生物の本をいろいろ書いておられる、そっちの世界ではかなり有名な方のようです。

 

古生代の「歴史書

さて……、感想うんぬん以前に、そもそもこの本がどんな本なのかわからないことにはお話にならないと思うので、まずは本の内容をざっとかいつまんで説明するのですね。


「リアルサイズ古生物図鑑」はその名の通り図鑑であり、またこのイメージがあったので「古生物たちの~」も最初は単なる図鑑かと思っていたのですね。

ですが実際この本はただの図鑑ではなく、本全体を通じて古生代という時代にスポットを当て、その始まりから終わりまでの地球環境や生態系の変化を、そこに生きた動物たちを通じて解説するという、言ってしまえば「地球の歴史書」になっているのですね。


つまり、我らが日本史の中の戦国時代に織田信長だの豊臣秀吉だの数々の登場人物が出てくるように、地球の歴史の中の古生代という時代に登場人物としていろいろ出てくるのが、この時代の古生物たちというわけです。

 

……さて、私は今、何の気なしに古生代という言葉を使いましたが、そもそもこの用語がマニアックなのですね。

つまり、あまりなじみのない方にとってはいささかわかりづらいと思うので、ここでざっと説明するのですね。


地球が誕生してから今の今まで、およそ46億年の時間が経っていると言われていますが、この長いなが~い歴史の中で、「地層」として当時の記録が残っている時代のことを地質時代と呼ぶのですね。

そしてこの地層に含まれている生物などの痕跡……「化石」を元に、学者さんたちは当時の地球の様子を探っていくのですね。


……つまり、古文書を読むことによって日本史を紐解けるように、地球史においては「地層」を調べることによって過去の出来事を理解することができるのですね。


さて……、日本史に登場するそれぞれの時代に「江戸時代」だの「安土桃山時代」だのという名前がついているように、地球史に登場するそれぞれの地質時代にも名前がついているのですね。


地質時代は大きい方から順に「累代」「代」「紀」「世」という階層で分類されていきますが、生き物たちが現在の地球のような形で多様化した時代の「代」は古い方から順に

 


の3つに分けることができます。

新生代は今の私たちが生きている時代で、中生代はいわゆる「恐竜時代」。

そしてその前にある古生代が、この本で取り扱われている時代なのですね。


この本ではこの古生代にスポットを当て、その初めから終わりまでの変遷を、それぞれの時代に生きた生き物たちを通じて解説しているのですね。


それはつまり、「みんな大好き恐竜時代」の手前で本が終わってしまうということです。

恐竜好きな人たちは少々物足りなく感じるかもしれませんが、本の帯にもある通り「恐竜だけが古生物じゃない!」というスローガンのもとに、恐竜以前の歴史と生き物たちについて熱く語っていくのがこの本の趣旨なので(?)、この構成は的を射ているのですね。


また、上で「代」の下には「紀」という時代区分があると書きましたが、古生代の中身も当然いくつかの「紀」に分かれるのですね。

それは古いものから順に

 


……の6つなのですね。


カンブリア紀以前の時代は「先カンブリア時代」と呼ばれ、生き物たちはそれほど多様化してはいませんでした。


………少なくとも化石記録としては残っていない、ということです。


それがカンブリア紀になり、生き物たちが一気に多様化し、現在生きている全ての生き物たちの体のつくりが出そろったのですね(厳密にはおそらく前から多様だったものが体が硬くなるなどしてようやっと化石として残るようになった。ちなみにこの変化を「カンブリア爆発」と言ったりするのですね)。


この本では、先カンブリア時代最後の時代であるエディアカラ紀に始まり、古生代最初の時代であるカンブリア紀から最後の時代であるペルム紀二畳紀)まで、各々の時代に各章を割り当てながら、順番通りにそれぞれの時代と環境の変遷、当時の生き物たちを……ついでに我々の系統である脊索動物がどうなっているのかを……解説しているのですね。


まさに古生代の歴史書です。

 


わかりやすい古生代年表

さて……問題の感想文なのですね。


一言で結論を言ってしまうと……私としては非常に大満足なのですね。


まず、古生代」という目の付け所が素晴らしいのですね。


カンブリア紀には現在の全ての動物の門(≒「背骨がある」だの「貝殻+軟体でできている」だの「関節の付いた足がある」だの、体のつくりの基本コンセプト)ができあがったと言われています(それどころか当時はもっと多くの、今では無くなってしまった「門」があったと言われています)。

なので、カンブリア紀に始まりペルム紀に終わるまで、古生代を丸ごと取り扱うということは、それだけで現在の生き物たちの「はじまり」を探ることになるのですね。


……つまり、単に昔の生き物の姿を垣間見るというだけでなく、現在の動物を知るという意味でも、この時代を取り扱うことは非常に大きな意味があるのですね。


その後の中生代(恐竜時代)もそれはそれで現在の生き物たち(鳥類など)の「はじまり」を知る手掛かりにはなりますが、本にも書かれている通り、中生代に生きている動物たちは既に「現代型」の動物であり、言ってしまえば「今生きている動物とあんまり大して変わらない」のですね。

……恐竜が今の動物と「大して変わらない」のかよとツッコミが来そうですが、古生代に生息していた妙ちくりんな生き物たちに比べれば、恐竜はまだまだ「今風」の動物なのですね。


つまり、中生代は動物全体の歴史から比べると「物語の中盤」であり、しかも大分「現在地点に近い位置」であるということです。


どんなにおもしろい物語でも、途中から読み始めてしまってはお話の内容はつかめませんし、それでは物語そのものの魅力をちゃんと理解することはできません。


同じように生き物たちの進化の歴史や、今現在どうしてそのような姿をしているのかといったようなことも、そのはじまりであるカンブリア紀(欲を言うのならばそのさらに前の時代であるエディアカラ紀)から知ることによって、初めて本当の意味で理解することができるのですね。


今まで私は古生物たちを解説した図鑑はいくつか持っていましたが、このように年代ごとに当時の時代背景を中心にして生き物たちを紹介してくれる本は初めて見たのですね。


まるで本全体が1つの大きな年表のようです。


これは私にとって記念すべき「地球生物史入門年表第一号」となってくれたのですね。


また冒頭にそれぞれの時代を順番に並べた年表があり、またそれぞれの章が各時代に対応しているのも非常にわかりやすい構成だと思います。


まさに初めから終わりに向かって順番通りに地球の生物の歴史という壮大な物語を書き記してあるのですね。


そしてそこに登場するそれぞれの登場人物たち(もちろん生き物たちのこと)の何と魅力的なことか……。


わざわざその時代を代表する「THE その時代」的な生き物たちを選んで登場させているようで、ここに作者のこだわりが感じられるのですね。

きっとこの本で初めて古生物の世界に触れる人たちは、彼らのその奇抜かつ魅力的な姿を前にメロメロになり、古生物ワールドにどっぷりと引きずり込まれて「古生物オタク」になってしまうに違いありません。

 

………作者の思惑通り………。

 

もちろん、単に文章のみの解説だけにとどまらず、殆ど全ての生き物たちが色付きの美しいイラストとして登場しているのですね。中には化石の写真だけのものもありますが。


この色付きのイラスト……難しい言葉で言うなら「復元図」にもまた秘密があります。


古生物の復元図というものはどうにも描く人の主観が混入してしまうため、同じ生き物でも復元する人によって大きく違っていたりすることがあるのですが、この本に登場する各生き物たちのビジュアルはのちに(2018年つまり去年に)発売されることになった「リアルサイズ古生物図鑑」のそれとおおむね一致しています。


……つまり、2冊そろえてそれぞれの生き物たちを見比べる時に、姿形が統一されているので迷わないのですね。


たとえばこの本でイノストランケヴィアという動物の絵を見て、「これ、リアルサイズだとどうだったんだっけ?」となった時に「リアルサイズ古生物図鑑」を開けばすぐに「ああ、これか!」と見つけることができるのですね!


また、当然ですがイメージが崩れません。


つまり、ある図鑑である古生物の復元図を見て「何このコ可愛い~!」なんて気に入って、それから別の図鑑を見た時にだいぶイメージの違う復元図で載っていたりすると、そのあまりのギャップに「ナニコレこのコじゃない……」などと幻滅してしまうことがわりとよくあるのですね。


ですが、この土屋健さんのシリーズは(私は今のところこの2冊しか知りませんが)、生き物のビジュアルが殆ど統一されているため、そのような「イメージ崩れ」が起きないのですね!作者が同じなんだから当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが。


なんにせよ……こ、これは……、


古生物ファンにとっては大変うれしいのですね!

 

もちろん絵だけではありません。文章もかなり工夫されています。


というのも、地球史や古生物学などというとなんとなく小難しい学問チックな「である」調のいかにも「門外漢は手を出すなかれ」と文章そのものが主張しているような文体になってしまいそうな気がするのですが、この本はそんなことは全然なく、むしろ初めての人でも肩の力を抜いて読むことができるのですね。


これは本そのものが「普通の人にも古生物の魅力を解りやすく届けたい(超訳)」みたいな趣旨で書かれているので当然かもしれません。


難しいものを難しい専門用語でそのまま伝えるだけでは、本当の意味で「説明している」とは言えません。

難しい用語をわかりやすい言葉に置き換えてこそ、初めてちゃんと説明したことになりますし、またそれができるのはその用語を正しく理解している人だけなのですね。

「わかりやすい文体」というのはこのようなわかりづらい領域を扱う書籍にとっては無くてはならない条件だと思いますし、この本は見事にそれを満たしているのですね。


……これは小学生でも読めます。


私は恐竜をはじめとする古い生き物(もちろん現在の生き物たちも)は昔から好きでしたが、当時の私は子供が気軽に読めるような本に残念ながらあまり出会えなかったのですね。


ですがこの本はまさに当時の私が読みたかった類の本であり、子供のころの私が見たら熱心に熟読して夜寝る時も一緒に寝たに違いないのですね。


こ、この本を……小さい頃の私に見せてあげたかった……。


ええ、まあ、この本の出版は2017年なので……とうてい時代が合いませんが……。

 


古虫類もでてくると……

さて……散々褒めちぎってしまったのですね。

もはや私の独断と偏見に満ち溢れたこの文章を感想と呼んでいいのか知らん。


ですが……やはりどんなに素晴らしい本であっても、欲を言うなら……みたいなところは多少なりともあるのですね。


個人的に1つ気になったのは……


………ベッツリコーラが出てこないのですね。


この本のカンブリア紀の章では、マーレラや三葉虫類、ヤウニクなどのメガキエーラ類、ご存知アノマロカリスやオパビニアなどの恐蟹類にカンブリア紀の名物ハルキゲニア、また知られている限り最古の魚であるミロクンミンギアやピカイアなどの脊索動物まで、さまざまな魅力的な動物が登場します。

……ですが、我々の系統である脊索動物はともかく、そのほかの動物は葉足動物・節足動物が中心となっており、どういうわけかベッツリコーラやシダズーン、スケーメラをはじめとする「古虫動物」の類が出てこないのですね。


………彼らが出てくるかどうかは私にとってはとてつもなく重要なことです。


なぜならベッツリコーラが出てこない解説なんて、カンブリア紀の大事な所の半分をすっ飛ばしてしまっているようなものなのですね(※あくまできつねの感想です)。


大体そもそも最近の研究で……より正確に言うならば2014年にオーストラリアのカンガルー島で同じく古虫類であるネソネクトリスの化石が発見され、またその体の中から保存状態の良い「脊索」が見つかってからというもの、長年正体不明とされていたベッツリコーラをはじめとする古虫動物は実は立派な「脊索動物」だったということが判明しているはずです。

同じ脊索動物としてミロクンミンギアやピカイアを取り扱っているのに、ベッツリコーラが出てこないとは一体どういうことなのでしょう。


それに、その姿を初めて見た人たちはほぼ確実に思考停止を引き起こすであろう、古虫類たちの見た目のインパクトの強さはまさに「THE カンブリアン」……彼らを語らずしてカンブリア紀を語ることなどとうていできますまい(※くどいようですが、あくまで個人の感想です)。


そもそも生き物たちが試行錯誤を繰り返していたかのように「奇抜な姿をしていた」というのはカンブリア紀の大きな特徴ですが、この章でたくさん登場する生き物たちの殆どは「割とふつう」なのですね。

ええもちろん、ヤウニクやマーレラは現在の節足動物と比べると確かに奇妙ですが、古虫類に比べたら「割とふつう」です。


またアノマロカリスやオパビニアはともかくとして、当時「大いなる謎」とされていたハルキゲニアは最近の研究でやはり「割とふつうの生き物だった」ことが判明しているのですね。

当時は「THE カンブリアン」の代表格であったハルキゲニアが「ふつう」となり倒れた今(?)「普通じゃない」全盛期の彼の座を守れるのはもはやベッツリコーラしかいないのですね。

毎度おなじみ三葉虫に至っては―――――!!!(※しつこいようですが、あくまで個人の感想なのですね)

 

ですが……載らなかった理由はなんとなくわかります。


なぜなら……ベッツリコーラには眼が無いのですね。


カンブリア紀において生物の進化を爆発的に加速させた要因、それは「眼の誕生」だったのですね。


つまり、生き物たちが眼を持ったことにより各々の軍拡競争に拍車がかかり、そのことが進化を促し、化石に残るような硬い組織を持った動物に急速に変化していった……というのが最近のカンブリア爆発に関する通説のようです。


この本でもその「眼」の多様化という視点からカンブリア紀を解説しているわけなのですが……残念ながら眼を持たないベッツリコーラは、眼や視覚効果に関する進化を中心としたこの章の解説からは漏れてしまったのでしょう……。


……などと言ってしまえば「ピカイアだって眼が無いじゃないか!」という話になりそうですが、おそらく彼は我々脊椎動物の系統に繋がる「最古の魚の仲間」として特別に紹介されたに違いありません。


同じ脊索動物でもベッツリコーラは魚ではなくどちらかというとホヤに近い系統であるため、この「特別扱い」からも漏れてしまったのでしょう。


個人的にはひじょうに残念なのですが、仕方ありません。

あのシュールなフォルムを、この本の美しいイラストと素晴らしくわかりやすい解説付きで多くの人たちに見てもらいたかったのですが……。


……なんだか話がまとまらないのですね……。


と、いうよりそもそも私は読書感想文が苦手だったはずなのに、ここまでイロイロ余計なことが書けてしまうとは一体どういうことでしょう。

 

とりあえず、これ以上続けると色々と余計なことを書いてしまいかねないので、この辺りで終わりにしましょう。


ともあれこの「古生物たちのふしぎな世界」、とてもわかりやすくて面白い本です。

時代の新旧に関わらず生き物に興味のある人にはぜひ手に取ってみてほしいのですね!

ハリウッドの「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を観てきたよ!

前回の更新から大分時間が空いてしまったのですね。

どうにも最近おしごとが忙しくて時間が無くなる&私の体力が無くなるで、なかなか更新ができないのですね……。


などと言いつつ先日お休みの日にネタ集めも兼ねて(?)、今話題の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を見てきたのですね。


……一応こちら公式サイトのリンクです。

 

godzilla-movie.jp


さて……はい、もちろんパンフレットも買いました。

 

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裏はこんな感じ……

 

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パンフレットは通常版と特別版の2種類があり、特別版の方が当然高かったのですが、売店の店員さんに勧められるがまま(?)、特別版の方を買ってしまったのですね。


……通常版も結構なお値段で、私の予想していた通常版と実際の通常版との値段の差が、特別版と通常版との値段の差を上回ってしまっていたのですね。


……と、いうわけなので、「今更どっちを買っても同じ」となってしまったのですね。

 

それにしてもこれ……、なんとわざわざテープで封がしてあります。

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いかにも「プレミアム」といった感じなのですね……。


……これは大事に扱わねば……。


なんにせよ、今日の記事の本題はパンフレットの感想ではありませんので、パンフレットの話はこの辺にしておきましょう。


今日はネタバレにならない程度にこの映画の感想を述べてみようと思うのですね。


………きつね、なるべくネタバレにならないように注意するつもりではありますが、それでもついうっかり「それ知りたくなかった!」「ちょ……そういうこと言わんといて!」的な情報をばらしてしまうかもしれないのですね。


なので、まだ映画を観ていない人はくれぐれもご注意いただけますと幸いなのですね……。

もしちょっとでも「あ、まずいかな」とお思いの方はこの時点で回れ右してお引き取り下さい……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


いいですか……?


みなさん、本当に始めますよ!いいですね!?

 


……では、いざ……。

 

映画のストーリー概要

まず、感想の前に物語のあらましを説明しないことにはお話にならないと思うので、最初にそれを説明します。ほら、いきなりネタバレが来そうな予感がしてきました。


大変わかりやすいことに、物語は現実の時間とリンクしているのですね。


つまり、前回2014年にゴジラが人類の前に始めて姿を現しましたし、映画が公開されたのも2014年でしたが、今回の映画はその5年後から物語が始まるのですね。


2014年の映画ではゴジラとムートーという2種類の巨大生物(怪獣)が登場しましたが、その後コングが発見され、さらにその後世界中で怪獣たちが相次いで発見されたということになっているようです。

そして怪獣たちは怪獣を研究する研究機関である「モナーク」という組織がとりあえずは管理しているのですね。


……コングとモナーク……。

これは2017年に公開されたキングコング 髑髏島の巨神」にも登場したのですね。

世界観がこの映画とリンクしているようです。


……と、いうより、ゴジラとコング両方合わせて既に「モンスターバース」シリーズというレジェンダリー・エンターテインメントさん(と東宝さん)の怪獣映画のシリーズとなっているようです。

つまり、この「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」は「モンスターバース」シリーズとしては2作目ではなくて3作目だったのですね……。


……なんにせよ、ゴジラもコングも、既に同じ世界観を共有する怪獣となってしまっているのですね。

おまけに2020年には「キングコング対ゴジラ」の向こう版もやるそうですから、その伏線も兼ねていたのでしょう。コングはやたらと名前が強調されて登場していたのですね。


なんにせよ、映画においては世界中で見つかった怪獣たちは眠った状態であり、主人公たちや毎度おなじみ渡辺謙さん演じる芹沢博士が所属するモナークによって管理されているのですね。


怪獣たちと共存していこうと考えるモナークですが、ある日「環境テロリスト」達の襲撃を受けてしまいます。

それによってそれまで世界中で眠っていた怪獣たちが目覚め、暴れはじめます。そして世界は大混乱に陥ってしまうのですね。


……なんだかこの辺日本のゴジラの9作目である怪獣総進撃」に似ていますね。オマージュでしょうか。


なんにせよテトリスト達曰く、人類の勢力が広がりすぎた結果、世界のパワーバランスが崩れてしまい、地球環境が悪化の一途をたどっており、このままでは地球そのものが滅びてしまうのだそうです。

それを防ぐためには人類の勢力を調整する必要があり、そのためには生態系の頂点に立つ地球の守護者である怪獣たちを解き放つしかない、というのですね。

これによって人類側には大きな損害が出ますが、絶滅することはなく、怪獣や自然と共存していけるようになる、のだそうです。(超訳


……テロリスト……なんだかものすごくまともなことを言っている気がするのですが……。


ですがさすがに怪獣を暴れさせるのはやりすぎなので、モナーク側は全力で止めようとするのですね。


ですが、ここで一つ、テロリストたちにとっても誤算が生じます。

最初に起こした「モンスター・ゼロ」……キングギドラが暴走し、なんと他の怪獣たちを操り進撃を開始してしまいます。

他の怪獣たちは全て地球で生まれた地球怪獣たちですが、ギドラだけは宇宙からやってきた「外来種」なのですね。


……見た目的にはギドラよりもムートーの方がよっぽど宇宙的であり外来種っぽいと突っ込みたくなるのですが、ムートーは見かけによらず立派な地球怪獣ということになっているようなのでこの際この辺の議論は置いておきましょう。


なんにせよギドラは地球を自分が住みやすい環境に作り替えるために、地球の怪獣たちを従え侵略を始めたのですね。

テラフォーミング!なのですね。


地球を救うために怪獣を放ったのに、このままでは地球はギドラのものになってしまいます。

テロリスト側は「こうなってしまった以上これはこれで仕方がない」と受け入れますが、そもそも怪獣を解放したくなかったモナーク側は見過ごすわけにはいきません。


唯一ギドラの言いなりにならないのは地球怪獣の王であり、最大のライバルである怪獣王ゴジラと、怪獣女王モスラだけ。

モナークは彼らと共にギドラと戦う決意をするのですね。


ギドラを倒せば、他の怪獣は止まる!


かくしてここにゴジラ×モスラ×人類VSギドラ×怪獣軍団の戦いの火蓋が切られるのですね。


まさに2019年版「怪獣総進撃」なのですね!


結局最後はギドラが悪い?

さて……ざっと映画のストーリーを述べましたが……ここで率直な感想なのですね。

これはあくまでも私から見た感想であり……他の人たちの見解と必ずしも一致するわけではない、ということをまず初めに断っておかなければなりません。


とりあえず、本編随所で毎度おなじみの「怪獣プロレス」が見られるのは古くからのゴジラファン(とりあえず私)にとっては嬉しいのですね。

また、日本の怪獣プロレスが怪獣の視点から描写されているのに対し、本作では(というよりハリウッド版では全部?)殆どが人間の視点から描写されているのですね。


つまり、日本のゴジラシリーズでは基本的に「怪獣どうしが戦うのを遠くから眺めているだけ」のような比較的穏やかな描写がされていますが、本作では至近距離からの描写が多く、「頭上でゴジラとギドラが取っ組み合う」「ヘリコプターのすぐ脇でラドンとギドラが取っ組み合う」みたいな描写が随所でされています。(もちろん人間の視点から描写されています。)


早い話が、迫力が桁外れなのですね。


また物語の鍵を握る機械を持った人を、その機械を破壊しようとするギドラがしつこく追い回すなど、「怪獣が個人に向かっていく」描写も割とそこかしこで見られるのですね。

これは東宝怪獣映画ではあまり見られないもので、どちらかというと「進撃の巨人」的な描写だと思うのですが、このおかげで怪獣映画であるにもかかわらずパニック映画的なスリルを感じるのですね。


また、かの有名な伊福部昭さんの作曲した幾つもの「ゴジラ楽曲」のアレンジBGMが色んな箇所で使われていたり、ギドラが最初「モンスター・ゼロ」と呼ばれていたり、対怪獣兵器として「オキシジェン・デストロイヤー」弾頭搭載ミサイルが登場したり、ラドンが火山から出てきたりと、東宝ゴジラシリーズへのオマージュが至る所にちりばめられており、ファンなら思わずニヤニヤしてしまうでしょう。私はニヤニヤが止まりませんでした。

それにゴジラやギドラを中心に据えつつも、他に無数の怪獣たちが出てきて世界中で暴れ回るという「怪獣総進撃」をほうふつとさせる展開もデラックスな感じがして個人的には面白いと思うのですね。

中心となっているのがゴジラモスララドン、ギドラなので、どちらかというと三大怪獣 地球最大の決戦のようにゴジラモスララドンが協力してギドラと戦うのかと思っていたのですが、蓋を開けてみるとラドンはギドラに味方しているので、ここはちょっと驚いたのですが、おそらく米国らしいフェアプレーの精神を尊重したものと思われます(?)。


……つまり、「3対1」ではなくて「2対2」にしたかったのですね。多分。


まぁ、ギドラを「1匹」と数えるか「3匹組み」と数えるかによっても状況は違ってくると思うのですが……。


なんにせよ最終的にはゴジラがギドラをやっつけて怪獣たちの暴走は止まるわけなのですが……この辺でなんとなく疑問に思うのですね。

なぜなら、暴れるのをやめた怪獣たちはそのまま元いた場所に帰ってしまい、また眠り始めるのですね……あれ!?


……人類の勢力を調整するのが怪獣たちの役割ではなかったのか!?

と、いうより、この問題ドコいった!?


……この辺明確な描写はされていませんでしたが、ラストの登場人物たちの口ぶりからすると、


今のところ「ゴジラは人類の味方」である……つまり、人類の勢力を調整する必要は特にないと判断している。

そしてギドラが倒れた今他の怪獣たちはゴジラの軍門に下り、またそのゴジラが「オマエら何もしないでとっとと帰って寝ろ」と言った……のかは知りませんが、ゴジラが人類の味方であり、何もしない以上、他の怪獣たちも特に何もせずに帰っていった。


………などと解釈するのが妥当なのでしょう。


つまり、テロリストたちが言っていた「地球環境を守るために怪獣を解き放って人口を削減する必要がある」というのは今のところは「単なる杞憂に終わってしまった」ようで、当の怪獣たち(少なくともゴジラ)は「その必要はない」と判断したようです。


ゴジラの敵にはなりたくないよね」……って、なんだか「ガメラ2 レギオン襲来」のラストを思わせる展開なのですね……。


では彼は……ゴジラは一体何のために戦っていたのか……。


「ギドラの支配から地球を守るため」………これに尽きます。


…………あれ……………。


…………結局「悪いのは全部ギドラ」!!


………一体何なのでしょう……この妙な後味は。


まるで「怪獣総進撃」で最後キラアク星人のコントロールを絶たれて我に返った地球怪獣たちが、キラアク星人の手下だったギドラを(彼も単に操られていただけで、本心から地球を攻撃しようと考えていたわけではないはずなのですが)全員で寄ってたかってボコボコにしてしまったという「フェアプレーの精神の欠片もないラスト」を見た時のようです。

そもそも悪いのはギドラを操っていたキラアク星人であり、キラアク星人から解放してあげればギドラは何もしないで何処かへ飛び去っていたと思うのですが、なんだかここで「全部すべてオマエが悪い!」ということにされてしまったのですね。


……ギドラさんがかわいそうなのですね。


今回の映画はこれとまったく同じ展開を踏襲しているように思えます…………ん!?


………まさか、これもオマージュなんじゃ……?


……レジェンダリー・エンターテインメントさん、そんなところまで真似しなくていいのですね!


それに、そもそもギドラが地球怪獣たちを操れたという設定も疑問が残るのですね。

地球怪獣たちもどうやらギドラが外来種であるということを知っていたようですが、一体何が悲しくて「よそ者」の言いなりにならなければならないのでしょう。


……一体ナニを吹き込まれたのか……。

札束で頬を叩かれでもしたのでしょうか。


そして最後にギドラを倒したゴジラが戻ってくると、やっぱりアンタが一番とばかりにそそくさとゴジラの元に集う怪獣たち。


……なんと恐るべき手の平返し!

 

まるで今まで散々自由気ままにふるまっておきながら、ヴォルデモート卿の復活に伴いさっさと彼の支配下に戻ってきたデスイーター達のようなのですね。


……この人たちに地球を任せておいて本当に大丈夫なのか知らん。


いや任せるも何も、物語が始まるまではゴジラとムートー以外の怪獣たちは仕事をせずに単に寝ていただけなわけなのですが、そもそも彼らはどうしてずっと眠っていたのでしょうか……。

地上を人類が闊歩し始め、新しい「生態系の頂点」が誕生したことで自分たちの役目が終わったと察し、全てを人類にゆだねて眠りについたとでもいうのでしょうか。


……謎は尽きません。


それに、「ギドラだけを倒せばOK」という終わり方も何とはなしにシンプル過ぎるというか、短絡的というか……。

こういった生態系だの生物どうしの共存だのが絡んでいる問題というのはもっと複雑で熟考が必要なものであり、単純に「外来種を駆除すれば良い」というものではないのではないでしょうか……。


そしてやっぱり、故郷の星に帰ることもできず、ここで生きていくしかないと決心した矢先、どういうわけか全ての責任を押し付けられてしまったギドラさんがかわいそうなのですね。


ま、まさか……これは昨今における侵略的外来種をめぐる問題を投げかけているのではなかろうか……。


いやでももともと外来種うんぬん以前に人間が好き勝手やってきたのがまずかったという話だったような気が……。

 

それがいつの間にか外来種問題にすり替えられてしまっているのですね。


なんにせよあくまで個人的な感想ですが、ストーリー的には割と一貫性が微妙で詰めが甘い感じが否めないのですね……。


怪獣たちは文句なしにかっこいい

さて……物語についての感想は以上にしておきましょう。

古くからのゴジラファンとしてはもう一つ気になることがあるのですね。


……それはズバリ怪獣たちの造形なのですね。


前作のゴジラ(2014年)の時点では巨大な体と自重をしっかりと支えられそうな「少し太めのゴジラが話題となり、またこの体型はその後のアニメ版のゴジラにも踏襲された(?)わけなのですが、他の怪獣たちはどうなっていたのでしょうか。

……ポスターを見るとわかると思うのですが、ラドンやギドラは従来の造形を尊重し、イメージを損なわない程度に適度に弄ってあり、ですがそれに伴いかっこよくなっているのですね。

 

凄い……まるで進化だ。

 

ギドラが山の上で翼を広げて雄たけびを上げるシーンがあるのですが、これはもう滅茶苦茶かっこよくて鳥肌モノなのですね。


ついついバンダイさんが出している怪獣フィギュアのシリーズ「S.H.MonsterArts」のギドラさんが欲しくなってしまうのですね。

tamashii.jp


………高いけど…………。


よりにもよって……シリーズの中でギドラさんが一番高いのですね。

一番大きな怪獣ですから……いろいろ仕方がないとは思うのですが……。


……、フィギュアの話は置いておきましょう。


あまり戦闘向きではなさそうなモスラが平成モスラ三部作で「ものすごく強そうな感じになった」というのは記憶に新しいですが、今回のモスラもその例にもれず(?)かなり強そうになっているのですね。

ただ、平成モスラシリーズではビームなどの特殊能力を活かして戦っていたモスラですが、今回のモスラはビームではなくもっぱら格闘戦寄りの仕様になっているのですね。


……モスララドンと取っ組み合うシーンもあります。


取っ組み合いだなんてなんだかモスラのイメージに合わない気がします……。

ですが今回のモスラは手足やお尻の先が鋭利なカマになっており、見るからに「強そう」なのですね。

また一説には「ムートーに似ている」という意見もあるようです。


……モスラはファンタジー寄りのキャラですし、個人的にはモスラには格闘兵器よりもビーム兵器を搭載して欲しかったと思うのですが……そこはきっと平成モスラ三部作との差別化を図りたかったのでしょう、多分……。


……モスラはともかくとして、他の怪獣たちは良かったと思うのですね。


それから劇中にてゴジラとギドラが戦った際に、ギドラの首が一本落とされてしまうのですが、ギドラはすぐに再生するのですね。

……おまけに映画のラストでその時に落とされた首がまだ「残っている」という描写がなされていますが、こ、これは……。


なんとなくモスラキングギドラ来襲」辺りで見たような既視感なのですね。

きっとこの首がまた再生して次のギドラが生まれてしまうに違いありません。


これはきっと、次回作へつなぐための伏線なのだろう。

 


また、余談ですがムートーもゴジラペルム紀からずっと生き続けていたという設定なのですね……。

ペルム紀と言えばイノストランケヴィアなどの単弓類や、ディプロカウルスなどの両棲類、ヘリコプリオンなどのサメ類が栄えた時代なのですね。


しかし……ゴジラの姿はどう見ても恐竜ですが、ペルム紀にはまだ恐竜は誕生していなかったはずじゃ……。

そもそもオリジナル版ゴジラではゴジラは恐竜時代ど真ん中で、ペルム紀からは6000万年以上も後の時代であるジュラ紀の生物だと言われていたはずじゃ……。


……話がややこしくなりそうなので、時代考証に関するツッコミはこの際置いておきましょう。


ムートーは……まぁいいや。


なんにせよ上記の通りストーリーがいまいちアレな気がしますが、怪獣達や登場する人たちがかっこいい上に戦闘シーンは凄まじい迫力で楽しめるので、これはもう純粋にストーリーだのテーマ性だのを度外視して「怪獣プロレスを楽しむ映画」として観るといいのかもしれません……。

 

たまたま見つけた生き物フィギュア、メーカー・造形の多様性に改めて驚いたというだけの話

プシコピゲその他

先日(5月4日)、このような記事を書いたのですね。

blog.kitsune-vetulicola.net


バンダイさんの『だんごむし』というガシャポンの第3弾を求めて町田まで行き、欲しかったものを手に入れた」というだけの内容です。


それで、この記事の中ほどで「せっかくなので近くのブックオフさんに寄ってみたら古生物のフィギュアを見つけた」と書きました。


また、「2日後(5月5日)にもう一度現場を訪れたら見事に『だんごむし』がマシンごと無くなっていた」と書いたのですね。


……その日(5日)含めて今まで2回、日曜日があったわけなのですが……はい、その2回の間に私は町田に通い、このようなものを手に入れたのですね。

 

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上記の記事の中で気にしていた「プシコピゲ」という三葉虫のフィギュアと、その他諸々の生物グッズを結局買ってしまったのですね。

 

…………私は一体何をしているのでしょう…………ただでさえお小遣いが少なくて毎月かつかつなのに。


……なんにせよ、買ってしまったものは仕方がないですし(?)、せっかく買ったのですから、この際記事にするのですね。


フジミ模型さんのクワガタムシ

さて……一番目を引くのはでかでかと「クワガタムシ」と書かれた「シンプル イズ ベスト」なデザインの箱なのですね。

こちらはフジミ模型さんのノコギリクワガタです。

……なんとプラモデルなのですね。

中を開けるとこのようになっていました。

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……2匹入りなのですが、少々組み立てに手間取りそうなのですね。


ちなみに対象年齢は15歳以上です。

「だんごむし」や私が今回買ったものは全部そうですが、リアルに作り込まれた生き物系フィギュアの類は大抵15歳以上なのですね。


とりあえず……これはちょっと時間がかかりそうなので、また別の機会に別の記事にするのですね。

 

海洋堂さんと奇譚クラブさんのフィギュア

と、いうわけなので……。

今回はこの3匹だけを開封することにします。

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全てブックオフさんで見つけたものなのですね。


……問題のプシコピゲ(一番上の子)はともかくとして、一緒にいるカタツムリと謎の禍々しい節足動物は一体何なのでしょう。


実は「偶然」お店で出会ったものなのですね(衝動買いともいう)。


このお店はたまにふらっと立ち寄ると色々な掘り出し物(私にとって)があるので、この偶然の出会いが面白いのですね。

まぁ、逆に言えば何かを見つけようとして探してもなかなか何も出てこない、とも言えますが……。


とりあえず、開封するのですね。


ミスジマイマイ

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まずは無難なカタツムリから……。

きつね、カタツムリのフィギュアなんて初めて見たのですね。


あまりにも衝撃が大きかったので、思わず買ってしまったのですね。


添付のブックレットによるとこれは奇譚クラブさん(制作は株式会社いきもんさん)から発売されていた「ネイチャーテクニカラー 日本のいきもの Vol.03」というガシャポンのフィギュアということです。


またカタツムリの種類はミスジマイマイ(Euhadra peliomphala)」なのだそうです。

これは……

軟体動物門-腹足綱-有肺目-真有肺亜目-柄眼下目-マイマイ上科-オナジマイマイ科-マイマイ

に属する巻貝で、殻の色や模様が個体によって結構違っているようです。


なんと日本の固有種なのですね。

関東地方でもっともポピュラーなカタツムリなのだそうです。


昔大きなカタツムリを飼っていたことがありましたが……あれはきっとミスジマイマイだったのでしょう。


軟体部分はやわらかい素材でできており、また小さな袋に入っていたため触角が曲がってしまっています。

たぶん、そのうち元に戻る……はず……?


それにしても……貝殻と軟体部、それぞれわざわざ違う素材が使い分けられており、また表面の質感や模様の感じも相当にリアルでとてつもないクオリティなのですね……。

大きさもほとんど実物大ですし、机の上に置かれていたらきっと本物だと思ってしまうのですね。


……でもどういうわけか写真に写すと実物より作り物っぽくなってしまいます……本当はもっとリアルなのに、なんでだろう……。


なんにせよこのような素晴らしいフィギュアがあったなんて……もっと早く出会いたかった……!


ちなみに公式サイトで「ネイチャーテクニカラー」シリーズを見てみると……なんだか見覚えのある画像ばかりなのですね。

naturetechnicolour.com


こ、これは……。

ヨドバシカメラさんのガチャコーナーの片隅にいつもひっそりとしかし確実に佇んでいて妙な存在感を放っているアレなのですね。

フジツボだのウミウシだのキノコだの山菜だの、毎度毎度ニッチなものばかりが並んでいるので正直少し引いていたのですが、こんなに素晴らしいシリーズなら買っておいてよかったのですね。

ニッチなものはいろいろあったのですが、「日本のいきもの」は見たことが無かったのです。

今度ヨドバシさんに立ち寄る時はぜひ間近でじっくり見てみるのですね。


ケジラミ

さて……。

お次は禍々しい節足動物なのですね。

 

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何なのでしょう……このだるまウイスキーの瓶とカニとマダニを合体させてトランスフォームさせたような形容しがたい異形の姿は。


裏はこんな感じです。

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裏面も禍々しいオーラを放っているのですね……。

というよりなぜ斜めにしたのだろうか。

……でもなんとなくお腹の膨らみ具合とかが妙にせくしーな感じがするのですね。

 

なんにせよ、こちらは海洋堂さんの「カプセルQミュージアム」のシリーズなのですね。

………このシリーズは私も前に買ったことがあるのですね。

以前のは「古生代~生命大爆発~」というシリーズでしたが、今回私が買ったのは「衛生害虫博覧会~身近に潜む生活害虫~」というシリーズのようです。


そしてこの生き物は「ケジラミ(Pthirus pubis)」というシラミの仲間なのですね。


……なんと、昆虫だったのですね。


私はてっきり見たことのないマダニの仲間なのかと思ってしまいました。

ですがマダニにしては足の数がヘンですし鋏角も見当たりません。

それに腹部にも付属肢が付いているって……。


ですが、昆虫ならば納得です。

昆虫はもともと甲殻類から分れて進化した生き物ですから、原始的な昆虫の中には甲殻類のように腹部にも付属肢を持つものがいるのですね。


このケジラミは例にもれず外部寄生を行う虫で、名前のとおり鉤になった足を使って哺乳類の毛にしがみつき、皮膚から血を吸うのですね。


また感染するのは主に陰部なのだそうです。


陰部…………

………なんか………えちい………。


頭とか胸とか、もう少しかっこいい所にくっついてもいいと思うのですが、これがこの虫の生態なのですから仕方がありません。


分類的には

節足動物門-昆虫綱-咀顎目-シラミ亜目-ケジラミ科-ケジラミ属

に属しているようで、実際の大きさは2ミリ程度なのですね。

咬まれるとかなりかゆいのだそうですが、特にヘンな病気を媒介しするわけではないようです。


……それにしてもよくわからない虫です……マダニは見たことがありますが、ケジラミなんて会ったことがないのですね。


………あ………。

この虫は人間にしか感染しないのですね。どおりで……。


プシコピゲ

さて、お待ちかねの(?)プシコピゲなのですね。

 

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こちらは上記の記事に書いた通りUHA味覚糖さんと海洋堂さんの食玩シリーズ「チョコラザウルス」の第1弾に含まれていたものなのですね。

なんだか他のシリーズにもリメイク版らしきものがあったらしいのですが、残念ながら詳しいことがわかりませんでした。

またかんじんのプシコピゲについては三葉虫の一種であるという以外よくわからないのですね……。

どうやらフィギュアのシリーズ、元の生物ともに謎に包まれた存在であるようです。

 

ちなみに三葉虫

節足動物門-三葉虫

に属する絶滅した節足動物のことで、現在のところ一万種余りが知られているのですね。

………一万というのはエラい数なのですね。

古生物界でもっともポピュラーな恐竜ですら千種ほどしか知られていないのですね。

一万という数を見てもわかる通り、三葉虫古生代に大繁栄した生き物ですが、古生代の終わりと共に絶滅してしまいました。


なんだかアンモナイトと一緒に恐竜時代を生き抜いていたイメージが強いですが、恐竜時代が始まる頃にはもうすでに三葉虫はいなかったのですね。


非常に残念です。

このような興味深い生き物が絶滅してしまうとは……。


なんにせよ、こんなマイナーな三葉虫をフィギュア化するなんて、さすが海洋堂さん、ツウなのですね。

ちなみに裏面はこのようになっております。

 

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ふ、付属肢が……う~ん……適当?

 

……三葉虫の化石は殆どが硬い殻の部分のみで、付属肢や触角などの比較的やわらかい組織はあまり発見されないため、ここはもう復元する側の裁量判断に任せるしかないのですね。

……つまり、よくわからないのですね。

上のリンクで参照した記事で紹介した「トリアルツルス」という別種の三葉虫と比べると、なんとなく付属肢の描写が心元ない気がするのですが、400円のカプセルQと160円のチョコラザウルスというそもそもの価格的な差がありますから、その辺りは仕方がないのかもしれません。


それにしても……「チョコラザウルス」なんて、名前はよく聞きますが実物を売っているのは見たことがないのですね。

ひょっとしてもうシリーズそのものが絶版になってしまったのか知らん……。つまり、新しいシリーズが出ないのか知らん……。


3匹並べるとこんな感じなのですね。

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……あんまり開封前と変わらないのですね……。

タツムリの触角が戻らない……。

また写真を見てもわかりますが、プシコピゲ以外にはブックレットが付いているのですね。

 

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おかげで他のラインナップがわかります。

カプセルQの方は「身近に潜む生活害虫」というだけあってどれもこれもなじみ深い生き物ばかりなのですね。

生態系の守護者であるオオスズメバチがラインナップされているのは少々驚きましたが……このフィギュアはいつか秋葉原のお店で見たことがあります。


ちょっと……欲しいのですね。


また「日本のいきもの」の方は他にオオクワガタやケガニ、ソメイヨシノや富士山があるようです。

……ふ、富士山………?


……生き物じゃないような……。


……まぁいいか。活火山だし。


意外といろいろある動物フィギュア

とりあえず……この3匹の中ではタツムリだけメーカーさんがちがうのですね。

またクワガタムシももちろん違うメーカーさんですから……ここは見事にライバル社がひしめいているのですね。


こんな風にライバル社の商品どうしを(しかもブックオフさんで)一緒に買って並べて楽しんでいては海洋堂さんや奇譚クラブさん、フジミ模型さんたちそれぞれから怒られてしまいそうなのですね。


なんにせよ、私は今まで動物フィギュアと言えば海洋堂さんとシュライヒさんが二大巨頭かと思っていましたが、このカタツムリを見て見事に考えが変わってしまったのですね。

これからは奇譚クラブさん(株式会社いきもんさん)も常に念頭に置いておくのですね……!


こうして中古品の海の中から色々なものを発掘すると、今まで知らなかったメーカーさんやシリーズ、今まで知らなかった生き物たちに出遭えて視野が広がっていくのですね。

きっとブックオフさんはそれを狙ってあのような雑多な陳列をしているに違いありません。


フジミ模型さんのクワガタムシに触れられないのは残念ですが、こちらはまた別途1つの記事を割き、そのうち作ってみるのですね。


プラモデルですからきっと丸々1つの記事が書けてしまうに違いありません。

イレギュラーな「コウモリ風恐竜」が気付かせてくれる色々なこと

コウモリ風恐竜

私が小さいころ、恐竜の皮膚の質感や色に関しては謎が多く、また復元するにしても普通の爬虫類のように鱗に覆われた姿で描かれるのが当たり前でしたが……。

最近では技術の進歩に伴い様々な様相が浮かび上がって来ているのですね。


さらに一部の恐竜では表面が羽毛に覆われてもふもふだったということが既に当たり前となってきているようです。


このブログでも以前「アライグマ風恐竜」などというものを取り上げたのですね。

blog.kitsune-vetulicola.net


当初は鱗に覆われていると考えられていたシノサウロプテリクスがこんなにもふもふでかわいい姿に!


おそらく現在の恒温動物のような風貌をした「~風恐竜」シリーズが今後も続々と発見されるのだろう…………などと思っていたら、案の定また新たなる発見があったようです。


今回は中国で「コウモリ風恐竜」なるものが見つかったのだそうです。

以下、ナショジオさんの記事です。

なんとご丁寧に動画まで載っているのですね。

natgeo.nikkeibp.co.jp


こ、これは……………

…………翼竜じゃないのか……………。


いや、翼はなんとなく「翼竜っぽい」ですが、姿形はどう見ても恐竜です。

おまけに尻尾の辺りはなんだか鳥っぽい……。


一体何なのでしょう、この中途半端に鳥と翼竜と恐竜とをミックスして絶妙な加減でごっちゃにしたような珍妙な生き物は。


なんだかファンタジーとかによく出てくる「翼は翼竜っぽいけど足腰の付き方はどう見ても恐竜」な生き物……「いちおう翼竜のキャラなんだけれども本当の翼竜の足腰だとちょっとガニマタでかっこ悪いし二足歩行もできないからその辺はアレンジして恐竜っぽくしてみた」という製作者側の意図が透けて見えるデザインの生き物みたいなのですね。


てっきりファンタジー世界だけの産物かとおもっていましたが、現実にいたというのですから驚きです。


なんにせよ、これは脊椎動物の翼というものの多様性を改めて浮き彫りにしてくれる大発見なのですね。


このコウモリ恐竜の翼は翼竜のものとはだいぶ違いますし、もちろんコウモリの翼とも違います。

言うまでもなく鳥の翼とはかけ離れているのですね。


おそらく翼竜、鳥、コウモリに続く第4の「翼勢力」であるに違いありません。

 

アンボプテリクス・ロンギブラキウム

さて……このコウモリ恐竜、どうやら名前を「アンボプテリクス・ロンギブラキウム(Ambopteryx longibrachium)」というそうです。

日本では基本的に古生物は和名を付けずにそのまま学名で呼ぶので、例の如くこの恐竜の名前も学名をそのまま仮名文字で表しただけです。

学名はラテン語ギリシア語のハイブリッドで、意味は「両翼・長い腕」なのですね。


……………そのまんまじゃん。

 

いや、これも学名としては別に普通のことなのですね。

初見で意味が分からず、またなんとなくかっこいい印象を受けるラテン語なのをいいことに、母国語にしたら割と「そのまんま」な名前をさもすごい名前であるかのごとくドヤ顔で付けてしまうという現象が、古生物の世界では割とよく起こるようです。


なんにせよこのアンボプテリクス、分類学的には

動物界-脊索動物門-脊椎動物亜門-爬虫綱-双弓亜綱-主竜形下綱-恐竜上目-竜盤目-獣脚亜目-スカンソリオプテリクス科-アンボプテリクス属

………に属するのですね。


記事の中でアンボプテリクスの発表論文の筆頭著者である中国科学院古脊椎動物学・古人類学研究所(IVPP)の王敏さんも仰っているように、やはりこの恐竜は恐竜というものが「さまざまな方法で飛べるようになったことを示唆するもの」なのだそうです。


……つまり、最終的に飛べるようになるためには「翼を生やす」必要があるわけですが、その翼の作り方がこの時代はまだ実に多種多様だったのですね。


現在の脊椎動物の「翼」は大きく分けると鳥のように「羽毛を束ねて作る」ものと、コウモリのように「長く伸びた指の間に皮膚の膜(飛膜)を張って作る」ものの2タイプに分かれます。


アンボプテリクスの翼は当然後者に含まれるわけなのですが、この「飛膜の張り方」が実にいろいろあるわけなのですね。


例えばコウモリは親指を除く4本すべての指を長く伸ばし、その間に膜を張ります。

対する翼竜は薬指のみを長く伸ばし、それだけを支えとして膜を張るのですね(翼竜の手の小指は退化していてありません)。


そしてアンボプテリクスはコウモリとも翼竜とも違う第3の「飛膜」……親指、人差し指、薬指の全てを翼を支えるのに使い、また特に薬指が長く発達しているようです(この仲間の手の指は3本しかありません)。

またそれとは別に手首から伸びた第4の「翼の骨」があるのですね。

「尖筆状突起(せんひつじょうとっき)」という名前があるそうなのですが……こ、これは……豆状骨………なのだろうか。


……よくフィクションなどで描かれる皮膚の膜の翼を持つドラゴンなどのキャラクターは、たいていは翼の描写に問題があり、ものによっては翼を支える骨が「肘から」伸びていたりするのですね。

そういう描写を見る度に「この作者はそもそも飛膜というものをご存知なのだろうか。翼の骨というのは要するに指であって、肘から伸びているなどということはあり得ないのだが」などと内心思ってしまうのですね。


ですが……豆状骨(らしきもの)が長く伸びて翼を支える骨になるのなら、あながち間違いというわけでもないのかも。

ええ、まぁ、「豆状骨」というパーツのおかげでひじょうに説得力のある「手首から伸びる翼の骨」とは違い、肘にはそもそも「伸びるべき骨」がありませんから、アンボプテリクスを見て翼というものの多様性に触れた後から考えてみても、「肘から翼の骨が伸びている」という描写は違和感があるのですが。


でも、そんなことを言ってしまっては「そもそも翼というものは特殊化した『前脚』であり、それが本来の前脚とは別についている時点でドラゴンは脊椎動物のボディプランの範疇からはみ出てしまっている」ということになってしまい、「本来の前脚がそのまま翼になっている『ワイバーン』以外は脊椎動物として破たんしている」ということになってしまうので、敢えてそこにはツッコミを入れないことにしましょう。


きつね、翼をもつ西洋のドラゴンの中ではワイバーンだけが唯一「生物的に正しい姿」をしていると思うのですね。

……きっとワイバーンをデザインした人は生物学の常識について詳しい人だったに違いありません。


そういえばアンボプテリクスは小さなワイバーンのようなのですね。尻尾は鳥ですが。


イーが飛膜を持っていたことを裏付ける発見

そういえば思い出しました……アンボプテリクス以前にも、似たような恐竜が発見されていたのですね。

2015年に中国で発見された「イー・チー」という恐竜は、同じくスカンソリオプテリクス科に属し、学名を「Yi qi」というのですね。


…………これ、学名だったのですね……。


てっきり中国語名かと思っていたのですが……どうやらそれがそのまま学名になってしまったようです。

ということは「イー属 チー種」ということになります。

上記の「アンボプテリクス属 ロンギブラキウム種」と比べるとなんとなく短すぎる気がするのですね……。


また恐竜の名前は「アンボプテリクス」だの「ティラノサウルス」だの、一般的には「属名」で呼ばれますから、「イー・チー」も一般的には「イー」と呼ばれることになるのですね。み、短い……。


案の定全ての恐竜の中でもっとも短い名前を持つ種としてギネスブックにも載っているようです。


………ギネスブックのくだりは冗談ですが、もっとも短い名前を持つ恐竜というのは本当なので、きっとギネスブックに載るのも時間の問題であるに違いありません。


ちなみに漢字で書くと「翼 奇」なのですね。

「奇妙な翼」という意味の中国語の「奇翼」を、形容詞が後ろに来るというラテン語の語順に合わせてひっくり返しただけの、特に何のひねりも変哲もない名前なのですね。


きっと発見した人たちが元々内輪で仮に「奇翼」と呼んでいたものが、いざ学名を付ける段階になって

「こいつの学名どうしよう?」
ラテン語にするのめんどくさいしもうこのまんまでよくね?」

……などという展開になってしまったに違いありません。


……名前の長短はともかく、なんにせよこれが発見された当初、極端に発達した薬指と、手首から伸びる「尖筆状突起」から、この恐竜は風切り羽ではなく飛膜を持っていたのではないかと言われたのですね。


そしてその時点で「恐竜の翼のタイプはいろいろあった」ということがわかってきていたのですね。


ただ、イーの発見当初ではまだ飛膜の痕跡が見当たらなかったため、「この長い指と謎の骨は果たして本当に皮膜を支えるものだったのだろうか」と疑問視する声もあったようです。


ですが今回発見されたアンボプテリクスの化石は、イーと同じ「長い指と謎の骨(尖筆状突起)」と一緒に飛膜の痕跡も残っていたのですね。


……つまり、骨格の形から「アンボプテリクスとイーは同じ仲間」であるということがわかり、なおかつ「アンボプテリクスには飛膜の痕跡があった」のですね。


……つまり、「同じ仲間」であるイーにも飛膜があったということが、この発見によって裏付けられたのですね。


なるほど……そういうことだったのか。


コウモリ風恐竜は少し前から見つかっていましたが、果たして本当にコウモリ風だったのかは確証が無かったのですね。

ですがアンボプテリクスの発見により、それが本当にコウモリ風だったということが分かったのですね。


私がいつか朝日新聞の記事で見かけた森の中を優雅に舞うイーの復元イラストは、実はあの時点ではまだ「不確定」なものだったのですね……。


でも結局残ったのは「羽毛の翼」?

さて……、恐竜時代、空を飛ぼうとした恐竜たちは結構たくさんおり、またその方法も様々だったということがわかりました。

手に飛膜を持った恐竜がいて、また足の間に飛膜を持っていた変わり種も最近どこかで見かけたのですね。


きっとこの時代、恐竜たちは色々と翼の形を試行錯誤しており、それに伴って一気に「恐竜の翼」の多様化が進んだに違いありません。


……まさに「翼のカンブリア紀」なのですね。


ですが結局今現在残っている「恐竜の翼」は、鳥類に引き継がれた羽毛の翼だけなのですね。


羽毛の翼を持った恐竜たち以外はその後「5度目の大量絶滅」により全て絶滅してしまったため、これらの「コウモリ風の翼」がさらに進化していればこの後どうなったのかという疑問の答えは永久に失われてしまったことになります。


もちろん絶滅の直接的な原因は白亜紀末にユカタン半島に落下した隕石であり、翼のつくりはおそらくぜんぜん関係無いのですね。


つまり、当時の条件がちょっと違っていれば、もしかすると今頃は恐竜時代の生き残りとして風切り羽ではなく皮膚の翼を持った鳥たちがそこらじゅうを飛び回っていた可能性だってあるのですね。

もしくは両者が共存していた可能性さえあるでしょう。


こ、これは………。

妄想がはかどるのですね。


こういう「絶滅した系統の動物がもし生き残っていたらどうなっていたか」というのをあれこれ想像してみると、また新しい生き物の姿や生態系の姿が浮かび上がってきますし、現在の生態系の姿がほとんど奇跡の上に成り立っているということもわかるのですね。


生き物の絶滅と生存は「偶然」によって分かれるものであり、それ以外の何物でもありません。

つまり、「すぐれた種」が生き残るのではなく、単に「運が良かった種」が生き残っているだけなのですね。


そしてそのような偶然が、原始生命体が誕生した40億年も前から今の今まで何度も繰り返され、その上で今を生きている私たちが成り立っている……。

これはまさに「40億年間ずっと『絶滅の貧乏くじ』を引かなかった」ということなのですね。


つまり、40億年間ずっと福引で「タワシ」を引き当て続けるほどの、相当高度なレベルの「奇跡」なのですね。


イーやアンボプテリクスの持つ「不思議な形の翼」は、そんな当たり前の事実を改めて気づかせてくれるのですね。

人類はちゃんと「手加減」をしよう! 生き物100万種が絶滅の危機

IPBESさんの調査報告

先日の新聞にも出ていたのですが、その後ネットのニュースを見ると案の定このような記事が載っていたのですね。

www.afpbb.com

headlines.yahoo.co.jp


AFP通信さんと、それからヤフーニュースさんを経由した毎日新聞さんの記事なのですね。


……ちなみに私が見たのは朝日新聞さんの記事です。


なんにせよみんな同じことを言っており、今月6日にIPBESさんが「およそ100万種の動植物が絶滅の危機に瀕している」という報告書を提出したのだそうです。


IPBESというのは「生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」のことで……要するに国連の科学者の組織なのですね。

世界中132か国からその道の専門家たちが参加して、日夜生態系の状態を調査し、またその結果を元に各国の政策の在り方を考えていこうという活動をしているのですね。


そしてIPBESさんの報告によれば今後凄まじい数の生き物たちが絶滅するかもしれないということなので、巷でちょっとした騒ぎになっている、という状況のようです。


……そうでしょうとも。

いやまぁ、何を今更という感じではありますが。


三葉虫やフデイシが大量に死に絶えた4億4400万年前のオルドビス紀末に始まり、恐竜が絶滅した6500万年前の白亜紀末まで、地球は今までに5回の大量絶滅、いわゆる「ビッグファイブ」を経験しているのですね。

そして、「危機にさらされているのが100万種」という具体的な数はともかくとして、現在まさに6回目の大量絶滅が進行中であるということは、ちょっと生き物に詳しい人ならみんな知っているようなことなのですね。


事実上地球を支配している昆虫ですら毎年1%の種が絶滅危惧種の仲間入りをしており、このペースで行けば数十年後には全ての昆虫が絶滅するかもしれないということは、ちょっと前のAFP通信さんのニュースでも言っていたのですね。

www.afpbb.com


まぁ、見ていた人がどれくらいいるのかは定かではありませんが……。


むしろIPBESさんのニュースを見るまで生き物たちが何の危険にもさらされずに平穏無事に暮らしていると思っていた人がいるのだとしたら、相当に危機感が無いとしか言いようがないのですね。


具体的にどういうことなのか

さて、100万種が絶滅の危機にあると言われても……数が多すぎてイマイチピンとこないのですね。


まず、そもそも地球上に一体どれほどの種類の生き物がいるのでしょうか。


実は現在知られている動植物……つまり、既に名前が付いており、図鑑にも載っているであろう動植物……は、およそ180万種類いるのですね。


これだけでもエラい数です……既知のポケモンの2200倍なのですね!


ですが……実際はこれでも氷山の一角で、地球上の動植物全体の1割に過ぎないのではないかと言われています。


……つまり、全体としてはおそらくこの十倍はいそうなのですね。


とりあえず今のところはおそらく全部で870万種ほどなのではないか……と言われているようです。


なんにせよ100万種が絶滅の危機ということは、既知の生き物の半分以上……全体的に見ても9分の1以上が、今現在まさに危険にさらされているということなのですね。


これは史上最悪の大量絶滅と言われている、2億4800万年前のペルム紀末の大量絶滅(三葉虫を含め、地球上の生き物たちの95%が死滅した)と比べると、なんとなく大したことがない気もしなくもありませんが、深刻な大量絶滅であることに変わりはないのですね。


この絶滅危機の内訳は冒頭で引用した毎日新聞さんの記事で詳しく書かれているのでそちらを見て頂くとして……。


報告によれば、現在一番危ないのは両棲類であるようです。

彼らはその40%以上……つまり半分近くが絶滅の危機に瀕しているというのですね。

……これはエラい数字なのですね。


もちろん他の生き物たちもただではすみません。


地球の生態系というものは全ての生き物たちが協力し合ってできあがっている……いや、むしろかろうじて絶妙なバランスを保って運営を続けていられる大きな組織のようなものなのですね。


そしてその中で全ての生き物はそれぞれの役割を果たしながら生活しているわけなのであり、一見すると全く異なるものに見える生き物同士でも、実際は密接に関わりを持ちながら暮らしているのですね。

 

つまり、風が吹けば桶屋が儲かる」という現象が自然界ではいたるところで見られるのですね(なんか違う気が……)。


……と、いうことは……。

この中には少なからず「他の生き物を支える鍵となる生き物」が存在しているわけで、もしその生き物が絶滅してしまったら、その生き物の恩恵を受けている他の全ての生き物たちの生活が成り立たなくなるのですね。

つまり、たった1種類の生き物の絶滅が、連鎖的に他の生き物の絶滅を引き起こす可能性があるのですね。


……わかりづらいので喩えを言うのですね。

たとえばもし今世界中でコメ農家が無くなり(つまり絶滅して)、誰もコメを生産できなくなったとしたらどうなるでしょう。(コメ農家の方ごめんなさい……。)

コメを材料として使っている全ての料理……白飯は言うまでもなくカレー、リゾット、ナシゴレン、炒飯、ジャンバラヤ……いやもう何でも……が成り立たなくなり、またそれらを売っている人達に深刻なダメージが及ぶのですね。

もちろん我らが日本酒も生産が不可能となり、我々日本人の伝統的なたしなみが消滅するのですね。


その結果、どうなるか……。


コメ農家が無くなるだけでなく、それに付随して米問屋が無くなり、造り酒屋が無くなり、またカレー屋さんが無くなり、リゾット専門店が無くなり、ナシゴレン専門店が無くなり、ジャンバラヤ専門店が無くなり、中華屋さんでは炒飯が出せなくなるのですね。

その結果コメ農家やカレー屋さん、各種米料理専門店の人たちが職を失うだけでなく、大手レトルト食品会社ではカレー製造部門が根こそぎ消滅し、大手食品会社では「カップライス」の開発部が部ごと解雇され、またその炒飯の腕前を買われて中華屋さんで働いていた料理人さんが炒飯を作れなくなってクビになる羽目になるのですね(?)。

つまり、たった1つ「コメ農家」という職業が無くなっただけで、イモヅル式に他の職業にまで悪影響が及ぶのですね。


……かなり極端な喩え方をしましたが、ようするにこういうことなのですね。


このように人間は一人では生きていけませんし、それ故に他の職業の人たちと協力し合っているのですね。

またそれは人間だけでなく、他の全ての生き物たちに言えることなのですね。


たとえ自分たちの種族の中では一人で(単独で)生きていくことができる動物であっても、他の種族を含めた中でという意味での単独で生きていける生き物はいないのですね。


そもそも生き物というものはお互いに(異種間で)助け合わなければ生きていけないようにできているのですね。


……こんなことは中学の理科の教科書に書かれていそうなものですし、生物の基本なのですが、日常的にそれをちゃんと意識している人が一体どれほどいるというのでしょうか。


両棲類が一体生態系の中でどのような役割を担っているかを知っている人なら、「両棲類が4割絶滅しそう」だと聞いただけで、それがどれほど深刻なことなのかわかるのですね。


いや、両棲類に限らず全ての生き物は、上にも書きましたが生態系の中で固有の役割を持って生きているのですね。

どの生き物が一体どんな役割を持っているかは、よほどその生き物について研究しないかぎりはわからないですし、そんなことは自ら進んで知ろうという意思が無ければまずできません。


ですがそういうことを知ろうともしないで、やれ「あの生き物は毒があるから駆除しよう」だの、やれ「あの虫は見た目が気持ち悪いから殺してしまおう」だのと言っている人類の、なんと多いことか……。


もはや待ったなし!

ちなみに、絶滅の危険がある生き物たちが載ったリストのことを「レッドリスト」というのですね。

詳しくはこちらにまとめてありますが、レッドリストでは10個の「カテゴリ」を用いて、その生き物がどれほど危険であるかを記載しているのですね。

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このレッドリストを作っているのはIUCN(国際自然保護連合さんという組織です。

世界中を挙げて自然を守ろうとする凄い組織ですが……それでもレッドリストカテゴリの評価をできたのは85604種だけなのだそうです。


……つまり、「これは絶滅しそう」だとか、「これはまだ大丈夫!」という判断ができたのが、たったこれだけなのですね。


85604種というとかなりの数に思えますが、既知の生き物だけでも180万種はいますから、その中の5%程度しか「絶滅危惧状況がわかっていない」のですね。

おそらく生き物全体の数であろう870万種と比べれば1%にもなりません。


……つまり、リストに載っていないだけで、危険な状態にある生き物はそこらじゅうにいると考えた方がいいのですね。


また冒頭で挙げたAFP通信さんの記事には

「生物種の絶滅のペースは現在、過去1000万年余りの10倍から数百倍に加速しており、6600万年前に非鳥類型恐竜が絶滅して以降初の大量絶滅に向かう恐れがある。」

とありますが……。


………「大量絶滅に向かう」というより、もうすでに「大量絶滅は始まっている」のですね。


レッドリストが全種揃うのはおそらく数千年後(!)と言われていますし、世界では毎年4万種もの生き物たちが絶滅しているとも言われていますから、もうすでに状況はボーっと生きていられないレベルになってしまっているのですね。


絶滅を防ぐために生き物たちのことを知ろう!

さて……この報告書ですが……。

IPBESさんの言う「100万種」というのが、「単純に100万種が危険」という意味なのか、それとも「危険なのはもっと少ないが、それらが絶滅すると連鎖的に他の種も危険にさらされるので、それを含めて100万種」という意味なのか、残念ながら記事からではイマイチわからないのですね。

おそらく原文の報告書を読めばちゃんと書いてあると思うのですが……残念ながら報告書は1800ページもあり、単行本にすると軽く8巻程度にはなってしまうのですね。

また中身はおそらく英語でしょうから、手に入れることができたとしてもとても読めないのですね……。


………報告書がどうであれ、なんにせよ1つ言えることがあるのですね。


それは、この問題は「どこか遠くの国で起こっている、自分たちとは全くかかわりのないこと」ではない、ということなのですね。


つまり、これに関しては世界中の全ての人たちが当事者であり、またみんなが身近な問題としてどうするべきかを考えていかなければならないのですね。


というのもこの問題の原因はそもそも人間活動なのですね。


つまり、私たちが他の生き物たちがそこにいるということを考えずに、もしくは知らずに、自分たちの利益を追求しようとして無理をし過ぎた結果、このようなことになってしまったのですね。


……では具体的にどうすればいいのか……。


あくまで私の意見ですが……、ひとりひとりが生き物たちとの付き合い方を見直せばいいと思うのですね。

自分の行動が他の生き物たちに対して一体どのような影響を及ぼすのか……それをちゃんと考えて行動すればいいと思います。

 

………このようなこと……普通の生き物は考えなくて良いはずです。

普通の生き物は自分たちの種のことだけを考えていればまず問題無いのですね。


なぜなら、普通の生き物たちどうしの間には、実はそれほど大きな力の差は無いのですね。

どんなに小さな生き物であれ、またどんなに大きな生き物であれ、それぞれの力そのものには差が無いため、どちらも絶滅することなく生きていくことができます。

たとえば体の小さなネズミも、それを食べるキツネも、両方ともその力が釣り合っているため、お互いに絶滅することなく仲良く共存しているのですね。


……もちろんネズミはキツネに喧嘩では勝てませんが、種の間での勢力という意味では、両者の間に力の差はありません。


キツネはネズミを食べますが、どんなに頑張ってたくさん食べたとしても、ネズミの数はキツネに比べてとてつもなく多く、またその繁殖力もキツネの比ではないため、食べ尽くしてしまうことはないのですね。


つまり、たとえキツネが自分たちのことだけを考えて……つまり、「こんなに獲ったらネズミが絶滅しないだろうか」などということは考えずに、ネズミを食べまくったとしても、ネズミは絶滅しません。


これはネズミとキツネに限らずどの生き物にも言えることで、環境の激変や急激な進化などのよほど特別な条件がそろわないかぎり、普通生き物は他の生き物を絶滅に追いやるようなことはないのですね。


たとえその生き物が「自分たちのことだけを考えて」行動していたとしても、です。

 

……なのですが、もはや人は普通の生き物ではありません。

偉い獣医師の先生が言っていましたが、人類は既に遠い昔に生態系のピラミッドから抜け出し、他の生き物から見ればもう「神の領域」に足を踏み入れてしまっているのですね。


……つまり、もはや「神の力」を持ってしまっているのですね。


これは普通の生き物の力では到底太刀打ちできないほどの力ですが、人はそれに気づきません。

自分たちもまだ「生態系ピラミッドの中の1動物に過ぎない」と考えています。

そして他の生き物たちと同じように振る舞う(自分たちの種のことだけを考えている)。


ですが……そんな強大な力を持った生き物が、自分たちのことだけを考えて、他の……もっと弱い力しか持っていない普通の生き物たちと同じように、また自分たちも弱い普通の生き物であるつもりで、本気で暴れたら一体どんなことになるでしょう。


普通の生き物同士の間では大した力の差はないため、お互いに本気で暴れてもその力は釣り合っています。

力が釣り合っているとはすなわち「ずっと引き分けが続く」ということですから、特に問題は起こらないのですね。


ですがそのうちの1つの種が、他の種とは比べものにならないほど強大な力を持っていたとしたら……?


……結果は火を見るよりも明らかなのですね。


喩えて言うならマチュアの相撲大会にプロの力士が乱入してくるようなものなのですね。

いとも簡単に勝ってしまいますし、ここでいう「勝つ」とはすなわち相手を滅ぼしてしまうということなのですね。


生き物の種の間での勢力の勝負は、よほどの条件がそろわないかぎり決して誰も「勝って」はならないのですね。

常に「引き分け」の状態を続けなければ、他の誰かが絶滅するということになります。


では、人が他の生き物に「勝たず」に、常に「引き分ける」ためにはどうすればいいのか……。


答えは簡単です。


自分たちが「既に途方もない力を持っている」と自覚したうえで、ちゃんと「手加減」すればいいのですね。

つまり、自分たちの行動が他の生き物に及ぼす影響を考えながら行動すればいいのですね。


そのためにはまず、相手の生き物の事をよく知ることから始めればいいと思うのですね。


どこにどのような生き物がいて、どんな生態を持っているのか。

この生き物たちの「勢力」はどの程度のものか、うっかり絶滅させてしまうことはないか。


全ての人たちがそういうことを意識してみるだけで、大分結果は変わってくると思うのですね。


そのためにはまず、地球が人間だけのものではないということをちゃんと改めて理解すればいいのですね。


……もはやボーっと勝負をしていられる時代ではないのですね。

 

(なお、上記ネズミとキツネのたとえですが、厳密に言うとネズミの力は遥かにキツネを上回っているはずです。

なぜなら、ネズミを食べる動物はキツネだけではないのですね。

他にフクロウやテン、ネコ、タヌキなど、いろいろな動物がネズミを食べるのですね。

ですがネズミが絶滅することはありません。

こんなに食べられているのにまだ、ネズミは平然と地上を闊歩していますし、「普通の勢力」を保っています。

……つまり逆に言えば、キツネ、フクロウ、テン、ネコ、タヌキなどの動物の力を総動員して、やっと彼らと釣り合うほど、ネズミの力は強いのですね。)


ちゃんと「手加減」するために

……なんだか長くなってしまったのですね。


私の言いたいこと……ちゃんと伝わった……のかな。


簡単に言えば、一番大事なのはひとりひとりが「手加減する」こと……つまり、「他の生き物のことを考えて行動する」ことなのですね。

そしてそのためには「生き物のことを知る」ことが大事なのですね。

さらにそのためには、まず「自分たちの隣には常に他の生き物がいる」ということを自覚する必要があるのですね。


今までに人類は途方もない数の生き物たちを絶滅に追い込んでしまいました。

その原因は状況によって違ったとは思いますが、大体は「他の生き物のことを考えずに無茶を続けた」もしくは「自分たちの行動で絶滅してしまうとは思わなかった」といったところだったのでしょう。

もしくはもっと単純に「そこにそんな生き物が住んでいるなんて気付かなかった」のかもしれません。


いずれにしても、みんなが「そこに生き物がいると自覚し」「その生き物のことを知って」「その生き物のことを考えて」行動していれば、ちゃんと防げたかもしれない悲劇なのですね。


既に絶滅してしまった生き物は、もうどうしようもありません。

さすがに「神の力」を以てしてもよみがえらせることは不可能に近いのですね。


ですが、これから絶滅しそうな生き物を助けるのは、今からでもまだなんとかなるはずです。

人間は他の生き物と違い、他の生き物のことを考えることができます。

ただそれをやってこなかっただけ。

逆に言えば今からでも他の生き物のことを考えるようになれば、きっと状況は変わるはずです。

幸いなことに、IPBESさんも報告書の中で「まだ間に合う」と言っているのですね。


今日からでも遅くありません。

まずは身近なところから始めればいいと思います。

身近な……出会う機会が無くても、おそらくすぐ傍にいるであろう生き物のことを、もう少し意識してみませんか。

【生物・環境】亜種・変種・品種の違いについてのメモ書き

きつねの備忘録

私のブログにはタイトルが【】で始まり、「~についてのメモ書き」で終わる「メモ書きシリーズ」とでも呼べそうな記事がいくつかあるのですね。

これは私がいろいろ気になって調べたり整理したりしたことをメモがてら書いているものなのですね。


ですが、内容は我ながらどれもこれも一体誰がこんなの読みたがるんだとツッコミを入れたくなるようなマニアックなものばかりなのですね……。


おそらく誰も喜ばないと思うので、そろそろみんなが喜びそうなもっと一般的なことを書きたいのですが……。


とりあえず、今日は生き物の「種」のさらに下の分類について書くのですね。

タイトルの通り「亜種」と「品種」と「変種」の違いなのですね。


……ほら、言ってるそばからもうマニアックな匂いがしてきました。


この3つ、「種の下の分類」というところは共通しているようなのですが、違いがイマイチわからないのですね。


というわけで調べてみるのですね。


いったい誰がこんな記事を読むのか見当もつかないのですが、気になったので書いておくのですね。

 

いちおう目次も貼っておきましょう。

 

 


種について

まず、「種」の定義を先におさらいするのですね。


私が今回気にしているのは「種」のさらに下の分類ですが、そもそも基本である(?)「種」がわかっていなければこれについて調べるのは難しいと思うのですね。


と、いうわけで、まずは「種」です。


「種」というのは生き物のそれぞれの種類を表す分類単位で、系統樹のもっとも末端の枝に当たる部分なのですね。

キツネにたとえるなら「ホッキョクギツネ」とか「アカギツネ」とか「フェネックギツネ」というのが「種」なのですね。


……ちなみに単に「キツネ」というのは「属」といって、「種」のさらに上の分類となるのですね。


現在の分類では学名(世界共通で使われるラテン語の名前)は「属の名前+種の名前」で表記される、いわゆる「二名法」というスタイルをとっているのですね。


キツネ属全般はラテン語でそのまんまキツネを表す「Vulpes」という名前で表記され、その後にそれぞれの種類の名前が付くのですね。

つまり、

ホッキョクギツネは「Vulpes lagopus」
アカギツネは「Vulpes vulpes」
フェネックギツネは「Vulpes zerda」

……なのですね。


キツネに限っては「〇〇ギツネ」という日本語の名前(和名)も「種の名前+属の名前」になっていますから、なんとなく学名に似ているのですが、他の動物の場合は必ずしもこうなっているとは限らないのですね。


たとえば「ライオン」と「ヒョウ」は和名ではそれぞれ別の名前ですが、実際は両方とも「ヒョウ属」なので、学名だとそれぞれ「Panthera leo」「Panthera pardus」となるのですね。


……「レオヒョウ」と「パルドゥスヒョウ」……なのですね。


またキタキツネも和名から連想されるような「Vulpes 〇〇」という名前なのではなく、「Vulpes vulpes」の亜種ということになっていますから、実際はもっと複雑な名前になるのですね。


……これに関しては下に書きますが、なんにせよ「種」を正確に知るためには和名を見るよりも学名を見た方が手っ取り早いのですね。


……他の分類階級に関してはこちらのメモ書きに書かれているのでよろしければどうぞ……。

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実は「種」についてもこの中で触れているのですね。

ですがあまり詳しくは書いていませんでした。

犬種とかなんとか書いているくせにその「犬種」が一体ナニを表すのかについてはスルーしていたのですね。


おまけに「種」の定義が書かれていません。


一体どれほど他の個体と共通していると「同じ種」になり、またどれほど違うと「違う種」ということになるのでしょうか。

とりあえず、「結婚して子供をもうけることができる」のが「同じ種」であり、それができなければ「別種」という扱いになるそうなのですが……。


……これ、厳密な定義方法は実はよくわかっていないのですね。


私が知らない……のではなくて、専門家の間でも意見が分かれているらしく、また生き物によっても種の定義方法が変わるようなのですね……。


…………考えてみれば当然なのですね。


そもそも生物というのは時間の経過(世代交代)とともに緩やかに変化していくものであり、その流れは途切れることなく川の流れのようにアナログにつながっているのですね。


つまり、ココまで変化したら別種で、ココまでなら同じ種類……という「線引き」はそもそも存在しないはずなのですね。


でも「みんな同じ種」だと便宜上よろしくないので、「これとこれは別」「これとこれは同じ」と後からとりあえず分類しているだけなのですね。


……………いけません、「種」の定義を理解しないとその以下の3つもわからないと思っていたのですが……そもそもその「種」の定義でつまづくとは……。


………とりあえず、ここはこれ以上追求しても何も出て来そうにないので、諦めて次に行くのですね。


亜種、変種、品種

先ほど「種は系統樹の末端」と書きましたが、実際には「種」のさらに先に(つまり、さらに下の分類として)「亜種」が挿入されることがあるのですね。


「亜種」というのは一言で言うと「同じ種類なんだけれども微妙に違う」ということなのですね。


先ほど例に出した「キタキツネ」は、いわゆる「普通のキツネ」である「アカギツネ」の亜種にあたり、学名は「Vulpes vulpes schrencki」というのですね。


……亜種を表す場合は二名法の「属の名前+種の名前」の最後にさらに「亜種の名前」を付けるのですね。


キタキツネはアカギツネではありますが、北海道や東北地方、樺太などのみに住むこの辺りの固有の亜種なのですね。

そして他の場所に住むアカギツネとは「微妙に違っている」のですね。一体ナニがそんなに違うんだかよくわかりませんが……。


なんにせよこの「亜種」と「種」の違いはかなり微妙らしく、別種と思われていた生き物がその後同じ種類の亜種であったり、逆に同種の亜種だと思われていたものが全くの別種であったりということが判明することもあるようです。


……そういえば日本に住む亜種のキツネにはもう1つ、本州の「ホンドギツネ」がおり、こちらは「Vulpes vulpes japonica」と「アカギツネの本州の亜種」と考えられていますが、もしかするとアカギツネとは別の種類である可能性もあるらしいのですね。


……とりあえず、この辺になるとさすがに分類が微妙になってくるようです。

ただ一応名目上では「種の下に亜種がある」ということになっているのですね。


ここまではわかるのですが……似たようなのに「変種」だの「品種」だのがあります。


……一体何が違うのだろうか……。


亜種

とりあえず、毎度おなじみWikipediaさんに「亜種」の定義が書かれていました。

せっかくなので引用するのですね。

ja.wikipedia.org

ええと……。

どうやら「亜種」というのは「種よりも下の分類で、なおかつ動物学で使われる名前」なのだそうです。


……つまり、動物に対しては「品種」や「変種」は使わない、ということなのですね。


ネコの品種だのウマの品種だのという言葉はよく聞きますが、あくまで正式な分類学では「種」の下には「亜種」しかないようです。


また、動物においては「亜種」のさらに下の分類として「品種」を使うことがあるようです………どっちだよ!


そして「亜種」が存在する「種」では、必ず「種小名と同じ学名の亜種」が存在しており、「原名亜種」などとよばれるのですね。


……つまり、アカギツネの場合はホンドギツネ(Vulupes vulpes japonica)やキタキツネ(Vulpes vulpes schrencki)などの亜種がいるわけですが、それらの亜種とは違う、「アカギツネ」の基準となる亜種……言ってしまえば「普通のアカギツネというのがいるのですね。

そしてその「普通のアカギツネ」を「原名亜種」というのですね。

そして「原名亜種」のアカギツネは「Vulpes vulpes vulpes」という名前なのですね。


……「キツネギツネギツネ」……。


なんだかとってもヘンな感じのする名前なのですが、二名法に基づく命名ではこうなるのでしょう。

ただ、あくまでこれは「基準となるアカギツネの亜種」というだけの話であり、「原名亜種が進化して他の亜種が生まれた」というわけではないようです。


どうやら単に一番初めに登録された亜種が「原名亜種」になるようなのですね。


つまり、もし一番最初に登録された「アカギツネ」が「キタキツネ」だったとしたら、今頃キタキツネが「原名亜種」となっていた可能性だってあるのですね!


なんにせよ、とりあえず「動物の種の下の分類が亜種」と覚えておけば間違いは無さそうです。


変種

さて……、動物の「種の下の分類」を「亜種」ということはわかりました。

Wikipediaには同じく「変種」のページもあるのですね。

ここは無精を承知でリンクを貼ってしまいましょう。

ja.wikipedia.org


上にも書きましたが……これによるとどうやら「植物の種の下の分類」を「変種」というようです。


………つまり、「植物版亜種」が「変種」なのですね。


「亜種」に同じく「種」との境目が結構曖昧で、どこまで違えば別種になり、またどこまでの違いなら同種の変種扱いになるのか、結構議論が分かれているようです。


とりあえず、「植物の種の下の分類が変種」と覚えておけば問題は無さそうなのですね。


品種

さて……お次は最後、品種なのですね。

名前に「品」という字が付いているところからして、なんとなくこれは人為的に交配させてつくられた「種の下の分類」という感じがするのですね。


つまり、「人が作った亜種または変種」というところでしょうか。

ja.wikipedia.org


……でも「国際藻類・菌類・植物命名規約」によって定められた物なのだそうなので……学術的には藻類、菌類、植物に対してしか使わないということなのかも……。


また動物に対して使うこともありますが、それはあくまでも「一般では」ということのようです。


つまり、正式な学術の世界では動物の種の下にあるのはあくまで「亜種」であり、「品種」は使われないのですね。


………なんだかこれも動物か植物化によって定義がちがう気がするのですね……。


なんにせよ、たとえばイヌの場合、チワワもゴールデンレトリバーもみんな学術的にはオオカミ(Canis lupus)の亜種であるイエイヌ(Canis lupus familiaris)であり、「種」も「亜種」もまったく同じ生き物なのですね。


それでも違いがあるのはおそらく「亜種」のさらに下に「品種」というものがあるからだと思うのですが、それはあくまで一般社会での話で、学術的にはどれもこれも同じ「Canis lupus familiaris」という動物なのですね。


…………なんだか不思議なのですね……。

あれだけいろいろ変わっているのにみんな同じ亜種で、さらに種はオオカミと同じなのですね。


結局どういうことなのか

まとめると……、それぞれの違いはこういうことなのですね。


亜種

動物に対して使う、学術的な「種」の下の分類の呼び方。

植物における「変種」と同じもの。

 

変種

植物に対して使う、学術的な「種」の下の分類の呼び方。

動物における「亜種」と同じもの。

 

品種

植物に対して使う、学術的な「種」の下の分類の呼び方で、基本的には「変種」と同じもの。

ただしこの語が意味する範囲は「変種」よりも広く、より広い意味では「動物の亜種のさらに下の分類」を指すこともある。

また、品種改良などで「人為的に生み出されたもの」というニュアンスが強い。

 


……ということになるのですね。たぶん。


また全てに対して言えるのは、亜種・変種・品種が違ったとしても「種」は同じであるため交雑は可能だということなのですね。

つまりオオカミとイヌが結婚してもちゃんと子供が生まれるのですね。


ライオン(Panthera leo)とトラ(Panthera tigris)のように種が違っても子供が生まれる場合はありますが、その場合生まれてきた子供に生殖能力は無いので、それ以上世代を重ねることはできないのですね。


……オオカミとイヌの子供はちゃんと次の子孫を残せるので……この辺がライオン・トラカップルとは違うのですね。


なんにせよ種、亜種、変種、品種……。


改めて分類学の奥深さを感じさせるワードなのですね……。


私がこのブログで扱っているのは今のところ動物だけなので……とりあえず「亜種」を覚えておけば問題は無さそうです。

ギリギリ出会えたバンダイ「だんごむし3」 噂の新種も!

だんごむし3

バンダイさんのカプセルトイ、いわゆる「ガシャポン」の中に、「だんごむし」というシリーズがあるのですね。

その名の通り大きなダンゴムシのフィギュアなのですが、関節などの構造が実によく再現されており、実際に丸めたり伸ばしたりして遊ぶことができるのですね。

しかも、カプセルトイと言いつつカプセルには入っておらず、ダンゴムシがそのまんま丸まった状態でマシンから排出される、いわゆる「カプセルレスなガシャポンなのですね。

現物はこんな感じなのですね。

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ちなみに第1弾です。


……一体こんなもの誰が欲しがるんだとツッコミが来そうですし、また当初はバンダイさんの社内でもそのような意見があったらしいのですが、これがなんと大ヒット……入荷する度にそこかしこで品薄が発生するのですね。


さて、この「だんごむし」シリーズですが、今まで第2弾まで出ておりました。

当ブログでも何度か取り上げているので詳しくはこちらの記事をどうぞ。


第1弾

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第2弾

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なんにせよ、第1弾では

の3種が、また第2弾では

の3種が、それぞれ登場したのですね。


………モチーフになっているのはオカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)」といういわゆる普通のダンゴムシですが、よくもまぁこんなにカラバリがあるなと思ってしまうほどいろいろ出ているのですね。


さすがにこの6種でネタは尽きただろう……などと思っていたのですが……なんと、このたび第3弾が出たというのですね。

以下、公式サイトです。

gashapon.jp


真ん中にでかでかと「形状が異なる驚きの新種登場!」とあります。


今までの「だんごむし」のラインナップは全て「オカダンゴムシの色違い」でしたが……なんと、そこについにオカダンゴムシ以外の「異種」が加わってしまったのですね!


その名も「フチゾリネッタイコシビロダンゴムシ(Cubaris iriomotensis)」!

……名前が長いのですね。

また学名に「iriomotensis」とあるので、西表島に生息しているのでしょう。


なんにせよこれは……買いに行くしかありません。


また今回のラインナップは以下のようになっているのですね……。


なんと、今回は全4種です!


……つまり、基本である(?)白黒がパワーアップして戻ってきたのですね。リメイクでしょうか。

それプラス「形状が異なる」新種と、さらには「白」と「黒」が合体した「ゼブラ」がいるのですね。


初めて見たときは「ゼブラって何だよ」と思ってしまいましたが、これ、実在するダンゴムシなのだそうです。

産地はモナコ……なのですね。


ですがこれは……オカダンゴムシ………なのだろうか……。


おそらく別種と思われますが、正式名称がよくわからないのですね。


なんにせよ、第1弾では「白」がレアでしたが、第3弾ではこの「ゼブラ」がレアらしいです。


………確かに豪華な感じはするのですが……なんとなくいまいちな気が……。


それにフチゾリを推しておきながらレアキャラがゼブラって……。


……おそらく推しキャラであるフチゾリがレアだと手に入れるのが難しくなってしまうため、敢えてこちらはコモンにしたのでしょう。

みんながちゃんとフチゾリをGETし、そのフォルムを手の上で鑑賞できるようにという制作側の配慮を感じるのですね。


ここは確実にフチゾリを手に入れるしかありません!


「だんごむし3」……町へ探しに行くのですね!


……と、いうわけなので……。

今日はその話を書くのですね。


以下、バンダイさんのガシャポンは「だんごむし」、実際の動物の方は「ダンゴムシ」と呼び分けることにします。

 

フチゾリを求めて町田へ!

さて……この「だんごむし」シリーズ、私はいつも町田のヨドバシカメラさんで買っているのですね。

ガシャポンと言えば全国津々浦々にマシン(自販機)が設置されており、もはや日本の町の風物詩と化していますから、「だんごむし」自体もたぶん他のお店にもあると思うのですが、少なくとも私はヨドバシさん以外で見たことがないのですね……。


ええ、まぁ、中古品ならブックオフさんとかにもありますが……。


なんにせよ、私の頭の中では既に「だんごむし=ヨドバシカメラで買うもの」という図式ができあがってしまっているので、この日もいつものように町田のヨドバシカメラさんに行ったのですね。

………最寄りのお店が町田店なのですから、これは必然です。


このお店には、1階の入り口のところと地下1階の奥の方、それから上の方にある駐車場から入ってきた所の3か所にガチャマシンのコーナーがあります(私の知る限りでは。本当はもっとたくさんあるのかも……?)。

そして「だんごむし」のシリーズは一番最初に見た時を除いて、ほぼ確実に地下1階の方に置かれているのですね。


おそらく人気のガチャゆえの特等席のようなものがあるのではないかと思われます。


なんにせよ、今回も案の定入り口のところには無かったので、またおそらく駐車場のところには無いということがわかっているので、地下へ行きました。


………ですがいつもの場所に見当たりません。


……まだ入荷していないのか知らん。


………。

……実は「だんごむし」シリーズのガチャマシンは遭遇するのがとても難しいのですね。


人気シリーズだけあって設置されるとすぐに売れてしまうらしく、翌日には早くも無くなっていた……などということは珍しくありません。私もそれで第1弾を買い逃したのですね。


ですがかといって早く行きすぎてももちろん置いていないので……この辺りのタイミングを慎重に見極める必要があるのですね。


本来ならば公式サイトで発売日をチェックし、その後しばらく連続的にお店に通って出現を確認するのが理想的なのですが……残念ながら今回は色々と忙しく、お店に通うことができませんでした。


とりあえず、この第3弾、公式サイトを見る限りでは「4月の第4週から順次発売」とあります。

……つまり、おそらく4月21日が「発売日」であるはずなのですね。


そして今までの経験では町田のヨドバシカメラさん、どうやらこの「発売日」からかっきり2週間後に売り出しているようなのですね。


……少なくともちょうど2週間後に行くと上手い具合にマシンにぶち当たるということが、経験により明らかになっているのですね。


なので今回もおそらく「発売日」より2週間後……つまり、5月5日の日曜日の前後数日……この辺りに行けば上手い具合に遭遇できるのではないかと思ったのですが……。


やはりピンポイントで1日だけ行っても遭遇は難しいのか知らん。ちなみにこの日は5月3日なのですね。

今回はちょっと詰めが甘かったようです……せっかく発売日を調べて予定を組んでいたのに、肝心なところでチェックメイトできませんでした。


……などと諦めかけた矢先、このようなものが目に飛び込んできたのですね。

 

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………あ……れ………?


………あ、ありました―――――――!!!

場所はなんと……レジの前です!


そうか、今回もVIP待遇の特別席だったのですね。なんだかマシンも豪華です。

確か第1弾の再販の時(一番上のリンクの記事です)も階段の下に特別に設けられたスペースに置かれていたのですね。


気付かずあやうくスルーして帰ってしまうところでした……危ない危ない。


ガチャマシンは2階建てのものが2基……つまり、4台あり、そのうち2階部分の2つが「だんごむし3」だったのですね。あんまり上手く撮れませんでしたが。


そしてどういうわけかガチャマシンのさらに左側はテーブルが置かれており、その上にはガンプラの箱がうずたかく山積みに。

……イマイチどういう状況なのかわかりませんが、左側のだんごむしマシンにもたれかかるようにして小さな女の子が一所懸命ガンプラを弄っているのですね。


……どうやら10連休を記念してガンプラ祭りをやっているようです………?


……よくわからないのですが、なんにせよマシンの1階部分は全然違うのが入っていたのですね。

……ここも「だんごむし」だったのが売り切れたのだろうか……。

 

……そうだ……!


……マシンを見つけて浮かれたのもつかの間……ここで新たなる不安要素が首をもたげるのですね。


これ、一体いつからあったのだろうか……。


私の考えていた「2週間後に出現」という予測は、どうやら完全に外れてしまったのですね。

というより、大分遅かった気がするのですね。(※)


……中身は無事なのでしょうか。

ここで「マシンはあったけど中は空だった」などとなってしまってはシャレになりません。


急いで中身を確認します……おそるおそる。


すると………やった!

まだそれぞれ半分がとこ残っています!!


ですが右と左とで偏りがあるらしく……見たところ右側は白と黒ばかりなのですね。


フチゾリが欲しいならおそらく左がねらい目であると思われます。


とりあえず、マシンの上には例の如くこのような表記がありました。

 

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………「お1人様2回まで」……。


このマシンが一体いつからここにあったのかは定かではありませんが、ひとつ確実なのはこの札があったおかげで今の今まで中身が売切れることなく守られていたということなのですね。

なんと……たった1枚の札のおかげで、私は今こうして「だんごむし3」に出遭うことができたのですね!


「だんごむし3」と私をめぐり合わせてくれたこの札に感謝!!……なのですね!

私もこの表記を守って2回だけ回すのですね!

 

※2019/5/5追記

一番下で予告している通り(?)、結局2日後にもう一度行ってみたのですが……既に「だんごむし3」はマシンごと消滅していたのですね。

一体マシンがどこに行ったのか不思議なのですが、2日で売り切れてしまうほどの減り具合なのですからたいしたものです。

私が来た時に半分残っていたということは、まだ置かれてからそんなに時間が経っていなかったのかもしれません。もしかするとこのマシンは私が行った時の直前に設置されたものだったのかも。

……つまり、私の予測は案外当たっていたのかもしれないのですね。

 

ちなみにガンプラテーブルも消えていました……なんでだろう


かんじんな時に両替できない!?

とりあえず……まずは百円玉が無いので、両替してきます。


両替機は先ほどの「地下のガチャコーナー」の近くにあるのですね。


手持ちの五百円玉2枚を入れて……いざ百円玉に両替……と思いきや……あれ。


……1回両替したところで両替できなくなってしまいました……。


ふと見ると「両替中止」の緑のランプが明々と点灯しています。こ、これは…………。


……おそらく両替機の中の百円玉が無くなってしまったのですね。


これはいけません……これでは1回しか回せないのですね!

せっかく店員さんが「2回」というチャンスをくれたのに、これではまっとうできません!


どうしよう……レジで頼んで両替してもらおうか知らん。

……いや!ただでさえ忙しい店員さんに余計な仕事を増やすわけにはいかないのですね!


こ、これは………困りました。

仕方が無いから1回だけ回して帰ろうか知らん……。


などと諦めかけた時、私の脳裏に希望の光がパッと閃きました。


そうだ、両替機は1階にもありました!

さっき何の気なしに通過した入り口のところのガチャコーナー……あそこです。

ガチャコーナーあるところに両替機あり!なのですね!


……と、いうわけで!

急いで登って両替してくるのですね!


……ここはちゃんと両替できました!

出てきた百円玉五枚を握りしめて、いざ地下へ戻ります!


……状況に変化は………ありません!


よし、それでは……いよいよ……回します!


……もちろん左のマシンです。

幸いなことにガンプラの女の子がそれに気づくことはなかったようです(?)。


まずは1個目。


……いきなりヒットです!

噂の新種!フチゾリネッタイコシビロダンゴムシなのですね!


次。

……安定のアルビノ白団子が出ました!やった―――――!!!

 

………………………………以上です!

 

もう2回回してしまったので、これ以上回すわけにはいかないのですね。


でも……なんだか物足りない気がします。


白団子を引いておいてこのようなことをいうのはアレですが……、ダンゴムシと言えば黒団子なのですね。

ですが肝心の黒団子が今回は出なかったのですね……。


………ゼブラは…………まぁいいか。


………、なんにせよ、フチゾリちゃんと白ちゃんが出たのは大きな収穫なのですね!

ここで満足せずして一体何に満足できるというのであろうか!

というわけなので、私は意気揚々と戦利品の2匹を引っ提げ、ヨドバシさんを去ることにしたのですね。


ヨドバシついでにブックオフ

……ですが、まだ帰りません。

そのまま帰ってもよかったのですが……せっかく町田まで出てきたのですから、もう少し寄り道していきたいのですね。


なのでちょっと……近くにあるブックオフさんにも行ってみたのですね。


……なぜブックオフかというツッコミが来そうです。


実は「だんごむし」シリーズは転売が多いことでも知られているのですね。

なのでもちろんブックオフさんに行く理由は、「今回ももうすでに転売されているだろう」だとか、「それを利用して足りない子を揃えてやろう」だとか、そのような邪な動機に決まっているのですね。


……ですが、残念ながらありませんでした……。


おそらくさすがにまだ早すぎたのでしょう。

第2弾の「グレー」と第1弾の「黒」(珍しく単品)はありましたが、第3弾は1つも無かったのですね。


きっともうしばらくして……おそらくヨドバシさんのマシンが空っぽになる頃になれば、ここでも「だんごむし3」を売り出すものと思われます。


なんにせよ、この日はその代わりにこのようなものを見つけたのですね。

 

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……全然関係ありませんが、古生物のフィギュアなのですね。


これはウミサソリ三葉虫です……ウミサソリは「アクチラムス」かな?

それに一体何なのでしょう、このカタンビワハゴロモの頭のようなデザインの三葉虫は。


……説明書も何もついていない上にメーカーさんもわかりませんでしたから(どっかに書いてあったのかな)、このフィギュアの正体はよくわかりませんが、なんにせよウミサソリの方はプテリゴトゥス科の1種であることは間違いありません。

プテリゴトゥス科はみんな似たような形をしていますし、復元する人によっても微妙に誤差がありますから、復元だけ見て識別するのは難しいのですね。


ええ、まぁ、買いませんでしたけど。

ウミサソリの方はクオリティがいまいちなのですね……。

せめてヒレになっている後ろ足は胴体と一緒くたにするべきではないかと……。


三葉虫の方はなかなかの高クオリティでした。買いませんでしたが……。


……後で調べたらこちらは「チョコラザウルス(第1弾)」の「プシコピゲ」という三葉虫であることが判明しました。

味覚糖さんの食玩のシリーズですが……フィギュアを作っているのはあの海洋堂さんなのですね。どおりでクオリティが凄まじいはずです。


なんにせよ三葉虫は1万種類もいるので、私も何が何だかよくわからないのですね……。


開封の時間だよ

……なんだか話がプシコピゲの方にずれてしまいました。

いけません……今日の主役はあくまでダンゴムシなのですね。


さて、2匹をお持ち帰りした後は、お待ちかねの(?)開封タイムなのですね!


とりあえず、私が手に入れた2匹はこの子たちなのですね。

 

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………なんだかいつもと様子が違うのですね。

フチゾリちゃんのビニールにはなにやら「開き方」の説明書きが書かれています。

 

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…………これ、多分他の子と同じ手順なのですが……形状が違うからまた勝手が違うのか知らん。


……なんにせよ、皮をむくとこんな感じなのですね。

 

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……心なしか白ちゃんの閉じ具合が左右でずれている気がします。

第2弾以降で関節の可動範囲がかなり広くなったため、ポージングにも幅ができ、結果として丸まった時にも誤差が出るようになったのだろうか……。


などと考えていたら、答えは中にありました。

 

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……なるほど、毎回恒例の「だんごむし新聞」(という名の取説)が挟まっていたからずれていたのですね。


この新聞もしっかりデザインが一新されているようです。

少なくとも紙の質と色がより新聞らしくなったのですね(?)。

また挟まり方が第2弾の時と違うということに気付いたのは、おそらく私がマニアックだからなのでしょう。

 

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新聞を取って足を広げるとこんな感じなのですね。裏面のデザインは第2弾からそのまま引き継がれているようです。


白はなんとまぁ綺麗な色です。

公式サイトの試作品の写真では透けていたので、第2弾の「クリアオレンジ」のように透明なのかと思っていたのですが、透明というより真珠のような光沢のある色に仕上がったのですね。


……第1弾の「白」と区別するためにも、ここでは「白パール」と呼ぶのですね。


フチゾリの足は細くて小さめです。

表だけでなく裏側も、本当にすべてが新しく作られた新しいデザインのパーツなのですね。

製作者側は相当苦労したに違いありません。


ただ、足の付け根部分の関節の穴と、足そのものの太さとがちょっと合っていない気がするのですね。

本来なら足を広げるとこの穴と足の付け根とがかみ合ってカポッとロックがかかる感じなのですが、フチゾリはちょっとそれが緩い感じがします。


おそらくパーツのデザインが変わっても穴の大きさは元のままなのかもしれません。

足が細くなっているのに穴は大きいままなので、いささかゆるくなっているのかも……?


ですがこれはそれほど問題にはならないでしょう。

 

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表側はこんな感じなのですね。


フチゾリの方は少し小ぶりな印象です。

てっきりフチが反っている部分が+アルファで追加されて大きくなったのかとばかり思っており、それゆえに「カプセルマシンから引っかからずにちゃんと出てくるのだろうか」などと不安だったのですが……実際は逆に「凹んでいる部分が削られた」ということだったようです。


……三葉虫に見えるのは私だけか知らん。

と、いうよりヘルメティアだろうか……。


……………クアマイアかもしれないけど。


このダンゴムシのタイプは恥ずかしながらこの「だんごむし3」のサイトで初めて見たのですが、どことなくカンブリアンな雰囲気がします。


きっと先ほどプシコピゲを見たせいでそう思うのでしょう。

 

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目が丸くて可愛いのですね。「白パール」と比べてみるとその違いは一目瞭然です。


また、なんとなく他の子に比べて体が上の方に「反る」感じがします。

つまり、背中方向への可動範囲が増えているようなのですね。これは意図的なものなのだろうか……それとも偶然の産物なのか……。


それと新聞にはダンゴムシは大きく分けると3グループ」とあり、都会のオカダンゴムシ、山林のコシビロダンゴムシ、海辺のハマダンゴムシ、それぞれのグループが紹介されているのですね。


実際ダンゴムシは大きく分けてオカダンゴムシ科」「コシビロダンゴムシ科」「ハマダンゴムシ科」の3つに分かれるので、きっとそのことなのですね。


……オカダンゴムシ科はこのシリーズのいつもの子たちですし、コシビロダンゴムシ科も今回「新種」として登場したのですね。


………と、いうことは……次回(第4弾以降)では「ハマダンゴムシ科」が出現するのかも……!?


……なんだか色々なことをにおわせている新聞なのですね。

こうやってあれこれ色々と妄想できるのもシリーズもののガシャポンの醍醐味なのでしょう、多分。

 

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それから、何かと引き合いに出されそうな(?)第1弾の「白」と「白パール」との比較なのですね。


両方ともアルビノオカダンゴムシであり、元はと言えば同じもののはずなのですが……この違いって……。


……進化……したのですね。


きっと技術が進歩し、同じ価格でこの差を実現できたに違いありません。

 

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裏面が一目瞭然なのですね……。


……なんとなく「白パール」の前だと「白」がかすんで見えてしまう気がするのですね……。


……でも、「白」は私にとっては大事な「だんごむし」ですし、第1弾のレアであった「白」を初めて引き当てた時の感動もちゃんと覚えているのですね。

なので「白」も「白パール」も、どちらもそれぞれの魅力がある、ちがう「だんごむし」なのですね。


なんにせよ「白パール」は複眼のカラーリングが第2弾のアルビノである「クリアオレンジ」からも変わっているようです。

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歴代「アルビノ」だんごむし(のアップ)。

……これは………単純に塗料が変わったのか知らん……。


なんとなくキラキラしていてデラックスな感じがする色なのですね。

 

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第2弾の子たちと並べてみました。

ぜんぜん違和感がありません。


ダレが第何弾出身なのかは、おそらくカタログを見たことがなければわからないのですね。

 

また素晴らしい仲間が増えて……バンダイさんには感謝するしかないのですね。


「お1人様2回まで」の意味は……

ところで、ひとつ気になることがあったのですね。


ヨドバシさんのあの貼り紙……「2回」とは「1日2回」という意味でしょうか、それとも「この入荷分で2回」ということなのでしょうか……。


……………もし「1日2回」という意味なら、次に行くときはまた2回回せるのではなかろうか………。


……などと考えてしまう私は非常に往生際が悪いのですね。


……………もう1回回したい場合はやっぱり次回入荷を待った方がいいのだろうか……。


うーん……悩みは尽きませんし、まだ2匹残っている以上私の肩の荷も下りませんが(?)、なんにせよ今回「白パール」と「フチゾリ」が来たことは大きな収穫なのですね。


ヘンな三葉虫と出会うこともできましたし……私としては今回のお出かけはとても満足できたのですね。

この2匹は今までの仲間たちと一緒に飾っておくことにします。


……場所がそろそろアレなので……お片付けをしなければ……。


とりあえず、明日はお休みなのでまた町田に行ってみるのですね。


…………また買う気満々じゃん!