何とはなしに、きつねとコーラ。

管理人のきつねとその相棒のべっつりコーラが、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。

iPS細胞、慶応大がおおむね承認?いよいよ脊髄を治せる時代が来るか

慶応大、承認へ

慶応大でがiPS細胞を使った脊髄損傷の治療が認められそうなのですね。

今月13日、つまり昨日、慶応大の審査委員会が同大の研究チームの治療計画を大筋で認めたのだそうです。
正式に許可が下りれば、近いうちにチームは厚生労働省にも許可を求めに行くようですね。

そこでもし許可が下りさえすれば、来年夏ごろにはいよいよ臨床試験ができるのですね。

……なんだか「いよいよか」という気もしますし、「まだやっていなかったのか」という気もします。

脊髄損傷にiPS細胞を使った治療が効果があることはだいぶ前から言われていたと思うのですが、おそらく効果ではなく安全面での問題を解消するのに時間がかかったのでしょう。

脊髄損傷は今の所効果的な治療方法が確立しておらず、一度損傷した脊髄は現時点では治せないというのが通説だったので、この治療法が確立すれば多くの患者さんたちに希望をもたらすことになりますね。

許可が下り次第、とりあえず損傷から2~4週間程度のあまり時間の経っていない患者さんで治療の効果を試すようです。

脊髄は傷ができると傷以外の部分も炎症を起こして壊れていき、時間と共に傷が広がってしまうのですね。
また、傷ついてから2~4週間の間は傷の治りが早くなるようです。

そのためにあまり時間の経っていない患者さんで治療を行うのですね。

また、この治療で使われるiPS細胞の数は200万個ほどだと言われています。

iPS細胞は癌化することがあるなどと言われていますが、治療で使う細胞が増えるほど、腫瘍になるリスクも高まるのだそうですね。
そのため移植後1年ほどをかけて安全性を確認していくようです。

そしてうまくいったらゆくゆくは損傷してから時間の経った人……おそらく患者さんの殆どがこちらだと思いますが……も治療できるようになりそうなのですね。

間もなく脊髄損傷を治すという多くの人たちの夢が現実のものとなるのですね。

それにしてもiPS細胞……理化学研究所の網膜治療をやり、その後ついこの前京都大のパーキンソン病の治療をやったと思ったら次は同じく中枢神経系の脊髄を治療ですか。
最近何かと大活躍ですね。


脊髄

それにしても……記事だけでは脊髄損傷にどうしてiPS細胞が必要なのかがちょっとわかりづらいですね……。

「脊髄損傷は効果的な治療法がない」と色々な所に書いてあるのですが、そもそもなぜ治療法がないのでしょうか?
「体の一部に傷がついた」わけですから、普通に考えると「放っておけば傷は治る」となるのではないかと思います。

ですが脊髄というものはそう簡単にはいかないのですね。なぜならば……とその前に、まずは脊髄についての説明が必要ですね。
ここでちょっと補足を入れますね。


脊髄は脳から延びる長い神経の束で、頸椎(首の骨)や脊椎(背骨)、仙椎(骨盤に繋がっている背骨で、仙骨ともいう)、尾椎(尻尾の骨、ただし途中まで)……の背中側にある、「椎孔」と呼ばれるトンネルの中に納まっていますね。
その中には脳からの命令を筋肉に伝える「運動神経」、各センサーからの信号を脳に伝える「感覚神経」、また「交感神経」や「副交感神経」などの「自立神経」が含まれています。

脳と共に「中枢神経系」と呼ばれており、脳が思考などの高度な機能を司るのに対し、脊椎は反射などの原始的な機能を持っています。

熱いやかんに触れた時、手が勝手に引っ込むのは脳ではなく脊髄が反射行動を起こしているからですね。
こういう緊急の時にいちいち上層部(脳)にお伺いを立ててその判断を待っていては現場で働いている手がやけどをしてしまうので、現場近くにいる自分たちだけで手に撤退命令を出すという行動を起こすわけです。

実に合理的かつ機能的な見事な統率体系ですね。まるで責任分担が明確にされていて指令を上にたらいまわしにする必要がない国外の企業みたいだ。

脊髄は脳から離れるにつれて(つまり尻尾の方に行くにつれて)徐々に枝分かれしていき、それぞれの枝は体の末端部分にまで伸びる「末梢神経」となっていくのですね。
神経が枝分かれするにつれて脊髄自体は細くなっていき、ちょうど仙骨の辺りで「馬尾」と呼ばれる馬の尻尾(というより箒?)のように幾つにも枝分かれしたブラシ状の形になります。
その一部が仙骨に開いた穴である「仙骨孔」を通って足や腰に伸びていき、残りが尻尾の神経として尾椎の中(途中まで)を通って延びていくのですね。

脳から下に行くにしたがって木のように枝分かれしていくという構造上、根元である脳に近い部分を損傷すると、それだけ広い範囲に悪影響が出てしまうのですね。

末端の方の神経は運動による伸び縮みなどにも対応できるようにゴムのように弾力があり、丈夫にできていますが、脳や脊髄は固く、あまり伸び縮みはできないのですね(そもそもする必要が無いのですが)。

神経も皮膚や骨と同じく、細胞という小さな部品が沢山集まってできていますね。
また、方法はそれぞれ違うものの、皮膚や筋肉や骨などの細胞は生きている限りどんどん新しいものが作られていきます。

ですが神経は違い、ずっと同じ細胞が使われ続けるのですね。

神経細胞は本体である「細胞体」と、そこから伸びる「軸索」、軸索の末端にあって他の神経細胞の細胞体(の端子である「樹状突起」)とつながる「軸索末端」からなります。
軸索末端にある端子が、隣の神経細胞樹状突起にある端子とつながることによって回路を作るのですね。

まるで複雑に枝分かれしたUSBハブ付きのケーブルをいくつもたこ足につないでいるみたいですね。

しかし怪我をしたりしてこのUSBハブ……じゃなくて細胞体が死んでしまうと、その部分の細胞は修復できないのですね。

また神経細胞はお互いに「神経栄養因子」と呼ばれる細胞の生存に必要な物質を交換し合っているのですね。
つまり、ある神経細胞が死んでしまうことによりその隣の健康な神経細胞にこの物質が供給されなくなり、一緒に死んでしまうことがあります。

神経が傷ついてから時間が経つと傷が広がってしまう、というのはこのために起こる現象なのですね。

隣の人と、死なばもろとも。
神経細胞……手を繋ぎ合った見た目だけではなくその生き方も、まさに運命共同体だ……。

体の末端にある神経の場合、たとえ細胞が傷ついても本体である細胞体が生きていればまた新しいUSBケー……じゃなくて軸索を伸ばして他の神経細胞とつながり、生き返ることができます。
ですが脳や脊髄などの中枢神経の場合はこの能力が低く、なかなか生き返らないのですね。

そのため脊髄に傷がつく「脊髄損傷」も、普通の方法では治せないのですね。

治す方法は一つ。傷ついた神経細胞を丸ごと新しいものと取り替えてしまうしかありません。
ですが先にも書きましたが、神経はそもそも新しい細胞が作られません……。

修理しようにも、修理のための部品が無い。
新しいUSBハブ付きケーブルを用意しようにも、どこにも売っていない。

……それで今まで治療ができなかったのですね。

しかしiPS細胞の登場により、それが可能になったわけです。

iPS細胞は幹細胞ですから、どのような細胞になることもできます。
つまり、iPS細胞から新しい神経細胞を作り、それを壊れた神経細胞と交換すれば、たとえ相手が中枢神経でもその傷を治せるのですね。

……やっと今回の話題であるiPS細胞とつながりました……。
やっと本題のハブにUSBプラグを差し込めました。

これでどうして治療にiPS細胞が必要なのかがわかりましたね!


……生物の進化は、脳を含める中枢神経をいかにして保護するかに掛かっていたと言っても過言ではありません。
一度傷つくとなかなか修復できない組織ですから、保護することが大事なのでしょう。

われわれ脊椎動物は中枢神経を「骨の鎧で包む」ことで保護する道を選んだわけですね。

しかしそれ以前に、なぜ「神経を守る進化」をしたのに、「傷ついた神経を作り直す進化」はしなかったのだろう……。
そもそも神経が「傷ついても再生する組織」だったら良かったんじゃ……?

どうせなら両方やった方が良かったんじゃないかと思うのですが、この話は少々話題から外れるのでしないことにします……。


臨床試験に期待!

……今の段階ではこれしか言いようがないのですが……。

今回のニュースは「慶応大で許可が大筋で出た」というだけであって、この後実際に治療するにはまだ色々と手続きが必要なのですね……。

……医療ってめんどくさいなぁ……。

なんにせよ、今回の件は医学にとって大きな一歩であることは間違いないのだとは思います。
引き続き今後の展開を見守って行きましょうか……。

去年発見の謎の葉巻型天体「オウムアムア」、正体は宇宙船?まさか……

謎の星の正体は宇宙船?

またしても……
宇宙の話です。

昨日「最近宇宙の話ばかり書いてるから気分転換にエビ」とか言っていたばかりなのですが……どういうわけか私はこういう話題に目を留めてしまうようです。

去年のちょうど今頃、ハワイの望遠鏡が太陽系を横切っていく謎の天体を発見しました。
一見すると彗星のようでしたが、彗星らしい特徴が無い上に形が独特だったため、その正体がいろいろと議論の的になっているようです。

そしてことし11月12日(つまり昨日)、なんと「正体は宇宙人の探査機だったのではないか」という内容の論文がアメリカの専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ」に掲載されたのですね。

……宇宙人の探査機……。
地球人が小惑星探査機を作り、イトカワだのリュウグウだの小惑星を調べているのと同じように、太陽系の外にある星に住んでいる人たちが似たようなことをして太陽系に探査機を飛ばしていたのでしょうか……。

ともかく、いきさつ含めて詳しく見ていきましょう。


謎の葉巻型天体「A/2017 U1」、発見

事の発端は2017年……去年……の秋。

10月19日、ハワイの望遠鏡により、太陽系を横切るように飛ぶ未知の天体が発見されました。
「A/2017 U1」と呼ばれた天体は9月の時点で既に太陽に最接近していたらしく、当初その正体は彗星もしくは小惑星だと思われていたのですね。

最接近時点での太陽との距離は3700万キロ。
これは太陽とそこからいちばん近い惑星である水星の間の距離(5800万キロ)よりも近いですね……。

謎の彗星……水星以上に太陽とお近づきになるとは……いやはや侮りがたし。

彗星とは楕円形の軌道を描きながら太陽の周りを回っている星のことで、普通は岩や氷でできていますね。
普通の彗星の場合、これだけ太陽に近づけば表面の氷が解け、蒸気となって太陽と逆の方向に向かって噴き出すのですね。

これがいわゆる「彗星の尾」です。

ですがこの星、どういうわけか太陽に近付いたにもかかわらずこの「尾」が出ません。

このことに端を発して、一体この星の正体は何なのだという議論が巻き起こったのですね。

尾が出ないのだから氷でできた彗星ではなく岩や金属でできた小惑星なのではないか……いや、小惑星にしては形が変です。
この星は長さが400メートルもあるのに、幅がその10分の1程度しかありません。

極端に細長く、「葉巻型」などと言われたのですね。私たちの知っている小惑星は真ん丸か、そうでなくてもいびつな楕円といった形をしており、葉巻形ではないはずです。
表面はどうやら小惑星と同じ石や金属のような密度の高いものでできているようですが……。

では一体何なのか……。
当初から「宇宙船ではないか」という説がまことしやかにささやかれていたらしいのです。

ですがその後の調査により、実は表面は炭素の膜でおおわれているということがわかり、またエンジンなどの動力による動きも見られない事から宇宙船説は一度は否定されたのですね。
2017年11月にはそれが太陽系の外から飛来した星「恒星間天体」であることが確認されました。

宇宙船ではありませんでしたが、太陽系の外から飛んできた星が観測されるのはこれが初めてなので、どの道大発見です。

そして11月7日、今まで「A/2017 U1」と呼ばれていたこの星に「オウムアムア」という名前が付けられたのですね。
ハワイ語で「最初の使者」……という意味なのだそうですが、発見されたのがハワイの望遠鏡であり、また最初に観測された恒星間天体であることからこのような名前が付けられたのだと思われます。

……まさか「宇宙人の使者」という意味ではないと思います。

そしてこの星、地球にもなんと2400万キロまで近付いたのですね。
これは地球に最も近くなる惑星である金星が、地球に最接近した時の距離3962万キロよりも近いですから、ほとんどすれすれまで近付いたのですね。
もちろん月(38万キロ)よりかはずっと遠いですが……。


太陽系外からの使者……?

このオウムアムア、宇宙船ではありませんでしたが宇宙船のような構造をしていると言われていますね。

光のスペクトルの解析の結果、その表面は30~40センチほどの厚さの炭素の多く含まれる乾燥した層で覆われている……のだそうです。

物質によって反射する光の波長(≒色)が違いますから、オウムアムアが反射する光がどのような色を含んでいるかを調べれば、オウムアムアの表面の物質が何かわかるのですね。

内部は彗星と同じく氷だと言われていますが、表面の炭素の殻が宇宙船の外殻のような役割をして、中の氷が保護されて蒸発しなかったのですね。
どうやらそのせいで太陽に近づいても「彗星の尾」が出なかったようです。

スペクトル解析によるとオウムアムアはかなり前から凍っていたそうで、その成分は太陽系外縁部の星の成分と似ているのだそうですね。

木星より遠い場所では星が太陽から十分に離れ、温度も下がるため、表面も内部も大量の氷を含むのではないか……という説があるようです。

つまり、あまりの寒さに星が凍ってしまうのですね。

数十億年前、木星などの外惑星(地球より外側の軌道を回っている惑星)が作られた時に、太陽系の外側にあった「凍った星」の多くが、太陽系の外に放り出されてしまったのですね。

放り出されずにすんだ一部の星たちは太陽系の周りに留まり、今現在「オールトの雲」と呼ばれるものになっているのですね。

オールトの雲」とは太陽系の外側を囲んでいると言われている小さな星の集まりのことですね。
殆どが水や二酸化炭素などの氷でできていると言われ、彗星はここからやって来るのではないかとも言われていますね。

この雲から外側にあふれてしまった星は、太陽の重力圏から離れてその後何十億年にもわたり宇宙を放浪することになったものと思われます。

また、太陽系と同じような恒星系が他にもあるとすれば、そこでも同じ現象が起こり、いくつもの天体が外に放り出されたと考えられます。
そしてそれらも「オールトの雲」を形作っている星と同じく氷でできているのではないか……と考えられるのですね。

つまり、オウムアムアもどこか他の恒星系から放り出された「凍った星」であり、氷でできている、と考えるのが自然なわけです。

……ちなみにこのような星は毎年4600万個程度太陽系を横切っているらしいですね……なんだか途方もない数ですが観測できたのは今の所オウムアムアだけなのですね……。

また、凍った星が宇宙空間を何億年にもわたって飛び続けることで、宇宙を満たしている放射線……いわゆる「宇宙線」で表面が焼かれて炭素の殻ができるのですね。
どれくらいのスピードで殻ができるのかはよく分からないそうなのですが、一説によれば50センチの厚さの殻ができるのに1億年かかるとも言われています。

オウムアムアも最初は普通の氷の星だったと思われますが、何億年も宇宙空間を放浪しているうちに表面がすっかり日焼けならぬ宇宙線焼けをしてしまい、炭素の殻に覆われてしまったのですね。

この殻のおかげで「彗星の尾」ができなかったのだとすればこの星は……

………あれ……。
オールトの雲」の「凍った星」が「彗星」になるんですよね……。
オウムアムアもどこかの恒星系の「雲」になりそこなった星だとすると……つまりやっぱりオウムアムアも「彗星」だということなんじゃ……?

ただし表面が宇宙線焼けしていて「尾」が出ない彗星……
……「焼けた」彗星……でしょうか……。


太陽系から遠ざかる……

このオウムアムア、その後は太陽と水星の間を通り抜け、また太陽の重力で軌道を変え、太陽系外に向かって飛んでいったのですね。
現在も太陽系から時速15万キロ以上という恐るべきスピードで遠ざかりつつあるようで、既に現在の技術では観測できないほど遠くへ行ってしまったようです。

殆どニアミス……というか、一瞬すれ違っただけの出会いだったのですね……。

……なんだったんだ、一体。

……その正体は今もって謎のまま。
そして昨日、とうとう「宇宙人の探査機説」が正式に発表されました。……あくまでも仮説ですが……。

一度は否定されたはずの宇宙船説がなぜまた盛り返してきたのかは定かではありませんが、おそらく何らかの新しい情報がつかめたのではないか……と思われます。
オウムアムアは既に見えない所へ行ってしまったので、既存のデータを解析した結果何かが出てきたのだろうと思います。

……私としてはやはり「焼けた氷の星」説の方がしっくりくる気がするのですが……。

また、2020年に運用開始予定のすごい電波望遠鏡、「スクエア・キロメートル・アレイ(SKA)」を用いればもしかしたらまだ見えるのかも……?


………それにしてもオウムアムア、一体何だったのだろう……。

もしかしたら本当に宇宙船……なのだろうか……。
しかもただの宇宙船ではなく、母星の未来を背負った最後の一隻だったりして……。

もしかすると、遥か彼方にある「異星人の侵略により滅亡まであと1年となった滅び行く惑星」に住んでいる人たちが、「自分たちの星を救うための最後の希望」として遠く離れた味方の星に遣わした最後の宇宙船が、道中偶然地球の近くを通りがかった姿なのではなかろうか……。
エンジンをふかしている気配がしなかったのは、おそらく次のワープに備えて次元波動エンジンからのエネルギーを充填するため慣性飛行をしている最中だったからなのだろう。
太陽系を通過したオウムアムアは、ワープを繰り返しながら16万8000光年かなたの星に行き、そこで母星の環境を再生させる装置を手に入れて再び戻って来るに違いない!

その時にまた地球の近くを通るかどうかはわかりませんが……2年後に運用開始を控えた高性能電波望遠鏡、SKAに期待?

名古屋で豊漁?アカシャエビ、現在大売出し中!

エビの詰め放題!

最近なんだか宇宙の話題ばかりだったので……気分転換を兼ねて(?)、海の生き物の話を書こうと思います。
今日のテーマはエビです。

エビ……。
言わずと知れた海の幸ですね。

エビ以外にも、海には本当にたくさんの節足動物がいますが、日本で海の幸と言えばカブトガニグソクムシ、シャコを抜いてエビやカニが最も人気でおなじみですね。

比較的小型のものを「小エビ」などと言ったりしますが、その小エビの一つ、「アカシャエビ」が、今豊漁のようです。

このアカシャエビ、愛知県南知多町の豊浜漁港でたくさん水揚げされたのですね。

愛知県は言わずと知れた「エビ王国」ですが、今回のアカシャエビの水揚げ量は10.5トンで、例年より3倍ほど多いそうです。

そのため値段が二割ほど下がり、地元では「300円でビニール袋に詰め放題」などという売り方をする店も出てきたのだとか。

エビの詰め放題……。
野菜や果物なら聞いたことがありますが、エビって……。

堅いしギザギザしてるし、無理やり詰め込んで袋に穴が開いたりしないのだろうか……いっそ「穴が開いてそこからエビがこぼれたら失格」なんてルールがあったりして。

ところで、アカシャエビというのは一体どんなエビなのでしょう……。
少し気になったので調べてみました。


アカシャエビって?

節足動物門甲殻亜門エビ綱エビ目クルマエビ亜目クルマエビ上科クルマエビ科アカエビ属

……に属する「アカエビ(Metapenaeopsis barbata)」……の、「名古屋市での」名前ですね。

他に同じアカエビ属の「トラエビ(M. acclivis)」や、サルエビ属の「サルエビ(Trachysalambria curvirostris)」も名古屋では「アカシャエビ」というらしいです。

つまり、「アカシャエビ」とは一種類のエビのことではなく、数種類のエビを一纏めにした名前だったのですね。

……ややこしい……!!

アカエビとトラエビなら同じアカエビ属なのでいいとしても、サルエビ属のサルエビって……もう属が違いますよ!

哺乳類にたとえて言うなら「キツネ」と「タヌキ」くらいの大きな違いがあります!
アカエビとトラエビならまだ「アカギツネ」と「スイフトギツネ」程度の違いしかありませんし、これらは両方「キツネ」なので同じ名前で呼ばれていても違和感はありませんが……。


またアカエビ(M. barbata)それ自体も地方によって名前が異なり、他には

アカヤマエビ(熊本県芦北町)
トビアラ(大阪府
ガラエビ(愛媛県松山市
コエビ(徳島県徳島市漁業協同組合)
コモンジャコ(大阪府泉佐野市)
サルボ(徳島県
バチエビ(兵庫県明石市

……などの名前があるようです。

…………ややこしい!!!
せめて学名を併記して……。


……とりあえず、「アカエビ(M. barbata)」に限って言うと……底引き網などの沿岸漁業で漁獲される、手ごろな食材として流通しているのですね。

その用途はかき揚げ、むきエビ、素揚げ、ゆでエビ、すり身、唐揚げ、煮つけ、佃煮、干物、タイの釣りエサなど、本当にいろいろあるようです。

気になるお味ですが、「身には旨みが強くエビの風味も高い」……のだそう。
こればっかりは食べてみないことにはわかりませんが、エビらしい味がするのでしょう……。

……一説によると名古屋の「天むす」や「えびせんべい」にもこのアカエビ(M. barbata)が使われているのだとか……。
もしかして私も気づかないうちに食べたことがあったりして……。

なお、地方によっては「サルエビ(Trachysalambria curvirostris)」やその他のエビのことを「アカエビ」と呼んだりする所があるようです。
……それらとの混同を避けるためにここでは敢えて「アカエビ(M. barbata)」と学名併記で呼ぶことにします……。


異常気象の恩恵により豊漁

それで、気になる豊漁の理由ですが、どうやら今年の気候条件が大きく関係しているようです。

そもそも今の時点で漁獲できるエビは今年の5~6月に生まれたものなのですね。
アカエビ(M. barbata)の詳しい生態がよく分からないので断定はできませんが、春に生まれた個体が今大人になっているということは半年刻みのライフサイクルを持っているのでしょう。

……あれっでも他の文献によると「生まれた子供は翌年に急成長して卵を産むようになる」って……。

……もしかしてここでも「アカエビ=M. barbata以外の種類も含む」の怪が……?
「ことし5~6月に生まれて今漁獲できるエビ」は実は「アカエビ(M. barbata)」 じゃなかったりして……。

「サルエビ(T. curvirostris)」の場合は「春に生まれて冬に亡くなる短命の世代」と、「秋に生まれて越冬し、翌年いっぱい生きる長命の世代」とがあると言われているようですね。
要するに、生態があまりよくわかっていないのかな……。

なんだかミツバチみたいですが、「アカエビ(M. barbata)」はどうなのだろう……。

……とりあえず、漁業関係者の方の話によると「今漁獲されているアカシャエビは今年の春生まれた個体」なのだそうなので、それを信じて話を進めます。
もうこの際これが「アカエビ(M. barbata)」なのかどうかはともかくとして。


今年は春から初夏にかけて雨が多く、また晴れた日も多いという不思議な天気でしたね。
まるで梅雨と夏が3日置きくらいのサイクルで交互にやってくるみたいでした。

このヘンテコな天気のおかげで体調を崩された方も多くいらっしゃると思います。かく言う私もその一人ですが!

ただ、この雨のおかげで陸から養分が海へ流されていき、その結果海が豊かになったのですね。
さらに日照時間が長かったことも合わさって植物プランクトンが大繁殖したようです。

そのため、植物プランクトンを餌としているアカシャエビもたくさん育ったのではないか、と言われています。

……と、いうことは……。
今現在のこのアカシャエビの豊漁の前に、「植物プランクトンの大豊作」があったに違いない!
ただ流石に植物プランクトンは人が食べられるものではありませんので、人間たちの間ではどうしても「植物プランクトンの大豊作」よりもその後の「エビの豊漁」の方が目立ってしまうのでしょう。

ですがきっとエビたちの間では、今年の春から初夏にかけて「ことしは植物プランクトンが豊作だ!」「これで子供が育つ!産めよ増やせよ」「第24587次ベビーブームの到来だ!」などと大騒ぎになったに違いありません。


また、植物プランクトン以外にも、台風がいくつもあったこともこのエビーブームに影響しているようですね。

台風の役目としては強風で海全体をかき混ぜ、海面近くの酸素を含んだ温かい水と、底の方の酸素が少ない冷たい水とを混ぜ合わせることにより、海全体をまんべんなく温かく、なおかつ酸素がすみずみまで行きわたるようにしているのですね。

今回の場合、台風で海水がかきまぜられ、その結果酸素を多く含んだ海面近くの水が海全体に行きわたり、アカシャエビが育ちやすい環境が整ったようです。

……あれっ、なんだかカンブリア紀に似ているような……?

今からおよそ5億4000万年前のカンブリア紀に、それまで海底にくっついてじっとしているだけだった生き物たちが爆発的に進化して、今の動物のように活発に動き回るようになったのですね。
その結果、海の水がかき混ぜられて海底の砂や泥の中に眠っていたカルシウムなどの成分が水の中に溶け込んで水質が変化したのですね。
そのおかげで生き物たちは体にカルシウムを取り込んで硬い骨や殻などを作れるようになり、高性能の鎧やひれ、足などを獲得し、防御能力や運動能力が上昇。進化をさらに促した……と、言われているのですが、今回の台風、なんだかそれに似ていますね……。

……おそらく海の水を「かき混ぜる」ことによって、さまざまな「良いこと」を起こすことができるのでしょう……多分。
海の進化と繁栄のカギは「かき混ぜる」ことにあるのですね……おそらく。

そしてその「かき混ぜる」力は、現在では台風が握っているのですね、きっと。

今回の台風たちも、陸には大いなる厄災をもたらしましたが、海にとっては恵みだったのでしょう。
アカシャエビの世界でも、10年ぶりにいつもの3倍もの数の子供たちが豊富な植物プランクトンを食べながら「第24587代団塊の世代」としてすくすくと育っていたに違いありません。

……その後水揚げされて天むすになるとは知りもしないで……。


今が旬!

アカシャエビの旬はどうやら春と秋……年に2度あるみたいですね。
半年のライフサイクルだから2度旬が来るのだろうか……やっぱり漁師さんの言っていた「今漁獲できるのは春生まれの個体」というのが正しいのでしょうか。

とりあえず、秋に楽しめるのは今月いっぱいまでのようです。値段も安いですし、今のうちに試してみるのも面白そうかも……。

……でも愛知県以外でも豊漁・低価格になっているのだろうか……?


ところで、アカエビ(Metapenaeopsis barbata)の学名なのですが、サイトによっては「Metapenaeopsis barbaraz」と表記されています。

barbaraz で検索してみても国内のサイトが少し出てきただけでしたが、barbata で検索すると海外の文献や論文がたくさん出てきました。
ラテン語の辞書にも載っている単語でしたし百科事典にもこちらの学名で載っていましたのでたぶん、barbata の方が正しいのだと思います……。

学名……確かに普通はあまり見ないかもしれませんが、見ている人は見ていますし、このように別名の多い種類の場合はこれを頼りに種を特定したりするので、発信する側はできるだけ書き間違えないでいてくれると助かるのですが……。

JAXA・タイガー魔法瓶空から帰還!無事か「たんぱく質結晶」!

こうのとり7号、カプセル着水

昨日の記事にも書いた話題なのですが……。

あれから進展がありました。
今日の午前7時6分、例の「小型回収カプセル」が小笠原諸島南鳥島沖に無事着水したようです。

カプセルは午前6時20分頃に高度300キロの空の上で「こうのとり7号機」の「補給キャリア与圧部」から放出されたのですね。
スラスタ(姿勢制御用の小さなロケットエンジン)を使って姿勢を制御しながら日本列島の上空約100キロで大気圏に再突入したようです。

その後パラシュートで降りていき、着水して……午前10時半頃に海の上で待機していた船に回収されたのですね。

10時半って……これを書いている時点でつい一時間前ですよ……!
そんなリアルタイムでこのようなドラマチックな展開が進んでいたとは……。この後のニュースも是非チェックせねば!

また、歴代こうのとりは南太平洋上空で大気圏突入していたのですね。
ですが7号は日本の上空でカプセルを落とすためにわざわざ突入場所を変更したのだそうです。

ごみを持ち帰って燃やすだけの歴代こうのとりと違い、7号はカプセルを日本に持ち帰る役目があったため、特別なルートを通ったのですね。


問題のカプセル

カプセルは直径84センチ、高さ65.7センチの円錐形で、重さは180キロもあるのですね。
中には「究極の魔法瓶」である「タイガー宇宙魔法瓶」を入れるための円柱型の空洞がありますが、それ以外にも姿勢制御のためのスラスタや、着地のためのパラシュートなどが入っているのですね。
スラスタがあるおかげで落ちる場所やスピード、姿勢などを自分で調節できるのですね。

……写真を見ましたが私にはどうしてもこれがグリコカフェオーレの円錐型のパックにしか見えないのですが……。

カプセルの中に入っている「タイガー宇宙魔法瓶」の内部温度は常に4度に保たれているのですね。
大気圏突入時はカプセルの表面温度は2000度を超えるといいますから、カプセルともども相当な断熱性能です。

さすがカフェオーレパックと魔法瓶……究極の組み合わせですが、もちろん中身はカフェオーレではありません。

魔法瓶には国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で作られた「たんぱく質の結晶」と「金属酸化物」のサンプル計約1キロ、それから中身の温度を4度に保つための保冷剤が入っている……のだそうです。

たんぱく質の結晶」と「金属酸化物」……。
今日の記事を読んで、初めて新しく「金属酸化物」が一緒に入っていることがわかりました。中身は「たんぱく質の結晶」だけではなかったのですね。

ですがこれらは結局一体何なのだろう……。
「人工肉」と「錆びた鉄」みたいなものだろうか……。

いやいやわざわざ国際宇宙ステーションで作ったものなのですから、もっと凄いものに決まっています。
……でも中身がよく分からないので……どれほどすごいのかもイマイチピンと来ませんね……。

どこかで中身についても解説してくれていると良いのですが……う~ん……、どこを見ても「たんぱく質の結晶」としか書いてありません。一体何がそんなにすごいのだろう……。


たんぱく質結晶の意義

……もしかして、たんぱく質の「結晶」という所に何か重大な意味があるのでは?
そういえば石や金属ならともかく、たんぱく質が「結晶」になるなんて、ちょっとイメージがわきません。

……そう思って調べてみると……あ!ありました!JAXAさんのサイトにこの実験の解説が出ています。
ここですね……。

http://iss.jaxa.jp/kiboexp/theme/first/protein/index.html

それで、内容を要約すると……

たんぱく質を研究することにより、医療、廃棄物処理、エネルギーなど、様々な分野の研究に活かすことができるので、ぜひ研究したい。

たんぱく質を研究するためには、その分子構造を解明する必要がある。

たんぱく質分子はとても小さく、顕微鏡などを使って見ても構造がよくわからない。そのため構造を解明するには結晶を作り、それをX線で観察する手法を使う。

・結晶は無重力の環境で作らなければ品質が悪くなり、観察が難しくなってしまう。

・重力の無い宇宙ステーションで結晶を作ろう!

……ということのようです。

なるほどそういうことだったのですね!!
結晶を作って研究しようにも、地上ではうまく作れないのでわざわざ宇宙ステーションで作るのですね!
そして「回収カプセル」と「宇宙魔法瓶」を使ってそれらを持ち帰って観察すれば、たんぱく質の詳しい構造がわかるのですね!

これはすごい研究だ……ようやっと「たんぱく質の結晶」の意味が解りました。
そしてようやっと、「宇宙魔法瓶」の凄さもわかりました。

今まではずっと地上で結晶化をしていたため、重力の影響で質の良いものができず、観察が思うように進まなかったのですね。
ですが国際宇宙ステーションの登場により無重力状態で質のいい結晶を作れるようになったのですね。

でも、そうして作られたたんぱく質結晶も、今まではアメリカやロシアの助けを借りなければ地上に持ち帰ることはできませんでした。
持って帰れなければ、せっかく結晶を作ってもたんぱく質の構造はわかりません。

そこで登場したのが「宇宙魔法瓶」の技術なのですね。

これによりアメリカやロシアに面倒……じゃないや、手数を掛けなくても、自分たちだけの力でたんぱく質を持って帰れるようになりました(成功していれば)。

……これによりようやっと、

1.宇宙ステーションでたんぱく質結晶を作る

2.作ったたんぱく質結晶を持ち帰る

3.構造を調べる

の全てが揃ったのですね。
長い間3しかなかったところに宇宙ステーションの登場で1が加わり、今回ついに2が加わった、というわけなのですね。


いよいよJAXAへ!

さて、あとは持って帰って研究するだけですね。

今回初めて国際宇宙ステーションの実験で作った物質を自力で回収したわけですが……実はそれだけではまだ終わっていないのですね。
これから中身をJAXAに持ち帰って「たんぱく質の構造を調べ」なければ。

魔法瓶の荷物はこれから南鳥島経由で飛行機で運ばれて13日に茨城にあるJAXAの筑波宇宙センターに届く予定なのだそうですね。
そこから2週間ほどかけて中身の無事を確認するのだそうです。

おそらく「構造の観察」が「無事の確認」を兼ねているのでしょう。

今現在おそらく船に積み込まれている(もしくは既に飛行機に乗せられている?)魔法瓶ですが、そういえば開封はまだしていないのでしょうか……?

……上の情報によると、魔法瓶を開封するのは13日以降になりそうなのですが……。

魔法瓶のスペックとしては「内部温度を4日間4度に保つ」というのがあります。
こうのとり7号が国際宇宙ステーションから分離されたのが8日の朝ですから……今の時点で既に3日が経っていることになりますね……。

そろそろ「保冷剤」を入れ替えた方が良いのではないかなんて思ってしまったりするのですが、船で回収した時点で既に一旦「中身の無事」を確認したり「保冷剤」を交換するために一度開封されたのだろうか……。

……JAXAに着いてから開けてみたら「落下の衝撃でぐっちゃぐちゃになっていた」とか「保冷剤が切れてクサってた」みたいな展開には流石にならないと思いますが、でもちょっと気になります。
やはり2週間後の続報を待つしかなさそうですね……。この記事もまた続きを書くことになりそうだ。

そういえば「たんぱく質の結晶」って……カタいのだろうか?

JAXAと共同開発!タイガー魔法瓶、ついに宇宙へ

こうのとり地球へ

こうのとりの7号機が地球へ向けて出発しました。

こうのとり……は、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届けるための宇宙船ですね。
食料や服など最大6トンの生活用品……じゃなくて荷物を運ぶことができる無人の輸送船です。
H-ⅡBロケットにより打ち上げられ、高度400キロの高さに浮かんでいる国際宇宙ステーションを目指すのですね。

また宇宙ステーションに荷物を運んだあとは要らないもの(ごみ?)などを積み込んで地球に持ち帰ります。
持ち帰ると言ってもそのまま大気圏に突入して燃やしてしまうみたいですが……。

なんという……。
ごみ処理場の焼却炉を使わなくて済む分経済的なのだろうか……。

こうのとり、ことし9月23日に7号機が打ち上げられ、今の今まで宇宙ステーションに滞在していたのですね。

それが今月8日、ごみ……じゃなくて不要な荷物を乗せて地球に帰るため宇宙ステーションを出発しました。

ただ今回こうのとりに乗っているのは不要な物だけではないようです。

宇宙ステーションには日本の無重力実験棟である「きぼう」がありますが、ここで行った実験により生み出された物質を持って帰るのですね。

この持ち帰りの過程そのものがどうやら壮大な実験のようです。

宇宙ステーションで作られた物質を持ち帰る実験は日本では初めてらしいのですが、そこにはなんと、あの有名な会社が関わっていました。


究極の魔法瓶、誕生

大阪府門真市の有名なあの会社、「タイガー魔法瓶」が、宇宙航空研究開発機構JAXA)と一緒に「真空二重断熱容器」というものを開発しました。

事の発端は2015年だったようで、JAXA側からタイガー魔法瓶に開発を持ちかけたのですね。

その目的は「宇宙ステーションの実験で作られた物質を、冷蔵状態のまま地球に持って帰る」こと。

そのための条件として、大気圏に入った際の高熱から中身を守り、なおかつ海に落ちた時の衝撃に耐えられるほど丈夫な容器が必要だったのですね。

そこで目を付けたのがタイガー魔法瓶だったのですね。

タイガー魔法瓶は魔法瓶業界の中では後発でしたが、「虎のように強く、壊れない魔法瓶」をコンセプトにその勢力を伸ばし、今ではお馴染みの魔法瓶メーカーになっていますね。
その強度が宇宙分野で活かせると思われたのでしょう。

「断熱容器」の仕組みは基本的には普通の魔法瓶と同じなのですね。
容器を形作っているのはステンレス製の二重構造を持つ壁で、間に真空の空間を作ることで熱を通さず、中身の温度を一定に保つのですね。

ただし大きさは直径29センチ、高さ34センチ、重さ10キロと、普通の魔法瓶よりずっと大きいので、ステンレス板同士を溶接するときに精度が落ちる上に、単純に大きいため凹んだりなどして変形しやすいのだそうです。

……写真を見ましたがなかなかの大きさでした。学校の給食でスープとかを作るのに使う「寸胴」くらいの大きさがあるんじゃないかな……。
先日私が買った「煮込み鍋」よりも大きいかも……。

そこで1年半設計を試行錯誤し、その結果壁に使うステンレスの厚さは普通の魔法瓶の4倍になったのですね。
また、真空容器自体も内側の容器と外側の容器の二つを用意して、それぞれを箱のふたのように重ねあわせて二重にしたようです。
段ボール箱……じゃなくてご贈答用のおせんべいが入っている厚紙の箱のふたみたいな形です。)

これにより重ねあわせる部分の面積が大きくなるので、より断熱性が増し、保温性に優れた設計になったのですね。

また強度の面でも無事に条件を満たすことができたのですね。

まさに「宇宙魔法瓶」です。

宇宙で作ったものを地球に送る時はふつう、電気を使って温度を一定に保つそうです。
ですがこの容器は電気を使わずに保冷剤のみで温度を維持できるので電気代がお得なのですね。

つまり、「冷蔵庫」と「魔法瓶」の関係なのですね。
…………そのまんまじゃん。

また、今までは宇宙ステーションで作ったものを地球に持ち帰るにはアメリカやロシアの宇宙船で運んでもらうしかなかったのですね。
ですが今回の宇宙魔法瓶の実験により日本独自の回収方法を確立でき、また将来的には物だけでなく人を地球に持ち帰るのにも役に立つのではないか……と言われています。

……ま……まさか……!
高度400キロから人を乗せた巨大魔法瓶を投げ落とすつもりなのでしょうか?

帰りのロケット代をケチったJAXAが「大丈夫大丈夫、タイガーなんだから!」と言って宇宙飛行士たちを棺桶よろしく巨大な魔法瓶に乗せ、そのまま地上へポーン……!
確かに魔法瓶は大気圏突入時の熱に耐え、また海に落ちても壊れませんでしたが、その中に乗っている人は着水時の衝撃をもろに受けて………。

……………などという恐ろしい展開にはならないですよね、きっと。
JAXAさんなんですから何とか安全無事に帰還できるようにしてくれるでしょう。

……でも確かに疑問です。
魔法瓶自体はものすごく頑丈で壊れなかったとしても、その中に入っている物はどうなのでしょうね……?

……余計な事は気にせず、本題に戻りましょう。

この宇宙魔法瓶、もし回収に成功すれば「電源無しで冷蔵品を回収できる日本初の断熱容器」になるのだそうです。
現在タイガー魔法瓶JAXAと共にこの容器の特許を出願中なのですね。

……究極の魔法瓶……市場に出回るのだろうか……?
JAXAのオーダーメイドになりそうな気がするのですが……。


今回の宇宙魔法瓶の役割

ところで、今回この宇宙魔法瓶の中に積み込むのは「宇宙ステーションの無重力の中での実験で結晶化されたたんぱく質」……なのだそうです。

……なんだかよくわかりませんが凄いものなのでしょう。
また魔法瓶に入れるくらいですから「要冷蔵」なのでしょう。

たんぱく質……だからスーパーで売られているお肉みたいなものなのだろうか……。
前に冷凍状態のお肉を夏の暑い日にハラハラしながら持ち帰ったことがありましたが、あの時このような容器があったら便利だったのに。

とにかく、この「たんぱく質」を宇宙魔法瓶に入れ、それをさらに「小型回収カプセル」に詰め込んでこうのとりと一緒に地球へ落とすのですね。

回収カプセルはアポロ宇宙船の司令船……もしくはグリコカフェオーレの容器を縦に押しつぶしたような「とがっていない」円錐型をしていて、落下のためのパラシュートや姿勢制御のための補助エンジンがついているようです。
また中には円柱形の空間があり、この中に宇宙魔法瓶を入れるのですね。

このカプセル、現在はこうのとり7号の頭にある「補給キャリア与圧部」という部分に積み込まれているようですが、大気圏に入る前にこうのとりから分離されるのですね。
こうのとり自身はいつものように大気圏に入ってからは燃え尽きるようです。

……こうのとりと一緒に大気圏に突入するとカプセルも一緒に燃えてしまうのだろうか……?


無事に成功するか

気になる宇宙魔法瓶とカプセルの行く末ですが、カプセルは明日11日朝にパラシュートを開いて太平洋、南鳥島の近くに着水する予定なのですね。
その後海にプカプカ浮かんでいるところを船で回収して日本へ持ち帰るようです。

こ……これは……!!!
歴史的で壮大な実験が今現在まさに進行中で、しかも明日には結果が出ると!?

なんという瞬間に立ち会うことができるのでしょう!これは明日の朝を待つしかありません!

できれば正確な着水・回収の時間が知りたいところですが……具体的に言って何時頃なのでしょうね……。

あっでも魔法瓶の要求仕様に

時速200キロでコンクリートにぶつかっても壊れない強度と、大気圏突入時の高温下でも中の温度を4度前後に保てる耐熱性。
さらに中身を取り出す時間を考えて4日間以上内部温度4度を維持できる保温性。

……とありましたので……、実際にカプセルが回収されて魔法瓶が開けられ、中身の無事とミッションの成功が確認できるのは4日後くらいになるのかな……。

……………続報を待ちましょう!

はやぶさ2搭載ロボ不具合?実は割と前から判明していたって

JAXAの発表

今月8日……つまり昨日ですが、はやぶさ2計画について宇宙航空研究開発機構JAXA)からいろいろと発表があったようですね。

私が知っている限り主な内容は3つ……

小惑星リュウグウ」への着陸リハーサルの終了について
リュウグウに落とした「ターゲットマーカー」について
はやぶさ2本体に積まれている小型ロボットについて

……だったみたいですね。

中にはいろいろと問題が発覚したという発表もあったようですがとりあえず順番に見ていきましょう。


リハーサル終了

まずは1つめ。
はやぶさ2をリュウグウに着陸させるための練習なのですね。
これまでに3回行われたようです。

3回目である10月下旬の練習でとりあえずリハーサルは完了したようですね。

10月上旬の時点で「表面の地形が予想以上に凸凹していて着陸できる場所が見当たらない」と言っていましたが、あれから練習していたのだろうか……。

なんにせよこれで着陸の目途が立ったようですね。年内には日程を決められるそうです。

とりあえず着陸に関しては一安心できそうですね。
これはまぁいいでしょう。


ターゲットマーカー

2つ目です。
これははやぶさ2がリュウグウへ着陸するときに目印として使うボールなのですね。
表面が反射材で覆われていて、これにはやぶさ2のフラッシュの光を当てると反射して光るようです。

あらかじめ目標地点に落としておき、後でこの反射を目印にして着陸をしようという考えなのですね。

なんだか自転車のリフレクターみたいですね。タイヤやフレームについている小さな反射板で、夜道で車のライトの光を受けると光るアレです。
あれのおかげで車は暗い夜道でも自転車がそこにいるということがわかって事故を防ぐことができるわけですが、このような技術は宇宙でも活躍しているのですね。

ターゲットマーカーは予備を含めていくつか搭載されていて(2つかな?)、ことし10月に一個目が投下されたのですね。
ですが10月下旬の最後のリハーサルの時に目的の場所からずれたところに落ちていることがわかったのですね。

元々着地地点にする予定だった半径10メートルの範囲の中心に向かって落としたはずだったのに、実際はこの中心部分から15.4メートルほど離れた場所に落ちていたようです。

きっと空高くから落としたので誤差が出てしまったのですね。

ただし目印としての役割はまだ果たせるそうで、あまり問題はないのだとか……。

ですがもう1個、予備のターゲットマーカーを落とすかどうか、いま現在検討しているようです。

……二つも目印があったらかえって混乱するんじゃ……。
特に問題はないみたいですし今のままでもいい気がしますが……。

でもせっかく予備を持ってきたんですし、もしかしたら今度こそ目標地点に落としてさらに着地の精度を上げることもできるかもしれないので、一応使ってもいいのかも……?

う~ん……、ちょっとよく分かりませんね……。

きっと運営チームも同じようなことを議論しながら悩んでいるのでしょう。

でもそんなに大きな問題ではないみたいなので……これもこれでいいのかな……?


小型ロボット「ミネルバ2-2」

3つ目です。
先にリュウグウに投下されたロボット「ミネルバ2」のシリーズについての情報ですね。

はやぶさ2は「ミネルバ2」という小型ロボットを積んでいますが、それぞれ「ミネルバ2-1A」「ミネルバ2-1B」「ミネルバ2-2」の3機があるのですね。

このうち「1A」と「1B」は既に分離・投下されており、ことし9月22日に無事にリュウグウに着地できたことが発表されていますね。

「2-2」はまだはやぶさ2に搭載されていて、来年7月頃に投下する予定なのですね。

ですが8日、この「ミネルバ2-2」に不具合があることが発表されました。
もし復旧できなければ計画通りの実験ができなくなる可能性があるそうですね。

ミネルバ2-2は直径15センチ、高さ14.5センチの八角柱の形をしていて、重力の小さい小惑星地表で移動の実験を行うのが目的なのですね。
4種類の移動装置とカメラが搭載されていて、小惑星表面を移動しながら画像を撮影してはやぶさ2に送るようです。

開発にはかなり多くの機関が関わっているようで、4つの移動装置もそれぞれ山形大、東北大、東京電機大、大阪大の4か所の大学が開発し、カメラは東京理科大が作ったのですね。
これをリュウグウ表面に落としてそれぞれの実験を行うようです。

すごい……小さな機械にみんなの大きな夢が!

でも不具合って、大丈夫なのでしょうか。

どうやら発表されたのは機体の情報処理に関する不具合のようです。

情報処理……というと具体的にはどういうことなのでしょう。
気体制御用のコンピュータ周りの不具合なのでしょうか……それとも通信システムの問題なのでしょうか。
どちらにせよ、なんだかそれって致命的なような……。

はやぶさ2本体は2014年12月3日に打ち上げられていますが、ミネルバの不具合自体は2014年10月の時点で既に見つかっていたのですね。

……知ってたの!?

ということは不具合の発見から打ち上げまで2か月ほどあったことになりますが……2か月間では不具合は解消できなかったようです。
ただ復旧の可能性があったので、開発者である東北大とJAXAとで話し合った上、結局そのままはやぶさ2に積んで地球を出発したのですね。

……あれ!?
……つまり、「全力で不具合を直そうとしたが直りませんでした。でももしかしたら途中で直るかもしれないから、とりあえずはやぶさ2に乗せて出発しましょう」ということになったと……?

…………これ、本当でしょうか……。
何だか文字通り運を天に任せているようにしか見えないのですが……。

むしろそこは一旦出発を延期にして、ミネルバを修理してちゃんと直してから打ち上げたほうがよかったんじゃ……?
色々な機関が関わっているミッションだからミネルバ2-2だけの都合で延期にすることはできなかったのかな……。

でもせっかくリュウグウに着いても、そこで「案の定動きませんでした」ではそれこそ元も子もない気がするのですが……。

なんにせよそんなこんなで爆弾を抱えたまま出発したわけですが、肝心のミネルバ2-2、その後リュウグウへ向かう途中で3回、動作確認をしてみたのですね。
ですが未だに復旧はしていないそうです……ほらやっぱり!!

どうするのでしょう……もう着陸は間近ですよ。

しかも悪いことにこの不具合、直さない限り山形大の作ったもの以外の移動装置を動かせないそうです。
また東京理科大のカメラも撮影不能となり、実験データをはやぶさ2に送信することもできないのだとか……。

……これは……。
「計画通りの実験ができなくなる」どころか、「何もできなくなる」んじゃぁ……?

どうなのでしょう……なんだかここに来てものすごく致命的な問題が発生したように見えるのですが……。


探査機本体は今の所無事?

ただ、今の所探査機本体には問題はないようですね……多分。
元気に「自撮り」画像も送ってきましたし……。

本体が無事である限り、たとえ小型ロボットが動かなくても「リュウグウの成分を持ち帰り、太陽系と生命誕生の謎に迫る」というメインとなる目的は達成できるのではないかと思われます。

とはいえ、やはりちゃんとミネルバ2-2が復旧できることを願わずにはいられませんよね。

宇宙探査にトラブルは付き物なのでしょうけれど、前回のはやぶさの時と同様なんだか見ていてひやひやしますね……。
無事に成功するのだろうか……。

一般参加は有料化へ……とうとうコミケにまで東京五輪の影響が!

一般参加が有料に

来年2019年に開催される「コミックマーケット」の一般参加に参加費用が掛かるようになるみたいですね。

コミックマーケットは40年以上の歴史を持つ有名な同人誌イベントですね。
毎年夏と冬の計2回開催され、最近では毎回100万人以上が参加する一大イベントとなっています。
その規模の大きなことといったら……夏のイベントの際に集まった人たちの熱気で雲ができるほど……なのだとか……本当だろうか。

なんにせよアマチュアの漫画家やオタクの人たちにとっては夏冬の風物詩……らしいです。

……私も早く真のオタクになって彼らの仲間入りを果たしたいところなのですが、まだまだ修行が足りぬようです……。

同人イベントへの参加方法としては、自分で本を作って出品する所謂「サークル参加」と、本は作らずに買いに行くだけの所謂「一般参加」とに分かれていますね。
そのうち有料化しそうなのは「一般参加」だけのようです。(というよりサークル参加はそもそも有料)

対象となるイベントは今の所2019年8月9日から開催されるコミックマーケット96(C96)と、12月28日から開催されるコミックマーケット97(C97)だけ……みたいですね。
……今の所……。

どうやらオリンピックの影響らしいのですが……そもそもコミケの一般参加って今まで有料じゃなかったのですね……。

普通同人イベントに一般で参加するときは、必ず入場券代わりにカタログを購入して会場に入りますが、コミケの場合、カタログは必ずしも買う必要はないのですね。

地方の小さなイベントばかりでコミケには行ったことがないので全然知りませんでした……。

それにしても、なぜオリンピックの影響で有料化することになったのでしょう?
少し気になったので調べてみました。


五輪前の制約で会場が4分の3に

公式サイトによると、会場である東京ビッグサイトがオリンピック前のため一部使えなくなってしまうのですね。

東京ビッグサイトには

東展示棟
東新展示棟
西展示棟
南展示棟

の4つの展示棟がありますが、2020年の東京オリンピックパラリンピックで「国際放送センター(IBC)」として使われるため、2019年4月からは東展示棟と東新展示棟、2020年の4月からはビッグサイト全体が使えなくなってしまうようです。
なので2019年8月と12月のC96とC97では東展示棟と東新展示棟以外の場所を使うしかないのですね。

それにより会場として使える面積が今までの75%にまで減ってしまうそうです。
また場所の確保のために少し離れた場所にある青海展示棟を新しく使うことになるのですね。

つまり二つの会場に跨ってイベントを行うのですね。

この青海展示棟、2019年4月から東京ビッグサイト付近に仮設で建てられるようです。ビッグサイトが使えなくなった時のための配慮でしょうか。

また、狭い会場でできるだけ多くのサークルが参加できるようにするために、開催日程を今までの3日間からコミケ史上初となる4日間に延ばすようです。

これらが有料化の原因なのですね。

準備会の共同代表によると、「会場が狭くなる分、有料で参加してくれるサークルや企業ブース、広告などの収入源が減ってしまう上に、開催日程が延びて会場も増えるので経費がかさんでしまう」ようです。
また「有料化は会場面積減少で予想される混雑に対する安全対策でもある」のだそうです

なるほどそういうことか!
それで企業やサークル参加者だけでなく、一般参加者からも参加料を取ることで増えた分の経費を賄いたいのですね。

参加料はカタログではなく専用のリストバンドを買う形で徴収し、会場内ではリストバンドがパスのかわりになるのですね。


ネットで賛否の声

これに対しネットでは賛否両論あるようです。
……と言っても割と肯定的な意見が多いようですね。

殆どが経費が掛かることに理解を示したり、「有料化によって冷やかしやマナーの悪い人が減るのではないか」「そもそもどうして今まで無料だったのか不思議だ」というような内容なのですね。

私は無料だということすら知りませんでしたが……。

またわずかに否定的な意見もあるようで、「お金を払うことによりお客様意識を持ってしまう人がいるのではないか」「参加費を取られるのはきつい」という内容を含むようです。

さらに準備会は「こうした有料化はこれまでのポリシーやスタイルと異なるが、4日間開催と合わせてご理解いただけると幸いだ」とも述べているようですね。

なるほど……「お客様」が問題なのか。

なぜなら、元々コミケは「一般参加もサークル参加も準備会も、全てが対等な『参加者』であり、そこに『客』は存在しない」という考えで運営されていたのですね。
ですがここで一般参加者からお金をもらってしまうことにより、一般参加者が「客」になってしまうのではないかと懸念する声があるようです。

たしかに、それはちょっと心配ですね……。
私がたまに行く地方の小さなイベントでは一般参加料がかかりますがお客様風を吹かせる人は見たことがありません。
ですがコミケは規模が違いますからもしかすると事情が変わってくるのかも……。

また、「有料化はいいが原因がオリンピックなのが腹立たしい」「オリンピックのせいでこんな所まで有料化して悪いことばかり」など、肯定・否定ともにオリンピックに対する不満は少なくないようですね。

確かに、国が決めたイベント日程のせいで国民がこうも振り回されなくてはいけないのでは、みんなが腹を立てるのも無理はありません。
毎回このイベントを楽しみにしてコツコツお金を溜めている人だって多いはずです。


気になる参加費用

それにしても有料化って……一体いくらになるのだろう……。
私の知っているイベントではカタログ代の500円が入場料を兼ねていましたが……そもそも私は殆どサークルで参加しているのであまり一般入場料については考えたことがないのですね……。

でも気になります……。

料金の詳細について、現時点で運営側は「現在検討中で、コメントはできない」と言っているみたいです。

カタログ代と同じだと考えると500円かそこらで入れてよさそうなものですが、実際の値段は経費がどれくらいかかるかにより設定しないといけないのかも……。

詳しいことはまだ決まっていないのですね、きっと。

また、C96とC97以降のコミケでも一般参加料を取るのかどうか、それもまだ未定なようです。

オリンピックのために参加料が必要になったのならば、それ以降はまた無料に戻る可能性もありそうですね。

……でもC98とC99は確実に犠牲になるかも……。

私としては有料化しても500円くらいなら払ってもいいかな……なんて思います。
いつものイベントの一般参加料は500円だし……というより、コミケが無料だったということ自体に驚いていましたから……。

どのみちコミケだなんて……あんなに大きなイベント、私には縁遠いものですけど……。