きつねとべっつりコーラのブログ。

きつねとべっつりコーラの2匹が、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。生物多め。

かなりリアル?イーケイジャパンさんのアクア・スパイダー!

先日このようなツイートをしたのですね。

 

 

東急ハンズさんに展示されていた電子工作のクモのロボット(セアカゴケグモ?)がリアルだというのと、
そのロボットがしばらく見ない間に壊されてしまっていたという内容です。


最初のツイートの時点でかなり気になっていたのですが……、

 

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……結局買ってしまったのですね。


株式会社イーケイジャパンさんの電子工作「エレキット」シリーズの「アクア・スパイダー」なのですね。

マグネシウム燃料電池」なる今話題の(?)有害物質を出さない電池によって歩行するのですね。

以下、公式サイトです。

www.elekit.co.jp

ことし7月25日に町田の東急ハンズさんの展示を見て初めて知ったものなのですが……このキット自体は2012年にはもう発売されていたのですね……知らなかった。

 

なんにせよ、私がこれを買って組み立てることでせめてもの供養になる……かどうかはわかりませんが、とりあえず何らかの効果はあると考えられます(?


……と、いうわけなので、とにかく組み立ててみるのですね。

長くなりそうなのでもくじを入れるのですね。

 

 

 

開封 見た目はさほど難しくなさそうだけど……

 

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さて、ごちゃごちゃ余計なこと言ってないで開封してみるのですね。

これは電子工作のシリーズではありますが、見たところ普通のプラモデルと同じように組み立てられそうです。


……電子工作と聞くとどうしてもはんだごてが必要そうなイメージがあるのですが、きっと私はステレオタイプに惑わされているだけなのだろう。


パッケージの裏にパーツの写真がありますが……

 

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……見た限りでは簡単そう?

対象年齢が10歳以上で、組立時間の目安も1時間とあります。

なるほど、ならばコトブキヤさんの対象年齢15歳以上のHMMゾイドの常連で、なおかつついこの間もフジミ模型さんの15歳以上のクワガタムシを組み立てたきつねならもう少し早くできるだろう。


……などとたかをくくっていたのですが……。


実際に開けてみると、取扱説明書がやたらと分厚いことに気づくのですね。

なんと全部で19ページもあります。

前回組み立てたクワガタムシは確か紙一枚だったのですね。


いや、当然でしょう……やはりこれはタダのプラモデルではなく、燃料電池とモーターで動く立派な電子工作なのですね。

つまり、「電池で動く」という機能を持っているため、それを実装するための仕掛け部分が結構複雑になっているはずなのですね。


こ、これは…………。

……早くも「難しい」予感がしてきたのですね……。

 

ランナーは2つ 忠実なカラーリング?

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さて、組み立てるために必要なパーツのセット……いわゆるランナーは黒い「Aセット」と、クリアレッドの「Bセット」の2つに分かれています。


……まさにセアカゴケグモカラー!


見た感じではパーツ点数はそれほど多くなさそうです……多分。


赤いBセットは割と硬くてもろい感じの素材ですが、黒いAセットは弾力があり、結構しなやかにしなるのですね。

……これはつまり、パーツを外す時に手でゲート部分を折るのが難しいということなのですね。

手を使ってパーツを折り取ったり、ランナーとの接合部分をねじ切ることができれば、バリの出現は結構抑えられるのですが、今回はその技が使えそうにありません。


つまり、いちいちハサミだのニッパーだのでそれぞれの接合部分を切り離さなければならないということであり、そうすると必然的にバリができてしまいます。

……早い話が、ゲート処理には手間取りそうです。


本体組み立て シャーシ+パーツの構造?

さて……ごちゃごちゃとびびってないで早く組み立てましょう。

 

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組み立て図を見るとかなり複雑そうな気がしてきますが、よく見ると描かれているのは毎回同じパーツ……頭胸部の Sternum ……つまり胸板なのですね。

……どうやらこれは胸板の上にギアや足などのパーツを取り付けていき、最後に背板(=フタ)をかぶせるつくりになっているようです。

シャーシの上にパーツを載せていき、最後にボディをかぶせる。

なんだか私が昔夢中になっていたミニ四駆を思い出すのですね。これは初めて見る気がしません。

 

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さて……まずはシャーシである胸板を用意して……、記念すべき最初のパーツを取り付けます。

そのパーツとは……クモが属する動物のグループ「鋏角類(きょうかくるい)」の名前の由来でありアイデンティティであるアレ……クモ類に関して言えば毒を備え、獲物を仕留めるための最大の武器でもあるあのパーツ……


………「鋏角」……なのですね。


これを1番目に持ってくるあたり、製作者側のこだわりを感じさせるのですね。

やはりアイデンティティパーツを一番最初に付けるべきだという議論がチーム内で巻き起こっていたに違いありません。

 

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取り付け後はこんなかんじ。

赤い部品が蝶番関節となり鋏角が動くようです。

……なんとなく関節の位置が違うんじゃないかなどとツッコミを入れたくなってしまうのですが、きっと構造上の問題で仕方が無かったのでしょう(?

 

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さて……その後は走行機能のキモとなる(?)、オレンジ色の歯車を組み込み、鋏角以降の各付属肢を前から順番に取り付けていきます。

まずは第Ⅱ付属肢である触肢……それから第Ⅲ付属肢(第1歩脚)なのですね。

 

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……なんだかハウルの動く城の成れの果てみたいなのですね。


また、どうやら触肢は動かないようです。

……とても大事なことなので2回言いましょう。

 

触肢は動きません!

 

……クモの触肢って見てるとぴこぴこ動いて結構面白いのですが(ハエトリグモだけかな)……残念です……。


なんにせよ、ここから先は全ての付属肢を同じように淡々と組み込んでいくだけなのですね。

以前どこかのブログさんでこのアクア・スパイダーを紹介しており、「足の組み立てを間違えなければ後は簡単」と書かれていたのですが、確かにその通りなのですね。

流石はクモ型ロボットです……。

 

「基本構造は体節と付属肢で、あとは同じ構造の繰り返し。」

 

という節足動物の基本コンセプトを組み立て段階で見事に堪能できるのですね。

 

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足を全部取り付けた後。

さっきと比べると立派になりましたが……このまんまでは当然動かないので、続いて内部のカラクリ部分を入れていくのですね。

 

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お気づきの方もおられるかと思いますが、これ、実は足で歩くのではなくて胸板に組み込まれた車輪によって走行します。

つまり、各足はその車輪と連動して形だけ動くようになっているのですね。

……この辺なんとなくタカラトミーさんのZOIDSシリーズの「モルガ」を彷彿とさせるのですね。

……やっぱり初めて見る気がしません。

とりあえず、真ん中の歯車を左右の車輪で挟むことで車輪ユニット(仮称)が完成します。

車輪の向きは指定通りに合わせなければならないそうなのでここはちょっと慎重になります。

 

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本体と一緒に……。
……なんだか鼓のような形になりました。

 

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さて……車輪ユニット(仮称)と動力部であるモーターを組み込むとこんな感じになるのですね。

ここまでを見た限りでは動力系統は全部すべて頭胸部に集中しているようです。

腹部には電池を入れる所がありますが、それ以外はおそらくただの箱なのでしょう。

腹部でエネルギーを生産し、頭胸部で運動する。

……このへん実際のクモと同じなのですね。

 

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さて……いよいよシャーシの上にボディをかぶせます。

ボディはお馴染みクモの頭胸部の背板……つまり、頭と胸を兼ね備えたパーツであり、文字通りクモの顔なのですね。

……目はダイオードで光ったりするのかな……などと漠然と思っていたのですが、どうやらただのクリアパーツのようです。

 

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頭胸部背板、完成しました。

いかにもクモという感じなのですね。

左右にあるどういうわけかスポンジがついた小さなフタ(?)がうまく嵌らずに20分もぶっとんでしまいました。

パーツが斜めになっている上にはまり込む部分の凹凸の大きさがちょっと合っていない感じがしたのですね……右側だけ。

凸の方を削って事なきを得ましたが……まさか子供向けの工作でこのような高度なテクニックを使うことになるとは。

 

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シャーシに載せるとこの通り。

……だんだんとクモらしくなってきたのですね。

まぁ、この状態ではカニに見えなくもないですが、顔を見るとクモだとわかるのですね。

……4か所の凹凸で背板と胸板を接合するようになっているのですが……そのうちの1か所がどうしても完全に嵌りません。

上の小さなフタもそうですが、やはり全体として有機的な(≒リアルクモっぽい)形状をしているため、斜めや曲線が結構多く、パーツを押さえにくい感じがしました。

これはリアルさを追求した(?)作品であるため仕方がないとは思うのですが……それとは別に、背板を抑える時にうっかり目に触れてしまうと、眼のパーツが下の方に陥没してしまいます……。

どうやらシャーシのどこかに眼を抑えて固定しておく部分があるとかいうわけではなく、眼のパーツは完全に背板に張り付いているだけのようです。

一度陥没した眼を元に戻すには、鋏角のスキマからドライバーなどの細い棒を入れて押さえるのが良いようです。


また、パーツを嵌めるのに手こずるということは、言い換えれば外すのにも手間取るということなのですね。


……つまり、これは一度組み立ててしまうと分解が難しいのですね。


なんにせよ、(またしても)右の後ろに若干スキマができてしまいましたが……これ以上よくなる気配がありませんし……ええい、先へ進もう!

 

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というわけでお次は腹部を取り付けます。

腹部は車輪とハッチが付いているだけで案の定ただの箱でした。

電池をこの中にセットするようになってはいますが、糸を出す機能は無いようです。


………当たり前か……。

 

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一先ずこれで本体は完成なのですね!

これだけでも十分楽しめそうです。

えへへへ可愛いにゃぁ~!

 

マグネシウム燃料電池

 

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さて……お次はこの作品の目玉である(?)マグネシウム燃料電池を組み立てるのですね。

割と単純な作りでして、赤いケースとフタ、それから黒い電極と不織布、銀色の金属マグネシウムのシートの5つのパーツでできあがるようです。


……より正確にはここに塩水を垂らすことで初めて電池として機能するのですね。


なんにせよきつね、純粋なマグネシウムのみなんて初めて見た気がします。見た目や触り心地は割とアルミニウムに似ているのですね。

塩化マグネシウムの形で食卓の塩に入っているのはいつも口にしているとは思うのですが……。

向きが決まってはいますがこれはまぁいいでしょう。

 

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電池が完成しました。

 

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後はこれを背中のハッチから中に装てんすればいいのですね。

今はまだ乾いていますが、塩水が入っている状態ならこれで動き出します。

スイッチの類は特になく、電池を入れるとそのまま動き出すようです。


……それにしても電池……。

これで合ってるよね!?って思うくらい嵌め込むのに力がいりました……。

抜けなくなってしまいそうです。

……そういえばクモのお腹にはあからさまに大きな四角い穴が開いているのですね。

……ここから指を入れて電池を抜くのだろうか……。

 

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完成しました!

……さっきの写真とあまり変わりません。

電池が入っていようがいまいが外からではわかりませんね……。

 


メンテナンスにも対応?


さて……先ほど私が苦労して組み立てた頭胸部の後ろ左右にある、スポンジの付いた小さな「フタ」ですが……、
取説によると「内部に埃が溜まった時に、ここからそれを取り除くための穴のフタ」なのだそうです。

……なんと、メンテナンス用のハッチだったのですね!

しかもわざわざ外す時にドライバーを入れられる穴があったとは……組み立て直す時に気付かずに別の場所にドライバーを入れてしまいました。

なんにせよ、ハッチなら脱着しやすいように加工しておいて正解でした。

………でもそれより、そもそも背板そのものを簡単に着脱できる仕様の方がいいような気がするのですが……。


………。

と……とりあえず、全体的な印象としては……、


かなり組み立てが(物理的に)難しい個所がある気がするのですね。
パーツをシャーシに固定してからフタをかぶせる、という組み立て方式は確かにわかりやすいですし、組み立てやすいように工夫されているとは思うのですが……問題なのはその「フタ」が上手く嵌ってくれないことなのですね。

また、一度組み立てると簡単に分解することができないのですね。
いちおう頭胸部後ろの左右の背中側にメンテナンス用のハッチがありますが、こういうヤヤコシイものを設けるくらいなら最初から頭胸部の分解が簡単にできるような仕様にしておいた方が良かったのではないかと……。


パッケージを見る限りでは子供向けの学習工作キットという位置づけにはなっているようなのですが……、
組み立てといいメンテナンスといいいろいろとコツが必要ですし、こういう言い方をしてはアレですがこんなの子供にできるのだろうか……。


……ですが適度にデフォルメされつつもリアルなデザインは(動きも?)とても気に入りましたし、セアカゴケグモの(?)赤黒ツートンカラーも気に入ったのですね。

また通常では割と間違って描かれがちなクモの付属肢も、ちゃんとこだわって作り込まれていると思いました。

……関節ではないところが膨らみ、関節が一番細くなるようにできているのですね。

現物では中に筋肉が入っているわけですから当然なのですが、いかんせん脊椎動物の骨のイメージがあるのか、関節部分が一番太く描かれてしまうことが多いのですね。

また歩脚は全て上に「上げる」ことができるので……狭い場所に入り込むときなどにクモがとるあの独特のポーズも再現できます。

私としては……すごく満足なのですね……。

 

かんじんの動きはというと……

……実はまだ動かしていないのですね。

その辺に関してはまた日を改めてここに書こうと思うのですが……、

とりあえず、公式サイトを見る限りでは電池を入れると結構なスピードで走り回ってくれるようです。

またシャカシャカという足の動きもなかなかのものでして、木箱の中から逃走するアラゴグ……もしくは「ルパンの娘」に登場した盗聴器付きのロボット「カブトムシ初号機」を思い出してしまったのですね。

一先ず当分動かす機会はないと思うので(?)、このまんま飾っておくのですね。

 

……アクア・スパイダー。

……この子の呼び名は「ミズクモ」に決定なのですね。(そのまんま?)