けさヤフーニュースさんの記事で見つけたのですが……お札が間もなく新しくなるそうですね。
変わるのは既存の一万円、五千円、千円の3種類のお札と(二千円札は……まぁいいか)、それから五百円玉なのですね。
具体的にどんなデザインになるのかはこちらの記事を見て頂くとして……。
……他のコインは当分変わらないのか知らん。
そういえばコインの中でも五百円玉はついこの前新しくなったばかりなのですね。
十円や一円なんかは昭和の昔からずっと変わらないデザインを受け継いでいるのに……どうにもお金というものは額面が大きくなるほど頻繁に更新されるようです。
デザイン変更の主な目的は「最新鋭の偽造防止技術を反映させるため」とありますから、額面が高い方から優先して変えていくというのも頷けるのですね。
何にせよ、新しいお札のデザインの内訳は以下の通りなのですね。
千円札
近代日本医学の父、北里柴三郎さんの肖像+神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら、富嶽三十六景より)
五千円札
日本における女子教育の先駆者、津田梅子さんの肖像+藤の花
一万円札
麻生氏曰く「日本資本主義の父」である渋沢栄一さんの肖像+東京駅丸の内駅舎
丸の内ってね、diversity。……なのですね。
……なんだか二千円札がありませんが、麻生さんが言うには「流通枚数が少ないので刷新を見送った」のだそうです。
……二千円札、知名度どころか扱いすらももうすっかり「過去の人」になってしまっているようです……。
そういえば製造も既に終了していたような……?
沖縄の辺りでは結構流通しているらしいのですが……この辺りでは見るのもまれなのですね。
なんにせよ、なんだか全体的にアラビア数字の部分が大きくなっている気がするのですね。
……もしかして漢数字だけだとわかりづらいからこちらを強調しようという外国の人たちへの配慮なのか知らん。
ちなみに五百円玉は3種の金属を使った2色のデザインになるそうです……ってなんだかいつぞやの地方ごとに作られた記念硬貨みたいなのですね。製造コストかさまないのだろうか……。
なんにせよ、これらのお札は2024年をめどに新しくする予定なのだそうですが、例の如く刷新してからも古いお金は使えますから、その辺りは特に気にする必要は無さそうです。
……1つ前のお金はどうなるのか知らん。
そういえばいまだに夏目漱石の千円札だの銀色の五百円玉だのを目撃することがあるのですね。
これらは今でこそ普通に使えていますが……2024年以降はどうなるのだろうか……。
なんにせよ、前回のお札の刷新は2004年だったので、実に20年ぶりとなる……はずなのですが、なんとなく早い気もします……?
たった20年で変えてしまうのでしょうか……。
ですがそもそもこの三種類のお札は1984年にそれぞれ夏目漱石、新渡戸稲造、福沢諭吉のものが誕生しており、前回デザインが変わった2004年の時点でちょうど20年目だったので、もしかしたら20年周期でデザインが変わるものなのかもしれません。
実際麻生太郎財務大臣は「偽造防止の観点からこれまでも20年ごとに変えてきた」と言っているのですね。
……もしかするとお札にとって「デザイン変更」とは、Windowsやその他OSが毎週のように行う「セキュリティアップデート」のようなものなのかもしれませんね。
そういえば全国の自動販売機その他機械はどうなるのでしょう。
新しいお札も引き続き認識してくれるのでしょうか、それとも何かしらのアップデートをする必要があるのでしょうか……?
……そもそもお札って一体どうやって認識されているのだろうか……どうやら「磁気インク」なるものが仕込まれているらしいのですが……。
……新しいお札普及に伴う全国の紙幣識別機の扱いについてはとりあえず置いておくことにしましょう……。
きっと……いや、絶対間違いないと思うのですが、アップデートの業者さんが儲かる仕組みになっているのでしょう。
麻生さんの話が本当なら、お札は毎回20年ごとに変わるわけですから、これはもはや20年周期で確実に需要が見込めるストックビジネスと変わりないのですね。
きっとここで業者さんたちが全国の紙幣識別機を更新し、次の20年に備えて内部留保を蓄えておくに違いありません。
なんにせよ、2024年には今のデザインのお札は発行されなくなってしまうということなのでしょう。
……今のうちに集めて貯めておこうか知らん……。
私の金庫の中にはひとつ前のデザインのお札のほか、百円札だの五百円札だのかなり昔のものまで入っていますが、どうやらその「コレクション」に新たなメンバーが加わりそうです。