きつねとべっつりコーラのブログ。

きつねとべっつりコーラの2匹が、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。生物多め。

久々にWindowsのチェスアプリと対局してみたら見事に負けたというだけの話。

Chess Titans

なんだかここ3日ばかし新元号「令和」のことばかり書いているのですね……。

我ながらどこからどう見ても便乗しているとしか思えないので……そろそろ息抜きも兼ねて別の話題を書こうと思います。


……とりあえず……今日は割とマニアックにチェスの話でも書くのですね。


チェスよりも将棋やオセロの方が幅を利かせている日本においてかような記事の需要が果たしてどれほどあるのかひじょうに疑わしいところではありますが、そこは自身の息抜きのためであり、また敢えてマイナーなものを持ち出すことで興味を持ってくれる人が増える可能性もあるなどと言い訳して割り切ることにします。


さて……。

昨今はWindows10が現役の時代ではありますが、私はいまだにWindows7を使っているのですね。


このWindows7Windows Vistaにも)に標準搭載されているゲームソフトに、「Chess Titans」というものがあります。

オベロン・ゲームズ(Oberon Games)さんというゲーム会社が制作したもので、名前のとおりCPUを相手にチェスができるというソフトなのですね。


相手の強さは1~10の10段階で選ぶことができるのですが、棋譜の保存機能などは無く、文字通り「最低限の機能のみが実装された」かなりシンプルなものです。


ですがCPUがなかなか優秀で、最弱のレベル1ですら始めたばかりの初心者では歯が立たないのですね。

またグラフィックも綺麗なので、結構イロイロと楽しめますし、個人的には本当におまけのアプリなのかと勘繰りたくなるほど秀逸なクオリティなのですね。

 

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きっとオベロン・ゲームズさんは商品の質にこだわる昔気質の職人気質の会社に違いありません。


ちなみに私の持っているものはバージョン6.1なのですね。

バージョンによって同じレベルでも強さが違ったりするのか知らん……。


なんにせよ最近色々忙しくてあまり遊ぶ機会が無かったのですが、このたび久しぶりに対局してみたのですね。


せっかくなのでその過程を記事にしてみようと思います。

 

………結論から言うと、負けてしまったのですね。

 

本来ならば華々しく勝利して「勝ったぞ!」と書きたかったのですが……どうにも今遊んでいるレベルの強さと私の実力とがちょうど拮抗しているらしく、従って勝率も互いに同じ程度なので、なかなか思い通りには勝てないのです……。


今からやり直すのもアレですし、また最初に一度負けておいた方がこのあとリベンジをする楽しみが増えるとおもうので、とりあえず負け対局を包み隠さず書こうと思います。


当方一応できる限りわかりやすく書こうとは思うのですが、内容が内容だけに少々マニアックになりますし、多分知らない人が見るとちんぷんかんぷんだと思いますがそこはなにとぞご容赦下さい……。


……とりあえず、以下でいちおう簡単に説明します。

こんな適当な説明があってもわからないものはわからないかもしれませんが……。


VS Chess Titans。久々にかなり手間取る……

さて……、問題の対局なのですね。


上の盤の写真そのままで進みます。

つまり、白が私です。


いちおう念のため断っておきますが、チェスでは白が先手となります。

この辺黒が先手になる囲碁やオセロとは逆なのですね。


先手である以上、おそらく私が幾分か有利なはずではあるのですが……実際はよくわかりません。


というのも「五目並べ」などはコンピュータによる解析が終わっており、理論上「先手が有利になる」ということがわかっています(つまり、互いに最善手を出した場合、必ず先手が勝つ)。

ですが、逆に「6×6オセロ」や「どうぶつしょうぎ」など、「後手が有利になる」ゲームもありますし、「三目並べ」などの「必ず引き分ける」ゲームもあるのですね。


またこれらとは違ってチェスはあまりにも複雑であり、いまだにコンピュータによって「解析」され尽くしていないので、実際のところ先手後手どちらが本当に有利なのかはわからないのですね。


それにどういうわけか私は後手に回った時の方が勝率が高いのです……なんでだろう。


それから、盤には白から見て盤の左下から横方向にa~h、縦方向に1~8の番号が振られており、各マスはそれらを組み合わせた座標を使って呼びます。

従って白から見て盤の左下のマスはa1、右上のマスはh8となり、これらの座標を使って棋譜を表記していくのですね。


……この辺算用数字と漢数字を組み合わせる囲碁や将棋とは違うのですね。(以後も欧米ではアルファベットと算用数字を使いますが……。)


またチェスの駒の名称は世界各国で違いますが、とりあえず日本の棋譜では各駒は以下のように表すのですね……。

K  キング(王様)
Q  クイーン(女王様)
R  ルーク(飛車)
B  ビショップ(角)
N  ナイト(桂馬)
(P) ポーン(歩兵。棋譜には書きません)

 

さて……以上です!


……我ながら何と適当な説明だ。


とりあえず、対局スタート!なのですね。結果は如何に?(って結局負けましたが……)


序盤……ここまでは互角

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5手目です。

……いきなり5手目で……さらにいきなり複雑な状況で申し訳ないのですが……。

順番違いの「クイーンズ・ギャンビット」という定跡から始まりました。

ここまでの棋譜はこんな感じなのですね。

1.d4 e6 2.c4 Nf6 3.Nc3 d5 4.Bg5 Be7 5.e3 h6

1手目の歩兵をe4とするかd4とするかはひじょうに悩ましいところなのですが、私は頻繁にd4を指すのですね。


Chess Titansが先手になった時、ほぼ確実にd4を指してくるので、私もそれにつられてd4ぐせが付いてしまったようです。


なお、こちらが駒を動かすとChess Titansはあっという間に次の手を指してくるので、スクリーンショットは必ず相手のターンの直後の画像になってしまうのですね。

本当なら自分が駒を動かした直後で、相手がまだ反応していない時の画像が欲しいのですが、ソフトの特性上それは難しいようです。


とりあえずここまではまだ状況は五分五分です……。


9手目……相手がミスをした?

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さらに進んで9手目。

6.Bh4 O-O 7.Nf3 b6 8.Bd3 Bb7 9.O-O g5

「O-O」はキャスリングという手を表す記号です。

キャスリングは自分の王様と飛車を一手で入れ替える特別な手なのですね。

飛車を前線に送り出すとともに、王様を安全な隅の方に逃がすというもので、1局につき1回だけ使えます。


……とりあえず……どうやら相手がミスをしたようです。

g列の歩兵が私の角を狙ってきましたが、本来はb列の桂馬を女王様の手前に動かすのが最善手だったようです。そうすればd列に移動させた桂馬でf列の桂馬を守ることができるのですね。


なおこの形は「クイーンズ・ギャンビット・ディクラインド」という定跡の「タルタコワ・ディフェンス」という変化形であるようです。


タルタコワさんという昔のチェスの達人が愛用したのでこの名前が付いたらしいのですが、私はこんな定跡初めて見ました。

割と適当に指しているのにどこかしらの定跡に当てはまってしまうとはなんとも面白いですね。


11手目……そこそこ有利

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11手目。

10.Bg3 g4 11.Ne5 h5

角は退避させましたが、先ほどのg列の歩兵がh列の歩兵を引き連れてどんどん迫ってきます。なんという押しの強さ……。


f3にいた桂馬が危なかったのですが、私自身ちょうど桂馬をアウトポスト(自分の歩兵に守られたマスで、ここに桂馬を置くとわりと有利になる。ここではe5)に移動させたかったので、これはこれでOK。

自分がちょうど動かそうと思っていた駒を狙われると、こちらは「よける」と「移動」を同時に行うことができるので、有利に立ち回ることができるのですね。

でも王様の目前にまで迫った2体の歩兵はいささか気になるのですね……。


13手目……無茶をした

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13手目……。

12.Qc2 Nc6 13.Bg6 fxg6

……いささか無茶をしたのですね。最初の犠牲者が出てしまいました。


犠牲になった戦友は白が左、黒が右に表示されるのですね。


私が放ったのはかなり悪い手だったようですが……角をおとりにして進路をこじ開けようとしたのですね。

ですがその後思惑通りf列の歩兵が私の角を取ったので(これは相手の致命的なミス)……c2にいる女王様を相手の王様の正面に送り込むことができます。


これで……王手!


14手目……まずいかも……

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14.Qxg6+ Kh8


当然相手の王様は逃げますが、私の女王様の射程圏内につかまってしまっているため、ここからだと動けません。

……本来ならここで再び女王様を王様の目の前に持って行くべきだったようですが、私は桂馬をf7に置いて畳み掛けたのですね。

当然f8にいる飛車が反撃してきますが、桂馬を犠牲に飛車を取れるわけですから……ここは私が………特に得はしないのですね。あれ……。

既に私の角が犠牲になっていますから、今更飛車を取ったところで駒の状況は五分五分……女王様が敵陣内に入った以外はあんまり意味がありませんでした。


……まずったかもしれない。


とりあえず、その後迎撃してきた相手の飛車を取り、度重なる王手を繰り出し、気になっていた手前の歩兵を殲滅。


20手目……嫌な予感しかしない?

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20手目。

15.Nf7+ Rxf7 16.Qxf7 Qd7 17.Bh4 Qd8 18.Bxf6+ Bxf6 19.Qxh5+ Kg7 20.Qxg4+ Kf7


……ですが……、かなりな無茶をしたようです。

我ながらどうしてこのような悪手を連続で繰り出すことができるのか理解に苦しむのですね……。

きっとよほど手前の歩兵が気になったのですね。


なんにせよ、これでマテリアル(取った駒の強さの合計)では11:9で私が得をしています。


………ここまでは。


注意しなければならないのは、確かにマテリアルでは私が得をしていますが、そのほとんどが歩兵であり、またこの時点で私は既に角を2つとも失っているのですね。


相手の飛車と桂馬を獲得してこそいますが、射程距離が長く、すぐに戦場に出ることができる角を早い段階で失ったのは今から思えばかなりの損害でした。

対局中にそれに気づけばいいのに考えるのに夢中でこういうところまで気が回らないのですね……目の前のことに夢中になればなるほど進路を誤るなんて、まるで人生そのものなのですね。


……私の飛車はまだ2つ残っていますが、自分の歩兵が邪魔で当分戦場に出ることができません。

逆に私が歩兵をたくさん取ったことにより、相手の飛車はもうすぐ出てきてしまいそうです。

私の歩兵たちは戦場のど真ん中を制圧しており、敵の侵入を阻むバリケードを築いてくれてはいますが……こ、これは……。


自分も動けないのですね。


唯一相手の王様を攻撃できるところに、最強の駒である女王様がいてくれますが、いくら女王様が強くても、ひとりだけでゲームに勝つことはできないのですね。

最低限バックアップをしてくれる味方がもう1人は必要です。


バリケードのスキマを縫って外に出られる角は、こういう状況では女王様のバックアップに最適なのですが……。

……角を手放してしまったツケが、そろそろ回ってきたようです。


マテリアルの数字ばかりを見てその中身を気にしないでいるとこういうやっかいなことが起きてしまうのですね……。


こ、これは……。

嫌な予感しかしない、のですね……。


で、案の定……


41手目……いつの間にか逆転されている

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41手目……どうしてこうなった。

21.cxd5 exd5 22.Qf3 Ne7 23.Rfe1 Ng6 24.e4 Kg8 25.e5 Be7 26.Qg4 Bg5 27.e6 c5 28.Qf5 Qf6 29.Qf3 Qxf3 30.gxf3 cxd4 31.Nb5 d3 32.Nd6 Ba6 33.e7 Nxe7 34.Re5 Bf6 35.Re6 Bxb2 36.Rae1 Nc6 37.Rg6+ Bg7 38.Nf5 d2 39.Rxg7+ Kh8 40.Rd1 Nd4 41.Rf7 Be2


ありゃりゃ……こうなってはもう勝ち目がないのですね。

d2にいる黒の歩兵を放置すると、一番手前の段まで下りてきて成り、次期女王様になってしまうのですね。

かといって飛車で取ってしまうと、次の瞬間d4にいる桂馬がf3に飛んできて、私の歩兵を1人亡き者にするとともに王様と飛車両方を一度に攻撃してくるので、いわゆる「フォーク」が掛かってしまいます。

当然王様を逃がすしかないわけなのですが、そんなことをすれば最後の希望(?)d1の飛車がやられてしまうのですね。


だからといって先に桂馬を桂馬で取ってしまうと、当然e2の角が飛車を取ってしまいます。

そうするとd2の歩兵を止めることができる駒がもういなくなってしまうのですね……。


……前の番にg7に飛車をやってしまっていたので、私の桂馬で相手の桂馬を取ると相手の王様に上にいる飛車がやられてしまうのですね。

なので上の飛車をf列にズラしたのですが……そんな暇は無かったようです。

どうにも飛車を犠牲にしてでももっと早い段階で黒の桂馬を取っておくべきだったようです……う~ん……。

 

結局負けた件。とりあえずリベンジしよう……

最初の方は割と有利だったのですが……飛ばし過ぎたのがいけなかったのかも……?

とりあえず最後の方はこんな感じだったのですね。

42.Nxd4 Bxd1 43.Kf1 Bxf3 44.Rxf3 d1=Q+ 45.Kg2 Qxd4 46.Kg3 Rg8+ 47.Kh3 Qg4#


……もう画像がありません!

 

夢中になりすぎてスクショを撮り忘れていたようです。


せめて引き分けに持ち込めないかと思ったのですが……現在の私の実力では難しかったようです。


……2019年の初対局だったのですが……散々な結果になってしまったようです。新年初対局がこれかよ!


仕方がありません……ちょっと……今度また暇を見て「リベンジ」するのですね。


それにしてもまだレベル6なのにこれとは……上手い人が見たら「何ヌルい手指してんだ!」と怒られてしまいそうです。


う~ん、もう少し練習量を増やしたいところなのですが……なかなか難しいのですね。