きつねとべっつりコーラのブログ。

きつねとべっつりコーラの2匹が、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。生物多め。

足元に要注意!そろそろ始まる小さな隣人の季節

早くも虫が出歩く町中

早いもので、3月ももうすぐ終わりですね。

最近周りをよく見てみると小さな節足動物がさりげなく活動を始めているということがわかるのですね。

これから夏にかけて、足元を動き回る小さな隣人たちに注意しなければならない季節になってくるのですね。


…………昆虫のことです。


先日町を歩いていると、路側帯の内側にこんな子がいたのですね。

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早くもハチさん登場なのですね。


……あんまりうまく撮れませんでした……。虫は小さすぎてスマホのカメラでピントを合わせるのが難しいのですね……。

そして残念ながら写真はこれ1枚しかないのですね。さすがに道路でずっとしゃがみこんでいるのは危険だとおもい、1度撮影したらすぐに離れてしまいました……。


それにしてもこの子、どういうわけか飛ばずにアスファルトの上を歩き回っていたのですね。危うく踏んでしまうところでした。

普通の虫ならうっかり踏まれないように端の方にでもどけておくのですが……相手が相手なので……さすがにそれはできなかったのですね。


このタイプは大人しいハチではありますし、そう簡単には刺されないということもわかっているのですが、万が一うっかり刺されるとやっぱり痛いのですね。


……どけておいてあげた方が良かったかしらん……。

後から来た人に踏まれていないか心配なのですね……。


初見でクマバチかと思ったのですが、後でちゃんと調べてみたら「クロマルハナバチという種類らしいということがわかりました。

クマバチと色が似ていますが、並びが違うのですね。

なんだかクロアゲハとカラスアゲハの違いくらい微妙でわかりづらいのですね……。


しかしこんな早くから活動を始めるものなのでしょうか……。

飛ばずに歩き回っていて、動きもかなり鈍かったので、おそらく出て来たばかりなのではないかと思われます。

冬眠……していたのかな。

あいにくマルハナバチのことはあまりよくわからないのですね……。


……気になったので、調べてみることにしました。


クロマルハナバチ

まず、クロマルハナバチというのは

動物界-節足動物門-六脚亜門-昆虫綱-膜翅目(ハチ目)-細腰亜目(ハチ亜目)-ミツバチ上科-ミツバチ科-ミツバチ亜科(マルハナバチ亜科)-マルハナバチ連-マルハナバチ

に属するハナバチで、学名を「Bombus ignitus」というのですね。

 

 ……ぼんぶす……。

……変な名前……。

 

……ラテン語で「マルハナバチ」という意味なのですね。


亜科が「ミツバチ亜科」なのか「マルハナバチ亜科」なのかは議論が分かれているようです。


日本や中国、朝鮮に住むハチであり、主に低い場所で暮らしているようです。


女王蜂を中心とした群れ(コロニー)を作るタイプのハチですが、われわれがイメージするような六角形の「ハチの巣」は作らず、他の動物が地下に掘った穴などを利用し、その中に独特な形の巣を作るのですね。

巣は衣で揚げたピーナッツをまとめてさらに衣で固めてかき揚げにしたような、なんとも形容しがたいおいしそうな形をしているのですね。

このピーナッツ衣の一つ一つの中に部屋があり、ピーナッツの代りに食糧である花粉や、卵、幼虫、さなぎなどがすし詰めになっています。


またコロニーは「ハチの巣」を作るハチのそれよりは小規模なものになっているようです。


また他のハナバチに同じく花粉を媒介して植物を受粉させるので、トマトやナスなどの農作物の栽培の時に花粉を運ぶ役として利用されたりもするのですね。


また、見た目が見た目なのでクマバチと間違えやすいことでも知られているのですね。


……きつねも見事に間違えてしまったのですね。

ちなみに北海道などではこのハチも「クマバチ」と呼ばれるそうなのですが、本家(?)クマバチは「Xylocopa(属名)」というラテン語名を持つ種であり、亜科も「クマバチ亜科」なので、同じ「ミツバチ科」ではありますがちがうハチなのですね。


実は別種……かも……

ただ、調べていてちょっと妙なことに気付いたのですね。

このクロマルハナバチ……活動時期は4月からということになっているのですね。

4月になると冬眠していた女王蜂が目覚めて活動を始めるらしいので、私が見た子もおそらく女王蜂であると思われます。


ですが……いくら温暖化の影響で気温が上昇しているとはいえ、まだ3月が終わっていないのですね。

それにもかかわらずこの時期からもういるなんて……一体この子は何者なのでしょう。


さらに調べてみると、「1番最初に現れるハチ」という解説付きで、3月から活動を開始するハチが載っているサイトさんがあったのですね。

meme.biology.tohoku.ac.jp


問題のハチは一番上です……こ、これは………。


クロマルハナバチにそっくりですね。

名前は「コマルハナバチ」……「Bombus ardens ardens」という学名です。

学名を見ればわかる通り、亜種がいるのですね。「Bombus ardens」という種は他にも「Bombus ardens sakagamii」「Bombus ardens tsushimanus」という亜種がおり、それぞれ日本語では「エゾコマルハナバチ」「ツシママルハナバチ」というのですね。(ラテン語名がしっかり日本語ですね。)

学名の形態から考えて、「コマルハナバチ」がこの「種」の模式亜種なのでしょう。


……いや、この際亜種は考えないことにしましょう。問題なのはマルハナバチとクロマルハナバチが「そっくりだ」ということなのですね。

そしてコマルハナバチの方が「3月から早くも活動を始める」のですね。


と、いうことは……。

私が見たのはコマルハナバチの女王だった可能性が……。


……よく見ると微妙に違うのですが、写真があまりにも不鮮明すぎて、よくわからないのですね……。


マルハナバチ」でよみがえった昔の思い出

……ところで……、子供のころ、たぶん夏だったと思うのですが、丸くて黄色い刺さないハチと戯れるのが流行ったのですね。

そのハチ……どうやら地方によって「ローカルネーム」があるようで、私たちは「キバチ」と呼んでいたのですね。


実際にニホンキバチなどの「ハチ目ハバチ亜目キバチ科」という分類がありますが、これは全く別のハチであり、私たちが遊んでいた「キバチ」は何処からどう見てもマルハナバチの仲間だったのですね。

そして今日マルハナバチについて調べたついでに、そのハチについても調べてみたのですね。

そうしたら……ありました。

こちらのブログにも私と同じことを書いている方がいるのですね。

blog.goo.ne.jp

 

改めて他のサイトさんも見てみたのですね。

sirabee.com

私たちは「キバチ」と呼んでいましたが、地方によっては「ライポン」などとも呼ばれているハチで、その正体はBombus ardens ardens……つまり、マルハナバチのオスなのですね。

マルハナバチというものはオスとメスで色が違うのですね。


まるでニドランの♂♀なのですね。


それにしても……きつね、子供心に「『キバチ』はミツバチよろしく一度刺すと死んでしまうハチなのだろう。自分の身を守るために毒針を使うと結局それで死んでしまい本末転倒になってしまうから、巣を守る目的以外では刺さないに違いない」……などと思っていたのですが……。


……じつはオス……だったのですね。


ハチの毒針は産卵管が変わったものなので、そもそも産卵管を持たないオスが刺さないのは当たり前なのですね。


……あれ、ということは……。


私は子供のころ、既にコマルハナバチに遭っていたのですね。

クロマルハナバチとコマルハナバチが同じ場所に重なって存在しているものなのかはいまいちわかりませんが……もしそうではなく、片方の生息域にはもう片方はいないのだとしたら、写真の子はコマルハナバチである可能性が高くなるのですね。

なぜなら私が写真の子を見つけたのはキバチと戯れていた場所の近くだったのですね。


……実際は共存してそうだけど……。


結局うやむやに終わった正体

……写真の子が女王蜂だというのはおそらく時期から考えて明らかだとは思うのですが、かんじんの種類が結局特定できずじまいなのですね。

まさかここまでそっくりなのがいるなんて……。

そしてまさかここまで虫の写真を撮るのが難しいとは。ちょっと……これはこれからの季節に備えて「対策」が必要なのですね。

……当然このブログのコンセプトから考えて、虫の季節が始まったら虫の写真付きの記事を投稿するべきなのですね。


とりあえず……写真の子はおそらくクロマルハナバチかコマルハナバチかどちらかであることに変わりは無さそうですし、どちらであってもマルハナバチであることに変わりはないので……この際種類は気にしなくていいのかもしれません。


なんにせよこれからこういった虫さんたちがどんどん出てくるのですね。

このハチさんのように地面を歩き回っている子もいるので……お出かけの時は踏まないように足元に気を付けなければならなさそうです。