きつねとべっつりコーラのブログ。

きつねとべっつりコーラの2匹が、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。生物多め。

深刻すぎる地球温暖化対策、最後の手段は博打?

地球温暖化

進んでいるのですね。

原因となるのはご存知大気中に放出され続ける温室効果ガスとよばれる物質……二酸化炭素、別名CO2なのですね。

このガスが地球を包むコートのような役割をし、太陽からの熱を溜めこむことで地球が温かくなってしまう、というのが温暖化のメカニズムなのですね。

つまり、このガスを減らし、地球を「薄着」にすることができれば、温暖化のペースも弱まる……というのはみなさんご存知の事実なのですが、これがなかなか難しいようです。


……と、いうより……もはや事態は一刻の猶予を争う非常に深刻な状況なのですね……。

 

natgeo.nikkeibp.co.jp

こちら、ナショジオさんの記事なのですね。

これによると、地球温暖化を抑える方法がもうほとんど残されていないのだそうです。

そして残されているのはギャンブルのような方法だけ……なのですね。


これはかなり深刻そうです。

一体どういうことなのでしょうか……。

 

温暖化に関する新しい論文

記事によると、2100年までの地球の平均気温の上昇を2度未満にしなければならないのだそうですね。

2度……というのは国連が定めた数字で、「気候が安全なまま」でいられるための最低限の温度なのですね。


……つまり、早い話が2100年までに気温が2度以上上がると最悪の事態になる……ということなのですね。


そして、気温の上昇を2度未満に抑えるためには、2030年までにすべての国の二酸化炭素排出量を完全になくしてしまう必要があるのだそうです。


……あと10年でCO2を全く出さない世界に!


テクノロジーの進歩だの人々の意識だの、もう色々な観点からどう見ても不可能っぽいのですね。


かくいう我らが日本も2020年の東京オリンピックの準備で精いっぱいで、とてもじゃありませんが温暖化対策まで手が回らないのですね。

東京2020」の次は「地球温暖化2030」に国民の目が向いてくれると大変ありがたいのですが……そのような日はきっと2020が終わるまで来ないのですね。


なんにせよ、3月11日にイギリスの学術誌「ネイチャー・クライメートチェンジ(Nature Climate Change)」に温暖化に関する論文が掲載されたのですね。


論文は以下の3つの前提条件

  1. 世界の年間GDPの3%未満の資金だけでCO2を削減する
  2. CO2除去のためにジオエンジニアリングを使わない
  3. 大気中のCO2濃度が倍増した場合の気候への影響度は中央値以上を想定する

の元に、将来の気候変動のパターンを520万通り解析し、その結果を記したものなのだそうです。


2の「ジオエンジニアリング」というのは工学的な手法を使って空気中のCO2を除去する方法なのだそうです。


……イスカンダルから持ち帰ったコスモリバースシステムみたいなものか(なんか違う?)


早い話が、「限られた資金の中で」「ヘンな技術は使わず地道に」CO2を削減した場合、どれくらい気候に影響が出るか、「最悪のパターンでも最良のパターンでもないその真ん中の値」を答えとして考えた場合、どうなるのか……。


……ということをシミュレーションしてみたわけですね。


そしてそれによると、

2015年のパリ協定の締約国が、ちゃんとルールを守って真面目に本気でサボらずにCO2を削減したとしても、2030年までにCO2排出量をゼロにすることはできない。

CO2は相変らず増加を続けて2030年にピークを迎え、世界の気温は3.0~3.5度上がる。

………のだそうです。


2.0以上気温が上がると「最悪の事態になる」わけですから……こ、これは……!!!


………「どうあがいても絶望」…………なのですね。

 

最後の手段は……バクチ!

なんだか既に最悪の事態は避けられないような感じがするのですが、実はまだ「最後の手段」が残されているのですね。


というのも、この論文の結果はあくまで「ジオエンジニアリングを使わない場合は」……なのですね。


つまり、もし「ジオエンジニアリング」を使用し、空気中から物理的に直接CO2を取り除くことができれば、もしかしたらどうにかなるかもしれないのですね。


実際国連の政府間機構である気候変動に関する政府間パネルIPCC)」さんの特別報告書も、もはや「ジオエンジニアリング」に頼るほかないと言っているようです。


では「ジオエンジニアリング」とは具体的にどうするのかというと、

  • 大気中から直接CO2を取り除く(DAC法)
  • バイオマスエネルギーでCO2を回収、分離する
  • 樹木を大量に植え、CO2を吸ってもらう

などの方法があるようです。


………最後のはなんだか原始的なのですね……。

ですがもっとも安全で確実な方法はおそらく最後のものなのですね。


というのも、実際にCO2を世界中から除去するには、当然これらの方法を世界規模で使わなければならないわけですが、新しい技術はそもそも本当に効果があるのかすら疑わしく、またどのような副作用があるのかもわからないのですね。

つまり、この深刻な状況でいきなり世界規模で使う、というのはあまりにも無謀であり、「博打と同じ」なのですね。


また実際にCO2を取り除く方法以外にも、別のやり方で温暖化を防ぐ方法があるのですね。

その名も「ソーラー・ジオエンジニアリング」というそうで、太陽の光を遮ることで気温の上昇を抑えるのですね。


…………そのまんまじゃん。


つまりそれは「原因となるCO2を無くせないなら、もういっそ太陽光を遮っちまえ!」という「逆転の発想」なのですね。


……「開き直り」ともいいますが。


具体的には飛行機を使って上空で二酸化硫黄をばらまくのですね。

これによってちょうど火山ガスのように太陽の光を遮るようで、これなら安全に運用できそうなのですね。


……ただしこの方法……けっこう古くから研究が進んでいるようですが……それでも実用化されているわけではありませんし、使う場合どれほどのお金がかかるのか……また、どれほどの副作用があるのか、そういったこともわかっていないようです。


……つまり結局は「博打」なのですね……。


……ジオエンジニアリング……まだまだ色々と現実に追いついていないようです。


結局どうするべきなのか

……これは……。

完璧に私個人の意見なのですが……。


もう色々と諦めたほうがいいのですね。


……などと言ってしまうと結論にならないので、何とか無理やりまとめてみます。


まず、「地道で現実的なやり方」であった「2030年までに世界中でCO2排出量をゼロに」というのが「不可能」なのでした。

そのため論文もIPCCさんも「ジオエンジニアリングに頼るしかない」と言っているのですね。

そして「ジオエンジニアリングの問題点」は、「使ったことがないのでどうなるかわからない」ということなのですね。


つまり、「博打」なのですね。


ですが残された手段が博打しかない以上、もはやそれに頼るのが「現実的なやり方」なのかと……。

博打に頼るしかないのなら、その中でも「もっとも成功する確率が高い」ものを選ぶしかないと思うのですね……。


ただ、成功失敗うんぬん以前にどうしてもコストがかかることには変わりませんし、資金には限りがあるのですね。


……もう1つの前提条件である「GDPの3%」を無視して無尽蔵に資金を投入すれば、あるいは変わるかもしれませんが……。


CO2の削減と同時に再生可能エネルギーの開発にお金を使う必要もありますし、そのバランスを保つのは容易ではなさそうです。


……って結局結論になりません!

何とかして両立させることができれば、それに越したことはないと思うのですが、そのような方法はあるのでしょうか……。