きつねとべっつりコーラのブログ。

きつねとべっつりコーラの2匹が、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。生物多め。

日本に蔓延する睡眠不足。撃退するために悪習を否定しよう!

寝つきが良いは危険信号?

なにやら昨日夜寝る前に、夢にでも出て来そうな恐ろしいニュースを見つけてしまったのですね。

headlines.yahoo.co.jp

例の如くヤフーニュースさんなのですが……睡眠に詳しい精神科医の三島和夫先生の書かれた記事なのですね。


寝つきが良い、というと普通は「健康な睡眠がとれている」というように解釈されますね。私もそうだと思っていました。

ですがこれによると、なんと夜に「寝つきが良い」というのはもしかすると危険信号であり、睡眠不足のサインである可能性が高いのだそうです。

むしろ「寝つきが悪い」「環境が変わると眠れない」というような状況の方が「睡眠が十分にとれている」ということを示しており、こちらの方が健康的なのだそうです。


………なんだか衝撃の事実を見つけてしまったのですね。

てっきり逆だと思っていたのですね。


色んな意味で他人ごとではない!

ところできつね、「夜眠れない」ということはあまりないのですね。

それどころかむしろどちらかというと、この記事に書かれているような「どこでも眠れる人」に該当すると思うのですね。

特にブラック企業に勤めていた頃にはそれが顕著でして、夜布団に入ったらたちまち寝てしまうのは言うまでもなく、会社の机でも突っ伏してしまえばあっという間に眠りに落ちることができたり、それどころか通勤電車の中で立ったまま眠ることすらできたのですね。


……さすがに当時は睡眠時間がものすごく短かったので、単純な睡眠不足だったのだとは思うのですが……それでも退社してからは大分状況は変わった……はずなのですね。


ですがここ最近も、妙に寝つきが良い気がするのですね。

そこで調べてみると、冬になってやたらと眠気が持続するのは日照時間の変化により睡眠のリズムが乱れる「冬季うつ」という症状かもしれないという記事を見つけたのですね。

dr-guide.net


なので一旦は私の症状はこれなのかと思い、それはそれで病的で不健康だなどと思ったのですが……先の記事を読んでまた新たなる可能性が出てきてしまったのですね。


……どうにもただの睡眠不足が原因である可能性の方が大きいようです。

 

……そのまんまかよ。


そういえば最近割と頻繁に夜更かしをしてしまうのですね……記事を書くためですが、これはこれで体に悪そうなのですね。

こればかりはもう気を付けて意識的に意図的に睡眠時間を増やしていくしかなさそうです。

 

……きつねの睡眠時間の問題は私が何とかするとしても、こういうの、どうやら私だけの問題でもないようです。


冒頭に挙げた記事の関連記事にも書かれているのですが、私に限らず日本人の睡眠時間は世界的に見ても群を抜いて少ないのだそうです。

どれほど少ないかというと、経済協力開発機構OECDさんの実施している「加盟国睡眠時間調査」にて、毎年韓国と「睡眠不足一位の座」を争い、互いにしのぎを削り合っているほどなのですね。


ちなみにこの記事によれば2016年度は7時間22分で「日本が勝った」のだそうです。


……睡眠不足一位の座だなんて、もらってもちっとも嬉しくありませんが。


なんにせよ日本人の睡眠時間と言うものはこうも少ないものなのですね。

OECDさんの加盟国の平均は8時間25分であり、上位のアメリカやカナダに至ってはほぼ9時間に到達していますから、7時間22分というのがどれほど少ないか非常によくわかるのですね。

これはもう…………


一億総睡眠不足だ。


………もはや起きてる場合じゃありませんね。


背景に潜む昭和の後進的な考え方。平成ももう終わるというのに

記事にも書かれていますが、こうなってしまった背景には日本企業の生産性の低さや、仕事が終わっても「お先に失礼」できない企業体質、「24時間戦えますか」のフレーズに代表される「労働時間が長いほど良い」と考える古き悪き時代の悪習、ムダに長い通勤時間などがあるようです。


……割と根が深い問題なのですね。


おそらくブラック企業に同じく、時代錯誤も甚だしくも高度成長時代とバブル時代の栄光にしがみつき続ける昭和のモーレツ社員の残骸が生み出した悲劇に違いありません。

ですが若い世代ではさすがにそのようなモーレツな価値観は持っていないだろう……などと楽観視していたのですね。

しかし残念ながら私の友達にも「睡眠=怠けること=悪いこと」のように考えている人たちが結構おり、彼らはいまだに「眠らずに仕事や勉強に打ち込むこと」美徳と考えているようなのですね。平成生まれが何を言っておるのか。


なんと、世代を超えてモーレツな価値観が継承されてしまっているようです。


……おそらく少しでも「科学的な」観点から物事を見られる人ならば、「記憶というものは睡眠によって定着するものであり、また睡眠とは脳の疲労を回復させることができるものである。すなわち眠らなければどんなに詰め込んで勉強してもマトモに覚えることなどできやしないし、またそれは同時に機械をメンテナンスもせずに使い続けるようなものだから仕事の効率も下がってしまう。したがって睡眠時間は十分に確保するべきである」……などと考えることができるはずなのですが、残念ながらそういった科学的かつ論理的で合理的な根拠に基づく考え方よりも、偏見に基づくイメージや情念、感情、根性といった非論理的かつ非合理的で根拠のないものを重要視する日本においては、そのような考え方は「けしからん」ようです。

きっと上の「睡眠不足第一位」も、まともな理性のある人が見れば「嬉しくない」結果ではありますが、「モーレツ社員の残骸とその息のかかった人たち」から見れば、自分たちの美徳とする「短時間睡眠」の分野において、永遠のライバル「韓国」を打ち負かすことができた「喜ばしい結果」に違いありません。


こ、これは………。

………少しは諸外国を見習った方がいいと思うのですね。

 

私に言わせれば「短時間睡眠」なんて良いことは一つもありませんし、それの元凶ともいえる長時間労働は早い話が「仕事やマネジメントがヘタクソです」と言っているのに等しいのですね。

要するに、両方とも自慢できるものじゃぁありませんし、自慢している時点で「自分は仕事人としてはヘボです」と言っているのと変わりません。

 

一体いつまで日本はガラパゴスでいるつもりなのだろうか……。


睡眠不足解消のために考え方を変えよう!

……私の寝不足の話をしていたはずなのに、いつの間にか日本人の寝不足の問題に足を踏み入れてしまいました。
どうしてこのような壮大な展開になってしまうのでしょう。

どうにも頭の中で「連想」が暴走を起こしてしまったようです。


なんにせよ、一億総睡眠不足問題はいずれ解決していかなければならないのですね。

昨今は働き方改革で労働環境は少しずつ良くなっていってはいると聞きますが、実際どれほどよくなっているのかは疑問の余地が残りますアベノミクスに同じく、恩恵を受けているのは大企業だけなんじゃないのかなどと勘繰りたくもなるのですね。

おそらく改革も大事ですが、それよりも国民一人一人がモーレツな価値観とお別れすることのほうが先決ではないかと思うのですね。


つまり、せっかくルールの上では労働環境が改善しても、個人の中ではいまだに昭和の考え方を引きずっており、結果それに従って自分自身で自分を追い込み、結果眠れなくなってしまうのでは意味がありません。

 

自分の健康や命よりも大事な仕事なんて、この世にあるのでしょうか?


自分を追い込むことを美徳とする、なんだかよく意味がわからない価値観がいまだに蔓延しているこの国でそれをするのは難しいかもしれませんが、気付いたところから少しずつでも、みんなが変わっていければこのような問題はやがてなくなると思うのですね。


……昭和のモーレツな根性主義の社会はもう、終わりだ。