きつねとべっつりコーラのブログ。

きつねとべっつりコーラの2匹が、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。生物多め。

ゲームの神髄は「誰かと一緒にすること」。アナログボードゲームはやっぱり強かった

やはりボードゲームは人気

先日このような記事を書いたのですね

blog.kitsune-vetulicola.net

……記事の内容は「オセロを買いに行ったらクリスマス商戦の真っただ中でオセロ含めてボードゲームの類がほとんど全滅していた」と言っているだけなので、特にわざわざリンクを踏んでいただく必要もないと思うのですが……。

なんにせよこの時に気付いたのは「インターネットで通信できるゲームが増えた昨今でもアナログなボードゲームはこれほど人気があるのだ」ということなのですね。
……決して「売切れる前に買っておけばよかった」ではありません!


そしてその「気付き」、どうやら私の独断でも偏見でも妄想でもなく、「事実」だったようです。

こちらAFP通信さんのニュースなのですが、やはり昨今ボードゲームが人気であるということが前提となっています。

……前提だったのか……。

きつね、できることなら「実は今ボードゲームが人気なんだよ!君の気付きは正しかったんだ」という所から入って欲しかったのですが……まぁいいか。


なんにせよ、ここにその人気の秘密が書かれているのですね。

www.afpbb.com


……昨日の記事と同じくドイツの話なのですね。


ボードゲームの達人!

記事にはドイツ、バイエルン州に住むトム・ベルネックさんという方のことが書かれています。

……この人、なんと2万個ものボードゲームを集めているのですね。


……コレクター!?


……どうやら有名な(?)バイエルン・ゲーム・アーカイブ・ハール」なる非営利団体を運営している人なのですね。


そのコレクションには様々な種類のボードゲームがあり、その中にはおそらく今ではもう絶版となってしまったものも含まれているようです。


……きつね、ボードゲームと聞くとチェスや囲碁や福笑いなどの「クラシックなやつ」をイメージするのですが、実際ボードゲームとは近代になってカタンだのなんだの既に果てしのない数のものが色々なメーカーさんから製造・販売されており、その全貌を把握することはもはや不可能に近いのですね。

……チェスのルールと戦い方を覚えるだけでも手間取ったのにそんなにたくさん覚えられないよ!!!


ですがベルネックさんはそのさまざまな種類のボードゲームについて相当詳しく、文字通り古今東西のゲームに精通しているのですね。強いのかどうかは……わかりませんが。

いや!きっと強いのでしょう。
この際ですからそういうことにしておきましょう!

そして20年ほど前に自らのコレクションを次世代に残したいと考え、この団体を設立したそうです。


……すごい……コレクションの……いや、ボードゲームのためにここまでするなんて……よほど好きなのですね。

その夢中ぶりときたら、奥さんにさえ「趣味にお金使いすぎ!」と言われてしまうほどなのだそうです。羨ましい!


また各商品に詳しいだけでなく、ボードゲームそのものの神髄をもすでに悟っている、文字通りボードゲームの達人なのですね。


アメリカ大統領のタワーで手に入れたという某アメリカ大統領(が大統領になる前)のゲームも所有しており、そのキャッチフレーズである


「勝つか負けるかが問題ではない。勝つかどうかだ!」


などという言葉をベルネックさんは、


ボードゲームをする目的は人と繋がることにある。自分が勝つか負けるかなんてどうでもいい!!」


と見事に一刀両断してしまいました。


……すごい、お金のように価値のあるものと自分の勝ちにしか価値を見出さない某アメリカ大統領のあの人の決めぜりふを、こうもたやすく斬って捨てるなんて……。


………まさに達人です。

きっと「つばが鳴った瞬間、相手はもう斬られている」のでしょう。


この人が……いや、このお方が、昨今のボードゲーム人気の秘密を知っているのですね。
むしろ「ボードゲームは世相を反映している」と考えているベルネックさんにとって、今のこのボードゲーム人気は特に不思議でもなんでもないそうです。

どういうことでしょうか。


希薄な繋がりの時代に求められる濃厚な繋がり?

記事を見ると、どうにもインターネットの時代になったため、リアルで人と繋がれるボードゲームの人気が再燃したようです。

……なんだか逆説的ですが、昨今はインターネットの発達により、人と人との関係がパソコンや携帯電話などを介して繋がるだけという割と希薄なものとなってしまったのですね。
そのため、みんな生身の相手に直接会いたいという気持ちが強くなっているようです。


ああ、そういうことか……。


……確かに、インターネット上の関係ばかりでは、相手の顔を見ることもできませんし、実際に声を聴くことも、一緒に遊ぶこともできません(オンラインゲームの対戦ならばできるだとか、スカイプなら声が聞けるだとかそういう声が聞こえてきそうですがそういうことではなくて……)。

私もネット上で頻繁に話す友人たちとたまにはリアルで会って遊んだり、話したり、絵を交換したり、イロイロするあれ……いわゆる「オフ会」をしたいと思うことがあるのですね。

このボードゲーム人気も、きっとわれわれネットの住人が「たまにはオフ会をしたい」と考えるのと同じことなのでしょう。

いやむしろ、そのオフ会でボードゲームをやろう、というのが素晴らしいアイディアなのかもしれません。


……オフ会でボードゲームをする……?

……我ながらその発想はありませんでした。ちょっと……使えそうです。


なんにせよ、アナログなボードゲームがこのネットの時代に人気なのは……いや、ネットの時代だからこそ人気なのは、偏に「人と実際に繋がることができるから」なのですね。


こ、これは……!!
「ゲーム」というものの本質を見事に体現しているのですね!

ボードゲームに限らずゲームとは、人と人とが一緒に遊ぶためにあるものであったはずです。
もちろんビデオゲームもそうですね。

実際にかの有名な任天堂さんはそもそもそのようなコンセプトでこれまで家族みんなが楽しめるゲーム機とゲームソフトを開発してきたのではなかったか!


そうか、そうか、そういうことか……。
昨今のインターネットの普及や、自分がよくやるゲームの「ひとりプレイ」という概念の影に隠れて、大事なことを忘れてしまっていました。


ゲームの本来の姿はコンピュータとするものではありません。誰かと一緒にするものです!


……そのことをやっと思い出すことができました……。


もちろんネットを通じても一緒にやることはできますが……やはり相手の顔が直接見える所で、ビデオゲームならば同じ画面を見、同じゲーム機のコントローラを握り、同じ空気を吸いながら……一緒にやってこそ面白いと思うのですね。

これで対戦でもして、自分が勝った時に相手が「チクショー!」などと言ってコントローラを投げ出すのが見えるというのもまたオツなのですね……。


こんな大事なこと……
……なんで忘れたんだろう。


なんにせよ思い出せてよかったのですね。これは私にとって新たなる境地の到来です!ベルネックさん、AFP通信の記者さん、ありがとう!

これで心置きなく他の誰かと一緒にゲームを楽しむことができるのですね。
だってそれこそが「ゲームの神髄」なのですから。

そうだ、そうだ、オフ会です。
まずはアナログなボードゲーム……「The King of Board Games」……「チェス」、から、始めてみようと思います(?)。

それしか知らないんだろう、などというツッコミは甘んじて……受け流しておきましょう。

これできっともっと楽しめる……?
みんな一緒にハッピーに!


……もっともリアルでネットの人と会う機会なんて極まれですし、会ったとしても私と一緒にチェスをやってくれる人なんていませんが!