きつねとべっつりコーラのブログ。

きつねとべっつりコーラの2匹が、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。生物多め。

バレンタインに?火星探査車引退。もう復活はしないのだろうか

14年以上にもわたって活躍した探査機が音信不通

2004年に火星に到達したアメリカの火星探査車「オポチュニティ(Opportunity)」が、このたび任務を終了するようですね。

去年11月26日にも新しい探査機「インサイト」が打ち上げられ、そこでもさらっと名前だけ出しましたが、そのころにもオポチュニティについてはいろいろ言われていたのですね。
なんだか「案の定」となってしまったのですね……残念です。


オポチュニティは正式名称を「Mars Exploration Rover B」というのだそうです。

探査車……ですから「インサイト」とは違って車の形をしており、火星の大地を縦横無尽に走り回って調査を行うのですね。

その姿は6個の車輪を持つ胴体の上に太陽電池が屋根のように乗っかっているというもので、なんだか「サンダーバード」に登場した「エレベーターカー」に似ている気がするのですが、きっと私の気のせいなのでしょう。

この太陽電池を使って光を集め、内部の電池に充電して活動するのですね。


また設計寿命は90日程度で、当初の予定としてもそれくらいの間の運用で終わらせる予定だったようです。

しかし実際は思っていたよりも機体も電池も高性能で、14年もの間働き続けたのですね。


……90日で限界が来るだろうと思っていた機体が14年も元気に動き続けていたって……。

きっと当初の見積もり以上に、機器を作った下町の製作所の人たちが「探査機品質」の名のもとに頑張ったのでしょう。


その働きぶりは目覚ましいもので、火星に水があったという証拠を見つけたり、およそ42.195キロ以上を走行し、41年ぶりに探査車の地球外走行距離の記録を更新したりと大活躍したのですね。

また21万7594枚の火星の画像を撮影したことでも知られており、これらの画像はネットで公開されているので誰でも好きな時に見ることができるのですね。


なんにせよオポチュニティは火星の姿を文字通りありのままに教えてくれた、素晴らしい探査機だったのですね。


ただ2018年の6月、砂嵐の影響で太陽電池による充電ができなくなり、また地球との通信もできなくなってしまったのだそうです。

おそらく太陽電池に何かしらの不具合が生じたものと思われますが、太陽電池で動く、という機体の機構そのものがあだとなってしまったのですね……。

NASAさんの運用スタッフの方々はその後も懸命にコマンドを送信し続け、交信を試みましたが………かなわなかったようです。

そして結局きのう2月14日のバレンタインの日に最後のコマンド送信を終えたのち、運用も打ち切りとなり、終わってしまったのですね。


先日はやぶさ2の操作をしている人たちについて書きましたが、きっとオポチュニティもこのように運用チームの地道な努力により支えられていたに違いありません。


またよりにもよって運用終了が決まったその日が一部の人たちを除いてみんなの負担となるお祭りの日だとは……おそらく何らかの関係があるに違いない。


なんにせよこれにより、残る探査車は2012年に火星に到達したキュリオシティのみとなってしまったのですね。

どうやらキュリオシティは太陽光による発電ではなく、内部に小型の原子炉を持っており、核反応により得られる電力を使って動いているようなのですね。
そのためこちらは砂嵐で動けなくなることはなさそうですが……


こ、これは……。

一度音信不通になりつつも、最後は無事に戻ってこられたはやぶさとは真逆なのですね。


かなり高性能なマシンのようですから、おそらくオポチュニティそのものはまた充電してあげれば動けるものと思われますが、いかんせん地球からの距離が2億キロと離れすぎているため、現地に修理スタッフを派遣するわけにもいきません。

ですが、実際面火星に人を送る計画も進行中ではあるのですね。
一体いつごろに実現できるのかは現段階では皆目見当もつかないのですが、もしかしたらそのうち火星への有人飛行が成功した後、現地にスタッフを送り、オポチュニティを復活させる…………なんていうこともあり得るのかも?


もしかしたら十数年後、NASAさんのスタッフたちが「あの伝説の探査機を復活させるぞ!」と火星に降り立つ日が来てもおかしくはありません。

昔活動を停止したメカを十数年の時を経て復活させるだなんて、なんだか「ジュブナイル」もしくはその原案である誰かが考えた「ドラえもん」の最終回を彷彿とさせるのですが、NASAさんなら出来てしまいそうです。

途中で運用が打ち切りになってしまい、もはやチームの一員ともいうべきオポチュニティとお別れしなければならなくなってしまったのはとても残念ですが、もしかしたらまだ希望はある……のかもしれません。


なんにせよ関係者の皆さん、それにオポチュニティ、本当にお疲れ様でした。