きつねとべっつりコーラのブログ。

きつねとべっつりコーラの2匹が、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。生物多め。

深海の訪問者ダイオウイカとリュウグウノツカイ、なぜ水揚げされる

能登地方で深海生物が水揚げ

昨日のニュースで何やらすごいものを見たのですね。

石川県七尾市で、なんとリュウグウノツカイとダイオウイカが同時に定置網にかかり、水揚げされたのだそうです。

水揚げされた時点で残念ながら既に2匹ともお亡くなりになっており、のとじま臨海公園水族館に運ばれたのですね。

この2種が同時に持ち込まれるのは開館以来なかったことなのだそうで、このあと調査をしてから1~3日に展示されるのだそうです。


深海に住んでいるだけに、両方とも生態がよくわかっていない種なのですね。

ダイオウイカは割とよく網にかかったという話を聞きますが、リュウグウノツカイの話は初めて聞いたと思います……たぶん。


とりあえず、疑問です。

そもそも深海に住んでいるはずの2匹が、どうして網にかかったのでしょう。

……2匹同時に掛かったのはただの偶然だとしても、彼らが網にかかるというのには何らかの秘密があるのではなかろうか……。


と、言うわけなので、2種について調べてみるのですね。


ダイオウイカ

これはかなり有名なイカなのですね……名前だけは。

動物界-軟体動物門-頭足綱-鞘形亜綱-十腕形上目-開眼目-ダイオウイカ科-ダイオウイカ

に属する軟体動物……つまり貝の仲間で、学名を「Architeuthis dux」というのですね。

ダイオウホウズキイカ(Mesonychoteuthis hamiltonia)と共に世界一大きい無脊椎動物(もしくは頭足類)として知られています。

ダイオウイカは世界一長く、ダイオウホウズキイカは世界一重いのですね。

また、こちらはヨーロッパの伝説に出てくる巨大イカ「クラーケン」のモデルになったのではないか……とも言われているのですね。


属名の「Architeuthis」は古いギリシア語で「最高位のイカ」を意味し、種小名の「dux」はラテン語で「首領」を意味するのですね。

……つまり、「最強のイカのボス」というような意味なのですね。

巨大な目はわずかな光でも捉えることができ、深海でもものが見えるのですね。


……ただし、詳しい生態はよくわかっていないようです。


名前こそ有名ではありますが、その暮らしぶりは文字通り暗闇のベールに包まれているのですね……。


……次に行きましょう。


リュウグウノツカイ

これも名前だけは有名な魚なのですね。

動物界-脊索動物門-脊椎動物亜門-顎口上綱-条鰭綱-新鰭亜綱-アカマンボウ目-リュウグウノツカイ科-リュウグウノツカイ

に属する脊椎動物つまり魚で、学名を「Regalecus glesne」というのですね。

学名の意味は……よくわからないのですね。

和名は文字通り「竜宮の使い」で、昔の人たちはこの魚の神々しい姿を見て竜宮城から来たようだとこの名前を付けたようです。

とりあえず英語では「Oarfish(櫂魚、カイウオ)」もしくは「King of Herrings(ニシンの王、オオサマニシン)」というのですね。


……櫂………。

これはおそらくタチウオのように平べったい形をしているからなのでしょうが、もう1つの方の名前……。

……なんで「ニシン」なのだろう……。


……本家ニシンは

動物界-脊索動物門-脊椎動物亜門-顎口上綱-条鰭綱-新鰭亜綱-ニシン目-ニシン科-ニシン属

に属する魚なのですね。

われわれがニシンと呼んでいるものは「Clupea pallasii」という種で、英語の「Herrings」は「Clupea harengus」いわゆる「タイセイヨウニシン」ですから微妙に違うのですね。

なんいせよこの2種は同じ「ニシン属」ですから、お互いにアカギツネスイフトギツネくらいに近縁の魚なわけではありますが、リュウグウノツカイとニシンは目レベルで全く異なる生き物なのですね。


……どうして「オオサマニシン」なのかは全くの謎です。


ちなみに「アカマンボウ目」というのは「マンボウの仲間」ではなく、「アカマンボウの仲間」なのですね。
マンボウはアカマンボウとは違って「フグ目」なので、「フグの仲間」です。

つまり、マンボウは「アカマンボウの仲間」ではなくて「フグの仲間」なのですね……ややこしい!


……確かにフグを縦に短くしたらマンボウになるような……。


……このままでは主役がマンボウになってしまいそうなので、話を元に戻します。


なんにせよリュウグウノツカイについてはこちらのサイトさんに詳しい記述があるのですね。

jimbee.jp


日本でこのような名前がついたのと同じように、ヨーロッパでも特別な魚だと思われていたようで、向こうでは漁が上手くいくか教えてくれる魚だったのですね。


結局なぜ網に掛かったんだ!

それで、深海に住むはずの彼らが網に掛かった理由なのですが…………よくわかりませんでした。

とりあえずダイオウイカに関しては、東京海洋大学名誉博士東京海洋大学客員准教授でもあるあのお方……さかなクンさんが、「単にブームだからたくさん掛かっているだけ」と発言しているようです。


……つまり、昔から頻繁に網に掛かってはいましたが、注目されるようになったのは最近なので、最近になって数が増えたように感じるだけ、ということなのですね。


さすがにこの人が言うと説得力があるのですね。かんじんの「昔から頻繁に網に掛かっていた理由」はわかりませんでしたが。


ただ、こちらの記事に似たようなことが書かれており、もしかしたらこれが今回2匹が網に掛かった理由の答えなのかもしれません……。

www.ntv.co.jp

本日2度目の外部サイトへの丸投げです。

最後の方にそれらしいくだりがあります。

どうにも深海魚の生息域に冷たい水の層が広がりつつあるようです。
そこに深海魚が入ってしまうと動きが鈍くなり、潮に流されて浮かんでくるというのですね。


……まるで「深海の水よりも上の方の水の方が冷たい」というような……。

またリュウグウノツカイに関しては子供のころは深海ではなく海面付近で過ごすとのことですので、もしかしたら大人になっても自分から上がってくることもあるのかも……?


う~ん……、謎は深いですね……。

とりあえずここでは「冷たい水の層説」を結論と考えることにしましょう。


……余談ですがこれ、本当は昨日の時点で記事にしたかったのですが、昨日は同時に「竹の花が咲いた」などというビックリなニュースを拾ってしまっていたので、そちらを先に書いてしまったのですね……。

……1~3日に展示……と日付が入っているので、こちらが先の方が良かったかな……。

……まぁいいか。