きつねとべっつりコーラのブログ。

きつねとべっつりコーラの2匹が、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。生物多め。

世界初!人工流れ星を作る衛星が間もなく打ち上げだって!

ALEさんの人工流れ星衛星

昨日の新聞を読んでいて何やら面白い記事を見つけたのですね。

なんと、流れ星を作る人工衛星の初号機が今月17日に打ち上げられるというのですね。
流れ星衛星の打ち上げは世界初の試みなのだそうです。

衛星は創業7年目の東京都港区のベンチャー企業ALE(エール)さんが開発したもので、直径1センチの金属の粒を宇宙空間から落とすことで、好きな場所や時間で流れ星を発生させるのですね。
落とした玉は大気中で熱せられ、上空で光の玉となり流れ星として落ちてくるのですね。
地上に届く前に燃え尽きてしまうので、もちろん地上にいる人に当たる心配はありません。

またこの流れ星は普通の流れ星よりも落ちるスピードが遅く、同社社長の岡島礼奈さんは「願い事を3回は唱えられる」と言っているようです。


このような計画があるという話はだいぶ前から耳にしていましたが、間もなくついに実現されるのですね!


ですが、直径1センチの玉……。
結構大きいのですね。
そのようなものを宇宙で出して大丈夫なのだろうか……。

近年問題になっている「スペースデブリ」いわゆる「宇宙ゴミ」はごく小さなものでもぶつかれば非常に危険で、わずか1ミクロンのごみでも宇宙船のガラスに7ミリの傷を付け、1センチのものでは宇宙船に深刻なダメージを与え、10センチのものとなると宇宙船そのものをバラバラにするほどの破壊力があるのですね。

人工流れ星のモトとなる玉も直径1センチもあるわけですから、もし万が一他の衛星や宇宙ステーションにぶつかれば相当な被害が出ると思うのですが……。

案の定その辺りの問題が課題となっていたようで、打ち上げに協力してくれる宇宙航空研究開発機構JAXA)さんと綿密な打ち合わせをした上で、他の衛星などに影響を及ぼさないように玉の方向や速度などを精密に制御するシステムを作ったようです。
また流れ星衛星そのものを打ち上げる高度も、国際宇宙ステーション(ISS)よりも低い上空390キロ地点なのですね。
低いといっても、玉はちゃんと上空で流れ星となり、燃え尽きるのですね。

実際に実験によって確認したのだそうですから間違いありませんね。


……あれ……。
衛星の打ち上げはまだ先なのに、どうして流れ星が燃え尽きるということがわかるのでしょう……。
今までにどこか他のところ……たとえばISSからモトを落とすなどして実験していたのでしょうか。

……でも社長さんは「本当に上空で光るのか挑戦したい」と言っていますから、やっぱりまだ実際には試したことがないんじゃ……。


……まぁいいか。

衛星を打ち上げた後は暫く姿勢制御などの機能のチェックを行い、来年春ごろに瀬戸内海上空で実際に流れ星を出してみるのだそうです。

……人工流れ星を見られるのは割と先なのですね……。


気になる人工流れ星のお値段は

また、当然ですがALEさんはこれを事業化するわけなのですから、実際に人工流れ星を見ようと思うとそれなりにお金がかかるのですね。

費用については今のところは非公開らしいのですが、「ドバイの新年の花火(30億円)に比べれば全然安い」……のだそうです。

……10億円くらいか知らん……。

……安いけど高いよ!!!

30億円の花火というのもアレですが、きっと流れ星にもいろいろとお金がかかっているのでしょう。

なんにせよとても庶民の手に届くようなシロモノではありませんね。
せいぜいだれかお金持ちの人が降らせた流れ星を一緒になって見上げるくらい……?

……もしかして、それこそがALEさんの考えていることなのでしょうか。
つまり、どこかのお金持ちが「今宵はワシのおごりで流れ星降らせてやるけぇ皆存分に見上げるがええぞ!」などと気前よく流れ星を注文して降らせ、それをみんなで楽しむことを想定しているに違いない!

ですが予定では今後流れ星のモト400粒を搭載する後継機を打ち上げることになっているようで、それで事業が軌道に乗れば価格は下がるのだそうですね。

……そういえば、今回打ち上げられる衛星には一体モトが何粒搭載されているのでしょう……。

と、いうより、「流れ星のモト」を出し尽くしてしまった衛星は一体どうするのでしょう……。途中で補給するわけにもいかなさそうな……。
某惑星探査機その他のように、最後は大気圏に落下させて燃やし、衛星そのものを「流れ星」にしてしまうのだろうか……。

きっと最後の一発はどでかい「俺@流れ星」となるのですね。
もはや流れ星ではなく「火球」ですね。

直径1センチの流れ星のモトと違ってそこそこ大きな衛星ですから、無事に上空で燃え尽きるのかは保証の限りではありません。
下手をすれば地上を歩いている人の頭を直撃して流れ星並みに明るく輝くたんこぶを作ってしまい、辺りは「すわ!流れ星が地上に落ちた」だの「火球が地上で光ってる!」だのと大騒ぎになってしまうに違いありません。


ですがそれも当分先になりそうなのですね。
少なくとも来春の初号機の流れ星実験が無事に終わってからになるのでしょう。

ということはつまりそれまではALEさんにも流れ星事業による収益が入ってこないのですね。


……こういう会社、一体どうやって運営しているのだろう……。

創業から今の今まで7年もの間ずっと衛星を開発しているだけだったわけで、まだ実際に流れ星を起こして収益を得ていたわけではないのですね。
衛星の開発なんて、相当お金がかかると思うのですが、その辺りの資金調達はどうしていたのだろうか。


……まさか全部社長さんの自腹じゃ……。


もしここで衛星計画に失敗してしまうと後で取り返しのつかない損害を抱えてしまうことにはならないのだろうか……。
この流れ星衛星、表向きは「人類初の新しいエンターテインメントへの挑戦」などと前向きなことを謳っておきながら、実際は「会社の存亡をかけた起死回生の大博打」「ここでダメなら地獄の扉が開くだけ」だったりして……。

きっとこの7年であらかじめ用意してあった資金ももはやほとんどそこをつき、そろそろ事業を軌道に乗せないと本当に危ないという状況になってしまっているのだろう。
もしここで人工流れ星衛星初号機の打ち上げその他に失敗してしまうと、ALEさんは莫大なる借金を抱えて倒産し、全社員が路頭に迷うことになってしまうに違いない!


……などと縁起でもない心配をするのはやめておいた方がよさそうです。

かの有名なニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝さんが、熟成に時間がかかるため仕込みから販売までに数年を要するウイスキー事業が軌道に乗るまでの間、地元北海道の果物を使ってジュースを作って売っていたというのは有名な話ですね。
きっとニッカさんのジュースよろしく、ALEさんにも何か他の収益源があるのでしょう。


実用化まで気長に待とう

なんにせよ実際にお金を払って流れ星を見られるようになるまでには何度もテストを重ねていく必要があり、もう少し時が必要なのですね。

そこは資金も時間も文字通り天文学的に壮大な宇宙事業ですから気長に待つべきなのかもしれませんね。

今後無事に実用化したあかつきにはおそらくいつでもどこでも気軽に流れ星が見られるようになる時代が到来するものと思われます。

………たぶん……。

事業が軌道に乗ればコストは下がると言っていますが、一体どれくらいになるのだろうか……。
なにぶん「1回100円でコインを1枚入れると流れ星が降ってくる」というような気軽なシロモノではないと思います。
せめて一般人の結婚式のお値段程度になると色々な人が楽しめていいと思うのですが、そもそも流れ星の発生源である衛星を軌道に打ち上げるためのロケット代が現時点ではどうしても数十億円かかってしまうため、流れ星そのものも簡単には安くできないものと思われます……。

ともあれ、ここはALEさんとJAXAさんの今後の活躍に期待しましょう。
昔はヨーロッパに行くのに数十万円掛かっていた飛行機代が現在では数万円で済むようになったように、今後ロケットの開発が進むのに伴いロケット代もそれなりに安くなっていくのではないかと思われます、多分。

開発が進めば巡り巡って流れ星も安くなり、はては100円は流石に無理だとしても1000円くらいの値段で1つ、降らせることができる時代が来るに違いありません。