きつねとべっつりコーラのブログ。

きつねとべっつりコーラの2匹が、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。生物多め。

NASAの初日の出?あけましておめでとう、宇宙のかなたの雪だるま「ウルティマトゥーレ」!

NASA探査機が最果ての星に接近

……なにやらまた宇宙ネタに走ってしまうのですが……。
ここ3日ほど傍らでこのイベントが続いており、ずっと気になっていたのですね。

見出しの通り、アメリカ航空宇宙局NASA)さんの探査機が遠く離れた場所の天体を観測しに行っているのですね。

そしてちょうど1日にその姿を撮影し、2日にその鮮明な画像が送られてきたのですね。
(探査機はかなり遠くを飛んでいるので、通信にはとても時間がかかります。)

これによりなにやら色々なことがわかるようになったそうなのですが、なんだかわくわくする話ですね。
一体どんな星だったのでしょうか。また、この星を観測することにより一体何がわかるのでしょうか。

詳しく見ていきましょう!


探査機の名はニュー・ホライズンズ

まずは探査機についてなのですが……名前を「ニュー・ホライズンズ(New Horizons)」というのですね。

NASAさんにより2006年に打ち上げられた探査機で、冥王星含む「太陽系外縁天体」の探査を行うのが目的なのですね。
また冥王星の鮮明な画像を初めて撮影した探査機としても知られており、現在は既に冥王星を通過しているのですね。

冥王星ふくむこのエリアの探査はどうやら人類初となるのだそうです。


……なんと、そんなにすごい探査機だったのですね……!

きつね、名前は聞いたことがありましたがそんな最前線を行く探査機だとは知りませんでした。


ちなみに名前の意味は「新たなる地平線」というのですね……「新地平線」……「シン・地平線」?

……あれっ……でも最後に「s」が付いています……地平線が、複数……?
どういうことだろうか……。

などとと思っていたら「Horizons」で「視野」「展望」「見聞」などという意味なのですね。
「インターネットは我々の視野を広げてくれる」のあの「視野」です。

……「シン・視野」だったのですね……。


また、探査機には観測用機器のほかに、星条旗、公募した43万人の人たちの名前が記録されたCD-ROM、史上初の民間宇宙船「スペースシップワン」の船体の一部であった炭素繊維の破片、冥王星を発見した人の遺灰が搭載されているようです。

スペースシップワン」……「宇宙船1号」……?


………そのまんまじゃん。


いや、ツッコミを入れるべきなのはそこではありません。

この探査機、なんだか色々と思い出の品が搭載されているのですね……こんなにたくさん。
何だか既視感を感じますね。
まるで地球と人類の思い出が詰まった「ゴールデン・レコード」を搭載した「ボイジャー1号・2号」をほうふつとさせるのですが……こ、このパターンは……まさか……。


……なんだかイヤな予感がします……。


とりあえず続きを調べてみると……今後全ての任務を終了した後は、人類から地球外知的生命体へ向けたメッセージを公募し、ニュー・ホライズンズに送信する計画があるという一文が目に留まりました。


……ああ……やっぱり。


太陽系外延天体を調べる探査機だと聞いた時から大体見当はついていましたが、ようするにボイジャーと同じくニュー・ホライズンズも地球に戻ってこないのですね……。

最近「はやぶさ1号・2号」だの「オシリス・レックス」だの、「戻ってくる」ことが当たり前の探査機ばかりを見ていたので、きつねの中では「探査機=任務完了すると地球に戻ってくる」というイメージがすっかり定着してしまっていたのですね。

ですがここに来て改めて突きつけられた世の中の現実……探査機の中には「地球に戻ることはなく、任務完了したあとは永遠に宇宙をさまよい続ける」いわゆる「行きっぱなし」のものもあるのでしたね。


最後はこのニュー・ホライズンズも恒星間天体「シン・オウムアムア」となり、太陽系を出た後も他の恒星系を目指して系外空間を飛び続けるのだろう。
きっと数億年後に他所の恒星系で観測されて、そこの惑星か衛星に住んでいる人たちが「あれは何だ!?宇宙人の探査機か!?」とパニックになるに違いない!

無事に故郷に戻って温かく迎え入れられる探査機と、役目を終えた途端に即消息をくらます探査機があるなんて、なんだか不公平な感じがしますが、きっとこれが人間社会の現実なのですね。

また、無事に冥王星観測を終えたニュー・ホライズンズは、次に「エッジワース・カイパーベルト」内の別の星を探査することになったのですね。

その星が今回撮影された星なのですね。


次の目的地はカイパーベルトにあり!

星に行く前に……。
ちょっと……さらりと流しましたがなんだか見慣れない言葉が出てきました。

探査機が目指す星は「エッジワース・カイパーベルト(Edgeworth-Kuiper belt)」と呼ばれる場所にあるのですね。

エッジワース・カイパーベルト」、もしくは単に「カイパーベルト」とは、太陽系の、海王星より外側の軌道の「黄道面」にある、穴の開いた円盤状の領域……のことで、小惑星などの小さな天体がたくさん分布しているのですね。

黄道面」というのはつまり「太陽系の赤道」みたいなもので、太陽系の全ての惑星はこの黄道面に沿って回っているのですね。
厳密にはちょっと違いますがとりあえずここではそういう解釈で十分でしょう……多分

そしてカイパーベルト海王星よりも外側にある、小さな星が沢山集まってできたワッカ……「赤道」の上のワッカ……


……「土星の環」、なのですね。


きっとカイパーベルトは太陽系の「環」なのでしょう。


またこのカイパーベルト、内側は「海王星より外側から」始まると定義されていますが、外側の境目は割と曖昧なのですね……。

ですが彗星が集まってできていると考えられている「オールトの雲」とつながっているのではないか……などと言われています。
というより、オールトの雲自身がこのカイパーベルトを起源に持っているのではないかと考えられているのですね……。

きつね、昔はこのカイパーベルトオールトの雲を混同してしまっていたのですが、陸続きに繋がっているなら同じものという扱いでもいいのかも……?


……駄目か……。
そんなことを言ったら同じく陸続きで繋がっている東京都と神奈川県が同じものということになってしまいますね。


それにしても「Edgeworth」って……「縁・価値」……どういう意味なのでしょう?

……などと思ったらこれ、発見した人の名前だったのですね。
エッジワースさんとカイパーさんがその存在を提唱したのでこの名前になったのだそうです。

なんとまぁ……。

それでは単に「カイパーベルト」などと呼んではエッジワースさんに失礼ですね。

なんにせよ海王星よりも外側の軌道を「エッジワース・カイパーベルト」というのなら、たびたび海王星と太陽系最外縁惑星の座を争っていた冥王星もまた、カイパーベルトに含まれるということなります。

……と……いうことは……。
冥王星を撮影していた時点で既にニュー・ホライズンズはこのエッジワース・カイパーベルトに足を踏み入れていたのですね……。


目的の星、ウルティマトゥーレ……雪だるま!

さて、本題に戻ります。
今回ニュー・ホライズンズが撮影した星は「ウルティマトゥーレ(Ultima Thule)」というのですね。

上に書いたエッジワース・カイパーベルトの中にある表面が氷におおわれてた星で、大きさはおよそ30キロ、観測史上地球から最も遠く、最も古いと考えられているのですね。

これまで探査機が最接近に成功した最も遠い星は冥王星だったのですね。
ですがウルティマトゥーレは冥王星よりもさらに16億キロ遠く(地球から64億キロ地点)、見事に記録を更新したのですね。

冥王星ウルティマトゥーレもおそらく両方ともニュー・ホライズンズの記録と思われます。
ニュー・ホライズンズ、すごいですね。


このウルティマトゥーレ、割とつい最近の2014年に発見されたのですね。

正式名称を「2014 MU69」というそうなのですが、2018年つまり去年に「ウルティマトゥーレ」という愛称で呼ばれるようになったのだそうです。
「2014 MU69」では呼びづらいですものね。

またウルティマトゥーレというのは古代において世界の果てにあると言われていた伝説の土地(島)の名前なのですね。


伝説の土地……なんだか凄そうだ……。
なにやら底知れぬ能力を秘めていそうです。

残念ながらどんな能力があるのかはわかりませんが、きっと通常のマナ・ソースとして使うなら無色のマナ1つを生み出してマナ・プールに加えるのだろう。


それにしてもなんだかオーストラリアの名前の由来に似ていますね。
「オーストラリア」という名前は昔ヨーロッパにおいて南の果てに存在すると言われていた伝説の大陸「Terra Australis Incognita(テッラ・アウストラーリス・インコグニタ、未知の南の大陸)」に由来しますものね。


なんにせよウルティマトゥーレ……世界の果ての伝説の土地……。
名前のとおり「未知なる領域で新たなる見聞」を求める「ニュー・ホライズンズ」の探査を象徴しているのですね。
名付けた人の並々ならぬセンスを感じさせます。


ニュー・ホライズンズは当初ウルティマトゥーレから3500キロの距離まで接近し、フライバイ(接近通過)する数秒の間に900枚の画像を撮影する予定だったのですね。

ただし距離が離れすぎているため、地球との交信は片道6時間もかかってしまいます。
つまりウルティマトゥーレを地球からリアルタイムで見ることはどうしてもできないのですね。


そのためこのようにお正月三が日をまたぐ一大イベントとなったようです。


まず初めに、日本時間で1日14時33分、ニュー・ホライズンズのカメラで撮影を始めたのですね。
そして10時間後の2日午前0時30分に最初の画像を受信し、高速でのフライバイに無事成功したことがわかったのですね。

この時公開された画像では不鮮明ながらもピーナッツもしくはボウリングのピンのような形をしたウルティマトゥーレの姿が映っています。

そしてその後新たなデータが届き、巨大な雪だるまのような形をしたウルティマトゥーレの真の姿が明らかになったのですね。

2万7000キロの近距離から撮影された鮮明な画像が既に公開されています。


……あれ、当初予定されていた3500キロから撮影した画像は……?


……まぁいいか。

とにかく、この鮮明な画像により、このウルティマトゥーレが元々2つの球状の天体で、それらが重力によって引き寄せられて1つになったものだということがわかったのですね。

これは科学上の大きな発見……なのだそうです。
2つの球体がくっついてできた星というのがどれほど科学常識の斜め上を行っているのかはよくわかりませんが……とりあえず今のところでは2つの玉のうち大きいものを「ウルティマ」、小さいものを「トゥーレ」と呼んでいるのですね。


……「ウルティマトゥーレ」、2つに分けただけじゃん。


なんだか人気映画「スターウォーズ」に出てくる「ウータパウ」という星に住んでいる人たちの名前を思い出してしまいますが、なんにせよ調査チーム代表のアラン・スターンさんは記者会見では大喜びで「もうボウリングのピンではありません。雪だるまです!」と語ったのですね。

よかったですね、スターンさん!


これによってわかること

……などと喜んでばかりもいられません。
大事なことを忘れています。

かんじんの「この星を撮影したことによって何がわかったのか」がまだわかっていません!

……どうにもそれに関する情報は本日3日午前4時から開催された記者会見で発表されたようで、その会見はユーチューブで見られるみたいなのですが、如何せん全部英語なので……きつね、見てもさっぱりわかりません。

……どうしよう……。

まぁいいか……。

とりあえず、カイパーベルトには46億年ほど前に太陽系ができた当時の状態のままの星がいくつも残されているとされていますし、ウルティマトゥーレはおそらくその中の1つなのでしょう。
つまり、はやぶさオシリスが探査している小惑星に同じく、この星を調査することにより、何らかの「太陽系誕生に関する手がかり」が得られるものと思われます。


……よくわかりませんが。


なんにせよこれはNASAさんにとっては文字通り「新たなる地平線(New horizon)」から飛び出した人類初の「新たなる見聞(New horizons)」であり、宇宙のかなたで見つけた「初日の出(The first sunrise)」だったに違いありません。

まさにお正月にふさわしいおめでたいニュースだったのですね!

NASAさん、ウルティマトゥーレ……あけましておめでとう!