何とはなしに、きつねとコーラ。

管理人のきつねとその相棒のべっつりコーラが、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。

日本各地で発見!こんなところに温暖化の影響!沖縄、八重干瀬のサンゴを救え!

八重干瀬のサンゴが重大危機に!

今朝の新聞に恐ろしいことが書かれていました。

我が国自慢の……じゃない、日本最大のサンゴ礁が温暖化の影響で壊滅的な被害をこうむってしまったようです。

問題のサンゴ礁があるのは沖縄県宮古島の沖なのですが、10年前と比べると生きているサンゴが相当な量減ってしまっているようなのですね。

一体どういうことでしょうか。


温暖化に関しては……いまさら説明するまでもないでしょうから、とりあえず問題のサンゴ礁について見てみましょう。


……その前に、ちょっと……改めて思い出してみましょう。そもそもサンゴって何でしたっけ?

……この問題を本当の意味で理解するためにはサンゴという生き物がどういうものなのかということから入らなければならない気がするのですね……いや、きっとそうなのだと思います。そうに違いない!

というわけでまずはサンゴについて書いていきましょう。


そもそもサンゴ

サンゴという言葉の意味は


刺胞動物門に属する動物のうち、固い骨格を発達させるものの総称


……なのですね。
何だか漠然としていますが、大体は


刺胞動物門-花虫綱-ウミトサカ亜綱(八方サンゴ亜綱)



刺胞動物門-花虫綱-六方サンゴ亜綱


に属する動物のことを「サンゴ」というようです。


……「亜綱」……。
なんだかまだ抽象的な気もしますが、刺胞動物というのはようするにクラゲやイソギンチャクの仲間のことです。

なのでサンゴもきっとクラゲやイソギンチャクのような生き物なのでしょう。

「刺胞」というのは折り畳み式の毒針を収納した袋のことで、この仲間の動物はもれなく触手にこれを持っているのですね。
触手に触るなどして刺激を与えると、刺胞から毒針が飛び出して刺す仕組みになっています。
これを使って外敵から身を守ったり、獲物を捕まえて食べたりするのですね。


……一度針が飛び出した後の刺胞はその後どうなるのだろうか……。


地球上の動物は殆どが「左右相称(左右対称)」な形をしていますが、サンゴを含む刺胞動物仲間は「放射相称」という円形に広がる形をしています。
放射相称の動物は他にはカブトクラゲ、カメンクラゲなどが属する「有櫛動物門」と、ウニやナマコ、ヒトデが属する「棘皮動物門」だけなのですね。

有櫛動物門は「クシクラゲ類」とも言い、名前に「クラゲ」とついていますが刺胞動物門である「クラゲ」とは別の生き物なのですね。

棘皮動物門は「五放射相称」……つまり、完全な円ではなく「五芒星」もしくは「五角形」の形をしているのですね。
ヒトデは言うまでもありませんが、ウニやナマコもよく見ると実は五角形をしていますね。


地球外では「ばかうけ」型の宇宙船に乗り世界12か所に同時に出現したスミを吐く七本足の巨大宇宙人が「放射相称の体」を持っていたましたが、「七放射相称」であったところを考えるとおそらく彼らは刺胞でも棘皮でも有櫛でもない第四の「門」に属しているのでしょう。


なんにせよこれらを含んだ生物全ての「門」は、5億4200万年前のカンブリア紀には既に誕生していたのですね。
当然「刺胞動物門」も誕生していましたし、どうやらこの時点でサンゴも既に存在していたらしいのですね。

ただしこの時代のサンゴの化石はとても珍しいく、わからないことも多いようです。

カンブリア紀のサンゴの詳細の解明は古生物学者さんたちにお任せするとして、現生のサンゴについてみていきましょう。

サンゴは見た目は岩のようですが、本体は「ポリプ」と呼ばれる小さなイソギンチャクのような姿をしているのですね。
ポリプの触手にももちろん毒針があるので、生きているサンゴに触る時は注意が必要です。

このポリプが沢山集まって(分裂して)群れになっているのが大体のサンゴの姿で、岩のような部分はこのポリプが自分の下に作り出した「骨格」なのですね。

この骨格の材質も種類によって石灰(酸化カルシウム)だったり骨(リン酸カルシウム)だったりといろいろあるそうなのですが、サンゴ礁を作るサンゴの場合は石灰質なのですね。


この石灰質の骨格が大規模になり、岩礁や島のようになったものをサンゴ礁というのですね。


小さな動物なのにあんなに大きな地形を形成してしまうなんて凄いですね!
ですが本体はあくまでポリプなので、このポリプが死んでしまうとサンゴ礁はそれ以上成長することはできなくなってしまいます。


また、現在のサンゴは大きく分けると宝石として珍重されるものと、サンゴ礁を作るもの(造礁サンゴ)とに分かれるのですね。

宝石サンゴは上で挙げた「ウミトサカ亜綱(八方サンゴ亜綱)」の方に属すサンゴで、主に深海で暮らしているのですね。

サンゴ礁を作る造礁サンゴは「六方サンゴ亜綱」の方に属しているようです。
その中の「イシサンゴ目」というグループに属するサンゴが、造礁サンゴの殆どを占めているのですね。

また造礁サンゴは体内に「褐虫藻」と呼ばれる藻類を住まわせて共生しているのですね。
サンゴ自身ももちろんものを食べることができますが、同時にこの褐虫藻光合成をおこない作り出す養分ももらって生きています。

……つまり体の中に「畑」があるのですね。

自分で食べることで摂る栄養と、褐虫藻にもらう栄養と、どちらがより多くの割合を占めているのかは研究結果によって大きく違っているようです。

……つまり、まだよくわかっていないのですね。

ですが何らかの原因でこの褐虫藻がいなくなってしまうとサンゴは深刻なダメージを受けてしまうので、おそらく褐虫藻の栄養はかなりの割合を占めているものと思われます。

なんにせよ造礁サンゴはこの褐虫藻光合成を行えるように光が届く浅い海に住んでいるのですね。


八重干瀬のサンゴももちろんこれです。
なのでここまでで八重干瀬のサンゴについていろいろわかりましたね!


八重干瀬(やびじ)

さて、ここでいよいよ問題のあったサンゴ礁の登場です。

……絶対読めません、この名前。
ですが変換はできました!

八重干瀬宮古島の北に広がる南北約17キロ、東西約6.5キロのサンゴ礁群で、なんと日本最大級のサンゴ礁群なのですね。
周囲は約25キロで、大小合わせて100以上の環礁(環の形をしたサンゴ礁)があつまりできているのですね。

なるほど八重干瀬は一つの巨大なサンゴ礁なのではなくて、小さなサンゴ礁が沢山集まったものなのですね。

2013年にサンゴ礁群としては初めて国の天然記念物に指定されたのだそうです。


そしてこの八重干瀬サンゴ礁のうち、生きているものが10年前の2008年に比べるとなんと7割も減ってしまっているのですね。

「7割に」減ったのではなくて「7割も」減った!

どうやら原因は2年前の2016年に海の水温が上がったことにあるようです。
この時にサンゴが白化し、大量に死滅してしまったということが環境省の調査でわかっているのですね。

白化(はっか)というのは水温の上昇などでサンゴの体の中にいる褐虫藻がいなくなってしまうことで、褐虫藻がいなくなったサンゴは文字通り白くなるのですね。

サンゴのあの色は褐虫藻の色だったのかと突っ込みたくなるのですが、この白化、どうやら水温が30度を超えると起こるらしいです。

また「褐虫藻がいなくなる」というのは具体的にどういうことなのかイマイチよくわからなかったのですが、褐虫藻はサンゴから離れても自分で鞭毛を使って泳ぐことができるため、高い水温を嫌い「逃げ出してしまう」ということなのかもしれません。

……藻なのに「逃げ出す」って……。

なんともヘンな感じがしますが、似たようなのに植物(?)のくせに泳ぎ回るミドリムシなんかがいるので、藻が逃げ出したとしても今さらおどろくようなことでもないのかもしれません。
ミドリムシ褐虫藻は分類的には別系統ですし、そもそも藻類と植物は違うものですが……。

なんにせよ上にも書いた通りサンゴは褐虫藻光合成をして作り出す栄養を糧に生活しているので、褐虫藻がいなくなればサンゴは栄養を摂れなくなってやがて死んでしまうのですね。

……食事でまかなうことはきっとできないのでしょう。

また、サンゴはたとえ白化して死滅してしまっても、10年程度の歳月があればまた元通りの規模まで回復すると言われています。

ですが最近では白化が起こる頻度が6年に1回と頻繁になり、サンゴの回復が追い付かないのですね。
その原因はもちろん地球の温暖化により水温が頻繁に30度を越すようになったことで……。


……あれ、ということは………。


根本的な解決方法って、ようするに「温暖化を食い止める」しかないということでしょうか……。

……冒頭の「温暖化の影響でサンゴが~」という所を書いている時点で予想はしていましたが……ああ、やっぱり……。


人間様の腕の見せ所

……結局行き着くところはそこなのですね。

つまり地球温暖化を食い止めるしかサンゴを救う方法が無いのですね。

……二酸化炭素を減らせば温暖化は食い止められるということはわかってはいますが……そこが問題なのですね。

二酸化炭素排出量が毎年増えの一途をたどっているという事実や、国全体でみると世界第2位の「二酸化炭素排出国」であり、国民1人あたりの排出量に換算すると世界1位の某国がそもそも地球温暖化を否定していたり、パリ協定から脱退したりするようなこの状況で、そんなのどうやって止めるんだよと言いたくなります。

……一番協力してほしい人が協力してくれないなんて。

しかし逆に言うと少なくとも原因が温暖化であり二酸化炭素であるとわかっているわけですから、無理やり前向きにとらえることもできるかもしれません。

現に某国とは違い、国全体でみれば世界一の排出量を誇るお隣の国はなんだかんだ言ってちゃんと削減に協力してくれていますし、最近は各国の温室効果ガスの排出量を監視する衛星「いぶき2号」も打ち上げられました。

また世界的には再生可能エネルギーの技術も進歩を続けていますね。


我が国は……どうだろう。


なんにせよ科学技術の進歩や政府レベルの意識が変わることによって、状況が改善されていく可能性もまだあります……多分。

もちろんお上に任せているだけではいけませんね。
私たち一般市民の一人一人が環境問題について関心を持ち、各自ができることをできる範囲で行っていくことが何よりも大切であると思われます。

幸いなことに最近ではそれぞれの国で国民の環境問題への関心が高まりつつあるようですから、ここはおそらく今さら心配するほどのことでもないでしょう。


二酸化炭素排出量の世界ランキングで見事5位を勝ち取ったわが日本でも、もちろんみんなできるだけ環境に配慮した生活をしようと心がけています…………………よね!?


……ここから先、温暖化含めて環境をどう改善していくのか……。それは私たちの腕の見せ所なのかもしれませんね。