何とはなしに、きつねとコーラ。

管理人のきつねとその相棒のべっつりコーラが、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。

「ふたご座流星群」のあとは「しぶんぎ座流星群」!お正月に見頃?

お正月に流星群

……昨日「ふたご座流星群」の記事を書いたばかりなのに……さらにふたご座流星群自体もまだ終わってすらいないのにこんな記事を書くなんてかなり気が早い気がするのですが………来年の流星群の話です。

ふたご座流星群は毎年12月になるとやってきますが、毎年お正月にやってくる流星群もあるのですね。


その名もしぶんぎ座流星群というのですね。


……なんだか見覚えのある名前です。
そうか、昨日の「ふたご座流星群」の記事に一緒に書きました。

ふたご座流星群」「ペルセウス座流星群」「しぶんぎ座流星群」を3つ合わせて「三大流星群」というのでしたね。

とりあえず……順番としてはふたご座の次はしぶんぎ座のようです。

まるでクリスマスとお正月が順番にやってくるみたいなあわただしさですがしぶんぎ座流星群について詳しく見ていきましょう。


しぶんぎ座流星群

ふたご座流星群はその名の通りふたご座を放射点……つまり、「流れ星が沢山出てくる中心の一点」……として出現する流星群でしたが、このしぶんぎ座流星群は「うしかい座」と「りゅう座」の境界付近を放射点として出現する流星群なのですね。

上にも書いた通り「三大流星群」の中の1つなのですが、そういえばあんまり名前を聞かないような……。

……マイナーなのでしょうか……それともきつねが知らないだけ……?
そもそも「しぶんぎ座」なんて星座、ありましたっけ……。

……どうやら名前に関しては色々と大人の事情があるようです……。

しぶんぎ座」というのは昔「うしかい座」と「りゅう座」間にあった星座の名前なのですね。
なのでそこを中心として発生するこの流星群も「しぶんぎ座流星群」というのですね。

ですがその後「しぶんぎ座」は1928年に国際天文学連合(IAU)によって廃止されてしまったのだそうです。

廃止の経緯はよく分からないのですが、とりあえず星座が無くなった後も、「しぶんぎ座流星群」という名前だけが残ったのですね。

IAUに関しては前に「ゴジラ座」の記事に書いたことがあります。

「星座」を認定している組織は2つありますが、IAUはこのうちの1つなのですね。
オリオン座やカシオペア座カメレオン座やハエ座などの有名な88個の星座がIAUの認定した星座ですね。

対する「ゴジラ座」等のポップな星座はアメリカ航空宇宙局NASA)が認定した星座です。

なんにせよその天下のIAU様がわざわざ廃止したくらいですから、きっと「しぶんぎ座」には大いなる問題が隠されていたに違いありません。


しぶんぎ座廃止の事情にはとりあえずここでは触れないことにして、なんにせよ今となっては「しぶんぎ座流星群」はうしかい座りゅう座の辺りから発生する流星群なのですね。

きのう「ふたご座流星群」の記事で「流星群」と「龍星群 ドラコ・メテオ」と「りゅう座」と「シシリアン・ディフェンス:ドラゴン・バリエーション」との関係がどうのこうのと書いたばかりですが、まさかここでもまたりゅう座が出てくるとは……。

シシリアン:ドラゴンは5手目の東側の黒ポーンの並びがりゅう座に似ているためこの名前になったのだそうですが、この流れからするとこの後「シシリアン・ディフェンス:うしかいバリエーション」や「シシリアン・ディフェンス:しぶんぎバリエーション」などが新たに開発されて出てきたとしてもちっともおかしくありません。

また毎年10月には別名「10月りゅう座流星群」とも呼ばれる「ジャコビニ流星群」という流星群がありますが、こちらこそまさに「龍星群 ドラコ・メテオ」なのではないかと勘繰りたくなります。
おそらく一発撃つ度にりゅう座の特殊攻撃力がガクッと2段階下がるに違いありません。


……話を元に戻しましょう。


このしぶんぎ座流星群、毎年1月1日から5日頃に見られるようで、4日頃にはピークになるのですね。

……本当にお正月と重なっていますね。

そうか……わかりました。
だからマイナーなのですね。

本当は毎年お正月になればちゃんとこの流星群はやってきますが、その時みんなの頭の中はお正月でいっぱいです……。
つまり、そんな状態でいくら流れ星が降ろうが隕石が降ろうがドラコ・メテオが降ろうが、お雑煮だのおせち料理だの羽根突きだの福笑いだのと格闘している日本国民は流星群どころではないため、結果として誰の目にも止まらないし大々的に報道もされないのですね、きっと。

きつねは最近「福笑いがボードゲームの一種に分類される」ということを初めて知ってたいそう驚いたのですが、このしぶんぎ座流星群のマイナーぶりに比べればそんなこと別に大したことではなかったと確信せざるを得ません。

なんにせよしぶんぎ座流星群放射点が北半球の空にあるため、事実上北半球からしか観測ができない流星群なのですね。

また日本はお正月には晴れることが多いため、日本での観測に適した流星群なのだそうですね。


……ふたご座流星群が「初心者向け」流星群だと書きましたが、このしぶんぎ座流星群「日本向け」流星群だったのですね……!

きっと取扱説明書その他の資料も全部全てまるっと日本語で書かれているのでしょう。
それが初心者にわかりやすい言葉なのかどうかは別として。

とりあえず、流星群といえばきつね、母天体がどの星なのかが気になってしまいます。

しぶんぎ座流星群の場合は母天体……つまり「流れ星のモト」をまき散らしている星にはいくつかの候補があり、「マックホルツ第一周期彗星」、「C/1490 Y1彗星」、「太陽系小天体 2003 EH1」、「ヘール・ボップ彗星」……などのどれかではないかと言われているようです。
とりあえず今のところは「2003 EH1」が一番アヤシイと言われているようなのですが、本当のところはまだはっきりとはわかっていないのですね。

ですがふたご座流星群の母天体が「ファエトン」、ペルセウス座流星群が「スイフト・タットル彗星」だということはわかっているので、しぶんぎ座流星群だけ「三大流星群」の中で唯一母天体がよくわかっていないということになります。

また3つの中ではしぶんぎ座流星群だけ唯一名前になっている星座が既に存在しないのですね……。

……なんだかいろいろ不遇な気がするのですが……しぶんぎ………。

まるで「唯一王」ですね。


「しぶんぎ」とは何か

ところで、さっきから「しぶんぎ座」だの「しぶんぎ座流星群」だのという名前を連発していますが、そもそも「しぶんぎ」って何でしたっけ……。

航海なんかでよく使う「六分儀」と関係があるのでしょうか。

……実はそうなのですね。

「しぶんぎ」も「六分儀」に同じく測量や航海に使う計測機器の一つで、漢字では「四分儀」と書き、別名を「象限儀(しょうげんぎ)」ともいうようです。

円の4分の1の扇形をしているため、この名前になったのですね。
円はX軸方向から反時計回り90度刻みに第一象限、第二象限、第三象限、第四象限と4つの区画に分割できますが、「象限儀」の「象限」はこの象限ですね。

この手の計測器具(分儀系?)には他に「八分儀」などがありますね。

六分儀、八分儀も四分儀に同じくそれぞれ円の6分の1、8分の1の形をしているのですね。
そのため名前こそ違いますが基本的な使い方は変わらないようです。

この3つの間にはおそらく身近な例で喩えるならば「30センチ定規」「15センチ定規」「1メートル定規」程度の違いしかないのでしょう。

さて、「分儀」というのは搭載された望遠鏡に映る2つの物の間の角度を測ることができる器具です。

扇形の部分が分度器のようになっていて、上の方……扇の要のあたり……に望遠鏡がついているのですね。

また望遠鏡は覗くと視野が左右に分かれていて、片方には正面にあるものが、もう片方には分度器の目盛の上を動く針(?)と連動する鏡に映ったものが、それぞれ映るのですね。

例えば「正面」には「水平線」を映し、「針と連動した鏡」には「北極星」が映るように針つき鏡の角度を調整することで、水平線と北極星との間の角度≒北極星の高さがわかるのですね。

この角度と「クロノメーター」と呼ばれるものすごく正確な時計が示す現在の時刻や海図などの情報を元に専用の式で計算することにより、自分が今いる場所が「緯度と経度」の形でわかります。
詳しい計算方法は長くなるので書きませんが、ともかくこの「分儀系道具」を使うことにより、今の自分の現在地がわかるのですね。

目印となる陸が全く見えない海の上にいる時にはとても重宝する道具です。

単純に考えると一番扇の角度が大きい四分儀が一番測れる角度の幅が広そうに思えるのですが、なぜか一般に普及しているのは六分儀なのですね……場所を取るのだろうか……。

また、六分儀は300年近くも昔に発明された道具ではありますが、GPSシステムが発達した現代においてもいまだに使われているのですね。

やはりデジタルが進歩した昨今においてもアナログの力は絶大なのでしょう。
ビデオゲームも好きですがアナログなボードゲームにも魅力を感じ、アナログゲームこそゲームの真髄を内に秘めていると確信しているきつねにはよ~くわかります。

また最近の六分儀はずいぶんとハイテクで、昔の木でできた六分儀と比べると、まるで昔のクロスボウと最新式のクロスボウを見比べるような時代の移り変わりを感じることができます。


ああ、時の流れって怖いですね……。

時代劇に出てくるような弓矢に親しんでいる私は昨今のローラーだのなんだのを搭載しているハイテクな弓矢にはいまいち馴染めないのです……。


また、既に廃止されてしまっているため、しぶんぎ座がどういう星座だったのかはイマイチわからなかったのですが、名前からしてこの四分儀の形をしていたのでしょう。

他にも「はちぶんぎ座」や「ろくぶんぎ座」などの「分儀系星座」が今でもあるようなので、これらの星座に似ていたのかもしれません。


……それにしても神様や英雄や動物に交じって計測器具の星座があるとは……本当に星座って何でもアリなのですね……。

これでは生物・無生物問わず色々なモチーフのゾディアーツが出てきたとしても納得です。
既に「らしんばん座」のゾディアーツが登場したことは記憶に新しいですが、おそらくゾディアーツスイッチには生物や無生物、神様や英雄などの違いをいちいち検出するような機能は付いていないのでしょう。


いつどこで見られる?

それにしても、このしぶんぎ座流星群……割と観測しづらい流星群らしいのですね。

なぜなら、ピークの期間がたった数時間程度しかない上に、それが夜だけでなく昼だったりすることもあるので、かなり当たり外れが多いのだそうです。

気になる肝心の来年……と言ってももうひと月もないのですが……2019年、のしぶんぎ座流星群はどうなのでしょう……。

……喜ばしいことに、予測によれば「比較的良好」だと言われているのですね。

来年1月の始めは新月の間近なので月がかなり細く暗くなるのだそうです。
つまり、月が明るいとその光で流れ星は見えにくくなってしまいますが、来年の1月始めは月が暗いので光に観測を邪魔されなくてすむのですね。

では肝心のピークとなる時刻はというと、1月4日の午前11時頃なのだそうです。


……朝じゃん!


……なんというか……割とおしいですね、せっかく月の光が弱くなるのに。

まぁ、昼間よりかはまだましなのでしょうかね……午前11時といったらもう殆どお昼ですが。

とりあえずピーク直前の3日~4日にかけての夜が一番観測しやすいようです……。

また方角に関しては「どこを見ていても出現する」そうなので、つまり「どっちを向いていても構わない」のですね。

……あとは当日晴れることを期待すればいいのでしょうが、「しぶんぎ座流星群」が出現するお正月の間は日本ならば大抵晴れるそうなのであまり気にしなくてもいいのかも……?

……そういえばお正月が雨ってあんまり聞いたことがない気がします……。
毎年晴れだったかどうかは……いちいち覚えていませんが。


ともかく、無事にふたご座流星群にお願い事をした人も見られなかった人も、お正月にも面白そうな流星群があるので期待して待ちましょう。