何とはなしに、きつねとコーラ。

管理人のきつねとその相棒のべっつりコーラが、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。

日本初?西武新宿駅でAI搭載警備ロボット「ペルセウスボット」活躍中!オリンピックを守るか

駅構内に謎の一升瓶

きのうテレビのニュースで西武新宿駅のことをやっていたので見ていたのですが、何やら巨大な「一升瓶」のようなものが駅構内を動き回っているのですね。
一瞬これはいったい何なんだと思ってしまったのですが、これ、実は新開発の警備ロボットの実験なのですね。

4つの企業が共同開発したもので、2020年に向けて鉄道の安全性や駅員の負担を減らすのが目的なのだそうです。

2020年といえば東京オリンピックパラリンピックですね!

この年には多くの人が東京に集まることが予想されるため、みんなの安全を守るためにはスタッフが足りなくなるかもしれないのですね。
それを補うためにこのロボットが開発されたのですね。


一升瓶……じゃなくて「監視ロボット」

このロボットは「ペルセウスボット(Perseusbot)」というのですね。
ペルセウスは星座の名前であり、同時にギリシア神話に出てくる怪物メデューサを破った英雄の名前でもあります。

このロボットが警備の分野で英雄となれるように、という願いが込められているのですね。

ぶんるいは「自律移動型AI監視カメラ搭載警備ロボット」……というものなのだそうです。

たかさ 1.67m
おもさ 172.0kg
はやさ 1~3.7km

……となっているようで、駅の安全と利用客の安心を守るために開発されたのですね。

だいぶ前から西武新宿駅にいたようで、ことし11月7日から9日、および19日から22日の間に一旦準備期間として稼働していたようです。
また11月26日から30日の間はあさ10時から夕方4時まで、実際に構内を動き回って実証実験をしているのですね。

西武鉄道はここで働きぶりを確認した上で正式に導入するかどうかを決めるのだそうです。

……と……いうことは……。
もしかするとこれだけ騒いでおきながら「やっぱりちょっとアレだったんで……採用は見送ります!」みたいな展開になる可能性も無きにしも非ず!?


……それではペルセウスを開発した人たちがハンカチを噛みながら地団太を踏んでしまいますね。


……多分、この流れだと無事に正式採用ということになるとは思います。
西武鉄道としても自分の駅を使って実験した以上やっぱり駄目でした……とはならないと思うのですが……。

なぜならこのロボット、開発に西武鉄道も関わっているのですね。

元々は東京都立産業技術研究センター(都産技研)の公募型共同研究開発事業というものだったらしく、都産技研が一緒に開発する会社を募集していたようです。
そして実際に開発に携わることになったのは都産技研と、それから「アースアイズ」、「日本ユニシス」、「西武鉄道」の4社の同盟なのですね。


アースアイズは「AI内蔵監視カメラ」を作っていることで有名な会社ですね。
2015年9月16日に設立された若い会社ですが、「監視カメラで社会から不安を取り除き、みんなが安心して暮らせるように」をモットーにして活躍しているのですね。
この会社のカメラはAIを使って怪しい人を検知するだけでなく、音や匂いにまで反応する「五感センサー」というものを搭載しているようです。

なんだかとてつもなく凄いカメラ……もはやカメラじゃない気もするのですが、このアースアイズ製のAI監視カメラが、ペルセウスの「眼」なのですね。

また都産技研曰く「AI監視カメラを搭載した自律移動型警備ロボットは日本初」なのだそうです。

AI……上手く使えばみんなを幸せにできますね。


…………上手く使えば。


今回の実験

今回はこの3つを確認するための実証実験なのですね。

1.不審者・不審物の検知精度
2.駅環境における自律移動の安定性
3.駅係員・警備員の負荷軽減度合い

……つまり、どれだけうまく「怪しい人や怪しいものを見つけられて」、「ちゃんと駅の中を自分ひとりで安全に動き回れて」、「駅員さんや警備員さんたちの手伝いができるのか」……を確認するための実験なのですね。

場所は西武新宿駅の正面口改札の外にある連絡通路なのだそうですが、ペルセウス君は階段が使えないのですね……。

……あの足だし……仕方がないか……。
……あの一升瓶の底はどうなっているのだろう……。

タイヤなのかな……。

……キャタピラ………………?

…………………。

……ペルセウス君の下半身がどうなっているかは謎ですが、とりあえずスロープや点字ブロックは通れるように作られているのですね。
ただしできあがったばかりなので、本当にちゃんと通れるのか確認が必要なのですね。

またペルセウス君が覚えている駅の地図と、実際の駅の中とで本当に位置が合っているかを確認する必要があるようです。

11月はじめの準備期間では位置合わせなどを行っていたのですね。

そのうち事業化することを見越してあえて難しい地形の西武新宿駅を実験の舞台に選んだのだと担当の方は言っていますが……。

……西武鉄道が一緒に開発しているから……というのもあるのかもしれませんね。


前身となるロボット

また、このペルセウスボット、既に開発されていた都産技研のロボットをベースに改良を加えたものなのですね。

元々都産技研には

自律移動型案内ロボットプラットフォーム「リブラ(Libra)」
屋外移動可能大型ロボットベース「トーラス(Taurus)」

というロボットがいたのですね。
リブラの頭脳と、トーラスの足を組み合わせてペルセウスが生まれたようです。

……ということはトーラスも階段は歩けないのだろうか……。

……ペルセウス……もそうですが、都産技研のロボットの名前はそれぞれ星座に由来しているのですね。
リブラとトーラスの2機は十二星座の中の2つ……「てんびん座」と「おうし座」に由来していますね。

……こ……これは……「十二星座の使徒」!?

……赤いスイッチを押すと変身するのだろうか……。

12機全員分のスイッチを集めることにより、宇宙の彼方にいるプレゼンターに会いに行くための道が開けるのですね、きっと。

でもその前にまずはペルセウス君が「ラストワンを超え」なければいけませんね。


リブラ、トーラスも写真が出ていたので見てみたのですが、なんだかイメージと違っていました。


リブラはどら焼きみたいな顔に長い触角が生えていて、トーラスはゴルフクラブのような杖で相手を自在に操る巨漢なのだろう………などと想像していたのですが……やはりまだ現在の技術では実装が難しいようです。


怪しい人を見つけたら……

……そういえば警備ロボットです、ペルセウス
もし悪い人に遭遇したらどうするのでしょうか。

アースアイズ製の高性能AI監視カメラにより、おかしな動きをする人を見ぬくことができるそうなのですが、もし見つけたらどうするのでしょう……。
その場で取り押さえて御用にするのでしょうか……警備ロボだけに。

実際のところペルセウスは、警備ロボは警備ロボでも「監視ロボット」なので、怪しい人を見つけても駅員さんを呼ぶだけなのですね。

怪しい人以外にも、お客さんが急病で倒れたり、暴れたりするなどの「異状」を感じ取ると、そばまで駆けつけて駅員さんのスマートフォンに現場写真を送ったりして知らせるのだそうです。


……巨大な剣「オラクル」と、左腕から繰り出す「石化光線」を使ってやっつけたりはしないのですね。


オリンピックまでの普及を目指して

都産技研の方いわく、「産業用ロボットは工場などにたくさんあるが、このように日常生活で人を支援するロボットは普及していない」のだそうです。

……ペッパー以外は。

なので今回の計画も、「オリンピックに向けて技術が向上するのに合わせてサービスロボットの事業化を進めようという計画」の一部のなのですね。

ペルセウスボットも既にかなりのスペックを秘めているようですし、このままのペースで開発が進めばおそらく2020年には……少なくとも駅やその周り、オリンピック会場などにおいては……警備やサービスなどを行うロボットが普及していきそうですね。

リブラとトーラスも参加するのだろうか……。

ちょっと……見てみたいですね。

きっとオリンピックが終ったら、都産技研は次は大阪万博を目指してさらなるロボットの普及活動にいそしむに違いない。

2020年のオリンピック・パラリンピックも、2025年の大阪万博も、ロボットやAI業界にとってはある種の節目になりそうですね。
この頃には一体どんなロボットが普及するようになっているのか……なんだか楽しみですね。

ペッパーみたいにいつの間にかそこらへんに新しいロボットたちが住んでいたりするのでしょうか。