何とはなしに、きつねとコーラ。

管理人のきつねとその相棒のべっつりコーラが、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。

はやぶさ2搭載ロボ不具合?実は割と前から判明していたって

JAXAの発表

今月8日……つまり昨日ですが、はやぶさ2計画について宇宙航空研究開発機構JAXA)からいろいろと発表があったようですね。

私が知っている限り主な内容は3つ……

小惑星リュウグウ」への着陸リハーサルの終了について
リュウグウに落とした「ターゲットマーカー」について
はやぶさ2本体に積まれている小型ロボットについて

……だったみたいですね。

中にはいろいろと問題が発覚したという発表もあったようですがとりあえず順番に見ていきましょう。


リハーサル終了

まずは1つめ。
はやぶさ2をリュウグウに着陸させるための練習なのですね。
これまでに3回行われたようです。

3回目である10月下旬の練習でとりあえずリハーサルは完了したようですね。

10月上旬の時点で「表面の地形が予想以上に凸凹していて着陸できる場所が見当たらない」と言っていましたが、あれから練習していたのだろうか……。

なんにせよこれで着陸の目途が立ったようですね。年内には日程を決められるそうです。

とりあえず着陸に関しては一安心できそうですね。
これはまぁいいでしょう。


ターゲットマーカー

2つ目です。
これははやぶさ2がリュウグウへ着陸するときに目印として使うボールなのですね。
表面が反射材で覆われていて、これにはやぶさ2のフラッシュの光を当てると反射して光るようです。

あらかじめ目標地点に落としておき、後でこの反射を目印にして着陸をしようという考えなのですね。

なんだか自転車のリフレクターみたいですね。タイヤやフレームについている小さな反射板で、夜道で車のライトの光を受けると光るアレです。
あれのおかげで車は暗い夜道でも自転車がそこにいるということがわかって事故を防ぐことができるわけですが、このような技術は宇宙でも活躍しているのですね。

ターゲットマーカーは予備を含めていくつか搭載されていて(2つかな?)、ことし10月に一個目が投下されたのですね。
ですが10月下旬の最後のリハーサルの時に目的の場所からずれたところに落ちていることがわかったのですね。

元々着地地点にする予定だった半径10メートルの範囲の中心に向かって落としたはずだったのに、実際はこの中心部分から15.4メートルほど離れた場所に落ちていたようです。

きっと空高くから落としたので誤差が出てしまったのですね。

ただし目印としての役割はまだ果たせるそうで、あまり問題はないのだとか……。

ですがもう1個、予備のターゲットマーカーを落とすかどうか、いま現在検討しているようです。

……二つも目印があったらかえって混乱するんじゃ……。
特に問題はないみたいですし今のままでもいい気がしますが……。

でもせっかく予備を持ってきたんですし、もしかしたら今度こそ目標地点に落としてさらに着地の精度を上げることもできるかもしれないので、一応使ってもいいのかも……?

う~ん……、ちょっとよく分かりませんね……。

きっと運営チームも同じようなことを議論しながら悩んでいるのでしょう。

でもそんなに大きな問題ではないみたいなので……これもこれでいいのかな……?


小型ロボット「ミネルバ2-2」

3つ目です。
先にリュウグウに投下されたロボット「ミネルバ2」のシリーズについての情報ですね。

はやぶさ2は「ミネルバ2」という小型ロボットを積んでいますが、それぞれ「ミネルバ2-1A」「ミネルバ2-1B」「ミネルバ2-2」の3機があるのですね。

このうち「1A」と「1B」は既に分離・投下されており、ことし9月22日に無事にリュウグウに着地できたことが発表されていますね。

「2-2」はまだはやぶさ2に搭載されていて、来年7月頃に投下する予定なのですね。

ですが8日、この「ミネルバ2-2」に不具合があることが発表されました。
もし復旧できなければ計画通りの実験ができなくなる可能性があるそうですね。

ミネルバ2-2は直径15センチ、高さ14.5センチの八角柱の形をしていて、重力の小さい小惑星地表で移動の実験を行うのが目的なのですね。
4種類の移動装置とカメラが搭載されていて、小惑星表面を移動しながら画像を撮影してはやぶさ2に送るようです。

開発にはかなり多くの機関が関わっているようで、4つの移動装置もそれぞれ山形大、東北大、東京電機大、大阪大の4か所の大学が開発し、カメラは東京理科大が作ったのですね。
これをリュウグウ表面に落としてそれぞれの実験を行うようです。

すごい……小さな機械にみんなの大きな夢が!

でも不具合って、大丈夫なのでしょうか。

どうやら発表されたのは機体の情報処理に関する不具合のようです。

情報処理……というと具体的にはどういうことなのでしょう。
気体制御用のコンピュータ周りの不具合なのでしょうか……それとも通信システムの問題なのでしょうか。
どちらにせよ、なんだかそれって致命的なような……。

はやぶさ2本体は2014年12月3日に打ち上げられていますが、ミネルバの不具合自体は2014年10月の時点で既に見つかっていたのですね。

……知ってたの!?

ということは不具合の発見から打ち上げまで2か月ほどあったことになりますが……2か月間では不具合は解消できなかったようです。
ただ復旧の可能性があったので、開発者である東北大とJAXAとで話し合った上、結局そのままはやぶさ2に積んで地球を出発したのですね。

……あれ!?
……つまり、「全力で不具合を直そうとしたが直りませんでした。でももしかしたら途中で直るかもしれないから、とりあえずはやぶさ2に乗せて出発しましょう」ということになったと……?

…………これ、本当でしょうか……。
何だか文字通り運を天に任せているようにしか見えないのですが……。

むしろそこは一旦出発を延期にして、ミネルバを修理してちゃんと直してから打ち上げたほうがよかったんじゃ……?
色々な機関が関わっているミッションだからミネルバ2-2だけの都合で延期にすることはできなかったのかな……。

でもせっかくリュウグウに着いても、そこで「案の定動きませんでした」ではそれこそ元も子もない気がするのですが……。

なんにせよそんなこんなで爆弾を抱えたまま出発したわけですが、肝心のミネルバ2-2、その後リュウグウへ向かう途中で3回、動作確認をしてみたのですね。
ですが未だに復旧はしていないそうです……ほらやっぱり!!

どうするのでしょう……もう着陸は間近ですよ。

しかも悪いことにこの不具合、直さない限り山形大の作ったもの以外の移動装置を動かせないそうです。
また東京理科大のカメラも撮影不能となり、実験データをはやぶさ2に送信することもできないのだとか……。

……これは……。
「計画通りの実験ができなくなる」どころか、「何もできなくなる」んじゃぁ……?

どうなのでしょう……なんだかここに来てものすごく致命的な問題が発生したように見えるのですが……。


探査機本体は今の所無事?

ただ、今の所探査機本体には問題はないようですね……多分。
元気に「自撮り」画像も送ってきましたし……。

本体が無事である限り、たとえ小型ロボットが動かなくても「リュウグウの成分を持ち帰り、太陽系と生命誕生の謎に迫る」というメインとなる目的は達成できるのではないかと思われます。

とはいえ、やはりちゃんとミネルバ2-2が復旧できることを願わずにはいられませんよね。

宇宙探査にトラブルは付き物なのでしょうけれど、前回のはやぶさの時と同様なんだか見ていてひやひやしますね……。
無事に成功するのだろうか……。