何とはなしに、きつねとコーラ。

管理人のきつねとその相棒のべっつりコーラが、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。

北海道で大きな流れ星。リアル「君の名は。」……?

空の火の玉

18日の夜に、北海道の至るところで目撃されたようですね。火の玉。
空から火の玉が降ってきたとツイッターなどでは話題になっていたようで、「美しい」というつぶやきから「怖い」「幽霊だと思った」という意見までいろいろあったみたいです。UFOだというつぶやきは無かったのだろうか……。

この火の玉の正体について、札幌市青少年科学館の学芸員・奥塚哲史さんや、札幌市青少年科学館・学芸課天文係・高橋春菜さんたち専門家は「火球」だとおっしゃっていたみたいですね。

流れ星の中でも特に明るいもの(-3~-4等級より明るい)のことを「火球」と呼ぶそうですね。
明るいので色がついて見えることもあるのだとか。

つまり、火の玉の正体は大きな流れ星だったのですね。


大きな流れ星

この類の流れ星は目の錯覚で近くに落ちたように見えることがあるようですが、実際は高度数十キロメートルほどの高いところで光っているのですね。
東京タワーや富士山より月や太陽の方が近く見えるのと同じ理屈なのかな……。

大気中を通過している間に燃え尽きてしまい、地上に落ちてくることはほとんどないのだとか。
燃え尽きずに地上まで到達した場合は「隕石」と呼ぶそうですね。

光り輝きながら落ちてくる様子から2016年に爆発的ヒットとなったアニメ映画「君の名は。」を連想する人も多かったようですね。

先のお二人によると、今回の火の玉例にもれず地上に落ちる前に燃え尽きてしまったようで、特に地上で被害が出たというような報告はないそうです。

良かったですね……落ちてこなくて。
もし地上に落ちていたら2013年10月に岐阜県飛騨の糸守町を滅ぼしたティアマト彗星の欠片みたいに一つの町が消し飛んで500人以上の死者が出る大参事を引き起こし、現在の少女と3年後の少年とが時を超えて入れ替わり、タイムパラドックスを起こしてこの未曾有の危機を回避しなければならなくなっていたかもしれませんね。

さらにもし1999年10月に渋谷に落下した隕石のように中に地球外生命体「ワーム」の卵が入っていたら地上は再び人間に擬態したワームたちで埋め尽くされ、彼らが成虫になってクロックアップする前にゼクトルーパーたちが出撃して駆除し、暴走を始めている世界を速やかに元に戻す羽目になるのだろう。

なんにせよティアマト彗星も渋谷隕石も北海道の火の玉も、願い事したら叶ったのかな……。
是非とも遭遇してみたかったですが、遭遇した人たちも大体は「あっという間すぎて願い事する暇が無かった」と悔しがっているそうですね……。


そもそも流れ星

そう言えば流れ星ってどうして光って見えるのでしょうか。

気になったので調べてみました。

流れ星の定義は……「流星物質」と呼ばれる太陽の周りを公転する小さな星が、大気圏に突入し光を放っているもの……だそうです。
流星物質の大きさは0.1ミリメートル~数センチ以上とさまざまなのですね。上限は特に……決まっていないのかな?

流星物質の大きさが10キロを超えたらおそらくそれは燃え尽きずに確実に地上に到達する「隕石」となり、6550万年前にチクシュルーブ・クレーターを生み出したユカタン隕石のように地上に甚大な被害を与えて現在の生態系の九割近くを壊滅させる大量絶滅を引き起こし、その後新たなる生態系を出現させて地球の支配者を交代させるのだろう。
われわれ哺乳類の時代は終わりを迎え、今度こそ地上をゴキブリが支配するに違いない。

これでは願い事どころではありませんね……。

なんにせよこの流星物質が、秒速数キロ~数十キロという恐るべき速度で大気圏に入ってくるため、大気の分子と衝突してプラズマ化したガスが発生し、光って見えるのだそうですね。

なるほど、大気がプラズマ化するから光って見えるわけですね。そうか、そういう事だったのか。謎は全て解けました。

……などと一人で納得していてはいけませんね。ちゃんと説明をせねば。


プラズマ

プラズマというのは……固体、液体、気体、に続く物質の第四の状態のことです。
大気の分子……窒素や酸素、二酸化炭素の分子ですね――は本来は電気的には中性……つまり、プラスでもマイナスでもない状態です。
分子は物質を構成する最小単位である原子がいくつか集まってくっついたものですが、原子に含まれている陽子(プラスの電荷をもつ粒子)と電子(マイナスの電荷をもつ粒子)の数が同じであるため、お互いに打ち消し合って電気的に中性、つまり電荷ゼロになっています。
この原子にエネルギーを加えるなどして電子が飛び出すと、原子はマイナスの電荷を失うことになるので、プラスの電荷を持つ状態になります。この状態を「陽イオン」などと言ったりしますね。
そして気体の分子がこの「陽イオン」と電子とに分かれてしまった状態がプラズマです。

固体、液体、気体では見かけは大きく変わってしまいますが、物質はまだ原子や分子としては同じ形を保っています。
その原子や分子すらもバラバラになってしまった状態をプラズマというのですね。
もはや物質が物質としての形を保たなくなった状態……まさにカオスです。

地上ではネオンサインやオーロラなどといった形でお目にかかることができますが、他の状態の物質に比べるとまだ珍しい感じがしますね。

でも宇宙全体でみると実はそんなに珍しいものではなくて、太陽風や星間ガスなど、全宇宙の質量のうち99%以上を満たしている物質はプラズマであると言われています。
実は固体や液体、気体の方が宇宙からしてみれば珍しいのですね。

固体から液体になる事を「融解」、液体が気体になる事を「蒸発・気化」、固体が直接気体になる事を「昇華」などと言いますが、気体の分子から電子が飛び出してプラズマになる反応は「電離」というのですね。

ちなみに流れ星や宇宙船など大気圏に突入した物体は大気との摩擦で燃えると言いますが、実際には摩擦ではなく、あまりにも速い速度で物体が動いているので前方の大気が圧縮されて熱くなるのですね。
「気体は圧縮すると熱くなり、伸長すると冷たくなる」……小学校の理科の時間に習う冷蔵庫の原理ですね。

しかし気体がさらに電離してプラズマが発生するほどの熱って……一体何度くらいあるのかな……。秒速数十キロなんて速度も想像できないや……。


余談ですが最近人工衛星から人工の「流星物質」を落として人工的に流れ星を作ろうという計画がどこかで進んでいるみたいですね。
落とすのはごく小さな粒らしいので、大気の中で燃え尽きてしまって地上に落ちてくる心配は無いようですね。

流れ星というとめったに見られず、また見えたとしてもすぐに消えてしまう「幻の星」というイメージがありますが、これからは好きな時に見られるようになったりするのかな……。

人工の流れ星に願い事をかなえるご利益はあるのだろうか……?