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きつねとべっつりコーラの2匹が、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。生物多め。

人類はちゃんと「手加減」をしよう! 生き物100万種が絶滅の危機

IPBESさんの調査報告

先日の新聞にも出ていたのですが、その後ネットのニュースを見ると案の定このような記事が載っていたのですね。

www.afpbb.com

headlines.yahoo.co.jp


AFP通信さんと、それからヤフーニュースさんを経由した毎日新聞さんの記事なのですね。


……ちなみに私が見たのは朝日新聞さんの記事です。


なんにせよみんな同じことを言っており、今月6日にIPBESさんが「およそ100万種の動植物が絶滅の危機に瀕している」という報告書を提出したのだそうです。


IPBESというのは「生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」のことで……要するに国連の科学者の組織なのですね。

世界中132か国からその道の専門家たちが参加して、日夜生態系の状態を調査し、またその結果を元に各国の政策の在り方を考えていこうという活動をしているのですね。


そしてIPBESさんの報告によれば今後凄まじい数の生き物たちが絶滅するかもしれないということなので、巷でちょっとした騒ぎになっている、という状況のようです。


……そうでしょうとも。

いやまぁ、何を今更という感じではありますが。


三葉虫やフデイシが大量に死に絶えた4億4400万年前のオルドビス紀末に始まり、恐竜が絶滅した6500万年前の白亜紀末まで、地球は今までに5回の大量絶滅、いわゆる「ビッグファイブ」を経験しているのですね。

そして、「危機にさらされているのが100万種」という具体的な数はともかくとして、現在まさに6回目の大量絶滅が進行中であるということは、ちょっと生き物に詳しい人ならみんな知っているようなことなのですね。


事実上地球を支配している昆虫ですら毎年1%の種が絶滅危惧種の仲間入りをしており、このペースで行けば数十年後には全ての昆虫が絶滅するかもしれないということは、ちょっと前のAFP通信さんのニュースでも言っていたのですね。

www.afpbb.com


まぁ、見ていた人がどれくらいいるのかは定かではありませんが……。


むしろIPBESさんのニュースを見るまで生き物たちが何の危険にもさらされずに平穏無事に暮らしていると思っていた人がいるのだとしたら、相当に危機感が無いとしか言いようがないのですね。


具体的にどういうことなのか

さて、100万種が絶滅の危機にあると言われても……数が多すぎてイマイチピンとこないのですね。


まず、そもそも地球上に一体どれほどの種類の生き物がいるのでしょうか。


実は現在知られている動植物……つまり、既に名前が付いており、図鑑にも載っているであろう動植物……は、およそ180万種類いるのですね。


これだけでもエラい数です……既知のポケモンの2200倍なのですね!


ですが……実際はこれでも氷山の一角で、地球上の動植物全体の1割に過ぎないのではないかと言われています。


……つまり、全体としてはおそらくこの十倍はいそうなのですね。


とりあえず今のところはおそらく全部で870万種ほどなのではないか……と言われているようです。


なんにせよ100万種が絶滅の危機ということは、既知の生き物の半分以上……全体的に見ても9分の1以上が、今現在まさに危険にさらされているということなのですね。


これは史上最悪の大量絶滅と言われている、2億4800万年前のペルム紀末の大量絶滅(三葉虫を含め、地球上の生き物たちの95%が死滅した)と比べると、なんとなく大したことがない気もしなくもありませんが、深刻な大量絶滅であることに変わりはないのですね。


この絶滅危機の内訳は冒頭で引用した毎日新聞さんの記事で詳しく書かれているのでそちらを見て頂くとして……。


報告によれば、現在一番危ないのは両棲類であるようです。

彼らはその40%以上……つまり半分近くが絶滅の危機に瀕しているというのですね。

……これはエラい数字なのですね。


もちろん他の生き物たちもただではすみません。


地球の生態系というものは全ての生き物たちが協力し合ってできあがっている……いや、むしろかろうじて絶妙なバランスを保って運営を続けていられる大きな組織のようなものなのですね。


そしてその中で全ての生き物はそれぞれの役割を果たしながら生活しているわけなのであり、一見すると全く異なるものに見える生き物同士でも、実際は密接に関わりを持ちながら暮らしているのですね。

 

つまり、風が吹けば桶屋が儲かる」という現象が自然界ではいたるところで見られるのですね(なんか違う気が……)。


……と、いうことは……。

この中には少なからず「他の生き物を支える鍵となる生き物」が存在しているわけで、もしその生き物が絶滅してしまったら、その生き物の恩恵を受けている他の全ての生き物たちの生活が成り立たなくなるのですね。

つまり、たった1種類の生き物の絶滅が、連鎖的に他の生き物の絶滅を引き起こす可能性があるのですね。


……わかりづらいので喩えを言うのですね。

たとえばもし今世界中でコメ農家が無くなり(つまり絶滅して)、誰もコメを生産できなくなったとしたらどうなるでしょう。(コメ農家の方ごめんなさい……。)

コメを材料として使っている全ての料理……白飯は言うまでもなくカレー、リゾット、ナシゴレン、炒飯、ジャンバラヤ……いやもう何でも……が成り立たなくなり、またそれらを売っている人達に深刻なダメージが及ぶのですね。

もちろん我らが日本酒も生産が不可能となり、我々日本人の伝統的なたしなみが消滅するのですね。


その結果、どうなるか……。


コメ農家が無くなるだけでなく、それに付随して米問屋が無くなり、造り酒屋が無くなり、またカレー屋さんが無くなり、リゾット専門店が無くなり、ナシゴレン専門店が無くなり、ジャンバラヤ専門店が無くなり、中華屋さんでは炒飯が出せなくなるのですね。

その結果コメ農家やカレー屋さん、各種米料理専門店の人たちが職を失うだけでなく、大手レトルト食品会社ではカレー製造部門が根こそぎ消滅し、大手食品会社では「カップライス」の開発部が部ごと解雇され、またその炒飯の腕前を買われて中華屋さんで働いていた料理人さんが炒飯を作れなくなってクビになる羽目になるのですね(?)。

つまり、たった1つ「コメ農家」という職業が無くなっただけで、イモヅル式に他の職業にまで悪影響が及ぶのですね。


……かなり極端な喩え方をしましたが、ようするにこういうことなのですね。


このように人間は一人では生きていけませんし、それ故に他の職業の人たちと協力し合っているのですね。

またそれは人間だけでなく、他の全ての生き物たちに言えることなのですね。


たとえ自分たちの種族の中では一人で(単独で)生きていくことができる動物であっても、他の種族を含めた中でという意味での単独で生きていける生き物はいないのですね。


そもそも生き物というものはお互いに(異種間で)助け合わなければ生きていけないようにできているのですね。


……こんなことは中学の理科の教科書に書かれていそうなものですし、生物の基本なのですが、日常的にそれをちゃんと意識している人が一体どれほどいるというのでしょうか。


両棲類が一体生態系の中でどのような役割を担っているかを知っている人なら、「両棲類が4割絶滅しそう」だと聞いただけで、それがどれほど深刻なことなのかわかるのですね。


いや、両棲類に限らず全ての生き物は、上にも書きましたが生態系の中で固有の役割を持って生きているのですね。

どの生き物が一体どんな役割を持っているかは、よほどその生き物について研究しないかぎりはわからないですし、そんなことは自ら進んで知ろうという意思が無ければまずできません。


ですがそういうことを知ろうともしないで、やれ「あの生き物は毒があるから駆除しよう」だの、やれ「あの虫は見た目が気持ち悪いから殺してしまおう」だのと言っている人類の、なんと多いことか……。


もはや待ったなし!

ちなみに、絶滅の危険がある生き物たちが載ったリストのことを「レッドリスト」というのですね。

詳しくはこちらにまとめてありますが、レッドリストでは10個の「カテゴリ」を用いて、その生き物がどれほど危険であるかを記載しているのですね。

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このレッドリストを作っているのはIUCN(国際自然保護連合さんという組織です。

世界中を挙げて自然を守ろうとする凄い組織ですが……それでもレッドリストカテゴリの評価をできたのは85604種だけなのだそうです。


……つまり、「これは絶滅しそう」だとか、「これはまだ大丈夫!」という判断ができたのが、たったこれだけなのですね。


85604種というとかなりの数に思えますが、既知の生き物だけでも180万種はいますから、その中の5%程度しか「絶滅危惧状況がわかっていない」のですね。

おそらく生き物全体の数であろう870万種と比べれば1%にもなりません。


……つまり、リストに載っていないだけで、危険な状態にある生き物はそこらじゅうにいると考えた方がいいのですね。


また冒頭で挙げたAFP通信さんの記事には

「生物種の絶滅のペースは現在、過去1000万年余りの10倍から数百倍に加速しており、6600万年前に非鳥類型恐竜が絶滅して以降初の大量絶滅に向かう恐れがある。」

とありますが……。


………「大量絶滅に向かう」というより、もうすでに「大量絶滅は始まっている」のですね。


レッドリストが全種揃うのはおそらく数千年後(!)と言われていますし、世界では毎年4万種もの生き物たちが絶滅しているとも言われていますから、もうすでに状況はボーっと生きていられないレベルになってしまっているのですね。


絶滅を防ぐために生き物たちのことを知ろう!

さて……この報告書ですが……。

IPBESさんの言う「100万種」というのが、「単純に100万種が危険」という意味なのか、それとも「危険なのはもっと少ないが、それらが絶滅すると連鎖的に他の種も危険にさらされるので、それを含めて100万種」という意味なのか、残念ながら記事からではイマイチわからないのですね。

おそらく原文の報告書を読めばちゃんと書いてあると思うのですが……残念ながら報告書は1800ページもあり、単行本にすると軽く8巻程度にはなってしまうのですね。

また中身はおそらく英語でしょうから、手に入れることができたとしてもとても読めないのですね……。


………報告書がどうであれ、なんにせよ1つ言えることがあるのですね。


それは、この問題は「どこか遠くの国で起こっている、自分たちとは全くかかわりのないこと」ではない、ということなのですね。


つまり、これに関しては世界中の全ての人たちが当事者であり、またみんなが身近な問題としてどうするべきかを考えていかなければならないのですね。


というのもこの問題の原因はそもそも人間活動なのですね。


つまり、私たちが他の生き物たちがそこにいるということを考えずに、もしくは知らずに、自分たちの利益を追求しようとして無理をし過ぎた結果、このようなことになってしまったのですね。


……では具体的にどうすればいいのか……。


あくまで私の意見ですが……、ひとりひとりが生き物たちとの付き合い方を見直せばいいと思うのですね。

自分の行動が他の生き物たちに対して一体どのような影響を及ぼすのか……それをちゃんと考えて行動すればいいと思います。

 

………このようなこと……普通の生き物は考えなくて良いはずです。

普通の生き物は自分たちの種のことだけを考えていればまず問題無いのですね。


なぜなら、普通の生き物たちどうしの間には、実はそれほど大きな力の差は無いのですね。

どんなに小さな生き物であれ、またどんなに大きな生き物であれ、それぞれの力そのものには差が無いため、どちらも絶滅することなく生きていくことができます。

たとえば体の小さなネズミも、それを食べるキツネも、両方ともその力が釣り合っているため、お互いに絶滅することなく仲良く共存しているのですね。


……もちろんネズミはキツネに喧嘩では勝てませんが、種の間での勢力という意味では、両者の間に力の差はありません。


キツネはネズミを食べますが、どんなに頑張ってたくさん食べたとしても、ネズミの数はキツネに比べてとてつもなく多く、またその繁殖力もキツネの比ではないため、食べ尽くしてしまうことはないのですね。


つまり、たとえキツネが自分たちのことだけを考えて……つまり、「こんなに獲ったらネズミが絶滅しないだろうか」などということは考えずに、ネズミを食べまくったとしても、ネズミは絶滅しません。


これはネズミとキツネに限らずどの生き物にも言えることで、環境の激変や急激な進化などのよほど特別な条件がそろわないかぎり、普通生き物は他の生き物を絶滅に追いやるようなことはないのですね。


たとえその生き物が「自分たちのことだけを考えて」行動していたとしても、です。

 

……なのですが、もはや人は普通の生き物ではありません。

偉い獣医師の先生が言っていましたが、人類は既に遠い昔に生態系のピラミッドから抜け出し、他の生き物から見ればもう「神の領域」に足を踏み入れてしまっているのですね。


……つまり、もはや「神の力」を持ってしまっているのですね。


これは普通の生き物の力では到底太刀打ちできないほどの力ですが、人はそれに気づきません。

自分たちもまだ「生態系ピラミッドの中の1動物に過ぎない」と考えています。

そして他の生き物たちと同じように振る舞う(自分たちの種のことだけを考えている)。


ですが……そんな強大な力を持った生き物が、自分たちのことだけを考えて、他の……もっと弱い力しか持っていない普通の生き物たちと同じように、また自分たちも弱い普通の生き物であるつもりで、本気で暴れたら一体どんなことになるでしょう。


普通の生き物同士の間では大した力の差はないため、お互いに本気で暴れてもその力は釣り合っています。

力が釣り合っているとはすなわち「ずっと引き分けが続く」ということですから、特に問題は起こらないのですね。


ですがそのうちの1つの種が、他の種とは比べものにならないほど強大な力を持っていたとしたら……?


……結果は火を見るよりも明らかなのですね。


喩えて言うならマチュアの相撲大会にプロの力士が乱入してくるようなものなのですね。

いとも簡単に勝ってしまいますし、ここでいう「勝つ」とはすなわち相手を滅ぼしてしまうということなのですね。


生き物の種の間での勢力の勝負は、よほどの条件がそろわないかぎり決して誰も「勝って」はならないのですね。

常に「引き分け」の状態を続けなければ、他の誰かが絶滅するということになります。


では、人が他の生き物に「勝たず」に、常に「引き分ける」ためにはどうすればいいのか……。


答えは簡単です。


自分たちが「既に途方もない力を持っている」と自覚したうえで、ちゃんと「手加減」すればいいのですね。

つまり、自分たちの行動が他の生き物に及ぼす影響を考えながら行動すればいいのですね。


そのためにはまず、相手の生き物の事をよく知ることから始めればいいと思うのですね。


どこにどのような生き物がいて、どんな生態を持っているのか。

この生き物たちの「勢力」はどの程度のものか、うっかり絶滅させてしまうことはないか。


全ての人たちがそういうことを意識してみるだけで、大分結果は変わってくると思うのですね。


そのためにはまず、地球が人間だけのものではないということをちゃんと改めて理解すればいいのですね。


……もはやボーっと勝負をしていられる時代ではないのですね。

 

(なお、上記ネズミとキツネのたとえですが、厳密に言うとネズミの力は遥かにキツネを上回っているはずです。

なぜなら、ネズミを食べる動物はキツネだけではないのですね。

他にフクロウやテン、ネコ、タヌキなど、いろいろな動物がネズミを食べるのですね。

ですがネズミが絶滅することはありません。

こんなに食べられているのにまだ、ネズミは平然と地上を闊歩していますし、「普通の勢力」を保っています。

……つまり逆に言えば、キツネ、フクロウ、テン、ネコ、タヌキなどの動物の力を総動員して、やっと彼らと釣り合うほど、ネズミの力は強いのですね。)


ちゃんと「手加減」するために

……なんだか長くなってしまったのですね。


私の言いたいこと……ちゃんと伝わった……のかな。


簡単に言えば、一番大事なのはひとりひとりが「手加減する」こと……つまり、「他の生き物のことを考えて行動する」ことなのですね。

そしてそのためには「生き物のことを知る」ことが大事なのですね。

さらにそのためには、まず「自分たちの隣には常に他の生き物がいる」ということを自覚する必要があるのですね。


今までに人類は途方もない数の生き物たちを絶滅に追い込んでしまいました。

その原因は状況によって違ったとは思いますが、大体は「他の生き物のことを考えずに無茶を続けた」もしくは「自分たちの行動で絶滅してしまうとは思わなかった」といったところだったのでしょう。

もしくはもっと単純に「そこにそんな生き物が住んでいるなんて気付かなかった」のかもしれません。


いずれにしても、みんなが「そこに生き物がいると自覚し」「その生き物のことを知って」「その生き物のことを考えて」行動していれば、ちゃんと防げたかもしれない悲劇なのですね。


既に絶滅してしまった生き物は、もうどうしようもありません。

さすがに「神の力」を以てしてもよみがえらせることは不可能に近いのですね。


ですが、これから絶滅しそうな生き物を助けるのは、今からでもまだなんとかなるはずです。

人間は他の生き物と違い、他の生き物のことを考えることができます。

ただそれをやってこなかっただけ。

逆に言えば今からでも他の生き物のことを考えるようになれば、きっと状況は変わるはずです。

幸いなことに、IPBESさんも報告書の中で「まだ間に合う」と言っているのですね。


今日からでも遅くありません。

まずは身近なところから始めればいいと思います。

身近な……出会う機会が無くても、おそらくすぐ傍にいるであろう生き物のことを、もう少し意識してみませんか。

【生物・環境】亜種・変種・品種の違いについてのメモ書き

きつねの備忘録

私のブログにはタイトルが【】で始まり、「~についてのメモ書き」で終わる「メモ書きシリーズ」とでも呼べそうな記事がいくつかあるのですね。

これは私がいろいろ気になって調べたり整理したりしたことをメモがてら書いているものなのですね。


ですが、内容は我ながらどれもこれも一体誰がこんなの読みたがるんだとツッコミを入れたくなるようなマニアックなものばかりなのですね……。


おそらく誰も喜ばないと思うので、そろそろみんなが喜びそうなもっと一般的なことを書きたいのですが……。


とりあえず、今日は生き物の「種」のさらに下の分類について書くのですね。

タイトルの通り「亜種」と「品種」と「変種」の違いなのですね。


……ほら、言ってるそばからもうマニアックな匂いがしてきました。


この3つ、「種の下の分類」というところは共通しているようなのですが、違いがイマイチわからないのですね。


というわけで調べてみるのですね。


いったい誰がこんな記事を読むのか見当もつかないのですが、気になったので書いておくのですね。

 

いちおう目次も貼っておきましょう。

 

 


種について

まず、「種」の定義を先におさらいするのですね。


私が今回気にしているのは「種」のさらに下の分類ですが、そもそも基本である(?)「種」がわかっていなければこれについて調べるのは難しいと思うのですね。


と、いうわけで、まずは「種」です。


「種」というのは生き物のそれぞれの種類を表す分類単位で、系統樹のもっとも末端の枝に当たる部分なのですね。

キツネにたとえるなら「ホッキョクギツネ」とか「アカギツネ」とか「フェネックギツネ」というのが「種」なのですね。


……ちなみに単に「キツネ」というのは「属」といって、「種」のさらに上の分類となるのですね。


現在の分類では学名(世界共通で使われるラテン語の名前)は「属の名前+種の名前」で表記される、いわゆる「二名法」というスタイルをとっているのですね。


キツネ属全般はラテン語でそのまんまキツネを表す「Vulpes」という名前で表記され、その後にそれぞれの種類の名前が付くのですね。

つまり、

ホッキョクギツネは「Vulpes lagopus」
アカギツネは「Vulpes vulpes」
フェネックギツネは「Vulpes zerda」

……なのですね。


キツネに限っては「〇〇ギツネ」という日本語の名前(和名)も「種の名前+属の名前」になっていますから、なんとなく学名に似ているのですが、他の動物の場合は必ずしもこうなっているとは限らないのですね。


たとえば「ライオン」と「ヒョウ」は和名ではそれぞれ別の名前ですが、実際は両方とも「ヒョウ属」なので、学名だとそれぞれ「Panthera leo」「Panthera pardus」となるのですね。


……「レオヒョウ」と「パルドゥスヒョウ」……なのですね。


またキタキツネも和名から連想されるような「Vulpes 〇〇」という名前なのではなく、「Vulpes vulpes」の亜種ということになっていますから、実際はもっと複雑な名前になるのですね。


……これに関しては下に書きますが、なんにせよ「種」を正確に知るためには和名を見るよりも学名を見た方が手っ取り早いのですね。


……他の分類階級に関してはこちらのメモ書きに書かれているのでよろしければどうぞ……。

blog.kitsune-vetulicola.net


実は「種」についてもこの中で触れているのですね。

ですがあまり詳しくは書いていませんでした。

犬種とかなんとか書いているくせにその「犬種」が一体ナニを表すのかについてはスルーしていたのですね。


おまけに「種」の定義が書かれていません。


一体どれほど他の個体と共通していると「同じ種」になり、またどれほど違うと「違う種」ということになるのでしょうか。

とりあえず、「結婚して子供をもうけることができる」のが「同じ種」であり、それができなければ「別種」という扱いになるそうなのですが……。


……これ、厳密な定義方法は実はよくわかっていないのですね。


私が知らない……のではなくて、専門家の間でも意見が分かれているらしく、また生き物によっても種の定義方法が変わるようなのですね……。


…………考えてみれば当然なのですね。


そもそも生物というのは時間の経過(世代交代)とともに緩やかに変化していくものであり、その流れは途切れることなく川の流れのようにアナログにつながっているのですね。


つまり、ココまで変化したら別種で、ココまでなら同じ種類……という「線引き」はそもそも存在しないはずなのですね。


でも「みんな同じ種」だと便宜上よろしくないので、「これとこれは別」「これとこれは同じ」と後からとりあえず分類しているだけなのですね。


……………いけません、「種」の定義を理解しないとその以下の3つもわからないと思っていたのですが……そもそもその「種」の定義でつまづくとは……。


………とりあえず、ここはこれ以上追求しても何も出て来そうにないので、諦めて次に行くのですね。


亜種、変種、品種

先ほど「種は系統樹の末端」と書きましたが、実際には「種」のさらに先に(つまり、さらに下の分類として)「亜種」が挿入されることがあるのですね。


「亜種」というのは一言で言うと「同じ種類なんだけれども微妙に違う」ということなのですね。


先ほど例に出した「キタキツネ」は、いわゆる「普通のキツネ」である「アカギツネ」の亜種にあたり、学名は「Vulpes vulpes schrencki」というのですね。


……亜種を表す場合は二名法の「属の名前+種の名前」の最後にさらに「亜種の名前」を付けるのですね。


キタキツネはアカギツネではありますが、北海道や東北地方、樺太などのみに住むこの辺りの固有の亜種なのですね。

そして他の場所に住むアカギツネとは「微妙に違っている」のですね。一体ナニがそんなに違うんだかよくわかりませんが……。


なんにせよこの「亜種」と「種」の違いはかなり微妙らしく、別種と思われていた生き物がその後同じ種類の亜種であったり、逆に同種の亜種だと思われていたものが全くの別種であったりということが判明することもあるようです。


……そういえば日本に住む亜種のキツネにはもう1つ、本州の「ホンドギツネ」がおり、こちらは「Vulpes vulpes japonica」と「アカギツネの本州の亜種」と考えられていますが、もしかするとアカギツネとは別の種類である可能性もあるらしいのですね。


……とりあえず、この辺になるとさすがに分類が微妙になってくるようです。

ただ一応名目上では「種の下に亜種がある」ということになっているのですね。


ここまではわかるのですが……似たようなのに「変種」だの「品種」だのがあります。


……一体何が違うのだろうか……。


亜種

とりあえず、毎度おなじみWikipediaさんに「亜種」の定義が書かれていました。

せっかくなので引用するのですね。

ja.wikipedia.org

ええと……。

どうやら「亜種」というのは「種よりも下の分類で、なおかつ動物学で使われる名前」なのだそうです。


……つまり、動物に対しては「品種」や「変種」は使わない、ということなのですね。


ネコの品種だのウマの品種だのという言葉はよく聞きますが、あくまで正式な分類学では「種」の下には「亜種」しかないようです。


また、動物においては「亜種」のさらに下の分類として「品種」を使うことがあるようです………どっちだよ!


そして「亜種」が存在する「種」では、必ず「種小名と同じ学名の亜種」が存在しており、「原名亜種」などとよばれるのですね。


……つまり、アカギツネの場合はホンドギツネ(Vulupes vulpes japonica)やキタキツネ(Vulpes vulpes schrencki)などの亜種がいるわけですが、それらの亜種とは違う、「アカギツネ」の基準となる亜種……言ってしまえば「普通のアカギツネというのがいるのですね。

そしてその「普通のアカギツネ」を「原名亜種」というのですね。

そして「原名亜種」のアカギツネは「Vulpes vulpes vulpes」という名前なのですね。


……「キツネギツネギツネ」……。


なんだかとってもヘンな感じのする名前なのですが、二名法に基づく命名ではこうなるのでしょう。

ただ、あくまでこれは「基準となるアカギツネの亜種」というだけの話であり、「原名亜種が進化して他の亜種が生まれた」というわけではないようです。


どうやら単に一番初めに登録された亜種が「原名亜種」になるようなのですね。


つまり、もし一番最初に登録された「アカギツネ」が「キタキツネ」だったとしたら、今頃キタキツネが「原名亜種」となっていた可能性だってあるのですね!


なんにせよ、とりあえず「動物の種の下の分類が亜種」と覚えておけば間違いは無さそうです。


変種

さて……、動物の「種の下の分類」を「亜種」ということはわかりました。

Wikipediaには同じく「変種」のページもあるのですね。

ここは無精を承知でリンクを貼ってしまいましょう。

ja.wikipedia.org


上にも書きましたが……これによるとどうやら「植物の種の下の分類」を「変種」というようです。


………つまり、「植物版亜種」が「変種」なのですね。


「亜種」に同じく「種」との境目が結構曖昧で、どこまで違えば別種になり、またどこまでの違いなら同種の変種扱いになるのか、結構議論が分かれているようです。


とりあえず、「植物の種の下の分類が変種」と覚えておけば問題は無さそうなのですね。


品種

さて……お次は最後、品種なのですね。

名前に「品」という字が付いているところからして、なんとなくこれは人為的に交配させてつくられた「種の下の分類」という感じがするのですね。


つまり、「人が作った亜種または変種」というところでしょうか。

ja.wikipedia.org


……でも「国際藻類・菌類・植物命名規約」によって定められた物なのだそうなので……学術的には藻類、菌類、植物に対してしか使わないということなのかも……。


また動物に対して使うこともありますが、それはあくまでも「一般では」ということのようです。


つまり、正式な学術の世界では動物の種の下にあるのはあくまで「亜種」であり、「品種」は使われないのですね。


………なんだかこれも動物か植物化によって定義がちがう気がするのですね……。


なんにせよ、たとえばイヌの場合、チワワもゴールデンレトリバーもみんな学術的にはオオカミ(Canis lupus)の亜種であるイエイヌ(Canis lupus familiaris)であり、「種」も「亜種」もまったく同じ生き物なのですね。


それでも違いがあるのはおそらく「亜種」のさらに下に「品種」というものがあるからだと思うのですが、それはあくまで一般社会での話で、学術的にはどれもこれも同じ「Canis lupus familiaris」という動物なのですね。


…………なんだか不思議なのですね……。

あれだけいろいろ変わっているのにみんな同じ亜種で、さらに種はオオカミと同じなのですね。


結局どういうことなのか

まとめると……、それぞれの違いはこういうことなのですね。


亜種

動物に対して使う、学術的な「種」の下の分類の呼び方。

植物における「変種」と同じもの。

 

変種

植物に対して使う、学術的な「種」の下の分類の呼び方。

動物における「亜種」と同じもの。

 

品種

植物に対して使う、学術的な「種」の下の分類の呼び方で、基本的には「変種」と同じもの。

ただしこの語が意味する範囲は「変種」よりも広く、より広い意味では「動物の亜種のさらに下の分類」を指すこともある。

また、品種改良などで「人為的に生み出されたもの」というニュアンスが強い。

 


……ということになるのですね。たぶん。


また全てに対して言えるのは、亜種・変種・品種が違ったとしても「種」は同じであるため交雑は可能だということなのですね。

つまりオオカミとイヌが結婚してもちゃんと子供が生まれるのですね。


ライオン(Panthera leo)とトラ(Panthera tigris)のように種が違っても子供が生まれる場合はありますが、その場合生まれてきた子供に生殖能力は無いので、それ以上世代を重ねることはできないのですね。


……オオカミとイヌの子供はちゃんと次の子孫を残せるので……この辺がライオン・トラカップルとは違うのですね。


なんにせよ種、亜種、変種、品種……。


改めて分類学の奥深さを感じさせるワードなのですね……。


私がこのブログで扱っているのは今のところ動物だけなので……とりあえず「亜種」を覚えておけば問題は無さそうです。

ギリギリ出会えたバンダイ「だんごむし3」 噂の新種も!

だんごむし3

バンダイさんのカプセルトイ、いわゆる「ガシャポン」の中に、「だんごむし」というシリーズがあるのですね。

その名の通り大きなダンゴムシのフィギュアなのですが、関節などの構造が実によく再現されており、実際に丸めたり伸ばしたりして遊ぶことができるのですね。

しかも、カプセルトイと言いつつカプセルには入っておらず、ダンゴムシがそのまんま丸まった状態でマシンから排出される、いわゆる「カプセルレスなガシャポンなのですね。

現物はこんな感じなのですね。

f:id:kurokitsune:20190504233242j:plain


ちなみに第1弾です。


……一体こんなもの誰が欲しがるんだとツッコミが来そうですし、また当初はバンダイさんの社内でもそのような意見があったらしいのですが、これがなんと大ヒット……入荷する度にそこかしこで品薄が発生するのですね。


さて、この「だんごむし」シリーズですが、今まで第2弾まで出ておりました。

当ブログでも何度か取り上げているので詳しくはこちらの記事をどうぞ。


第1弾

blog.kitsune-vetulicola.net


第2弾

blog.kitsune-vetulicola.net


なんにせよ、第1弾では

の3種が、また第2弾では

の3種が、それぞれ登場したのですね。


………モチーフになっているのはオカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)」といういわゆる普通のダンゴムシですが、よくもまぁこんなにカラバリがあるなと思ってしまうほどいろいろ出ているのですね。


さすがにこの6種でネタは尽きただろう……などと思っていたのですが……なんと、このたび第3弾が出たというのですね。

以下、公式サイトです。

gashapon.jp


真ん中にでかでかと「形状が異なる驚きの新種登場!」とあります。


今までの「だんごむし」のラインナップは全て「オカダンゴムシの色違い」でしたが……なんと、そこについにオカダンゴムシ以外の「異種」が加わってしまったのですね!


その名も「フチゾリネッタイコシビロダンゴムシ(Cubaris iriomotensis)」!

……名前が長いのですね。

また学名に「iriomotensis」とあるので、西表島に生息しているのでしょう。


なんにせよこれは……買いに行くしかありません。


また今回のラインナップは以下のようになっているのですね……。


なんと、今回は全4種です!


……つまり、基本である(?)白黒がパワーアップして戻ってきたのですね。リメイクでしょうか。

それプラス「形状が異なる」新種と、さらには「白」と「黒」が合体した「ゼブラ」がいるのですね。


初めて見たときは「ゼブラって何だよ」と思ってしまいましたが、これ、実在するダンゴムシなのだそうです。

産地はモナコ……なのですね。


ですがこれは……オカダンゴムシ………なのだろうか……。


おそらく別種と思われますが、正式名称がよくわからないのですね。


なんにせよ、第1弾では「白」がレアでしたが、第3弾ではこの「ゼブラ」がレアらしいです。


………確かに豪華な感じはするのですが……なんとなくいまいちな気が……。


それにフチゾリを推しておきながらレアキャラがゼブラって……。


……おそらく推しキャラであるフチゾリがレアだと手に入れるのが難しくなってしまうため、敢えてこちらはコモンにしたのでしょう。

みんながちゃんとフチゾリをGETし、そのフォルムを手の上で鑑賞できるようにという制作側の配慮を感じるのですね。


ここは確実にフチゾリを手に入れるしかありません!


「だんごむし3」……町へ探しに行くのですね!


……と、いうわけなので……。

今日はその話を書くのですね。


以下、バンダイさんのガシャポンは「だんごむし」、実際の動物の方は「ダンゴムシ」と呼び分けることにします。

 

フチゾリを求めて町田へ!

さて……この「だんごむし」シリーズ、私はいつも町田のヨドバシカメラさんで買っているのですね。

ガシャポンと言えば全国津々浦々にマシン(自販機)が設置されており、もはや日本の町の風物詩と化していますから、「だんごむし」自体もたぶん他のお店にもあると思うのですが、少なくとも私はヨドバシさん以外で見たことがないのですね……。


ええ、まぁ、中古品ならブックオフさんとかにもありますが……。


なんにせよ、私の頭の中では既に「だんごむし=ヨドバシカメラで買うもの」という図式ができあがってしまっているので、この日もいつものように町田のヨドバシカメラさんに行ったのですね。

………最寄りのお店が町田店なのですから、これは必然です。


このお店には、1階の入り口のところと地下1階の奥の方、それから上の方にある駐車場から入ってきた所の3か所にガチャマシンのコーナーがあります(私の知る限りでは。本当はもっとたくさんあるのかも……?)。

そして「だんごむし」のシリーズは一番最初に見た時を除いて、ほぼ確実に地下1階の方に置かれているのですね。


おそらく人気のガチャゆえの特等席のようなものがあるのではないかと思われます。


なんにせよ、今回も案の定入り口のところには無かったので、またおそらく駐車場のところには無いということがわかっているので、地下へ行きました。


………ですがいつもの場所に見当たりません。


……まだ入荷していないのか知らん。


………。

……実は「だんごむし」シリーズのガチャマシンは遭遇するのがとても難しいのですね。


人気シリーズだけあって設置されるとすぐに売れてしまうらしく、翌日には早くも無くなっていた……などということは珍しくありません。私もそれで第1弾を買い逃したのですね。


ですがかといって早く行きすぎてももちろん置いていないので……この辺りのタイミングを慎重に見極める必要があるのですね。


本来ならば公式サイトで発売日をチェックし、その後しばらく連続的にお店に通って出現を確認するのが理想的なのですが……残念ながら今回は色々と忙しく、お店に通うことができませんでした。


とりあえず、この第3弾、公式サイトを見る限りでは「4月の第4週から順次発売」とあります。

……つまり、おそらく4月21日が「発売日」であるはずなのですね。


そして今までの経験では町田のヨドバシカメラさん、どうやらこの「発売日」からかっきり2週間後に売り出しているようなのですね。


……少なくともちょうど2週間後に行くと上手い具合にマシンにぶち当たるということが、経験により明らかになっているのですね。


なので今回もおそらく「発売日」より2週間後……つまり、5月5日の日曜日の前後数日……この辺りに行けば上手い具合に遭遇できるのではないかと思ったのですが……。


やはりピンポイントで1日だけ行っても遭遇は難しいのか知らん。ちなみにこの日は5月3日なのですね。

今回はちょっと詰めが甘かったようです……せっかく発売日を調べて予定を組んでいたのに、肝心なところでチェックメイトできませんでした。


……などと諦めかけた矢先、このようなものが目に飛び込んできたのですね。

 

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………あ……れ………?


………あ、ありました―――――――!!!

場所はなんと……レジの前です!


そうか、今回もVIP待遇の特別席だったのですね。なんだかマシンも豪華です。

確か第1弾の再販の時(一番上のリンクの記事です)も階段の下に特別に設けられたスペースに置かれていたのですね。


気付かずあやうくスルーして帰ってしまうところでした……危ない危ない。


ガチャマシンは2階建てのものが2基……つまり、4台あり、そのうち2階部分の2つが「だんごむし3」だったのですね。あんまり上手く撮れませんでしたが。


そしてどういうわけかガチャマシンのさらに左側はテーブルが置かれており、その上にはガンプラの箱がうずたかく山積みに。

……イマイチどういう状況なのかわかりませんが、左側のだんごむしマシンにもたれかかるようにして小さな女の子が一所懸命ガンプラを弄っているのですね。


……どうやら10連休を記念してガンプラ祭りをやっているようです………?


……よくわからないのですが、なんにせよマシンの1階部分は全然違うのが入っていたのですね。

……ここも「だんごむし」だったのが売り切れたのだろうか……。

 

……そうだ……!


……マシンを見つけて浮かれたのもつかの間……ここで新たなる不安要素が首をもたげるのですね。


これ、一体いつからあったのだろうか……。


私の考えていた「2週間後に出現」という予測は、どうやら完全に外れてしまったのですね。

というより、大分遅かった気がするのですね。(※)


……中身は無事なのでしょうか。

ここで「マシンはあったけど中は空だった」などとなってしまってはシャレになりません。


急いで中身を確認します……おそるおそる。


すると………やった!

まだそれぞれ半分がとこ残っています!!


ですが右と左とで偏りがあるらしく……見たところ右側は白と黒ばかりなのですね。


フチゾリが欲しいならおそらく左がねらい目であると思われます。


とりあえず、マシンの上には例の如くこのような表記がありました。

 

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………「お1人様2回まで」……。


このマシンが一体いつからここにあったのかは定かではありませんが、ひとつ確実なのはこの札があったおかげで今の今まで中身が売切れることなく守られていたということなのですね。

なんと……たった1枚の札のおかげで、私は今こうして「だんごむし3」に出遭うことができたのですね!


「だんごむし3」と私をめぐり合わせてくれたこの札に感謝!!……なのですね!

私もこの表記を守って2回だけ回すのですね!

 

※2019/5/5追記

一番下で予告している通り(?)、結局2日後にもう一度行ってみたのですが……既に「だんごむし3」はマシンごと消滅していたのですね。

一体マシンがどこに行ったのか不思議なのですが、2日で売り切れてしまうほどの減り具合なのですからたいしたものです。

私が来た時に半分残っていたということは、まだ置かれてからそんなに時間が経っていなかったのかもしれません。もしかするとこのマシンは私が行った時の直前に設置されたものだったのかも。

……つまり、私の予測は案外当たっていたのかもしれないのですね。

 

ちなみにガンプラテーブルも消えていました……なんでだろう


かんじんな時に両替できない!?

とりあえず……まずは百円玉が無いので、両替してきます。


両替機は先ほどの「地下のガチャコーナー」の近くにあるのですね。


手持ちの五百円玉2枚を入れて……いざ百円玉に両替……と思いきや……あれ。


……1回両替したところで両替できなくなってしまいました……。


ふと見ると「両替中止」の緑のランプが明々と点灯しています。こ、これは…………。


……おそらく両替機の中の百円玉が無くなってしまったのですね。


これはいけません……これでは1回しか回せないのですね!

せっかく店員さんが「2回」というチャンスをくれたのに、これではまっとうできません!


どうしよう……レジで頼んで両替してもらおうか知らん。

……いや!ただでさえ忙しい店員さんに余計な仕事を増やすわけにはいかないのですね!


こ、これは………困りました。

仕方が無いから1回だけ回して帰ろうか知らん……。


などと諦めかけた時、私の脳裏に希望の光がパッと閃きました。


そうだ、両替機は1階にもありました!

さっき何の気なしに通過した入り口のところのガチャコーナー……あそこです。

ガチャコーナーあるところに両替機あり!なのですね!


……と、いうわけで!

急いで登って両替してくるのですね!


……ここはちゃんと両替できました!

出てきた百円玉五枚を握りしめて、いざ地下へ戻ります!


……状況に変化は………ありません!


よし、それでは……いよいよ……回します!


……もちろん左のマシンです。

幸いなことにガンプラの女の子がそれに気づくことはなかったようです(?)。


まずは1個目。


……いきなりヒットです!

噂の新種!フチゾリネッタイコシビロダンゴムシなのですね!


次。

……安定のアルビノ白団子が出ました!やった―――――!!!

 

………………………………以上です!

 

もう2回回してしまったので、これ以上回すわけにはいかないのですね。


でも……なんだか物足りない気がします。


白団子を引いておいてこのようなことをいうのはアレですが……、ダンゴムシと言えば黒団子なのですね。

ですが肝心の黒団子が今回は出なかったのですね……。


………ゼブラは…………まぁいいか。


………、なんにせよ、フチゾリちゃんと白ちゃんが出たのは大きな収穫なのですね!

ここで満足せずして一体何に満足できるというのであろうか!

というわけなので、私は意気揚々と戦利品の2匹を引っ提げ、ヨドバシさんを去ることにしたのですね。


ヨドバシついでにブックオフ

……ですが、まだ帰りません。

そのまま帰ってもよかったのですが……せっかく町田まで出てきたのですから、もう少し寄り道していきたいのですね。


なのでちょっと……近くにあるブックオフさんにも行ってみたのですね。


……なぜブックオフかというツッコミが来そうです。


実は「だんごむし」シリーズは転売が多いことでも知られているのですね。

なのでもちろんブックオフさんに行く理由は、「今回ももうすでに転売されているだろう」だとか、「それを利用して足りない子を揃えてやろう」だとか、そのような邪な動機に決まっているのですね。


……ですが、残念ながらありませんでした……。


おそらくさすがにまだ早すぎたのでしょう。

第2弾の「グレー」と第1弾の「黒」(珍しく単品)はありましたが、第3弾は1つも無かったのですね。


きっともうしばらくして……おそらくヨドバシさんのマシンが空っぽになる頃になれば、ここでも「だんごむし3」を売り出すものと思われます。


なんにせよ、この日はその代わりにこのようなものを見つけたのですね。

 

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……全然関係ありませんが、古生物のフィギュアなのですね。


これはウミサソリ三葉虫です……ウミサソリは「アクチラムス」かな?

それに一体何なのでしょう、このカタンビワハゴロモの頭のようなデザインの三葉虫は。


……説明書も何もついていない上にメーカーさんもわかりませんでしたから(どっかに書いてあったのかな)、このフィギュアの正体はよくわかりませんが、なんにせよウミサソリの方はプテリゴトゥス科の1種であることは間違いありません。

プテリゴトゥス科はみんな似たような形をしていますし、復元する人によっても微妙に誤差がありますから、復元だけ見て識別するのは難しいのですね。


ええ、まぁ、買いませんでしたけど。

ウミサソリの方はクオリティがいまいちなのですね……。

せめてヒレになっている後ろ足は胴体と一緒くたにするべきではないかと……。


三葉虫の方はなかなかの高クオリティでした。買いませんでしたが……。


……後で調べたらこちらは「チョコラザウルス(第1弾)」の「プシコピゲ」という三葉虫であることが判明しました。

味覚糖さんの食玩のシリーズですが……フィギュアを作っているのはあの海洋堂さんなのですね。どおりでクオリティが凄まじいはずです。


なんにせよ三葉虫は1万種類もいるので、私も何が何だかよくわからないのですね……。


開封の時間だよ

……なんだか話がプシコピゲの方にずれてしまいました。

いけません……今日の主役はあくまでダンゴムシなのですね。


さて、2匹をお持ち帰りした後は、お待ちかねの(?)開封タイムなのですね!


とりあえず、私が手に入れた2匹はこの子たちなのですね。

 

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………なんだかいつもと様子が違うのですね。

フチゾリちゃんのビニールにはなにやら「開き方」の説明書きが書かれています。

 

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…………これ、多分他の子と同じ手順なのですが……形状が違うからまた勝手が違うのか知らん。


……なんにせよ、皮をむくとこんな感じなのですね。

 

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……心なしか白ちゃんの閉じ具合が左右でずれている気がします。

第2弾以降で関節の可動範囲がかなり広くなったため、ポージングにも幅ができ、結果として丸まった時にも誤差が出るようになったのだろうか……。


などと考えていたら、答えは中にありました。

 

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……なるほど、毎回恒例の「だんごむし新聞」(という名の取説)が挟まっていたからずれていたのですね。


この新聞もしっかりデザインが一新されているようです。

少なくとも紙の質と色がより新聞らしくなったのですね(?)。

また挟まり方が第2弾の時と違うということに気付いたのは、おそらく私がマニアックだからなのでしょう。

 

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新聞を取って足を広げるとこんな感じなのですね。裏面のデザインは第2弾からそのまま引き継がれているようです。


白はなんとまぁ綺麗な色です。

公式サイトの試作品の写真では透けていたので、第2弾の「クリアオレンジ」のように透明なのかと思っていたのですが、透明というより真珠のような光沢のある色に仕上がったのですね。


……第1弾の「白」と区別するためにも、ここでは「白パール」と呼ぶのですね。


フチゾリの足は細くて小さめです。

表だけでなく裏側も、本当にすべてが新しく作られた新しいデザインのパーツなのですね。

製作者側は相当苦労したに違いありません。


ただ、足の付け根部分の関節の穴と、足そのものの太さとがちょっと合っていない気がするのですね。

本来なら足を広げるとこの穴と足の付け根とがかみ合ってカポッとロックがかかる感じなのですが、フチゾリはちょっとそれが緩い感じがします。


おそらくパーツのデザインが変わっても穴の大きさは元のままなのかもしれません。

足が細くなっているのに穴は大きいままなので、いささかゆるくなっているのかも……?


ですがこれはそれほど問題にはならないでしょう。

 

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表側はこんな感じなのですね。


フチゾリの方は少し小ぶりな印象です。

てっきりフチが反っている部分が+アルファで追加されて大きくなったのかとばかり思っており、それゆえに「カプセルマシンから引っかからずにちゃんと出てくるのだろうか」などと不安だったのですが……実際は逆に「凹んでいる部分が削られた」ということだったようです。


……三葉虫に見えるのは私だけか知らん。

と、いうよりヘルメティアだろうか……。


……………クアマイアかもしれないけど。


このダンゴムシのタイプは恥ずかしながらこの「だんごむし3」のサイトで初めて見たのですが、どことなくカンブリアンな雰囲気がします。


きっと先ほどプシコピゲを見たせいでそう思うのでしょう。

 

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目が丸くて可愛いのですね。「白パール」と比べてみるとその違いは一目瞭然です。


また、なんとなく他の子に比べて体が上の方に「反る」感じがします。

つまり、背中方向への可動範囲が増えているようなのですね。これは意図的なものなのだろうか……それとも偶然の産物なのか……。


それと新聞にはダンゴムシは大きく分けると3グループ」とあり、都会のオカダンゴムシ、山林のコシビロダンゴムシ、海辺のハマダンゴムシ、それぞれのグループが紹介されているのですね。


実際ダンゴムシは大きく分けてオカダンゴムシ科」「コシビロダンゴムシ科」「ハマダンゴムシ科」の3つに分かれるので、きっとそのことなのですね。


……オカダンゴムシ科はこのシリーズのいつもの子たちですし、コシビロダンゴムシ科も今回「新種」として登場したのですね。


………と、いうことは……次回(第4弾以降)では「ハマダンゴムシ科」が出現するのかも……!?


……なんだか色々なことをにおわせている新聞なのですね。

こうやってあれこれ色々と妄想できるのもシリーズもののガシャポンの醍醐味なのでしょう、多分。

 

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それから、何かと引き合いに出されそうな(?)第1弾の「白」と「白パール」との比較なのですね。


両方ともアルビノオカダンゴムシであり、元はと言えば同じもののはずなのですが……この違いって……。


……進化……したのですね。


きっと技術が進歩し、同じ価格でこの差を実現できたに違いありません。

 

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裏面が一目瞭然なのですね……。


……なんとなく「白パール」の前だと「白」がかすんで見えてしまう気がするのですね……。


……でも、「白」は私にとっては大事な「だんごむし」ですし、第1弾のレアであった「白」を初めて引き当てた時の感動もちゃんと覚えているのですね。

なので「白」も「白パール」も、どちらもそれぞれの魅力がある、ちがう「だんごむし」なのですね。


なんにせよ「白パール」は複眼のカラーリングが第2弾のアルビノである「クリアオレンジ」からも変わっているようです。

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歴代「アルビノ」だんごむし(のアップ)。

……これは………単純に塗料が変わったのか知らん……。


なんとなくキラキラしていてデラックスな感じがする色なのですね。

 

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第2弾の子たちと並べてみました。

ぜんぜん違和感がありません。


ダレが第何弾出身なのかは、おそらくカタログを見たことがなければわからないのですね。

 

また素晴らしい仲間が増えて……バンダイさんには感謝するしかないのですね。


「お1人様2回まで」の意味は……

ところで、ひとつ気になることがあったのですね。


ヨドバシさんのあの貼り紙……「2回」とは「1日2回」という意味でしょうか、それとも「この入荷分で2回」ということなのでしょうか……。


……………もし「1日2回」という意味なら、次に行くときはまた2回回せるのではなかろうか………。


……などと考えてしまう私は非常に往生際が悪いのですね。


……………もう1回回したい場合はやっぱり次回入荷を待った方がいいのだろうか……。


うーん……悩みは尽きませんし、まだ2匹残っている以上私の肩の荷も下りませんが(?)、なんにせよ今回「白パール」と「フチゾリ」が来たことは大きな収穫なのですね。


ヘンな三葉虫と出会うこともできましたし……私としては今回のお出かけはとても満足できたのですね。

この2匹は今までの仲間たちと一緒に飾っておくことにします。


……場所がそろそろアレなので……お片付けをしなければ……。


とりあえず、明日はお休みなのでまた町田に行ってみるのですね。


…………また買う気満々じゃん!

イカとタコのスミ?前回のチコちゃんを見てふと気になったこと

あのスミはどれほどあるのだろうか

私事で大変恐縮なのですが……。

ちょっとここ何日かが多忙でして、しばらく更新が滞ってしまっていたのですね。

このブログ、基本的には毎日更新するものなのですが、とりあえずしばらくは2日に1度の更新で様子を見てみようと思います。


さて、先ほど先日の「チコちゃんに叱られる!を見ていたのですね。

……普段はリアルタイムで見るのですが、当日暇が無かったので録画しておいたのですね。


この番組は毎回身近で素朴な疑問をチコちゃんがゲストの方々に出題することで知られていますが、今回も例の如く身近な

「なぜイカスミは食べるのに、タコスミは食べないのか」

という問題が出されたのですね。

ことの詳細はこちらのサイトさんで詳しく解説されていますので見ていない方々にはこちらを参照していただくとして……。

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番組では国立科学博物館の名誉研究員である窪寺恒己(くぼでら つねみ)先生が解説してくれているのですね。


……科博………。

私がこの前行ってきたところなのですね。

もう一度行こうとリベンジの機会を探っているところですがなかなかチャンスがないのですね。


なんにせよ、最終的には

 

  • タコスミは不味いから料理に使われないという話もあるが、イカスミよりタコスミの方が(成分的には)美味しいので、味の問題ではない。
  • スミを取り出す時は墨汁嚢いわゆる「墨袋」ごと取り出すが、イカは墨袋が取り出しやすいのに対し、タコでは取り出しにくいので、イカスミの方が料理に使われているのではないか……。


……という結論に至ったのですね。


番組では「分身のイカ、煙幕のタコだから」と取り出しやすさとは関係の無いことが結論として言われており、また取り出しやすさに関しても割と「多分こういうことなんじゃない?」的なノリで締めくくられていてそうだと断定はしていなかったので、本当にそういうことなのかはイマイチわかりませんがとりあえずそういうことにしておきましょう。


なんにせよ、番組では元気に泳ぎ回ってスミを吐くタコやイカの映像が流れましたが、ここできつねは他の事が気になってしまったのですね。


………これ、一体どれくらい吐けるものなのだろうか……。

そして一度吐いたスミは一体どれくらいで「補充」されるのだろうか……。


見る限りではイカもタコも一度にかなりたくさんのスミを吐いてしまうのですね。

おそらくは体の中の墨袋がほとんど空っぽになってしまうくらい出していそうです。


そしてスミというのは体から分泌される物質だと思いますから、普段摂取する食べ物の中から適当な成分を合成して少しずつ墨袋に溜めていくのだと思うのですね。


………熱帯・亜熱帯に生息する「サソリモドキ」という虫は、敵に襲われて危険を感じると相手の皮膚を溶かすほど濃いお酢を噴きかけて身を守ることで知られていますが、きっとアレと似たようなものなのでしょう。

サソリモドキのお酢は一度に2回まで噴き出すことができる……というのをどっかで読んだような気が……するのですが、アレはどこだったかな。


なんにせよおそらく……いや、絶対間違いなく、イカタコのスミも一度に繰り出せる量には限界があり、また一度使ってしまうとまた元通りに補充するのにもそれなりに時間がかかるものと思われます。


というわけで、それを調べてみるのですね。

まず、ブレないようにナニを調べるのかをここで定義しておくのですね。

ここでは

  • 墨袋の容量
  • 一度吐いてしまうと一杯になるまでどれくらいの時間がかかるのか

の2つについて、ちょっと調べてみようと思うのですね。

 

タコとイカ

さて……。

墨袋うんぬん以前に、何よりもまず先にタコとイカについて知らなければならないと思うのですね。


というのもきつね、貝の類については本当に何も知らないのですね。

先日も「つぶ貝」の正式名称が「アヤボラ」だということを知ったばかりですし、おつまみのつぶ貝の中に顔が入っているのを見て、またそれがあまりにもカタツムリの顔に似ていたので、陸の巻貝と海の巻貝とでこうも似ているものなのか、いやそれもそのはずか両方とも巻貝なんだから、と一人で勝手に納得してしまったばかりなのですね。


とりあえず、まずは彼らについて調べているうちに、墨袋の謎も自然と解明されていくのではないかと思われます。


……と、いうわけなので、まずは系統樹の上の位置から調べてみたのですね。


まず、イカというのは分類学的には

動物界-軟体動物門-頭足綱-鞘形亜綱-十腕形上目

……に属する貝類の総称なのですね。

この下にさらに

コウイカ
ダンゴイカ
トグロコウイカ
開眼目
閉眼目

……などの「目」が続くようです。


……なんだかこの時点で既に前提を誤ってしまった感じがするのですね。

一口に「イカ」と言っても、これほど多くの「目」があるとは……。

「目」の下には当然「科」があり、さらにその下には「属」、それらを突破してようやっと「種」があります。

目だけでこれほどたくさんあるのですから、「種」に至ってはきっと凄まじい数存在しているに違いありません。


つまり、おそらく私の調べようとしていることは、「種」によっては全然違う答えになってしまうのですね。


さらにイカ以外にも、今回はタコがいます。

タコとは

動物界-軟体動物門-頭足綱-鞘形亜綱-八腕形上目-八腕目(タコ目)

に属する貝類のことで、この下に

ヒゲダコ亜目
マダコ亜目

という「亜目」が属しているようです。


……今度は「亜目」なのですね。

なんとなく分類階級がいい加減な気がしないでもないですが、生物の分類とは基本的に発見者がするものであり、また人によって「目」だの「亜目」だのの階級の位置づけが割と曖昧なので、このような現象は割と日常的に発生してしまうようです。


きっとイカとタコは、分類した人が別人だったのですね。


なんにせよ、イカは「上目」、タコは「目」……なのですね。


ですが両者に共通しているのは遠い昔に貝殻を捨て、身軽になったということなのですね。

イカは体の中に小さくなった貝殻が入っていますが、タコは完全になくなってしまっているようです。


……イカタコのご先祖様と思しき「ネクトカリス」という貝類は、5億年以上前のカンブリア紀の時点で既に貝殻を持っていなかったので、イカタコにはそもそも最初から貝殻なんて無くて、貝殻を持つものは後になってから殻を発達させ、持っていないものはさらにその後で二次的に退化させたのではないか……。


……などという説もありますが、ややこしくなるのでとりあえずここでは「イカタコは元々貝殻を持っていたが、邪魔なので脱ぎ捨てた」という従来の説を採用することにします。


それにしても海の中をアクロバティックに泳ぎ回ったりスミを吐いたり……同じ「貝殻を捨てた貝」であるウミウシやナメクジとはえらい違いですが、きっとこれが頭足類の魅力なのでしょう。


なんにせよ彼らの仲間……頭足綱の貝には基本的には墨袋が装備されているのですね。

 

墨袋について

さて……イカタコについてわかった(?)ところで、墨袋についてです。

いちおうWikipediaさんの解説を見てみたのですね。

ja.wikipedia.org


………………………こ、これだけ…………。


う~ん、具体的にどれほどのスミを蓄えておけるのか、とか、吐いた後はどれくらいの時間で元通りに戻るのか、とか、そういう肝心なことは案の定書かれていないのですね……。

とりあえず、スミが黒いのはメラニンが入っているからなのですね。

また深海には光るスミを吐くものもいるのだそうです。


……そして私が別途調べたところ……イカタコのあの黒い液体は日本語では「スミ」と呼びますが、英語でも案の定「ink」というそうです。


…………至極どうでもいいですね。


オウムガイはスミを吐くのか

……なんだか忘れています。

頭足類と言えば……イカタコ以外にもいるのでした。


代表格と言えばやっぱりオウムガイ!


オウムガイは

頭足綱-オウムガイ亜綱

に属する頭足類で、こちらは名前のとおりちゃんと貝殻を着ているのですね。


そのためかイカタコに比べると動きが鈍いようで、イカタコとは違って生きている魚を追いかけて捕まえることはできないのですね。


そのためもっぱら死んだ魚や甲殻類などが脱皮した殻を食べて暮らしているようです。


……いわゆる「腐肉食」なのですね。


この仲間で最大と言われているのが4億7000万年ほど前のオルドビス紀に生息していた「カメロケラス」という真っ直ぐな貝で、その大きさはなんとロンドンの二階建てバスの屋根の上に載せてもまだはしがはみ出るほどなのですね。


カメロケラスはその貝殻の巨大さゆえにあまり素早く動くことができなかったようですが、オウムガイもそこは同じなのですね。


また、オウムガイには墨袋は無いのだそうです。


………スミは吐かないのですね。

きっと身を守る手段として貝殻があるため、あんまりスミを出す必要が無いのかもしれません。


ちなみに貝殻の形状が似ているアンモナイトはオウムガイの仲間ではないので、もしかしたらスミを吐いたのかも……。


かんじんの墨袋の容量について

………いけない、なんだか話がとてつもなく脱線してしまっている気がするのですね。

こうならないためにせっかく冒頭で調べたい内容を仰々しく定義しておいたのに、結局脱線してしまうとはどういうことなのでしょう。


気を取り直して墨袋の容量と、またいっぱいになるまでの時間を調べてみたのですが…………


………、残念ながらわからなかったのですね。


………………一体何をやっているんだ……。


近いところ(?)までは行ったのですね。

0822kiseki.com

こちらのサイトさんにはコウイカのスミがどれほど濃いか」が検証画像付きで書かれています。

コウイカのスミは大量の水に溶かしても十分真っ黒なほど濃く、とても強力なのだそうです。


……が、かんじんの墨の量についてはさすがに何も書かれていないのですね……。


「1.5キロのコウイカのスミ」という表現が出てきますが、1.5キロというのはコウイカの重さであって、スミの重さではないと思われます。


………たぶん………。


また、このような記事がありました。

jungle-time.com

こちらのサイトさんによると「タコのスミは8グラム、イカのスミは13グラム」……なのだそうです。


スミが水と同じ比重だとすると(絶対ありえないとは思いますが)、それぞれ8ミリリットル、13ミリリットルということになります。


……割と少ないのですね。


………出自がネットの情報なのでイマイチアヤシイと書かれているのですが、私が調べものをするときは殆どをネットの情報に頼っているのでこの辺は問題ないのですね。


なんにせよ、どういうわけかこの類の情報を調べると生物のサイトではなくてお料理のサイトが引っかかってしまうのですね。

お料理の記事ゆえか、案の定ここにも「どれくらいでスミが再チャージされるのか」については書かれていないのですね……。


謎は謎のまま……置いておいた方がいいのかも………しれません。

タコやイカは一部の種を除き正確な寿命すらまだ知られていないようですから、きっと墨袋についてもあんまり研究が進んでいないのでしょう、多分。


きっとここから先は侵してはいけない研究者の領域なのではなかろうか……。


というわけなので、私もこれ以上詮索するのはやめておくことにするのですね。


「なぜイカスミは食べるのにタコスミは食べないのか」の答え

………ところで……、イカタコについてざっと調べるのに、例の如く最初にWikipediaさんの記事を読んだのですね。

こちら、タコのページなのですね。

ja.wikipedia.org


……そうしたら、「生物的特徴」の項目の真ん中の方に、このようなことが書かれていたのですね。


「タコ墨はイカ墨より美味しくないため料理に適さないと言われるが、実際はタコ墨の方が旨味成分であるアスパラギン酸グルタミン酸等のアミノ酸を豊富に含む。タコ墨が料理にあまり用いられないのは、イカ墨と比べて墨汁嚢が取り出しにくく、さらに一匹から採れる量もごく少量であることが理由である。」


………答え書いてあるじゃん!!

そういえば先ほどのサイトさんにも「タコスミは取り出しづらく、コスパが悪い」と書かれていた気が……。


……答えが見つかりました。


……ですが、これは「チコちゃん」の問題の答えであり、私が知りたい答えではありません。


………もう諦めよう。


……何にせよ……イカタコ、身近なようでいてかなり知らないことが多すぎるのですね。

生物の世界は奥が深すぎます………。

平成最後の日!案の定日本各地でお祭りが

平成最後のお祭り


早いもので、気付けばもう今日は4月の終わりなのですね。

同時に、平成が今日で終わるのですね。


昭和から平成になった時とは違い、今回は天皇陛下がご存命ですから、国中で自粛ムードになっていたりすることもなく、それどころかむしろ明るいムードでお祭り騒ぎになってさえいるのですね。

そのさまはまるで元号の変わり目という「スペシャルなお正月」が来る前の、「デラックスな大晦日といった感じなのですね。


さて……元号が発表された時もそうだったので、こうなることはわかりきってはいましたが、案の定今回も各地でちょっとしたお祭りが巻き起こっているようです。


日本各地で粛々と……平成が令和に変わる

当然なのですが、新聞やテレビなど色々なメディアで岐阜県関市の平成村が紹介されているのですね。

この村の最寄り駅である(?)道の駅平成には、案の定人が押し寄せたらしくにぎわいが続いているようです。


ここでは「平成」にちなんだ「平成ラーメン」「平成弁当」「平成しいたけ」「平成メモ帳」「平成→令和クリアファイル」などの平成グッズが売られているのですね。

それどころかなにやら「平成(へいせい・へなり)の空気缶」なるいわゆる「空気の缶詰」が、300個限定で売り出されているようです。


中には平成の五円玉が入っており、新しい時代へのご縁がありますようにとの願いが込められているようです。

prtimes.jp


……先ほどテレビで見ましたが平成の皆さん(たぶん)が手作業で一つずつ缶に空気を入れているのですね……。

お値段はお一つ1080円(税込)なのだそうです。


こ、これは………

お買い得……なのでしょうか……。


平成の五円玉ですから、もちろん昭和の2年間だけに限定的に生産されていた筆字で書かれた五円玉、いわゆる「筆五」ではないのですね。

おそらくちゃんとお浄めされたご利益のありそうなピッカピカの五円玉かとおもわれます。


製造風景をよく見るとちゃんと五円玉が(材料として)脇に置かれているのですね。

www.gifu-np.co.jp

 

 ああ………こりゃすごいや……。

とっても楽しそう……なのですね。

 

…………次へ行きましょう。

 

 

意外にも「平成」という名前を持つのはここだけではないようで、熊本県を走るJR豊肥本線の駅にも「平成駅」というところがあるのですね。

案の定平成最後の日にここを訪れ、記念撮影をしたり切符を買ったりした人が多くいたそうです。

また記念のスタンプもあるのですね。


また広島県尾道市の老舗のかまぼこ屋さんでは、30個限定で「令和かまぼこ」なるものが発売されたようです。

……イカ墨で「令和」の文字が描かれているのですね。

当初は30個限定だったそうですが、案の定(?)瞬く間に完売してしまったため、これでは足りないと気付いた店側が直ちに追加生産を行ったのだそうです。

www.fnn.jp

 これはなかなか可愛い………にゃ。


……………ざっとこれだけ見ただけなのですが……本当に各地で平成・令和ブームになっているのですね。

おそらく今夜には平成→令和の変わり目を迎えるカウントダウンイベントに始まり、午前0時をまたぐようにしてNHKの特別番組「ゆく時代くる時代」が放送され、それから平成時代の締めくくりにこの時代の108つの煩悩を取り除く「スーパー除夜の鐘」が日本各地で厳かに鳴り響くに違いありません。

 

……………………冗談です。

 

なんにせよ、平成初の天皇陛下ご存命下での改元イベントのため、日本各地でかつてないほどの改元ムードになっているということに相違ありません。

そのムードたるや、既にあらぬ憶測を呼び起こしてしまっているようで、この「令和」という元号そのものも、一般庶民から貴族までが皆等しく作品を投稿して作り上げた日本最古の「同人誌」である「万葉集」に由来していることから、「一億総活躍社会」を表すものであり、またこの令和にしようと決めた当の安倍首相その人が、「一億総活躍社会への想いをこめ、またそれを体現するために令和という名前を選んだ」のだ………などという噂が現在まことしやかに世間を騒がしているのは周知の事実でしょう。

 

みんなこんなに大騒ぎして……こんなのただの噂なのに。

……いや、本当か……。


まぁ、私個人としては令和が一体ナニを体現していようが大して関係なく、今までと同じようにこの社会の片隅で己の居場所を探し求めながら一日一日を大切に生きていくだけなのですが……。


令和には……希望がある?

………なんだか今日はあまり筆が進まないのですね。

というより、我ながら文章が暗いのですね。


やはり私は政治や社会の関連の話になるとイマイチテンションが上がらないようです。

既に文面に思い切り「棒読みの香り」が漂ってしまっているのですね……。


いけません……これでは昔学校でよく見た全校生徒を一時に退屈のどん底にたたき起こす凄まじい破壊力を持つアレ………「校長先生のスピーチ」と大差ありません。


きっと雨降りだから憂鬱な気持ちなのでしょう。


なんにせよ、新しい時代を迎えるにあたり、皆さん色々と抱負を抱えていることと思います。


……私個人としましても、令和は希望溢れる時代になって欲しいと思うのですね。


というのも、平成には希望と言えるようなものが何も無かったのですね……。

 

ご存知の通り、昭和の後半には高度経済成長時代という大きな樹がぐんぐんと成長を続け、枝を伸ばし、葉を茂らせていきましたね。

そして最後の最後にバブルという花を咲かせたわけなのですが、その花は(平成になったとたん)あっという間に散ってしまい、またそれに伴い今まで散々成長を続けていた国民の希望ともいうべき大木が、途端にその成長を止め、希望どころかむしろ重荷になってしまいました。


……きっと高度経済成長時代という大木はあっという間に散ってしまう桜の木だったに違いありません。


なんにせよ、「希望の大木が絶望に変わった」日本ではどんどんと景気が失速し、またそれに伴って非正規雇用なる「現代の奴隷制度」が生まれ、貧富の格差やデフレが蔓延していき、それゆえに自分たちは希望の大木の分泌する甘い樹液を啜っておきながら、結果として後の世代には負の遺産だけを残して希望の大木を枯らしてしまった「バブルのころに浮かれていた世代」たちはその後の若い世代から激しいバッシングの嵐を浴びせられるハメになったという話は、皆さんも記憶に新しいでしょう。

……デフレそのものは個人的にはそんなに悪いこととは思いませんが、貧富の格差は深刻なのですね。


国民みんなの持っているお金の合計そのものはこの30年間でほとんど2倍にまで増えているのに、今や若い人の5分の1が貯金0とは一体どういうことなのでしょう。


彼らが持っていない分は一体どこにいったのでしょうか。


要するに、持っている人と持っていない人との差が広がっただけなのですね。

 

ああ…………。

……希望の木ではなくて、今度は格差の木が育ってしまったのですね。


……それが、私の覚えている平成なのですね。


恵まれている人は自分が恵まれているということにすら気づきませんし、自分たちより「下」がいるだなんて夢にも思わない。

恵まれていない人は「上」の方にいい暮らしをしている人たちがいると漠然とわかってはいても、自分には関係のないことだと諦めてしまっているし、最初から「努力すればそのようになれる」という考えすら無い。まぁもちろん、努力なんてしたってなんにも変わらないわけですし、そもそもこんな状況でナニをドウ努力すりゃいいんだよって話ですから、そんな今は亡き高度経済成長時代のように考えること自体がむなしいだけなのですが。


そして両者の間は高い高い壁というよりもむしろ深い深い地割れのような構造物によって分断されており、永久にその差が埋まることはない。

格差が完璧に固定され、既に古き良き時代の「士農工商」制度のような階層社会が出来上がってしまっている。


……要するに、下の方にいる人たちはどんなにがんばっても上に上がれないし、上の方にいる人たちは大して努力もしなくても現在の水準を維持できる。


(お金を持っている)「上」の方の人たちがこの問題に気づいて行動すれば何とかなりそうなものですが、問題なのは彼らが「下」の方の人たちの存在に気づいてすらいないか、もしくは気付いていたとしても殆どが見て見ぬふりをしているため、一向に状況が良くならないのですね。


……一体何なのでしょう、この閉塞感は。


ですが昭和もバブルも知らない私が覚えているのは、そのような歪んだ平成時代だけなのですね。

 

あああああ………一体何だったのだろうか、私にとっての平成って……。

私を育ててくれたありがた~い時代のはずなのですが……素直に「ありがとう」と言えないのですね。

結局何もできずに時代だけが終わっていく……時だけが過ぎていく。何とも言えない無力感なのですね。

 

まぁ、日本企業で常態化していたパワハラが表ざたになってバッシングを受けたり、LGBTの存在が幅広く認められたり、日本人は働き過ぎだという海外から見ればごく当たり前なのに当の日本人が全然気づいていなかった事実にようやく日本人が気付き始めたりして、いろいろと改善の兆しが見え始めたことは平成の進歩と言えるかもしれませんが、これは平成も終わりを迎えるつい最近の話ですし、おそらく残りの殆どが令和の話なのですね。

きっと後の世の人たちからは「平成=パワハラが酷かった時代」「令和=パワハラが改善された時代」と認識されるに違いありません。

 

……なんにせよ平成の生み出した良いものは何かと聞かれてもイマイチ微妙としか言いようがないのですね……。

むしろ負の側面の方が大きく見えるのですね。


だからせめて次の時代は……このようなことにはならないと良いのですが……。

と、いうより、平成が生み出したこれらの格差が無くなっていくと良いのですが……。


歴史に詳しい人の中には、元号が変わると人々の気持ちがリセットされ、新しい抱負が生まれるので、本当に新しい時代が訪れる、という人もいます。

おそらくこれまでの時代はそうだったのですね。結果として平成は、文字通り日本が「平和に成った」ので、戦争の無い平和な時代となったのですね(少なくとも国内は。他所の国は言わずもがなですが……)。


令和は……どうなるでしょうか。

きっとそれは私たちの手にかかっているのですね……などと当たり前で至極無難なことを言っておくにとどめておきましょう。


ともあれ、令和もよろしくお願いします。

色々と書きましたが、令和がどのような時代になっても、私はここで一日一日を大事に生きていくことに変わりはないのですね。

またこのブログも続けていきます(というよりまだほとんど始まったばかりですが……)。


なんにせよ、令和もきつねとべっつりコーラのブログをよろしくお願いします。


………そもそも見てくれている人がどれくらいいるのかは甚だアヤシイですが………。

非常識にもほどがある?コロンビアで発見された小さなカニの破壊力

奇妙なカニの化石発見

……このブログ、毎日更新をするものだったはずであり、また初めて半年ほどの間は順調にそれを続けていたはずなのですが、なんだかんだで4日間も更新をさぼってしまったのですね。

おかげでせっかくの連続投稿記録が台無しです。

いや、他にやることがあったのだから仕方がない……と割り切ることにしましょう。

むしろもう更新頻度を見直した方がいいのではないかしらん……。


さて、世間一般では10連休と言われている今日ですが、私には関係ありません。


とりあえず、けさいつも通りというか4日ぶりにニュースを漁っていたのですね。

そうしたらなにやらナショジオさんのサイトで面白そうな記事を見つけたのですね。

headlines.yahoo.co.jp


「常識覆す奇妙なカニの化石を発見、カニ界に激震」……。


いわく、今までの「カニ」という生物の常識を覆してしまうイレギュラーなカニが発見された……とのことなのですが……カニって……。

なんだか大阪のかに道楽はじめとする全国のカニ料理の業界の話かと思ってしまいます。


ですがカニ料理屋さんの話ではなくて、コロンビアで9000万年前のカニの化石が発見されたという話でした。


9000万年前といえば白亜紀の真っ只中ですが……化石では食べられませんね。


またそのカニがこれまで発見されていたどのカニとも違う姿をしており、文字通り「奇妙なカニだったのだそうです。


奇妙なカニ…………

…………………アノマロカリス………なのですね。


今からおよそ5億4200万年前に始まったカンブリア紀において海の生態系の頂点を極めていたご存知カンブリア紀のアイドル、アノマロカリスの名前は古代ギリシア語に由来するラテン語「Anomalocaris」で、一般的には「奇妙なエビ」と訳されますが、「caris」は「エビ」とも「カニ」とも解釈できる単語なので、「奇妙なカニ」という意味も同時に備えているのですね。

彼らを表すグループ名である「ディノカリディーダ Dinocaridida」は「恐竜」ならぬ「恐蟹綱」と訳されますが、この時の「caris」は「エビ」ではなく「カニ」と訳されているわけですから何とも面白いのですね。

おそらく古代ギリシアにおいて「エビ」と「カニ」は同じ生物であり、両者の間に特に厳密な区別は無かったのでしょう。


…………話が脇道に反れてしまうのですね。


なんにせよこのアノマロ……じゃない、「奇妙なカニ」については4月24日付で学術誌「Science Advances」にて論文が発表されたようです。

このカニ……「奇妙な」というだけあってすごくヘンなカニなのですね。

あまりにもヘン過ぎて印象に残ったので、今日はこのカニについて書くのですね。

 

カニって何でしたっけ

さて……、奇妙なカニ云々の前に、そもそもカニとはなんでしたっけ。

たぶんそこを最初に押さえておかないと、このニュースのというかこのカニの「奇妙」のツボもイマイチ理解できないと思いますし、一体どれほどスゴい発見なのかもわからないと思うのですね。


と、いうわけなので、まずは「カニ」というもの全般について書くのですね。


そもそも「カニ」とは分類的には

動物界-節足動物門-甲殻亜門-軟甲綱(エビ綱)-真軟甲亜綱-ホンエビ上目-十脚目(エビ目)抱卵亜目(エビ亜目)-短尾下目(カニ下目)

………に属する動物のことをいうのですね。

………ヤシガニやタラバガニなどの「異尾下目(ヤドカリ下目)」に属する「例外」も、「カニ」の中には含まれていますが、厳密に言えば「カニ」というのは「短尾下目」のことなのですね。


いずれにせよ、「エビの中のとあるグループ」のことを「カニ」というわけであり、カニとはすなわち「one of エビ」なわけなのですね。

………本当にカニとエビには区別がないのですね。


また体の特長としては

  • 短い触角
  • ハサミ
  • 楕円形の甲羅
  • 眼柄(がんぺい)と呼ばれる棒の先に付いた眼
  • 歩くのに適した足、もしくはオールのような後ろ足
  • 3対のペンチのような口器(あご)
  • 尻尾が甲羅の下に折りたたまれている

………などが挙げられるのですね。

同じエビ目に属しており、また10本の足などエビとの共通点も多々あるカニではありますが、この辺りはエビとは大分違うのですね……。


カッリキマエラ・ペルプレクサ Callichimaera perplexa

さて、カニについてわかったところで(?)本題です。


新発見のカニももちろん「短尾下目」に属しており、学名を「Callichimaera perplexa(カッリキマエラ・ペルプレクサ)」というのですね。


名前の意味は「不可解で美しいキメラ」……なのだそうです。


「Chimaera キマエラ」ギリシア神話に登場する動物「キマイラ」のラテン語での名称なのですね。

また複数の遺伝的な要素が同じ個体に複合して入っている状態を「キメラ」などと呼びますが、その由来となったのがキマイラなのですね。


カニの幼生の特徴と成体の特徴とがごっちゃになっていることから、このような名前が付いたのだそうです。


どういうことなのかというと、リンク先の図を見て頂ければ一目瞭然なのですね。


このカニ、記事の2ページ目の動画を見るとわかるのですが、結構小さくて親指の先ほどしかないようです。

……既に3Dで復元されているのですね。

このモデル……3Dプリンターで印刷したらフィギュアにできないかしらん……。

是非とも台座付きで飾っておきたくなるようなデザインなのですね。


なんにせよこのカニ、復元図を見てもわかる通り、足が4本オールのような形になっており、海の中を泳ぎ回って生活していたようです。


……まるでウミサソリなのですね。

この時点でカニの常識から大きく逸脱しているような……。


ただ、ウミサソリや既存のカニの「ひれあし」は普通は「後ろ脚」ですが、このカニの場合は「前脚」なのが大きな特徴なのですね。


……きっと前輪駆動なのでしょう。


前輪駆動の動物でもっともよく知られているのは鳥類ですが、きっとこのカニのひれは鳥類の翼のようなものだったに違いありません。


他にも、

  • 眼柄が無い大きな目
  • 脚のような口器
  • 尻尾が折りたたまれていない

など、おおよそカニらしくない……と、いうより、普通のカニとは正反対の特徴や生態を持っていたようなのですね……あれ、カニってなんだっけ。


こ、これは………

まさしく「奇妙なカニなのですね。


というより、これはもうカニという範疇に含めていいものなのか知らん……。


素人目に見ても常識破り。ものすごい発見に違いない!

なんにせよこのカニ……私から見てもカニというものの常識を完全に無視しているのですね。


おそらく誰か幻獣(※オリジナルの動物)をデザインするのが好きな友人が、こんなカニをデザインして私に見せたら、私はきっと「ナニコレ既にカニじゃないじゃん」「お空飛んじゃってるよ!」「君は一体カニをなんだと思っているんだ」などとツッコミを入れたに違いありません。


この化石は全くの偶然から見つかったのだそうで、また発見した人も最初はカニの研究なんてしてみようとは思ってもいなかったそうなのですが、それがこのような大発見につながってしまうのですから、運命とはなんとも面白いのですね。


ともあれ、化石自体は割と簡単にたくさん見つかったそうですから、これはおそらく近縁種がこれから続々と見つかる可能性があるのですね。


なぜなら、生物の種というものはある特定のご先祖様が長い年月を経て少しずつ形を変えることで多様化していくのですね。

……つまり、ある1種類の動物を見つけたら、それと同じご先祖さまから生まれた似たような姿形の別の種類の動物が、必ずどこかにいるはずなのですね。

中にはツチブタのように他の近縁種は既に絶滅してしまい、今ではこれだけになってしまった、という生き物もいますが、それにしたって「絶滅種を含めれば似たようなのがいる」ということになります。


早い話が、「なまこポケモンナマコブシ1種しか存在しない」というポケモン的な現象は自然界では起こり得ないのですね。


そして、常識破りな姿をしているということからもわかる通り、おそらくこのカニは「短尾下目」までは他のカニ類と一緒だったとしても、その下に属する分類(上科や科)は全く新しい未知のものになると思われます。

これは短尾下目の中に隠された未知の領域(上科や科)があることを示しており、またこのカニはその領域を代表する種となることに間違いはないでしょう。


……つまり、今回の発見は単なる1種類の「新種のカニ」の発見にとどまらず、まったく新しい分類群……科……下手をすると上科……の発見ということになるのですね。

そして当然近縁種がいるはずですから、その新しい分類群に属するそのほかのカニが何種も存在しているということを示唆することにもなり、下手をするとこれからイモヅル式に他のカニが見つかる可能性もあるのですね。

また、このキメラな姿こそが「カニ本来の姿」であり、今生きているカニ達はそこからさらに進化して今の姿になっていった……という新しい可能性が浮上してしまう可能性すらあるのですね。記事を読んだ限りではなんだかもう既にそうなってしまっているらしいですが。


……キメラガニがカニのご先祖様に!

……これは文字通りカニ界にとっては大いなる進展であり、激震なのですね。


キメラガニの近縁種が一体どういうものなのかも気になりますが、現在のカニとキメラガニとの進化的な関連性も大いに気になります。

アフリカで見つかった新種の「古代ライオン」 そもそもこれはライオンなのだろうか

新種の「ライオン」の化石

昨日ちょうど絶滅した古生物をよみがえらせるというまるでジュラシックパークのような技術について書いたばかりですが……。

このたびなにやらまたしても新種の古代生物が見つかったようです。

www.afpbb.com


こちらはAFP通信さんの記事なのですね。

それによると、今月19日付で「古脊椎動物ジャーナル」という学会誌に論文が投稿されたようで、その内容はなんとアフリカのケニアで2300万年前の新種の肉食動物の化石が見つかったというのですね。

この動物、「超大型ライオン」などと呼ばれているらしく、スワヒリ語「Simbakubwa kutokaafrik(アフリカの大きなライオン)」という名前が与えれたのだそうです。


………これ、学名でしょうか……ぽいのですが。

スワヒリ語で名づけられた」とありますが、学名だとしたらスワヒリ語由来のラテン語扱いになるのですね。

学名は一応ラテン語命名するという決まりがありますが、実際はギリシア語に始まり英語やドイツ語、果ては中国語や日本語まで、いろいろな言語に由来する名前が付けられたりします。

そういう場合は「〇〇語由来のラテン語という扱いになるので、おそらく今回もそのパターンなのでしょう。


なんにせよ、この巨大ライオン、一説にはどうやらホッキョクグマよりも大きかったのではないかと言われているようです。


……見つかったのはごく一部の歯や骨だけであり、全身骨格ではないらしいのですが……きっと大きかったのでしょう。


……たぶん……。


古代ライオン

さて、巨大ライオン……既に復元図まで描かれているのですね。

……きっと発見された時期そのものはもうずいぶん昔で、今の今までの間に論文を執筆するのと並行して絵師さんが一生懸命復元図を描いていたに違いありません。


毎回「体の一部しか見つかっていない動物」の復元図を見る度に思うのですが、一体どうやって一部だけで全身の復元図を描いているのだろうか……。


………この際そういうことは気にしないでおきましょう。


きっとイロイロな科学的見地から判断した結果、こんな風な姿だということがわかったのでしょう。

ネコ科動物は既に現存種だけでもかなりの数が知られていますし、また同じネコ科なら体のつくりも大体似たようなものですから、そこからある程度類推できるものと思われます。


なんにせよかなり精巧なイラストなのですね。きっとこれを描いた絵師さんならびに研究チームの皆さんがものすごく頑張って仕上げたに違いありません。


ですが……こ、これは………そもそも「ライオン」なのだろうか……。


いちおう巨大ライオンと呼ばれており、また学名にもライオンと入ってしまっているのですが、復元図を見る限りではイヌ科動物みたいな顔なのですね。

……でも尻尾や体形はしっかりネコ科っぽいですから、イヌ科とネコ科のちょうど中間くらいの古いスタイルの食肉目の動物という感じなのですね。


……復元図を描いた人がそういうイメージで描いただけかもしれませんが……。


知っての通り、古生物の復元図というのは同じ生物でも描く人によって大分イメージが変わるのですね。


それは恐竜図鑑などを見比べてみるとわかることなのですね。

きっと昔恐竜好きな少年少女だった多くの人たちが、いつも愛用している慣れ親しんだ恐竜図鑑でお気に入りの恐竜の名前と姿を覚え、その後別の図鑑で同じ恐竜を見てみると全く違った姿に描かれていたため、自分が見慣れた姿とのギャップに思わず「こんなの〇〇サウルスじゃない!!」と叫んでしまった苦い思い出があるに違いありません。


ですが、こういう怪現象は客観的かつ物理的な記録が一部のホネやカラしか残っておらず、その復元は多分にその時代の「新発見」の影響を大きく受け、また復元する人の意図と願望と趣味とこだわりと妄想が入り込む余地がある、古生物の世界では割とよくあることなのですね。


かく言う私も数多の古生物の実に多様な復元図を見ており、その度に「〇〇よ、君の本当の姿は一体どれなんだ」と思わずにはいられないのですね。


………大分話が脱線してしったのですね。

なんにせよこの古代ライオン……じゃない、巨大ライオン……この際もうどっちでもいいか……は、見つかった年代が年代だけに、哺乳類の進化を研究するうえでとても重要な存在となりそうなのですね。


………実はきつね、「内部構造」はともかく、今のところ哺乳類の「進化」についてはあんまり詳しくないので、一体ナニがそんなに重要なのか、いまいちよくわからないのですね。


とりあえず、この巨大ライオンが生息していた時期は丁度哺乳類が進化し、多様なかたちになっていく時期だったらしいです……?


……きっと哺乳類のカンブリア紀、なのですね。


なんにせよ、ご存知の通りイヌ科動物とネコ科動物は両方とも同じ「食肉目(ネコ目)」というグループに属しており、「ミアキス」と呼ばれる動物を始祖としているのですね。


きっとこのライオンは見た目といい時代といい(?)ミアキスがイヌ科とネコ科に分かれる途上の位置に属しているに違いありません。


……この辺あまり詳しくはないので、敢えて断定することは控えますが……。


現生のライオン

さて……。

「古代のライオン」を見ると、どうしても今現在生きているライオンを引き合いに出さずにはいられなくなってしまうのですね。


ライオンというのはそもそも

動物界-脊索動物門-哺乳綱-真獣亜綱-ローラシア獣上目-食肉目(ネコ目)-ネコ科-ヒョウ属


に属する肉食動物で、学名を「Panthera leo」というのですね。


ヒョウ属に属していることからもわかりますが、つまるところライオンはライオンという動物なのではなく、あくまで「ヒョウの一種」なのですね。


ちなみにこのヒョウ属……有名なヒョウ以外にも、ジャガーやトラなども属しています。


一般的には「キツネ属」のことを「キツネ」、「イヌ属」のことを「イヌ」と呼びますから、彼らは例にもれず「ヒョウ」と呼ぶことができそうなのですね。


……ちなみにチーターは「チーター属」、ピューマは「ピューマ属」、ネコは「ネコ属」です。


なんにせよ、この復元図はどこからどう見ても……ヒョウ属には見えないのですね。


そもそも「Simbakubwa kutokaafrik」が本当に学名だとすると、前半部分は属名になるはずですから、本種は「Simbakubwa属」という独立した属だということになってしまうのですね。


きっと巨大ライオンはライオンと言いつつ別の生き物なのでしょう。


このような事例は実は他にもあり、この辺り(ネコ科)では「サーベルタイガー」がわりとよく知られているのですね。


サーベルタイガーとは、そういう生き物がいるのではありませんし、ましてや「トラの一種」でもありません。


実際は「ネコ科-マカイロドゥス亜科」に属する動物の総称なのですね。

このマカイロドゥス亜科にはさらに「メタイルルス連」「スミロドン連」「ホモテリウム連」の3つの連が属しており、それぞれの連の下にはさらにいくつもの属があります。


……要するに、一口にサーベルタイガーと言っても実は何属もいるのですね。


うち代表的なもの……われわれが「サーベルタイガー」と言ってまず初めに思い描くものはスミロドン属」なのですね。


また一口にスミロドン属と言っても、その下はさらに数種に分かれるのですね……。


………なんにせよ、サーベルタイガーとは、タイガーと言いつつトラではない別のネコ科動物なのですね。一体何種類いるんだかはよくわかりませんが。


そもそもサーベルタイガーは「亜科」という大きな分類群であり、トラは「ヒョウ属-ティグリス種」という単一の「種」ですから、分類階級が根本的に違うのですね。


……つまり、この2つを同時並列的に並べて扱うこと自体がそもそもよろしくないかと……。


哺乳類進化について調べてから読んだ方がいいかもしれない……

……なんだかよくわからない記事になってしまったのですね。


とりあえず、このニュースはきっと哺乳類の進化についていろいろ学んでから見た方が面白いのかもしれません。

 

残念ながら自分の知識の無さが前面に出てしまうニュースとなってしまったのですね。


……というわけなので、ちょっと色々調べてみようと思います。

幸いなことに手元には先日大哺乳類展2に行った時に買った特製図鑑があるのですね。


これがきっと哺乳類の進化の謎についても答えを出してくれるに違いありません(?)


古生物……イロイロと奥が深いのですね。