きつねとべっつりコーラのブログ。

きつねとべっつりコーラの2匹が、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。生物多め。

ふと気になった「虫」という言葉の定義の謎 実は適当に決めている!?

「ムシ」「虫」「蟲」

当ブログ、名目上では特に取扱いジャンルが決まっていない、何でもアリのいわゆる「雑記ブログ」ということになっているのですね。

ですが最近では私の趣味が見事に反映され(?)、生き物のことを中心に書いているのですね。


……なるほどこれでは人が来ないのもうなずける……などという現実的な話は置いておくとして……。


生き物のことを調べていると割とよく遭遇する言葉がいくつかありますが、そのひとつが「ムシ」なのですね。


漢字で書くと「虫」もしくは「蟲」となる、あの言葉なのですね。


「蟲」はあまり使わない漢字であるためか、「風の谷のナウシカ」だの「蟲師」だののフィクションにおいて意味が独自に再定義されており、早い話が「ほとんど固有名詞」と化していますが、現在では「虫」と「蟲」は「書体が違うが同じ漢字」として扱われているので、少なくとも現在において両者の間に意味上の違いはないのですね。


……今の時代は。


なんにせよ、普通単に「ムシ」といえば「昆虫」を表しますが、この言葉の実際の守備範囲はそれよりも遥かに大きなものです。

つまり、たとえばクモやムカデなどは「昆虫」ではありませんが、「ムシ」に含まれるのですね。


では彼らが共通して属する分類群である節足動物のことを「ムシ」というのかというと、そういうわけでもありません。

エビやカニ節足動物ですが、「ムシ」とは呼びませんね。


ですが、分類学的に節足動物とは全く関係の無い生き物……たとえば「線形動物」の仲間であり、魚に寄生する寄生生物「アニサキス」……これは「ムシ」と呼ばれます。


早い話が、「ムシ」とはなにか固有の生物学的な分類を指す言葉ではないのですね。


……というより、もはや何でもありすぎて「ムシ」の定義がよくわからないのですね。


とりあえず「動物のあるグループ」を表す言葉であることには間違い無さそうですが……一体「ムシ」とは何なのでしょうか。


すっごく気になったので、ちょっと調べてみたのですね。


現在の意味

まず、前提として……。

現在の日本語において「ムシ」という言葉が具体的にどのような動物を表しているのか、それをおさらいするのですね。


昆虫やムカデ、クモなど一般的に「ムシ」と言ってまず初めに思い浮かぶ動物たちは大抵節足動物門」に属しています。

なのでまずは「節足動物」から考えてみるのが手っ取り早そうです。


「門」だの「亜門」だののいわゆる「分類階級」に関してはこちらの記事にざっとまとめてあるので、気になる方はどうぞ。

blog.kitsune-vetulicola.net


また節足動物についてはこちらにまとめてあります。

blog.kitsune-vetulicola.net

 

……さて……。


絶滅種を除くと、節足動物は以下の4つのグループ(亜門)に分類できるのですね。

  • 鋏角亜門
  • 多足亜門
  • 甲殻亜門
  • 六脚亜門


この中で一番わかりやすいのは「昆虫」が含まれている「六脚亜門」なのですね。

六脚亜門はさらに「昆虫綱」と「内顎綱」の2つのグループに分かれますが、昆虫は全ての種が「ムシ」と呼ばれますし、内顎類もしかりなのですね。


またムカデやヤスデ、ゲジが含まれる「多足亜門」もどうやら全てが「ムシ」と呼ばれているのですね。


……つまり、「六脚亜門と多足亜門=ムシである」と考えて差し支え無さそうです。


ですがややこしいのが残りの2つなのですね。


クモやサソリが含まれる「鋏角亜門」は、その下がさらに

に分かれるのですね。

カブトガニを「クモ綱」に含めるという新しい学説もありますが、そうするとさらにヤヤコシイことになるのでここでは既存の説を採用して「カブトガニ綱」としましょう。


なんにせよ、まず一番上のクモ綱はその下がさらに

  • クモ目
  • サソリ目
  • ダニ目
  • ヒヨケムシ目
  • ウデムシ目
  • サソリモドキ目
  • ザトウムシ目
  • カニムシ目

……

……などと色々分かれますが、共通しているのは全てが「ムシ」と呼ばれている、ということなのですね。


ということは、鋏角亜門のうち少なくともクモ綱は「ムシ」と呼んで差し支え無さそうです。


またクモ綱の姉妹グループであるカブトガニ綱には「カブトガニ目」と「ウミサソリ目」の2つが属していますが、「ウミサソリ目」は既に絶滅してしまっているので、とりあえずカブトガニ目だけを考えることにします。


さて……、おそらくカブトガニウミサソリも)を「ムシ」と呼ぶ人は誰もいないと思うのですね。

名前に「ムシではない節足動物」の代表格である(?)「カニ」が入っているからなのかもしれませんが、もしかするとカブトガニのあの大きさのせいもあるのかもしれません。

どうにも「ムシ」というと小さくてわらわらしているイメージが強いため、小さくもなく、わらわらもしないカブトガニをムシに含めようとは誰も考えないのかもしれませんね。


なんにせよ、カブトガニ」は「鋏角亜門」ですが、「ムシ」ではないのですね。


また、同じく「ウミグモ綱」に属する動物である「ウミグモ」も、名前に「クモ」と入っていますがムシとは呼ばれないようです。


つまり、「鋏角亜門は大部分がムシだが、カブトガニとウミグモはちがう」のですね。


……なんだか話がややこしくなってきましたね。


また、エビやカニダンゴムシグソクムシを含む「甲殻亜門」も同じくらいヤヤコシイのですね。

……こう書いている時点でもうお気づきかと思うのですが、「ムシ」と呼ばれる生き物とそうでない生き物がここにも混在しているのですね。


甲殻亜門は例の如くいくつもの「綱」に分かれますが、書き切れないのでとりあえず有名な「軟甲綱(エビ綱)」についてのみ書くのですね。これだけで十分かもしれませんが。


この「軟甲綱」にはエビやカニが属していますが、彼らは「ムシ」とは呼ばれません。

ですが同時にここには「ダンゴムシ」「ミズムシ」「グソクムシ」など、「ムシ」と呼ばれるグループである「ワラジムシ目」が含まれているのですね。

(ミズムシという名前の昆虫がいますが、ここで挙げているのは甲殻類の方のミズムシ(Asellus hilgendorfii)です。和名が同じなので紛らわしいですね。)


より正確に言うなら、エビやカニ

軟甲綱-真軟甲亜綱-ホンエビ上目-十脚目(エビ目)

に属しており、ダンゴムシ

軟甲綱-真軟甲亜綱-フクロエビ上目-ワラジムシ目

に属しているので、「上目」レベルで両者は異なっているということになります。


……では、「ホンエビ上目はムシではないが、フクロエビ上目はムシである」ということなのでしょうか。


じつはそういうわけでもありません。

少なくとも「ホンエビ上目」には「ムシ」と呼ばれる生き物はいない、ということは確かなようです。

ですがフクロエビ上目にもまた、「ムシとそうでない生き物の両方が属している」のですね。

同じフクロエビ上目でも、ヨコエビなどを含む「端脚目」やアミの仲間である「アミ目」は「ムシ」ではありません。


…………なんだか「ムシ」の定義がわからないのですね。


ですが、ひとつだけなにやら両者の分かれ目らしいものが見えてきました。


……もしかすると、「水に住んでいるものはムシではなくて、陸に住んでいるものをムシという」のでしょうか。


そういえばカブトガニやエビ、カニは水棲ですが、クモ、サソリ、ダンゴムシは陸生なのですね。


……ですが残念ながらこの分類も成り立ちません。「ミズムシ」は言うまでもなく、我らが水族館の人気者、「グソクムシ」が海の生き物であるということを忘れては困ります。


だいたいそんなこと言ったら「水棲昆虫であるカゲロウやトンボの幼虫は全てムシではないが、大人になって陸で生活を始めるとムシになる」ということになってしまいます。


また、節足動物以外にも、上にも書きましたが「ムシ」と呼ばれる生き物はたくさんいるのですね。

アニサキス含める「線形動物」は全て「線虫」と呼ばれますし、ナミウズムシ、サナダムシ、エキノコックスなどが属する「扁形動物門」も「ムシ」なのですね。

また線形動物に似て非なる「類線形動物」の1グループであるハリガネムシもまた、ムシの名を冠しています。

他にも、「鰓曳動物門」「半索動物門」や、「脊索動物門」の一部でさえも……ムシと呼ばれるものがおり、挙げ出したらキリがないのですね。


それどころか、イカやタコや貝の仲間であるはずの「カタツムリ」の別名が「デンデンムシ」だということは周知の事実でしょう。


……いけません、これは混乱するしかないのですね……。


こうしてみると……「ムシ」という言葉は本当に守備範囲がバラバラなのですね……どうしてこうなった。


もはや分類学的なアプローチで「ムシ」の謎を解明するのはムシ……じゃなくてムリがあるものと思われます。


ふーむ……この謎を探るためにはおそらく「ムシ」という言葉……それから「虫」「蟲」という漢字のルーツを探る必要があるのでしょう。

次の見出しではそこの辺りを遡ってみるのですね。

 

本来の意味

さて……「虫」と「蟲」、もともとは別の漢字であり、読み方も異なっていたようです。


私の調べたところによると、古代中国において、どうやら「虫」は「毒ヘビ」を表す文字だったようなのですね。

元はといえば「虫」は「マムシ」を象った象形文字だったようで、「中」の部分はマムシの頭を表しているのですね。


……そういえばこのヘビの名前は日本語でも「ムシ」と付いています。


そして「蟲」はというと、なんと「動物」という意味があったのだそうで、羽蟲=鳥、毛蟲=獣、甲蟲=カメ、鱗蟲=魚やトカゲ、龍などの鱗のある動物、裸蟲=人、など、昆虫やヘビ以外にも生きて動き回るものすべてを表していたのですね。

それがいつの間にか(画数が多くてヤヤコシイから?)毒蛇である「虫」の字で代用されるようになり、またその過程で読み方も「蟲」の読み方に統一されていき、この2つは「同じ漢字の異字体」という扱いになっていったようです。


現在も使われている生物の分類群のひとつに「爬虫類(もしくは爬虫綱)」がありますが、これは元々「爬蟲」であり、「這い回る動物」という意味だったのですね。


……ちなみに現在の中国語においては「爬虫類」は「爬行動物(パーシンドンウー)」「爬行綱(パーシンガン)」と呼ばれており、そのまんまわかりやすく「這い回る動物」という名称になっているのですね……。


「爬虫」というのは古い中国語での名称のようですが、それが日本に引き継がれ、また今でも使われているようです。


そういえば中国の人にとって日本語は「古い時代の中国語をそのまま記録しているアーカイブ」のようなものなのだそうです。

日本語では当たり前のように使われている単語であっても、中国語では既に絶滅危惧種……になっているのかもしれません。


なんにせよ、これらの変化が転じて、そのうち「虫・蟲」は「ヘビおよびそれよりも小さな生き物を表す言葉」になっていったようですが……。


……どうにも腑に落ちないのですね。

ヘビおよびそれより小さい動物を表すなら、ネズミやカエル、スズメなども「ムシ」ということになってしまうのですね。

元々「動物」という意味では彼らも「蟲」ですから、それはそれでよさそうですが、実際にはそうなっていません。


……やっぱりよくわからないのですね……一体「ムシ」の定義って何なのだろうか……。

 

結局は適当に呼んでいるだけ!?

せっかく語源まで調べておいて言うのもアレなのですが……。

こうなってしまった以上、もうこう結論付けるしかない気がしてきます……。


最終的にはたぶん、「見る人の主観」なのですね、きっと。


……と、いうことは、最初に名前を付けた人によっては、現在ムシと呼ばれているものがムシではなかったり、逆にムシと呼ばれていないものがムシだったりした可能性もあるわけなのですね。

……つまり、「タカアシガニ」が「タカアシムシ」だった可能性は十分にありますし、また「ダンゴムシ」が「ダンゴエビ」だった可能性もしかりなのですね。


しかし、いくら「主観で決まる」名称と言っても、やはり「エビ」や「カニ」と「ムシ」とでは受ける印象が全然違うのですね。

つまり、同じ甲殻類であり、たとえ体の主成分が同じだったとしても、「エビ」「カニ」と聞けば「おいしそう」ですが、「ムシ」と聞けばとたんに食べ物という認識が無くなるので、この差はかなり大きいと思われます。


もし「グソクムシ」が「グソクエビ」だったとしたら、今頃彼らは日本中の食卓に浸透していた……のかもしれません……?

もっともグソクムシは一部地域では既に「食べる」試みがなされており、しかもどうやらけっこうおいしいらしいので、もしかするとそのうち食卓に浸透していくのかもしれませんが……。

ゴキブリ専門の寄生バチ、恐ろしい生態だけどクモには負ける?

「えげつない寄生生物」第1回と第2回

昨日の記事でカマキリに感染する寄生虫であるハリガネムシの話を読んだことについて書きました。


ヤフーニュースさん(もともとは「デイリー新潮」さん?)の「えげつない寄生生物」というシリーズの3回目ということでしたが……当然そんな半端なところから呼んでしまった以上、残りの回も読みたくなってしまうのですね。


第4回は今月19日更新だとのことなので……とりあえず、既存の第1回と第2回を読んでみたのですね。


両方とも同じ「エメラルドゴキブリバチ」というその名の通りゴキブリに寄生するハチについて書かれたものだったのですが……タイトル通りこれがまたえげつない!


以下、問題の記事なのですね。

第1回目(前編)

headlines.yahoo.co.jp

第2回目(後編)

headlines.yahoo.co.jp


例の如くわかりやすいイラストと詩的な物語が付属しております。


なんだか切ない……。

色々とゴキブリに感情移入してしまいます。


……このようなオソロシイ生物、感情の世界で生きる我々哺乳類では考えられないことですが、完全なる論理の世界に生きる昆虫の世界ではあり得てしまうのですね……。


エメラルドゴキブリバチ

さて……このハチのえげつない生態については記事を見て頂くとして……。


とりあえず気になったので例の如く調べてみたのですね。

エメラルドゴキブリバチは

動物界-脱皮動物上門-節足動物門-六脚亜門-昆虫綱-膜翅目(ハチ目)-細腰亜目(ハチ亜目)-ミツバチ上科-セナガアナバチ科-セナガアナバチ属

に属するハチで、学名を「Ampulex compressa」というのですね。


植物や昆虫に卵を産み、幼虫がそれを食べて育ついわゆる「寄生バチ」と、親が獲物を狩って巣にため、そこに卵を産み付けるいわゆる「狩りバチ」とのちょうど中間の習性を持っているのですね。

そのため寄生バチが狩りバチへと進化する途中の姿なのではないか……と思われます。


具体的には生きたゴキブリを狩って巣に連れて来、そこに卵を産むのですね。

そして卵から孵った幼虫はそのゴキブリを食べて育つわけなのですが……その過程が恐ろしすぎるのですね……。


またこのハチ自体は名前のとおりゴキブリを専門に狩るわけなのですが、ご本人はゴキブリの半分くらいの大きさしかないため、非常に特殊な方法で狩ったゴキブリを巣に運び込むのですね。


記事には「毒針を2回打ち込む」とあり、「最初は抵抗されないように胸部神経節を狙って前脚を麻痺させ」、次に「脳の逃避反射を司る部分を麻痺させて抵抗する気を失せさせる」とあります。


……ということはこのハチの毒はスズメバチやミツバチの毒のように細胞を直接攻撃する「溶血毒」ではなく、神経を麻痺させる「神経毒」……いわゆる「麻酔」なのですね。


ゴキブリに限らず節足動物の体というのはいくつかの「節(体節)」と、体節についている1対の「足(付属肢)」から成りますが、それぞれの体節の内部には「神経節」と呼ばれる小さな脳のような神経細胞の集まりがあるのですね。

それぞれちょうど「右脳と左脳」のように右と左とで対になっており、それぞれの体節や付属肢をコントロールしているわけですが、「頭部や胸部など複数の体節が癒合してひとつになった部分」では、これらの神経節も癒合してひとつになってしまうようです。


昆虫の場合、それが脳(頭部神経節)であったり胸部神経節であったりするのですね。


昆虫は運動に必要な翅や歩脚(歩くための付属肢。昆虫の6本の足)などの器官を全て胸部に集めるという方向性で進化した動物ですから、胸部神経節は第2の脳としてそれらの運動器官をコントロールしているのですね。


このように体中に「脳」が分散されて置かれているため、頭部を失った程度では昆虫は死なないわけなのですが……逆に言うとそれぞれの「脳」にピンポイントで麻酔をかけることができれば、その部分の機能だけを狙って麻痺させることができるのですね。


つまり、運動機能の中枢である「胸部神経節」に麻酔をかけることにより、昆虫は運動ができなくなってしまうのですね。


どうやらエメラルドゴキブリバチはこれを利用しているようです。


……ただしこのハチの麻酔の使い方はかなり独特です。


普通の狩りバチの場合は毒針の一撃で獲物を仮死状態にしてそのまま持って帰るのですね。

そのため自分が持てるほどの小さな獲物を狙います。


ですが獲物の体の中で幼虫が育つという寄生バチライクな特性上、このハチの獲物は自分より大きくなければいけないのですね。(小さな獲物では中に入れないため。)

ですが獲物を自分より大きくしてしまうと、今度は巣に持ち帰ることができません。


この辺狩りバチと寄生バチ両方の特長を持っているため、割と相いれないことになっているのですね。


そこでこのハチは二度目の麻酔で獲物の脳の一部だけを麻痺させ、「抵抗しようとする気力」を無くさせるのですね。

その上で巣に運び込むのではなく、獲物に自ら「来てもらう」のですね。


……なんだかひどく中途半端なのですね。いっそのこと麻酔一撃で仮死状態にしてしまう普通の狩りバチの方がずっと楽だと思うのですが……これではあまりにも手間がかかりすぎるのですね。


だからこそきっとここからさらに進化し、狩りバチというハチが生まれたのでしょう……。


なんにせよこのハチはかなり独特な生態を持つハチとして知られているようです。


ゴキブリ

さて……エメラルドゴキブリバチについて書いたところで……忘れていはいけないのがゴキブリなのですね。

ゴキブリというのは分類学的には

動物界-脱皮動物上門-節足動物門-六脚亜門-昆虫綱-網翅上目-ゴキブリ目

に属する昆虫のうち、「シロアリ科」に属する昆虫(つまりシロアリ)以外のものを総称していうのですね。


3億年前の石炭紀からその姿を殆ど変えずに脈々と生き続けている「生きている化石」です。


和名のゴキブリというのは元々ゴキカブリで、「御器(食器)」を「かぶる」ことからこの名前になったのですね。


なんだかマイマイカブリ」みたいなのですね。


それが明治時代の文献で「ゴキブリ」と誤植されてしまい、結局その名前が全国的に広まったのだそうです。


……誤植が正式名称になっただなんて、なんだか微妙ですが……。


また便宜上分類を「網翅上目-ゴキブリ目」として書きましたが、実際彼らの「目」には諸説あり、近縁である「カマキリ目」と合わせて「網翅目(もうしもく)」とする場合もあるのですね。

その場合ゴキブリは「網翅目-ゴキブリ亜目」となり、カマキリは「網翅目-カマキリ亜目」となるようです。


……上目、目、亜目のズレについては置いておくとして、なんにせよ一つ言えるのは、ゴキブリはシロアリの仲間であり、カマキリと近縁である、ということなのですね。

そういえば長い触角やお尻のツノ、網のような支脈を持つ翅など、共通点が多いのですね。


両者とも近縁の昆虫ではありますが、カマキリは人気者なのに対しゴキブリは嫌われてしまうだなんて、なんだか「いつも2人一緒でやってきたのに、片方は優遇されもう片方は不遇である」というポッキーとプリッツの関係もしくは某漫才コンビのような人間社会でよく見かける不条理をほうふつとさせるのですね。


また嫌われてしまう原因として、ゴキブリは一般的に衛生害虫……つまり「汚い虫」と言われていますが、それは汲み取り式トイレなどの「汚い場所」を平気で歩き回るからなのですね。


本人は体を「ヘプタコサジエン」と呼ばれる油のバリアで覆っており、細菌などの病原体に対して高い防御能力を持っているため、少々汚い場所にいても病気になることはありませんが、体に細菌を付けたまま色々な場所を歩き回るため、周りの環境を汚染してしまうと言われていたのですね。


ですが最近では一般家庭においてトイレといえば普通は水洗トイレという時代になりましたから、結果家の中に汚い場所が無くなり、ゴキブリも衛生害虫と呼べるほど汚い虫ではなくなったのですね。


つまり、今どきのゴキブリは「タダの虫」なのですね。


体が油で覆われているだなんてその時点でなんとなくきちゃない気もしないでもないのですが、そんなこと言ったら我々哺乳類だって皮膚の表面を皮脂という油で覆っているわけですから人のことは言えません。


なんにせよ最近のゴキブリは無理して駆除する必要もないのですが、それでも駆除したいと思う人は多いのですね。


ではそのためにこのエメラルドゴキブリバチは有効……なのでしょうか。


ゴキブリ退治ならクモに任せた方がいい?

さて……ゴキブリのみを狩るという何とも都合のいい(?)習性を持つエメラルドゴキブリバチですが、結論から言うと残念ながらゴキブリ対策としてはあまり有効ではないようです。

記事には「1941年にゴキブリ対策としてハワイでこのハチを放したが、縄張り行動が強くてあまり広い範囲に広がってくれず、また狩るゴキブリの数がゴキブリの生息数に比べると圧倒的に少なくて歯が立たなかった」とあります。


……早い話が、ゴキブリの数が多すぎて太刀打ちできなかったのですね。


でもこれは自然の摂理から考えれば不思議ではありませんね。

ゴキブリを狩りすぎて獲物が少なくなってしまえば、エメラルドゴキブリバチ自身が困ることになりますから、おそらく狩り尽くしてしまうということはしないのですね。


ただ、それはハチ自身が本来住んでいる地方での話なのですね。

ハワイにはもともとこのハチはいなかったはずですから、ハワイのゴキブリから見ればこのハチは外来種なのですね。


……外来種が入り込むことによって生態系のパワーバランスが崩れ、在来種が大幅に数を減らしてしまうということはよくありますから、もしかしたら持ち込んだ人はそれを期待したのかもしれません。


ですがどの道このハチはハワイのゴキブリの数を減らすほどの火力は持っていなかったようです。


なんにせよ、ゴキブリがこのハチに寄生されて死亡する確率は、おそらく人間が交通事故で亡くなる確率より低いのではないかと思われます。


とりあえず、エメラルドゴキブリバチは残念ながら日本にはいないため、対ゴキブリ要因としては期待できませんが、近縁種であるセナガアナバチとミツバセナガアナバチというハチがいるようです。

……きっと同じくゴキブリの繁殖能力には(在来種なので、外来種以上に)太刀打ちできないはずなので、どの道あんまり期待はできなさそうですが……。


またハチではありませんが、忘れてはならないのがアシダカグモという大きなクモなのですね。


こちらは一家に3匹いれば半年でその家のゴキブリが全滅すると言われている、文字通り文句なしのゴキブリハンターなのですね。


体が大きく、またタカアシガニの如く長い足を持ち(名前も「高」と「脚」が入れ替わっただけですね)、それ故に見た目の迫力もすごい上に走るのも速いので、初めて見るとビックリするかもしれませんが人には無害な益虫です。

しかしゴキブリに対しての戦闘能力はかなりのもので、一晩になんと20匹のゴキブリに咬み付いたという記録があるのだそうです。

アシダカグモも他のクモの例にもれず「人間には無害だが昆虫には有害な毒牙」を持っているため、それはおそらく一晩に20匹のゴキブリを退治したということと同じ意味なのですね。


こ、これは……。

もしかすると、対ゴキブリ要因としてはハチよりクモを動員する方が賢明なのかもしれません……。


ゴキブリに悩まされている家庭の皆様には、家の中でアシダカグモを見つけたら、きっとそれはゴキブリの出没に悩まされる生活を終わらせてくれる救世主であり、またご家族様には全くの無害な大人しい生き物なので、くれぐれも退治しないようにと申し上げておく次第であります……。

カマキリを身投げさせるハリガネムシ 実は川の生態系に貢献?

カマキリとハリガネムシ

きのう、朝起きる前に「カマキリとハリガネムシの夢を見ていたのですね。


……いきなり何の話だよっ!


そうツッコみたくなるのはよくわかります。自分でも訳がわからないのですね。

たぶん前日にどういうわけか記憶の片隅から昔見た「カマキリ型人類『ナントゥーコ』」なるマニアックなキャラクターを引っ張り出してしまったため、それを引きずっていたのだと思われます。


ナントゥーコは「マジック:ザ・ギャザリング」というカードゲームに登場するキャラクターですが……なんでカマキリなんだ。


きっと制作スタッフはカマキリが好きだったのでしょう。

あるいはカマキリの独特のしぐさがいろいろと人間臭いため、それならいっそのこと人間にしてしまえ!という発想だったのかもしれません。


「ナントゥーコ」のモチーフ選定の謎については置いておくことにして、問題なのはハリガネムシなのですね。


ハリガネムシというのはその名の通り硬くて細長い、針金のような形をした生き物で、昆虫に寄生するのですね。

宿主として有名なのはカマキリです。

なので「カマキリとハリガネムシ」という組み合わせは「キツネとエキノコックス」「カツオとアニサキス」と同じくらい相性が抜群なのですね(?)。


ともあれ、その後いつものようにヤフーニュースさんの記事を見ていたのですね。

そうしたらこのような記事を見つけたのですね。

headlines.yahoo.co.jp


泳げないカマキリが入水自殺!? ハリガネムシの驚くべきマインドコントロール術 【えげつない寄生生物】


なんと!カマキリとハリガネムシの夢の片鱗が目の前で記事として具現化されてしまいました!


どうやら昆虫や微生物を研究している理学博士の成田聡子さんが書いている「えげつない寄生生物」というシリーズのようで、ハリガネムシは3回目なのですね。


タイミングがタイミングだけに、とても気になります。

これは読んでみるしかなさそうなのですね。


ハリガネムシ

……、記事にはえげつないハリガネムシの寄生生活が見事に描写されているのですね。

わかりやすいイラストと詩的な物語が哀愁を誘うのですね。


詳しい内容はリンクを踏んで記事を読んでいただくとして……。


とりあえず、いちおう気になったのでハリガネムシについて調べたのですね。

そういえばこの生き物、知っているようであまり知らないのですね。


とりあえず分類学的な位置づけとしては……

動物界-脱皮動物上門-類線形動物門-ハリガネムシ綱-ハリガネムシ

……に属する動物の総称を「ハリガネムシ」というのだそうです。

「目」なのでかなり上位の分類なのですね。

つまり「ハリガネムシ」という呼び名は「サソリ」や「クモ」と同じくらい漠然としているのですね。


……とりあえず……この時点で私の知らない要素が出てきてしまったのですね。「線形動物門」ではなくて、線形動物門」?

どうやら線形動物」に似ているが別のグループ……のようです。


線形動物というのはいわゆる「線虫」で、かの有名なアニサキスもここに属しているのですね。

アニサキスのように寄生生活をするものと自分ひとりで生きていくものとが存在しますが、共通するのはみんな見た目が「タダの線」だというところなのですね。


また、線形動物に同じく類線形動物もごく単純な、文字通り「タダの線」な構造をしており、その体には手足も眼もありませんが、れっきとした動物で、体の中にはちゃんと内臓や筋肉があるのですね。

寄生生活をするものと、そうでないものも……いるのか知らん。


また、線形・類線形双方ともにエビやカニや昆虫を含む「節足動物門」と同じ「脱皮動物上門」に属していますから、彼らと同じく表面はクチクラでできた外骨格で覆われており、「脱皮をしながら成長する」……はずなのですが……。


……なんとなく想像できませんね。タダの線や針金が脱皮をするだなんて!


またこのハリガネムシ……日本では14種が確認されているようですが、どれも見た目はタダの針金です。工具と一緒に置かれていたら多分、気付かないのですね。

と、いうより……どうやって種類を識別するのだろうか……いちおう色とかに違いがあるみたいだけど……。


また、案の定アニサキスエキノコックスに同じく「どうしてこうなった」とツッコみたくなるようなヤヤコシイライフサイクルを持っているようです。

記事にも書かれていますが、このようになっているのですね。

  1. 成虫が川で卵を産む
  2. 卵から孵った幼虫が中間宿主の水生昆虫(カゲロウなどの幼虫)に食べられる
  3. 中間宿主の体の中で「シスト」と呼ばれる休眠形態になってしばらく過ごす
  4. 中間宿主が成虫になると、一緒に陸へ上がる
  5. 陸で中間宿主が最終宿主(カマキリなど)に食べられる
  6. カマキリの体の中でシストが目覚め、成長を始める
  7. 完全に大人になると、最終宿主を水辺に誘導して身投げさせる
  8. 身投げした最終宿主の体からはい出て、水中へと還っていく


なんとまぁややこしい……。

何度も宿主を替えるアニサキスと比べるとまだマシな気がしますが、それでも相当ややこしいと思いますし、アニーに同じく次の宿主に感染しなければ成長できないという謎のリスクを背負っているのですね。

なんでハリガネムシはわざわざこんなにヤヤコシイライフスタイルを確立してしまったのだろうか……。


なんにせよ、中間宿主に食べられるときにうっかり噛み砕かれてバラバラになってしまったりしないのだろうか、とか、中間宿主を食べる時点でカマキリはシストの存在に気付かないのだろうか、とか、そもそもそんなでかい針金が腹に入っていてカマキリはおかしいと思わないのだろうか、とか、色々とツッコミどころが満載なのですが、たぶんきっとこの仕組みでうまく動いているのでしょう。


自然って不思議なのですね。


とりあえず、本来は川に住む生き物ですから、最終的に川に帰らなければ卵が産めないのですね。


……だったら最初から水生昆虫への寄生だけにとどめておけばいいものを、なんでわざわざ陸に上がる虫に入りたがるのかとツッコミを入れたくなるのですが、それについてはややこしくなるんで触れないことにしましょう。

なんにせよハリガネムシはその簡単な体のつくりに似合わず雌雄異体……つまり、私たちに同じく「オス」と「メス」の区別があるのですね。


当然オスとメスが出会わなければ卵は産めませんから、川に帰った成虫はそこで婚活を始め、どうにかして結婚相手を見つけようとするのですね。


……眼も足も無い生き物……一体どうやって相手を探すのだろうか……。婚活アプリでも使っているのか知らん。


……残念ながらその辺の仕組みはまだわかっていないようです……。

 

なお、全然別の生き物ですが、ある種のコメツキムシの幼虫も「ハリガネムシ」と呼ばれることがあるようです……紛らわしいなぁ……。

こちらは作物を食べてしまう害虫というだけで、誰かに寄生するわけではないのですね。


線形動物ハリガネムシは……ナントゥーコにも寄生するのか知らん。


何気に生態系に大いに貢献するハリガネムシ

……いけません。

これでは単にハリガネムシが突っ込みどころ満載なヤヤコシイ生活をする生き物」と言って終わってしまうのですね。


まだ書き足りないですね……何か……なにかもっと、彼らの魅力をアピールせねば!(?)


そういえば、記事を読んで初めて知ったことがありました。

それはこのハリガネムシが、川や森の生態系の維持に大いに貢献しているということなのですね。

記事の4ページ目に書かれていますが、まずハリガネムシが操って身投げさせた昆虫は、川の魚たちの食料になるのですね。


記事には川の魚たちの得るエネルギーの60パーセントとあります……え、エネルギー……?


……よくわかりませんが、とりあえず川魚の食事の6割は「身投げした昆虫」だということなのでしょう、多分。

6割って、かなりの数字なのですね……。

ハリガネムシってそこまでうじゃうじゃ生息しているものなのでしょうか……。


またもしハリガネムシがいなければ、身投げする昆虫もいませんから、魚達は水生昆虫を食べるようになるのですね。

そして水生昆虫は落ち葉や藻を食べているため、彼らが魚に食べられて減ってしまうと、川は落ち葉や藻であふれかえってしまうのですね。


こ、これは……。

川が「草ぼうぼうの荒地」になってしまうのですね。

おまけに森から流れてきた落ち葉が分解されず、「ごみため」になってしまうのですね。


これはきっと川にも森にもよくないことに違いありません。


今まで「寄生虫って自然界で一体何の役に立ってるんだろう」とずっと気になっていたのですが……ハリガネムシ……お魚に食べ物を供給することで、川や森の環境を守っていたのですね。


なんと絶妙なバランス……自然ってすごいですね。


まだまだ続く?「えげつない寄生生物」シリーズ!

さて……ハリガネムシの魅力がたっぷりと伝わったかと思います(?)

こうなると他の寄生生物たちも気になってくるのですね。


この「えげつない寄生生物」シリーズ……第4回は19日の金曜日だそうですが……まだ第1回と2回を見ていないのですね。

なので19日を待たずしても当分楽しめそうです。


とりあえず他のも読んでみようと思います。

気が向いたら記事で取り上げるかもしれません……。

ペットと一緒にお墓に入る?仏教的には問題ないらしいけど……

一緒にお墓に入れない?

けさ新聞を読んでいてなんだか気になる記事を見つけたのですね。


曰く、「ペットと一緒にお墓に入りたいと希望する飼い主がいるが、現状では難しい」のだそうです。


…………なんと。


日本では今のところ600個所ほどのペット専用のお墓、いわゆる「ペット霊園」があるのだそうですが、飼い主さんと一緒に入れるお墓となると、まだまだ普及していないようです。

一緒に入りたいと希望しても、ほとんどのお墓では断られてしまうのだそうです。


……飼い主とペットが一緒にお墓に入るだなんて、考えたこともありませんでした。

ですが改めて言われると……きっとみんな、そうしたいのですね。


でも、「ペット=家族」と考える昨今の日本で、そのようなお墓が一体どうして普及していないのでしょうか……。

何か一緒に入るとまずい理由があるのでしょうか……。


一緒に入れない理由は仏教のルール?

とりあえず、現状では「ペットのお墓」と「人間のお墓」はあっても「ペットと飼い主のお墓」というのはないのですね。

つまり、もしペットと飼い主さんが一緒にお墓に入るのなら、普通の(人間の)お墓にペットが間借りして一緒に入る、という形になるようです。


ただ、人間のお墓はあくまで人間専用のもので、ペットを一緒に入れることを認めていないことが多いのですね。


……単に「人間用のお墓に動物を入れることに対する抵抗感」がある、というだけのことなのだろうか……。

それならばいっそのこと「ペットと飼い主のお墓」というものを新たに別に建造してしまえばいいのではないかと思うのですが、そういうわけにもいかないのだろうか……。


などと思っていたのですが、それだけではないようです。


日本のお墓は基本的に仏教のルールに基づき運用(というのだろうか)されていますが、どうやらそこに問題があるようなのですね。

つまり、仏教の世界観において全ての生きとし生けるものは、

の6つの世界、いわゆる「六道」において輪廻と転生を繰り返すとされており、この中で「成仏」することができるのは「人間道」に住んでいるもの……つまり、「人間」だけだと言われているのですね。

「成仏」の定義は宗派によって違うようですが、一般的には仏となることでこの6つの世界から抜け出し、新たに第7の勢力である(?)「仏の世界」に生まれるということなのですね。

一度「仏の世界」に行った後は、もうこの6つの世界に戻ることはないのですね。


それぞれの世界において生前に良いことをすれば生まれ変わった後より上の世界に行くことができ、反対に悪いことをすると下の方に行ってしまうと言われています。

そしてペットなどの動物は畜生道に属しており、悪いことをすると人はここに堕ちるなどと言われているのですが……。


……つまり、「人間が悪いことをすると、生まれ変わった後動物になってしまう」ということなのですね。


………なんだか動物が「劣化版人間」みたいな扱いになっているのですね。

宗教とは人間を救うためにあるものですから、人間に都合がいいように作られているのは仕方がないとしても、これは私からしてみると相当失礼なのですね。


人間だって生物学的にはただの「動物」ですし、イヌやネコやキツネに同じく系統樹の動物の枝の末端」のうちの1つに過ぎないのですね。

つまり、誰だろうが生き物である以上等しく「系統樹のどっかの枝の末端」であるわけで、そこには「劣化」も「優化」もありません。


それに「悪いことをしたから動物になった」などと言ってしまっては、人間から動物になってしまったポケモン不思議のダンジョンシリーズの主人公の立つ瀬がありません。

彼らは悪いことをしたからではなく、世界を救うためにポケモンになったはずではなかったのか!


だいたい一体どうやって生前の行いが「悪いこと」だの「いいこと」だのと判断するのでしょう。最新鋭のAIでも駆使するのでしょうか。

それにしたってAIの判断基準は「教師あり学習」に由来するでしょうから、作る側が善悪を判断して事前にAIに教え込まなければなりませんし、その作る側が人間ではなく神様や仏様だったとしても、結局誰かの独断と偏見ときまぐれで善悪を判断することになってしまうことに変わりはないのですね。

 

………「六道」というシステムの問題点に関してはこの際置いておくことにして、なんにせよペットが飼い主さんと一緒のお墓に入れないというのは、どうやら仏教のルールに原因があるようです。


人間道以外は成仏ができませんから、畜生道に属するペットは当然お墓に入っても成仏できないのですね。

……つまり、成仏ができないと一緒のお墓に入れない……ということなのかも……?


偉い先生方は「一緒に入れる」と言っている?

ところで、「ペットは成仏できるのか」という件に関しては専門家である僧侶の間でも意見が分かれているようです。

新聞の記事には、浄土宗では「ペットが極楽浄土に行けるのか」という議論が続いている、とあります。


実際にことし2月に東京の増上寺にて「ペットは往生できるのか」というテーマで200人以上の僧侶が集まる浄土宗の公開講座があったのだそうです。

単に「往生」と言えば普通は「極楽往生」のことであり、「極楽往生」とはすなわち「仏の世界である極楽浄土に行って仏になる」ということですから、「成仏」とだいたい同じ意味なのですね……一般的には。


……なんにせよ案の定大きく「往生できない派」と「往生できる派」とに分かれたようです。


京都市にある佛教大学の元准教授で、「できない派」の安達俊英さんは、「動物は念仏を唱えられないので往生できない。次は(成仏できる)人間に生まれ変われるように、供養の時に願うべき」と主張したのだそうです。

他方、東京の大正大学の教授で「できる派」の林田康順さんは、「供養すればすぐに往生し、あなたの思う最も理想的な姿で浄土に生まれ直すことができる」と反論したのだとか。


……一体ナニを大真面目に……。

いや、大切なことですね、もちろん。


また、かんじんの「そもそも一緒に同じお墓に入っていいのか」という質問に対しては、2人とも「問題無い」と答えたのだそうです…………あれ!?


……六道だの成仏云々だのという話……もしかして全然関係無かったりして……。


と、いうことは……


なんだか論点がずれてきているのですね!

そもそも知りたいのは成仏云々じゃなくて、一緒にお墓に入れるのかどうかだったはずなのですね!


でもこれはエラい大学の先生方が「大丈夫」と言っているのだから、仏教のルール的にはきっと問題無いのでしょう。

ということは問題なのはそれが全国的にまだ浸透しておらず、今のところ「一緒に入れていいのかわからないからとりあえず禁止にしておこう」となっている、ということなのでは……。


なんにせよ、僧侶側としても皆のペットロスの悲しみに答えなければという考えがあるようで、じっくりと議論を重ねて答えを出す必要があるようです……。


今後も議論を深めていくとのことなので、もしかしたらそのうち「ペット同伴のお墓」が当たり前になる日が来たりするのかもしれません……。

久々にWindowsのチェスアプリと対局してみたら見事に負けたというだけの話。

Chess Titans

なんだかここ3日ばかし新元号「令和」のことばかり書いているのですね……。

我ながらどこからどう見ても便乗しているとしか思えないので……そろそろ息抜きも兼ねて別の話題を書こうと思います。


……とりあえず……今日は割とマニアックにチェスの話でも書くのですね。


チェスよりも将棋やオセロの方が幅を利かせている日本においてかような記事の需要が果たしてどれほどあるのかひじょうに疑わしいところではありますが、そこは自身の息抜きのためであり、また敢えてマイナーなものを持ち出すことで興味を持ってくれる人が増える可能性もあるなどと言い訳して割り切ることにします。


さて……。

昨今はWindows10が現役の時代ではありますが、私はいまだにWindows7を使っているのですね。


このWindows7Windows Vistaにも)に標準搭載されているゲームソフトに、「Chess Titans」というものがあります。

オベロン・ゲームズ(Oberon Games)さんというゲーム会社が制作したもので、名前のとおりCPUを相手にチェスができるというソフトなのですね。


相手の強さは1~10の10段階で選ぶことができるのですが、棋譜の保存機能などは無く、文字通り「最低限の機能のみが実装された」かなりシンプルなものです。


ですがCPUがなかなか優秀で、最弱のレベル1ですら始めたばかりの初心者では歯が立たないのですね。

またグラフィックも綺麗なので、結構イロイロと楽しめますし、個人的には本当におまけのアプリなのかと勘繰りたくなるほど秀逸なクオリティなのですね。

 

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きっとオベロン・ゲームズさんは商品の質にこだわる昔気質の職人気質の会社に違いありません。


ちなみに私の持っているものはバージョン6.1なのですね。

バージョンによって同じレベルでも強さが違ったりするのか知らん……。


なんにせよ最近色々忙しくてあまり遊ぶ機会が無かったのですが、このたび久しぶりに対局してみたのですね。


せっかくなのでその過程を記事にしてみようと思います。

 

………結論から言うと、負けてしまったのですね。

 

本来ならば華々しく勝利して「勝ったぞ!」と書きたかったのですが……どうにも今遊んでいるレベルの強さと私の実力とがちょうど拮抗しているらしく、従って勝率も互いに同じ程度なので、なかなか思い通りには勝てないのです……。


今からやり直すのもアレですし、また最初に一度負けておいた方がこのあとリベンジをする楽しみが増えるとおもうので、とりあえず負け対局を包み隠さず書こうと思います。


当方一応できる限りわかりやすく書こうとは思うのですが、内容が内容だけに少々マニアックになりますし、多分知らない人が見るとちんぷんかんぷんだと思いますがそこはなにとぞご容赦下さい……。


……とりあえず、以下でいちおう簡単に説明します。

こんな適当な説明があってもわからないものはわからないかもしれませんが……。


VS Chess Titans。久々にかなり手間取る……

さて……、問題の対局なのですね。


上の盤の写真そのままで進みます。

つまり、白が私です。


いちおう念のため断っておきますが、チェスでは白が先手となります。

この辺黒が先手になる囲碁やオセロとは逆なのですね。


先手である以上、おそらく私が幾分か有利なはずではあるのですが……実際はよくわかりません。


というのも「五目並べ」などはコンピュータによる解析が終わっており、理論上「先手が有利になる」ということがわかっています(つまり、互いに最善手を出した場合、必ず先手が勝つ)。

ですが、逆に「6×6オセロ」や「どうぶつしょうぎ」など、「後手が有利になる」ゲームもありますし、「三目並べ」などの「必ず引き分ける」ゲームもあるのですね。


またこれらとは違ってチェスはあまりにも複雑であり、いまだにコンピュータによって「解析」され尽くしていないので、実際のところ先手後手どちらが本当に有利なのかはわからないのですね。


それにどういうわけか私は後手に回った時の方が勝率が高いのです……なんでだろう。


それから、盤には白から見て盤の左下から横方向にa~h、縦方向に1~8の番号が振られており、各マスはそれらを組み合わせた座標を使って呼びます。

従って白から見て盤の左下のマスはa1、右上のマスはh8となり、これらの座標を使って棋譜を表記していくのですね。


……この辺算用数字と漢数字を組み合わせる囲碁や将棋とは違うのですね。(以後も欧米ではアルファベットと算用数字を使いますが……。)


またチェスの駒の名称は世界各国で違いますが、とりあえず日本の棋譜では各駒は以下のように表すのですね……。

K  キング(王様)
Q  クイーン(女王様)
R  ルーク(飛車)
B  ビショップ(角)
N  ナイト(桂馬)
(P) ポーン(歩兵。棋譜には書きません)

 

さて……以上です!


……我ながら何と適当な説明だ。


とりあえず、対局スタート!なのですね。結果は如何に?(って結局負けましたが……)


序盤……ここまでは互角

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5手目です。

……いきなり5手目で……さらにいきなり複雑な状況で申し訳ないのですが……。

順番違いの「クイーンズ・ギャンビット」という定跡から始まりました。

ここまでの棋譜はこんな感じなのですね。

1.d4 e6 2.c4 Nf6 3.Nc3 d5 4.Bg5 Be7 5.e3 h6

1手目の歩兵をe4とするかd4とするかはひじょうに悩ましいところなのですが、私は頻繁にd4を指すのですね。


Chess Titansが先手になった時、ほぼ確実にd4を指してくるので、私もそれにつられてd4ぐせが付いてしまったようです。


なお、こちらが駒を動かすとChess Titansはあっという間に次の手を指してくるので、スクリーンショットは必ず相手のターンの直後の画像になってしまうのですね。

本当なら自分が駒を動かした直後で、相手がまだ反応していない時の画像が欲しいのですが、ソフトの特性上それは難しいようです。


とりあえずここまではまだ状況は五分五分です……。


9手目……相手がミスをした?

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さらに進んで9手目。

6.Bh4 O-O 7.Nf3 b6 8.Bd3 Bb7 9.O-O g5

「O-O」はキャスリングという手を表す記号です。

キャスリングは自分の王様と飛車を一手で入れ替える特別な手なのですね。

飛車を前線に送り出すとともに、王様を安全な隅の方に逃がすというもので、1局につき1回だけ使えます。


……とりあえず……どうやら相手がミスをしたようです。

g列の歩兵が私の角を狙ってきましたが、本来はb列の桂馬を女王様の手前に動かすのが最善手だったようです。そうすればd列に移動させた桂馬でf列の桂馬を守ることができるのですね。


なおこの形は「クイーンズ・ギャンビット・ディクラインド」という定跡の「タルタコワ・ディフェンス」という変化形であるようです。


タルタコワさんという昔のチェスの達人が愛用したのでこの名前が付いたらしいのですが、私はこんな定跡初めて見ました。

割と適当に指しているのにどこかしらの定跡に当てはまってしまうとはなんとも面白いですね。


11手目……そこそこ有利

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11手目。

10.Bg3 g4 11.Ne5 h5

角は退避させましたが、先ほどのg列の歩兵がh列の歩兵を引き連れてどんどん迫ってきます。なんという押しの強さ……。


f3にいた桂馬が危なかったのですが、私自身ちょうど桂馬をアウトポスト(自分の歩兵に守られたマスで、ここに桂馬を置くとわりと有利になる。ここではe5)に移動させたかったので、これはこれでOK。

自分がちょうど動かそうと思っていた駒を狙われると、こちらは「よける」と「移動」を同時に行うことができるので、有利に立ち回ることができるのですね。

でも王様の目前にまで迫った2体の歩兵はいささか気になるのですね……。


13手目……無茶をした

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13手目……。

12.Qc2 Nc6 13.Bg6 fxg6

……いささか無茶をしたのですね。最初の犠牲者が出てしまいました。


犠牲になった戦友は白が左、黒が右に表示されるのですね。


私が放ったのはかなり悪い手だったようですが……角をおとりにして進路をこじ開けようとしたのですね。

ですがその後思惑通りf列の歩兵が私の角を取ったので(これは相手の致命的なミス)……c2にいる女王様を相手の王様の正面に送り込むことができます。


これで……王手!


14手目……まずいかも……

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14.Qxg6+ Kh8


当然相手の王様は逃げますが、私の女王様の射程圏内につかまってしまっているため、ここからだと動けません。

……本来ならここで再び女王様を王様の目の前に持って行くべきだったようですが、私は桂馬をf7に置いて畳み掛けたのですね。

当然f8にいる飛車が反撃してきますが、桂馬を犠牲に飛車を取れるわけですから……ここは私が………特に得はしないのですね。あれ……。

既に私の角が犠牲になっていますから、今更飛車を取ったところで駒の状況は五分五分……女王様が敵陣内に入った以外はあんまり意味がありませんでした。


……まずったかもしれない。


とりあえず、その後迎撃してきた相手の飛車を取り、度重なる王手を繰り出し、気になっていた手前の歩兵を殲滅。


20手目……嫌な予感しかしない?

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20手目。

15.Nf7+ Rxf7 16.Qxf7 Qd7 17.Bh4 Qd8 18.Bxf6+ Bxf6 19.Qxh5+ Kg7 20.Qxg4+ Kf7


……ですが……、かなりな無茶をしたようです。

我ながらどうしてこのような悪手を連続で繰り出すことができるのか理解に苦しむのですね……。

きっとよほど手前の歩兵が気になったのですね。


なんにせよ、これでマテリアル(取った駒の強さの合計)では11:9で私が得をしています。


………ここまでは。


注意しなければならないのは、確かにマテリアルでは私が得をしていますが、そのほとんどが歩兵であり、またこの時点で私は既に角を2つとも失っているのですね。


相手の飛車と桂馬を獲得してこそいますが、射程距離が長く、すぐに戦場に出ることができる角を早い段階で失ったのは今から思えばかなりの損害でした。

対局中にそれに気づけばいいのに考えるのに夢中でこういうところまで気が回らないのですね……目の前のことに夢中になればなるほど進路を誤るなんて、まるで人生そのものなのですね。


……私の飛車はまだ2つ残っていますが、自分の歩兵が邪魔で当分戦場に出ることができません。

逆に私が歩兵をたくさん取ったことにより、相手の飛車はもうすぐ出てきてしまいそうです。

私の歩兵たちは戦場のど真ん中を制圧しており、敵の侵入を阻むバリケードを築いてくれてはいますが……こ、これは……。


自分も動けないのですね。


唯一相手の王様を攻撃できるところに、最強の駒である女王様がいてくれますが、いくら女王様が強くても、ひとりだけでゲームに勝つことはできないのですね。

最低限バックアップをしてくれる味方がもう1人は必要です。


バリケードのスキマを縫って外に出られる角は、こういう状況では女王様のバックアップに最適なのですが……。

……角を手放してしまったツケが、そろそろ回ってきたようです。


マテリアルの数字ばかりを見てその中身を気にしないでいるとこういうやっかいなことが起きてしまうのですね……。


こ、これは……。

嫌な予感しかしない、のですね……。


で、案の定……


41手目……いつの間にか逆転されている

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41手目……どうしてこうなった。

21.cxd5 exd5 22.Qf3 Ne7 23.Rfe1 Ng6 24.e4 Kg8 25.e5 Be7 26.Qg4 Bg5 27.e6 c5 28.Qf5 Qf6 29.Qf3 Qxf3 30.gxf3 cxd4 31.Nb5 d3 32.Nd6 Ba6 33.e7 Nxe7 34.Re5 Bf6 35.Re6 Bxb2 36.Rae1 Nc6 37.Rg6+ Bg7 38.Nf5 d2 39.Rxg7+ Kh8 40.Rd1 Nd4 41.Rf7 Be2


ありゃりゃ……こうなってはもう勝ち目がないのですね。

d2にいる黒の歩兵を放置すると、一番手前の段まで下りてきて成り、次期女王様になってしまうのですね。

かといって飛車で取ってしまうと、次の瞬間d4にいる桂馬がf3に飛んできて、私の歩兵を1人亡き者にするとともに王様と飛車両方を一度に攻撃してくるので、いわゆる「フォーク」が掛かってしまいます。

当然王様を逃がすしかないわけなのですが、そんなことをすれば最後の希望(?)d1の飛車がやられてしまうのですね。


だからといって先に桂馬を桂馬で取ってしまうと、当然e2の角が飛車を取ってしまいます。

そうするとd2の歩兵を止めることができる駒がもういなくなってしまうのですね……。


……前の番にg7に飛車をやってしまっていたので、私の桂馬で相手の桂馬を取ると相手の王様に上にいる飛車がやられてしまうのですね。

なので上の飛車をf列にズラしたのですが……そんな暇は無かったようです。

どうにも飛車を犠牲にしてでももっと早い段階で黒の桂馬を取っておくべきだったようです……う~ん……。

 

結局負けた件。とりあえずリベンジしよう……

最初の方は割と有利だったのですが……飛ばし過ぎたのがいけなかったのかも……?

とりあえず最後の方はこんな感じだったのですね。

42.Nxd4 Bxd1 43.Kf1 Bxf3 44.Rxf3 d1=Q+ 45.Kg2 Qxd4 46.Kg3 Rg8+ 47.Kh3 Qg4#


……もう画像がありません!

 

夢中になりすぎてスクショを撮り忘れていたようです。


せめて引き分けに持ち込めないかと思ったのですが……現在の私の実力では難しかったようです。


……2019年の初対局だったのですが……散々な結果になってしまったようです。新年初対局がこれかよ!


仕方がありません……ちょっと……今度また暇を見て「リベンジ」するのですね。


それにしてもまだレベル6なのにこれとは……上手い人が見たら「何ヌルい手指してんだ!」と怒られてしまいそうです。


う~ん、もう少し練習量を増やしたいところなのですが……なかなか難しいのですね。

令和祭り!新元号発表後、お祭り騒ぎはまだまだ続く?でもちょっと便乗しすぎじゃ……

1日に新しい元号「令和」が発表され、早くも今日は3日ですが……まだまだお祭り騒ぎは続くようです。

おそらくこれから実際に改元が行われる5月1日あたりまでは強弱の程度の違いはあれどこの状態が続くものと思われます(?)


今のところは新聞やニュースサイトでも毎日関連記事が報じられ、中でもきのう発覚した「令和以外の5つの候補」の話は割と衝撃的だったのですね。

こんなに早く公表されてしまうだなんて!おまけに5つのうちの1つである「英弘」は結構かっこいいのですね。


……さて、新元号発表に伴い、元号」関連の品物がそこかしこで売れているようです。

まず「令和」の典拠(≒元ネタ)である万葉集と、その関連書籍が、今現在アマゾンさん含む全国の書店で好評発売中なのですね。

きっとみなさんの最寄りの本屋さんにも並んでいるものと思われます。


また新元号発表当日つまり1日には「号外」が新聞各社から発行され、そこかしこで無料で配られたのですね。

当然数に限りがあり、各地でバーゲンセールのような激しい争奪戦が繰り広げられたようです。


またこれの「号外」はコレクターはもとより普通の人にとってものどから手が出るほど欲しいものだったようで、その後同じく無料で配られた「令和コーラ」「令和ハイチュウ」「令和Tシャツ」などとともにネット上でトンデモない値段で取引されているようです。


詳しい話は以下のリンク先で見られるので省略することにするのですね。

www.youtube.com


……それにしても「タダ」で手に入ったものにこうも凄まじい値段が付くとは……。

そしてその凄まじい値段で実際に「買ってしまった」人がいるとは……。


いやはや値段というものはかくもいい加減なものかと実感するとともに、値段の高さを前に臆することなく欲しいもの手に入れてしまうという「令和欲」のすさまじさを感じるのですね。


また、無料で配られた上記号外や記念のお菓子などのほかにも、額縁に入った歴代元号のガチャ(令和含む)や、「令和」と書かれたマグカップ、クリアファイル、スマホケースなどのいわゆる「令和グッズ」の販売も行われているようです。

中には障子などの変わり種もあるようで……見ていると色々と飽きないのですね。


一体どんな「令和グッズ」があるのかはこちらのサイトさんが詳しいので引用させていただくとして……。

negitk.com


なんにせよこういったグッズを販売する「今しか開かない」お店なども存在していたのですね……私が聞いたものはきのう2日で終わってしまったようなので詳細がイマイチ不明なのですが、引き続きネットでは取引されているようです。

……これのことかな……。私が聞いたのは確か「令和ショップ」という名前で、秋葉原だったはずなのですね。

www.sponichi.co.jp

www.sanspo.com


……きっと幻のお店なのですね。

 

キナギタウン沖にごくまれに出現するあの「マボロシ島」の如く、数十年に1度だけ、秋葉原含める各地にこのようなお店が出現するに違いありません。

 

グッズを買うかどうかは別として、私も是非とも行ってみたかったのですが……この時はあいにくと色々と用事があって秋葉まで遠出はできなかったのですね……。

と、いうより、「令和ショップ」の存在を知ったのは実はきのう2日が終わる辺りだったのですね……つまり、存在を知った時点で既に閉店してしまっていたのですね。


なんにせよこの状況は……傍から見ているとなんだか割とヘンな感じもするのですね。


元号が発表され、間もなく元号が変わるという数十年に一度の一大イベントが起こるその前夜……という盛り上がったムードなのはわかりますし、騒ぎたくなるのも理解できるのですが……。

しかしここまで関連商品が雨後の竹の子のようにそこかしこに生えて出てきて、またそれがあり得ないほどの値段で取引されているなんて……。


と、いうより……ここまで万葉集だの令和グッズだのがブームとなり、また皆がそれに乗じて記念品を販売しまくるって……。


……ここまで便乗するのも正直どうかと思うのですね……なんだか歴史的なイベントが、一部の「売りたい人」達のお金儲けの手段に利用されている感が否めません。


ひとたび何かが起こると皆がペンギンかフラミンゴの群れの如くこぞって同じ方向を向いてしまうのはこの国の面白いところですし、また悲しい性でもあるということはわかっているのですが……なんとなく解せない気が……。


……まぁ、でも……売る人も買う人も、みんなそれなりに楽しんでいるようですし、これはこれでいいのかな……。

 

それにかくいう私もこんな記事を書いていて……十分「便乗」しているのですね。

 

とりあえず、機会があったら「令和グッズ」を探してみるのですね。

きっと秋葉原以外のお店でも売られているかもしれません。

 

………秋葉原でもまだ「令和ショップ」をやっていたりして……?

かなり貴重?平成31年のコイン。そういえば令和はどうなるの?

平成31年発行の十円玉!

個人的な話でたいへん恐縮なのですが……。


先日近所のコンビニで、このようなものをもらったのですね。

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新品の十円玉なのですね。

ですがただの十円玉ではありません。よく見ると年号のところに「平成三十一年」とあります。


………こ、これは……!!!

待ちに待った「平成最後の年」のコインなのですね!


製造されるのかと気をもんでいたのですが本当に作られていたようです!

きっと何年かしたらプレミアが付くに違いありません!

大事に持っておかなければ……使うだなんてもってのほか!!!


貴重なもの……?

……などとひとりで盛り上がってしまいましたが、おそらく普通の人から見ると何がそんなにすごいのかイマイチわからないのですね……。

なのでとりあえず説明するのですね。


まず、前提として……。


コインを製造している「造幣局」は、毎年その年号(元号で)が刻まれたコインを作りますね。

なので「平成三十一年」と書かれたコインは平成31年の間に作られることになります。


ですがことし……2019年は、元号が変わる節目の年であり、今年5月からはきのう発表された「令和」になってしまうのですね。

……つまり、同じ2019年の前半部分(1~4月)は「平成31年」であり、残りの部分(5~12月)は「令和元年」となるのですね。


1つの年の中に2つの年が混在しているとはなんとも奇妙な感じがしますが、それが「元号制度」の面白いところでもあるのでしょう。

なんにせよこうしてみると平成31年は1~4月の4カ月間しかないということになります。


………その「短い期間の間に製造されたコイン」なので流通量も少なく、貴重なのですね。

 

……たぶん。


また、単純に元号が変わる記念すべき年」というのもあり、その影響で「プレミアが付きそうだ」というのもあるようです。


似たような現象が起こったのが昭和最後の年である昭和64年なのですね。


昭和の次の元号である平成は、1989年1月8日から始まっています。

つまり、昭和64年は1月1日から7日までのわずか7日間しかなかったのですね。


……この間に発行されたコインが現在ではかなりの希少価値を持っている……いや少なくとも、コインコレクターならば欲しがるものだということは割とよく知られているのですね。


4カ月と7日ですから、きっと平成31年よりも昭和64年の方が希少価値が高いのでしょう……たぶん……?


ドコで手に入るのか

さて……問題の平成31年コイン、確実に手に入れるにはどうするべきなのでしょうか。


私が手に入れたように普通のお店でもらえることももちろんありますが……おそらくそれは「非常に稀」なケースなのですね。


やはり確実に手に入れるには造幣局さんの「コインセット」を買うのが手っ取り早いのですね。


造幣局さんのサイトや、局構内にあるお店「ミントショップ」では、毎年その年のコイン全種類を集め、ケースに収めた「ミントセット」や、少し特別な(プレミアムな?)ケースに収まった「ジャパンコインセット」、コインに特殊な加工を施した「プルーフコインセット」などが売られています。

コインセットは以下の5種類があるのですね。


記念貨幣やら文化遺産やらがどういうものなのか……イマイチよくわかりません。

……たぶんプルーフ貨幣セット以外は中身が同じでケースや付属品が違っているようです……?

プルーフ貨幣はコインそのものに特殊な加工が施されており、見た目がとてもきれいなのですね。

参考までに私の所有している2016年のプルーフコインセットの写真なのですね。

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……あんまりイマイチよくわかりませんね……。

 

というよりイマイチ上手く撮れていないような……。

……まぁいいか。


なんにせよ、どれも額面の合計よりお値段はやや高めになってしまうのですが、確実に全種類そろえることができるのですね。


ちなみにこちら、平成31年の「平成31年銘ジャパンコインセット」なのですね。

www.mint.go.jp


こちらはミントセットの方です。

www.mint.go.jp


……ですが、ご覧いただければわかる通り、ジャパン~の方は既に販売が終了してしまっているのですね。

どうやら申し込みが殺到したらしく、あっという間に売り切れてしまったようです。

この後造幣局のお店で4月の下旬から再度販売するそうなのですが……。


また現在も販売が続いている(というよりこちらもいったん売切れてから再開したようです)ミントセットの方も、割と供給が追い付いていない感じなのですね……。

 

……やっぱり「平成31年コイン」は貴重なのですね。


……なので今現在の段階で平成31年のコインを手に入れるのは既に相当難しいようです。


こ、これは……。

……造幣局で直接買うしかなさそうなのですね。遠い……。


それにしても、こんなに貴重なコインを入手できたなんて、きっと私は相当に運が良かったに違いありません。

もう何カ月も待ち続けてやっと1つ手に入ったきりだなんて!

頻繁にチェックしていれば全種類タダ同然で揃うかと思ったのですが……甘かった……。


ちなみに前述の昭和64年は諸々の事情で五十円玉と百円玉を製造しなかったらしく、貨幣セットは販売されていないのですね。

ですがこちらのサイトさんにはしっかり「五十円玉と百円玉が無いコインセット」が載っています。

akky.in.coocan.jp


……どうやら別の団体が独自に作ったようです……?

 

……いわゆる「非公式」のコインセットなのですね。


令和のコインはどうなるの?

さて……ここまで来ると気になるのが、「令和元年」のコインセットなのですね。

こちら、ハフポストさんの記事にいろいろ書かれているのですね。

www.huffingtonpost.jp


……どうやら造幣局さんも昨日初めて次の元号を知ったようです……。


なんにせよこれから金型を新たに作らなければならず、それに2か月ほどかかるそうなので、「令和」コインが流通し出すのはもう少し先になりそうですね。

……平成31年のコインを全てそろえるのは無理だとしても、「令和元年」のコインなら間に合うかも……?


とりあえず、これは期待して待ちましょう。


……でも貨幣セットは高いのですね……。