何とはなしに、きつねとコーラ。

管理人のきつねとその相棒のべっつりコーラが、日々の出来事について思ったことや感じたことをただ淡々と述べていくだけのブログ。

ベネチア水没?水の都が水浸しの都に!

イタリアで暴風雨

寒くなってきましたね。
今日なんか私の住んでいる所では気温が15度程度しかなく、ついつい余分なものを一枚羽織りたくなってしまいます。
そろそろ早く温かい毛が伸びてくれればいいのにと思う時分なのですが、この寒い季節になんと水の話題です。

先月……と言ってもつい3日ほど前の話なのですが、10月29日にイタリアが暴風雨に見舞われたそうですね。

おかげで観光で有名な北部の町ベネチアも被害に遭い、また満潮の時間と間が悪く重なってしまったこともあり、海の水位が増えて町の4分の3が沈んでしまったそうです。
2008年に起きた高潮による洪水以来10年ぶりに水の深さが156センチを超えたそうで、地元の人たちや観光で来た人たちは長靴を履いて町中を歩きまわっていたようですね。

またちょうどベネチアラソンの開催日とも重なり、参加していた人たちは冠水した道路を走る羽目になったそうです。
……ただでさえ苦しいマラソンに足元の水の抵抗まで加わってしまったのですね……これは大変だ……。

さらにお店やレストランも閉まり、名物の水上バスまでが運航休止になるほどだったそうなので、かなり想定外な大災害だったのかと思ったのですが、どうやら洪水自体はベネチアではよくあることみたいですね……。

今の季節はちょうど低気圧と季節風、潮の満ち引きなどの関係で高潮による洪水が増えるそうで、地元では「アックア・アルタ(Acqua alta)」と呼ばれているそうです。
「アックア・アルタ」は元々単に満潮を表す言葉だったらしいのですが、いつの間にかベネチア周辺の異常な高潮を表すようになったのですね。
洪水の季節は秋から春まで続くのだとか。

秋から春……一番寒い時ですね……こんな時に町じゅうが水浸しになるなんて考えただけでも恐ろしいですね。
それともイタリア半島は日本よりかは温かいのでしょうか……。

いやいやなんにせよ一年のうちの半分以上が洪水の季節だなんて、なんだか有名な観光の名所が牙をむいた素顔が意外な所で垣間見えた気がしますね……。


ベネチア

ラテン語で「ウェネティ人の(土地)」を意味する「Venetia」という言葉に由来する名前を持ち、大小さまざまな水路が入り組んでいる言わずと知れた「水の都」ですね。

アドリア海の女王」などと呼ばれているベネチアですが、同時に「沈みゆく街」などとも言われていますね。

どうやら歴史的にみても洪水や高潮とは縁が深い仲のようです。

ベネチアは元々5世紀頃にゲルマン人の襲撃から逃れた北イタリアの人々が、「ベネチアの潟」と呼ばれる干潟に作った町なのですね。
ベネチアの歴史はどうやら紀元452年にはもう始まっていたようです。

当時は足を取られるほどの沼地だったらしいのですが、みんなが協力し合って地盤固めの工事をし、人が住めるようになったのだそうです。

ただし整備されたとはいえ、元が干潟なので昔からずっと浸水被害に悩まされてきたのですね。

また戦後、対岸で工業用地下水のくみ上げを行ったせいで地盤沈下が進み、さらにそこに地球温暖化の影響で海面が上昇したのも加わって水位が26センチも上がってしまったようです。

現在では地下水のくみ上げは禁止されているので地盤沈下は治まったらしいのですが、海面上昇は未だに治まらないのですね。
今世紀末には浸水が1日2回、年間660回に達するという予測もあるそうです。

1日2回……満潮の時間に合わせて毎日2回も町が沈むのでしょうか……。

そのうち沈んだまま元に戻らなくなったりして……?

街が……沈む!

まさに「沈みゆく街」ですね……。

きっとその内ベネチアは「水の都」や「沈みゆく街」ではなく「水没した街」「水に滅ぼされた都」と呼ばれるようになり、少し前に関西国際空港で見られたあの光景が実は未来のベネチアの姿だったのだとまことしやかにささやかれ、当時関空に滞在していたイタリア人たちの間で伝説として語り継がれていくのだろう。

ただ、定期的に洪水に見舞われている分対策の方も万全で、48時間前から洪水というか高潮の発生を予測して危険地域の人たちに知らせることができるのですね。
さらに町には「ギャングウェイ」というシステムが備わっており、実際に水が入ってきた場合に活躍するのだとか。

「ギャングウェイ」は金属の支柱と木の板でできた足場(机?)をたくさん並べて道を作るというもので、これなら道路が水に沈んでしまっても住民の通り道を確保することができるのですね。

でもそんなにたくさんの足場、普段は一体どこにしまってあるのだろうか……。

これらの足場は普通は高潮の潮位から120センチ程度の高さに設置されるのだそうで、今回も最初のうちは活躍していたそうです。
ですがさすがに水位が上がりすぎたらしく、洗い流される危険もあったため最後の方は撤去されてしまったみたいですね。

さらには観光名所で知られているサン・マルコ広場や大聖堂もついに水没して閉鎖され、町のお店もポンプやシャッターなどで浸水を食い止めようとしていたという話なので、やはり今回の洪水は想定外の異常事態だったのでしょう。

ただ、水浸しのプールと化したサン・マルコ広場で水遊びを楽しんでいる人たちもいたようです……。

この寒い時……いや、災害時に水遊びだなんて……やっぱり慣れっこなんじゃ……?
なんというか……逞しい……のかな……。


モーゼ計画

ですがさすがにベネチア市の方でも高潮をどうにかしようという話が出ているみたいですね。

その一つが「モーゼ計画」と呼ばれるプロジェクトです。

これは可動式の防潮堤を建設する計画で、現在ベネチア市が進めていますね。

「モーゼ」という名前は旧約聖書で海を真っ二つに割ったあの人の名前と、イタリア語の「Modulo Sperimentale Elettromeccanico(実験用電子工学モジュール)」の頭文字の「MOSE」とをかけて付けられたのだそうです。

ベネチアの周りの海は「潟(ラグーン)」と呼ばれる地形になっていて、細い半島や島に囲まれていますね。
この島と半島がベネチア島の浮かぶ内側の海と、その内側の海を囲むさらに外側の海との間を隔てていて、天然の防潮堤のような役割をしているのですね。
その天然の防潮堤には三か所切れ目があり、高潮はそこから内海に進入してくるようです。

そこでそれらの切れ目にそれぞれ高さ30メートル、幅20メートルの金属製の防潮堤を合計79基設置することにより、高潮を食い止めようというのがこの「モーゼ計画」なのですね。

防潮堤は普段は水の中に沈んでおり、外からは見えませんが、高潮が110センチを超えると持ちあがって現れ、外海からの水の流入を遮るのですね。
これにより内海の水位を外海よりも2メートルほど低く保つことができるのだそうです。

2003年から工事が始まり、2011年には完成する予定だったのですが、色々と問題もあるようで、今までに何度も延期されているのですね。
当初の見通しよりもコストが大幅に多く掛かることが分かった他、2014年にはこの計画をめぐる汚職事件で市長さんたち幹部が逮捕されたのだそうです……おかげで計画は遅々として進まないのだとか。

一説には堤防完成は2022年ころまで掛かるのではないかと言われています。
なんだか他人事とは思えない気がするのですが……。
日本でもありませんでしたっけ、そんな建設計画……?

また実際に完成したとしても、外海の水を完全には防ぎきれないという問題やら外海からの海水の流れが止まることにより内海の水質が悪化し、生態系に悪影響を及ぼすのではないかという懸念やらいろいろ問題があるようです……。

……なんだかどこかで聞いたことがある話ですね。
「景観を損ねる」だの「生態系に悪影響が出る」だの「そもそもお金がかかりすぎる!」だのの指摘があるところも妙にリンクする本家の方も気になりますが、ベネチアの堤防……どうなんでしょうね……ちゃんと完成するのだろうか……。

いっそのこと普段は目に見えないが確かにそこに存在しているし町の人々に認知もされているあの青と赤の二柱の水の都の護神と伝説の宝石の力で町を高潮から守ることができればいいのに。
長きにわたりゲルマン民族の攻撃に耐えてきたベネチアなのだから、その中枢部には町を守る古代文明の防衛システムが備わっていて、青い方の神と宝石とを動力として起動するに違いない。

ともあれ、この「アックア・アルタ」……「体験したい方は今がチャンス!」……らしいですよ……。
1メートル以上の深さがある洪水だなんて、おまけに後でベトベトになる海水だなんて、私はごめんですけど!

JAXAのH2Aロケット40号、相乗り下町衛星!

4基の超小型衛星

昨日に引き続き、ことし10月29日13時8分発のH2Aロケット40号の搭乗衛星について想ったことをいろいろと書いていこうと思います。

このロケット、6基の衛星が搭載されていましたが、昨日はその内の2基について書いたところで終わってしまいました……。

でもまだ4基、残っています。

いずれも地方の大学と企業が共同開発した「下町衛星」たちで、以下の面々です。

 東北大から「ディワタ2B」
 静岡大から「あおい」
 愛知工科大から「がまキューブ」
 九州工業大から「てんこう」

調べてみるとどれもこれも魅力的な衛星ばかりで、これだけでドラマになりそうです……池井戸さん書いてくれないかな……「下町衛星」。

上から順に、詳しく見ていきましょう。


東北大の「ディワタ2B(DIWATA-2B)」

これは……なんとどうやらフィリピンとの共同開発のようです。「下町衛星」と言いつつ早くも世界に飛び出してしまいました……。
そのせいか残念ながら日本語の資料が殆ど出て来ません……詳しいことはよく分かりませんでしたがきっと素晴らしい衛星なのでしょう。

今までにも「ディワタ1」、「ディワタ2」が開発されているようなので、その後継機なのだと思われます。

「DIWATA」という名前はフィリピンの言葉で「妖精」を意味する言葉に由来するようです。


静岡大の「あおい(Stars-AO)」

さて、次は静岡大の衛星です。

かなり小さな衛星ですね。大きさはわずか10センチ四方の立方体で、直径3センチのレンズを持つ超高感度カメラや無線機などを搭載しているようです。無線……?
高度約600キロの衛星軌道上を秒速約8キロで周回するのですね。目標に向かって姿勢を変えることができるようです。イオンエンジンか何かを積んでいるのだろうか……。

予定では半年から1年間稼働させることになっており、大気中のちりや雲の影響が少ない軌道上にいることを活かして星空の静止画像を撮影するのだそうです。

……なるほど!星を撮影する衛星なのですね!
地上から星を見るよりも、雲の上から星を見た方が遥かに鮮明ですものね!
これは「宇宙から地球を見る」衛星ではなく「宇宙から宇宙を見る」タイプの衛星なのですね……鮮明な夜空の写真を撮るために、夜空に近い高い場所まで昇りたかったのでしょう。

まさに「天空の写真機」ですね。

また従来の超小型衛星の100倍の速度を持つ高速通信によるデータの転送ができるようで、撮影した画像は中高生向けの科学教室でも活用するのだそうな。

……すごい……下町衛星で撮影された写真が子供たちの教材に!なんだか用途もしっかり地域密着している感じがしますね。

また、この「あおい」は静岡大の超小型衛星「STARS」シリーズの4号機なのだそうです。

「あおい」を含めて、「STARS」は今までに5機も出ているのですね。
3号機である「STARS-C」、通称「はごろも」が今年3月まで運用されていたようです。

最後に打ち上げられたのは現在運用中の「STARS-Me」、通称「てんりゅう」で、こちらは5号機だそうです。

つまり、打ち上げの順番が4号機「あおい」と逆になったのですね。

……開発の順番は番号通りだったのだろうか……。

静岡大のサイトによると2号と3号は既に寿命を迎え、大気圏に落ちて行ったそうなのですが、1号機その名も「STARS」はまだ運用されているのですね。

ところで、「あおい」以降は「Stars」の表記が小文字になっているのですね……何かの意味があるのでしょうか……。


愛知工科大の「がまキューブ」

……なんだか愛らしい名前ですね。
愛知県蒲郡市にある愛知工科大と地元の7社の企業が共同開発した衛星で、これも静岡大の「あおい」と同じく10センチ四方の小さな立方体なのですね。

「いぶき2号」と同じ高度613キロで放出されたあと、秒速7.3キロで地球の周りを1周1時間半で回るのだそうです。
途方もないスピードですが、「あおい」より少し遅いのですね。たぶん「あおい」に比べると軌道が地球から遠いからでしょう……多分。

表面の太陽光パネルで充電し、搭載された大きなLEDを地上からの操作で一日約3分間光らせるようです。
約7年半可動を続ける計画なのですね。

しかもなんと、地上からも肉眼で見ることができるのだそう……えぇ?ほんとかなぁ……。
……10センチ四方の小さなキューブが613キロも離れたところから見えるなんて、驚きです……。
多分光るから……なのだと思いますが……いくらLEDでもそんな強い光が出せるものなのかな……。

いや、きっと出せるのでしょう。何せ地元の企業が技術の粋を集めて完成させたのですから。

この「がまキューブ」、地元の金属加工会社の技術で大幅な軽量化に成功し、当初よりも約290グラム軽い1.36キロを達成したのだそうです。
すごいな……水の2リットルペットボトルよりも軽いですよ……。
もしかしたら私でも持てるかもしれない……?

また全方位を撮影できる魚眼カメラを2基装備していて、撮影した宇宙空間の画像を地上に送ったり通信や電波環境の調査もする予定……なのだそうです。

……いろいろと多機能なんですね……ただ光るだけじゃなかった。
これ、衛星のジャンルとしては何衛星になるんだろう……?「宇宙画像電波環境観測LED発光衛星」?

何にせよかなり色々な成果を上げてくれそうですね!
超小型衛星のなんでも屋さん……かな?


九州工業大の「てんこう」

……名前に親しみがわくのは「天狐」を連想するからでしょうか?
……多分「天光」や「天恍」なのだと思いますが……。

九州工業大と地元の4社の企業が共同開発した、「低軌道地球環境観測超小型衛星」。
直径約50センチ、球に近い十四面体で、重さは23キロあります。

「ディワタ2B」の詳細が分からないため一概には言えませんが、4つの超小型衛星の中ではおそらく一番大きくて重いのですね。

全面に太陽電池を搭載しており、高度600キロの軌道を回りながら活動するのですね。

他の衛星など、宇宙で稼働する機械に誤作動を引き起こす宇宙からの放射線、「宇宙線」を観測し、その情報を公開するのだそうです。
これにより他の超小型衛星などの機器が宇宙線によって故障したり、不具合を生じたりするのを防ぐのですね。

つまり、宇宙線がない安全な場所を他の衛星に教えてあげるのですね。何だか崇高な目的ですね……。

また宇宙環境下での最先端素材の劣化具合なども調べるようです。
最先端素材……というのは自分の機体を構成している素材でしょうか。

この衛星、何やら九州の4企業が材料を提供し合って生まれたようです。
おそらく材質もかなりのハイテク素材が使われているに違いありません。

材料の名前を見ても……よくわかりませんでしたが。

2年間稼働予定で、観測データはアメリカやメキシコの大学とも共有するのだそうですね。


下町衛星、宇宙で活躍中!

先にも書きましたがこれらの4基の衛星はいずれも地元大学と企業が共同開発した「下町衛星」です。
残りの2基「いぶき2号」と「ハリーファサット」ももしかしたら下町から生まれた衛星なのかも……。

こんな所でも下町の町工場の力が宇宙へ行き活躍しているのですね!
何だかドラマを感じますよね。それから宇宙、調べれば調べるほど色々と物語が見えてきてとても深いです。

衛星は6基とも無事に打ち上げも終わり、現在稼働中なのですね。
これらの衛星にはぜひ天寿を全うしてほしいものです。

また、これらの衛星誕生のいきさつも、機会があったら調べてみたいと思います。

その時はまたここに書くかも……?

日本とアラブの衛星相乗り!さらに下町衛星も宇宙へ!

H2Aロケット40号

またもや頭の中で「下町ロケット」のテーマが鳴り響くニュースが!

昨日の13時8分、鹿児島県の種子島宇宙センターから衛星を搭載したロケットが打ち上げられました。

このロケットはH2Aの40号機で、搭載されていた衛星はなんと6基。
打ち上げはもちろん成功で、衛星は6基とも無事に自分たちの持ち場に着くことができたようです。

そのうち2基は日本の温室効果ガス観測衛星「いぶき2号」と、アラブ首長国連邦(UAE)の地球観測衛星「ハリーファサット」という衛星なのですね。

どんな衛星なのだろう……?
気になったので6基の情報をそれぞれ調べてみました。
私が方方からかき集めた情報によると……以下のような衛星のようです。


いぶき2号

正式名称(?)は「温室効果ガス観測衛星いぶき2号(GOSAT-2)」。

名前のとおり、2009年に打ち上げられた世界初の温室効果ガス観測衛星「いぶき1号」の後継機なのですね。

いぶき1号は設計上寿命が5年しか持たないので、2018年現在の時点ですでに後継機が必要なのですね。
そこで環境省JAXAなどが合計215億円をかけて「いぶき2号」を共同開発したようです。

215億…………。
さすが人工衛星、なんだかもうよくわからないくらいの高額です。

高度613キロから主要な温室効果ガスである二酸化炭素やメタンの濃度を観測することが主な目的のようです。

いぶき1号よりも観測精度が大幅に向上しており、今までの8倍になっているとのこと。
その精度は500キロ四方で0.5ppm……つまり、都市や工場などの大きな二酸化炭素排出源を単位として観測したり排出量の推計をすることができるのですね。

これによって「この町の排出量はこれくらい、あの工場の排出量はそれくらい」などという事がわかるようになったみたいです。こ……細かい……。

また化石燃料を燃やした時にだけ出る一酸化炭素の観測機能も新たに追加され、そのおかげで各国の二酸化炭素排出量を正確に把握できるようになった……のだそうです。

うん……?
一酸化炭素を測れば二酸化炭素の濃度もわかるのでしょうか……国単位で?
その辺ちょっと仕組みがわからないのですが……一酸化炭素はいずれ炭素と結合して二酸化炭素になるという性質を利用したものなのだろうか……。

さらには観測を妨げる雲を避けるため、温室効果ガスを感知するセンサーの向きを自動で変えることができるようです。
なんだか高級ドローンに搭載されている自由に動くカメラみたいですね。

この機能は地球観測衛星では初めてなのだそうですが……今までありそうでなかった新機能なのですね……。


温室効果ガス

「いぶき2号」が凄い衛星なのはわかったのですが、そもそもどうして温室効果ガスの観測に衛星が必要なのでしょうか。
その辺りの事情も調べてみました。

日本では元々陸、船舶、航空機などを使って観測をしていたようですね。
ですが温室効果ガスの観測は地球の上……地上からではどうしても地域差が出てしまうようです。
場所によって観測設備があったりなかったりする上に、あったとしてもそもそも地上の設備自体が少なく、排出量が正確に測定できないのですね。

そこで、「衛星を使って空から観測しよう!」ということになり、「いぶき1号」が打ち上げられたようです。

太陽からは可視光線と一緒に赤外線も出ていますが、「いぶき」はその赤外線が地表に当たって跳ね返ってくるのを観測するのですね。

大気中を赤外線が通過するときに二酸化炭素やメタンは特定の波長だけを吸収するという性質があるため、どの波長が(吸収されて)無くなっているかを調べることでどこにどの種類のガスがあるのかがわかるのですね。
吸収されて無くなった量を調べれば濃度もわかるのだそうです。

これ、つまり人間の目が「色」を見るのと同じ仕組みじゃ……?

「色」というのは光の波長ですね。
可視光はRGB……つまり赤、緑、青の三つの波長の組み合わせでできていて、たとえば青いものは「赤と緑の波長の光を吸収し、青の波長だけを跳ね返す」ので青く見えるわけですね。
全ての波長の光を吸収してしまうものは「黒」く見え、反対に全ての波長の光を跳ね返すものは「白」く見えますね。

「いぶき」のガスセンサーも同じで、地球に当たって跳ね返った赤外線の「色」を見ることにより、そこにあるガスの種類や濃度がわかるのですね。

しかもこのように太陽が照らしてさえいれば地球全体を観測できるため、観測設備が整っていない地域の温室効果ガス濃度も問題無く測定できるとのことです。

まさか空から赤外線で温室効果ガスが「見える」なんて……驚きですね。

温室効果ガスの削減を目指す「パリ協定」では、それぞれの国が掲げる温室効果ガス削減の目標の達成状況や現在の排出量を定期的に報告するように義務付けられています。
それぞれの国がどれほどガスを削減できているかを、「いぶき」を使って確認するのですね。

「いぶき」だけでなく、欧米の衛星や日本の気候変動観測衛星「しきさい」(2017年12月打ち上げ)などのデータと合わせることで予測精度を高め、温暖化の仕組みの理解につなげる役割もあるそうです。

なるほどどうせならみんなの「目」を一緒に使った方が効果は大きいというわけですね。

また、パリ協定に積極的でない国を監視する意味合いもありそうです。

パリ協定の経過報告では一部の国が削減量をごまかして、本当は削減できていないのに「ちゃんと削減してるよ!」などと言うことがよくあるようです。
観測設備も国や地域によって違うので、それが本当なのか嘘なのか、よその国は客観的にはわからなかったのですね。

ですが「いぶき2号」の目にかかれば、どの国が本当はどれくらいの温室効果ガスを出しているのかが一目でわかってしまいます。

これによって今まで温室効果ガスの削減をサボっていた国もちゃんと本気で取り組まなければ怒られるようになり、世界の温室効果ガス削減量は年々増えていくのだろう。
世界の国々が等しく目標を達成するようになり、温暖化や昨日の記事に書いた棚氷「ラーセンC」の崩壊も止められるかもしれない……?


リーファサット

お次は「いぶき2号」と相乗りしていたUAEの人工衛星です。

正式名称を「地球観測衛星リーファサット」というようですね。

これはなんとUAE初の国産衛星で、地上を観察し、環境変化の監視や災害救助などに使う事を想定しているようです。
すでに3年前の2015年時点で帝国……じゃなくて三菱重工業が打ち上げを受注していたのですね。

割と前に受注されていたのですね……3年越しのプロジェクト達成……宇宙業界ではよくありそうですが……。


ともあれ、「ハリーファサット」の打ち上げ成功により、国産ロケットによる海外の衛星の打ち上げは韓国、カナダに続き3回目の成功となったそうです。
成功実績が増えれば海外の会社からの信頼も厚くなりますね!

実際UAE宇宙機関総裁のハマド・アルマンスーリさん(つまり、向こう版JAXAのボス?)も大喜びで、再来年には火星探査機をH2Aロケットで打ち上げる予定も上がっているようです。

……JAXAと三菱……新しいお得意さんを開拓したようだ……。

宇宙のフロンティア開拓もそうですが地上のお客さん開拓もきっと大事なのでしょう……。
「今回の打ち上げ、よかったよ。また次の打ち上げも頼むよ!」って何かこれ、普通のお店とお客さんの関係みたいですね……。
庶民とは縁遠いはずの宇宙分野が突如として身近に感じられた気がします……。

ともあれUAEの皆さん、記念すべき初の国産衛星の打ち上げが無事に成功してよかったですね!

これでH2Aロケットの打ち上げは34回、強化型のH2Bロケットを含めると合計41回、連続で成功したみたいです。
成功率は97%を超えると言いますから信頼性も抜群なのでしょう。
これは海外からお客さんが来ますね……JAXA・三菱のタッグ、恐るべし……。

今年度の種子島での打ち上げはもうやらないみたいですが、来年度はまたは国際宇宙ステーション「ISS」に物資を運ぶ「こうのとり」の8号機などの宇宙船を3回打ち上げるそうです。
きっとこれでまた信頼できる実績を伸ばしていくのでしょう。素晴らしい……。


他にも4基の超小型衛星が!

それにしても、どうにも「いぶき2号」と「ハリーファサット」ばかりが目立っている気がしますが……H2Aロケット40号にはまだあと4基の衛星が一緒に乗っていたのです。
それについても書こうと思ったのですが……ありゃりゃりゃ……。

……ごめんなさい、ここまでの時点でどうにも記事が大きくなりすぎてしまいました。
私としたことが書きたいことをいろいろ書きすぎてしまったようです。

なので今日はここまで……続きはまた次回、書いていこうと思います。

ここまで長々と読んでいただきありがとうございました。

南極に四角い氷山!正体は巨大豆腐かモノリスか?

四角い氷山

南極に四角い氷山が出現したそうですね。

10月16日にNASAの研究員が写真を撮影し、翌日にTwitterで公開した結果、様々な所から反響があったようです。

あまりにも綺麗な四角形なので「2001年宇宙の旅」に登場した「モノリス」ではないか、宇宙人の仕業か、はたまた古代文明の神殿か、いやむしろ南極の冷水の中に浮かぶ巨大な豆腐なのではないか……などと様々な声が飛び交っていたようです。

挙句の果てには

「カオスと混乱の絶えない自然界に、完璧に秩序だった巨大な物体が現れた。」

などという映画のトレーラーにでも出てきそうな素晴らしく的確なコメントがどこからともなく現れる始末。

一体何なのでしょう、この氷山……。
気になったので少し調べてみたのですが、これが意外にも深い内容につながっていました……。


事の発端はNASAの調査

この氷山……他所様のサイトにならって「豆腐型氷山」とでもお呼びしましょうか……はNASAにより発見されたわけですが、そもそもNASAは南極で一体何をしていたのでしょうか。

実は氷山の調査をしていたのですね。
どうやら現在「オペレーション・アイスブリッジ」というミッションが実行されているようで、その一環として飛行機で氷山を調べていたようです。

「アイスブリッジ(IceBridge)」は北極圏のグリーンランド南極圏の氷の状態を、航空機や人工衛星を使って観測する計画なのですね。
調査用の航空機を何機も使って定期的に情報を集めるそうで、北極圏と南極圏に浮かぶ氷山、氷床、棚氷、海氷の様子を3Dで計測して記録するのだそうです。
その目的は極地が地球にどのような影響を与えるのかを解明することなのですね。

氷山、氷床、棚氷、海氷を調べることでそれらの答えが得られるのですね。

……でも、そう言えばこれらって一体どういうものなのでしょう……?
何だかこの事件を読み解くのに必要な予備知識のようでしたので先にそれらの定義を今一度確認してみましょう。


氷山その他大勢

氷山はわかりますね。
氷河や棚氷から分離して海に流れ出た大きな氷の塊で、「氷山の一角」という言葉がある通り、水面に顔を出している部分は一つの氷山全体の10%程度です。

豪華客船「タイタニック号」がこれにぶつかって沈没し、多くの死傷者を出した事故は記憶に新しいですね。


氷河は陸地を覆う巨大な氷の塊で、元々雪だったものが長い年月積み重なって圧縮され、氷となったものですね。
そのうち総面積が5万平方メートルを超える大きなものを「氷床」というのですね。


海氷は海水が凍りついたもので、つまるところ「海に氷が張っている」状態を言うのですね。
「海に浮かぶ氷」という所は氷山に似ていますが、「海が凍ってできたもの」か「陸でできた氷が海に流れ出て来たもの」かの違いがあるのですね。


棚氷(たなごおり)は「氷棚(ひょうほう)」とも呼ばれ、氷河などの陸上でできあがった巨大な氷が、陸とつながったままの状態で海にせり出したものです。
つまり、完全に陸の上にある氷を「氷河」もしくは「氷床」、半分海に掛かっているものを「棚氷」と呼び、ここから分離、独立した氷が氷山となって海に流れていくのですね。

……どうして名前がこれだけ「訓読み」なのかは謎ですが……。


巨大な棚氷「ラーセンC」に世界が注目

南極大陸西部に「南極半島」という半島がありますが、ここに「ラーセンC棚氷」という棚氷があるそうですね。
南極で4番目に大きな棚氷なのだそうですが、この「ラーセンC」、どうやら近年科学者たちの間で注目されているようです。

「ラーセンC」の近くにはもともと「ラーセンA棚氷」「ラーセンB棚氷」という棚氷があったらしいのですが、それぞれ1995年と2002年に崩壊してしまい今はもうないのですね……。
「ラーセンC」は今の所無事なようですが、去年ここで大きな事件がありました。

2017年、「ラーセンC」から分離して新たに氷山が誕生したそうなのですが、それがなんと桁外れに巨大で、アメリカで2番目に小さな州であるデラウェア州ほどの面積があるそうです。
これは過去記録された中では最大級の氷山で、質量は1兆トン以上もあると言われていいます。

……数字が大きすぎてどれくらいなのかよく分かりませんが、研究者たちの間ではこの超巨大氷山は「A-68」と呼ばれているようですね。
観測自体は分離前の2014年頃から行われており、当時から既に「ラーセンC」に大きなひびが入って来ていたので、「近い将来分離するのではないか」と言われていたようです。
それが2017年になってついに「A-68」として分離してしまったのですね。

なんにせよ、大きな氷山が分離したということは、母体である棚氷がそれだけ大きなダメージを受けたということです。
「ラーセンC」からもっと多くの氷が分離すれば、棚氷そのものが今より不安定になってしまいます。

なのでみんな「A-68」が分離したことによって、「ラーセンC」も「ラーセン」AとBの時のように壊れてしまうのではないかと心配しているのですね。

この「A-68」、分離して流れ出した後も研究者たちにより追跡調査が行われており、船などとの衝突事故を起こさないように観察が続けられているようです。


そして真四角すぎる氷山発見

今回「豆腐型氷山」を発見して撮影したNASAのジェレミー・ハーベックさんも、元はと言えば「A-68」の調査を行っている最中にこの氷山を見つけたのですね。

「比較的真っ直ぐなエッジを持つ氷山はよく見かけますが、このように二つの直角を持つ氷山は初めて目にしました。見た目が面白いのと、実にフォトジェニックだと思ったのでイタズラ心で撮影しました」
……というようなことをおっしゃったそうです。

フォトジェニック……というのはつまり日本語で言う「インスタ映え」のことでしょうか……。

ともあれ、「ラーセンC」や氷山の状態を確認するための調査が、結果として「豆腐型氷山」の発見に繋がったのですね。

NASA曰くこの氷山も「ラーセンC」から分離したものだそうです。
氷山の角が鋭いままで、表面が平らであることからごく最近分離したばかりなのではないかと言われています。

気になる大きさですが、長さ2~3キロ、高さ40メートルほどなのだそうです。
アメリカのカリフォルニア州中の全ての水泳プールを何度も満杯にできるほどの量の氷だとも言われているようですが、これでも南極大陸周辺に浮かぶ氷の中ではごく一部なのだそうです。

……1兆トンの超巨大氷山を分離したかと思ったら、その直後に今度はカリフォルニア中のプールを満タンにできる巨大な豆腐ですか……。
「ラーセンC」……恐るべき大きさですね。
そして「ラーセンC」以上に巨大な棚氷があと3つもある南極の広さ……途方もないですね……。


だが意外と普通の氷山だった?

ただこの途方もなく広い南極では、四角い氷山はあまり珍しくないのだそうです。
何かと珍しがられている「豆腐型の氷」ですが、アメリカニューヨーク州立大学バッファロー校の地球物理学者クリスティン・ポイナーさんいわく、氷棚というものはそもそも割れ目や亀裂だらけで、今回のように平坦な豆腐状の氷山は意外と普通に見つかるのだそう。

そもそも「ラーセンC」には長さ数百キロに及ぶ真っ直ぐな亀裂がいくつも走っていて、それに沿って氷が割れたことによりこのような綺麗な四角形になったのだそうですね。

こんなに大きな長方形の氷山は、同じくNASAが調査を進めているグリーンランドではあまり見つからないみたいです。
グリーンランドは南極よりも気温が高く、氷山は割れて小さくなってしまう上に、氷河も南極より小さいので大きな氷山が分離しないのですね。

なるほど途方もなく広い南極では簡単に四角い氷山ができますが、逆に言うと途方もなく広くない場所では四角い氷山はできないのですね。


南極は解けている……?

温暖化の影響で気温は年々上がっていますし、「A-68」のこともあってやはり「ラーセンC」もその内無くなってしまうのではないかと懸念されているようです。

ポイナーさんは「一つの氷山が必ずしも棚氷の安定度を示すとは限りません。棚氷は銀行口座のようなもの。棚氷からしばしば氷山が分離されますが、雪が降ることによって補われていきます」と仰ったそうです。

つまり「A-68」が分離したからと言って、必ずしも「ラーセンC」が壊れるかもしれないと心配する必要は無い、という事なのですね。
ポイナーさんの仰る通り、向こう暫くは問題ないのかもしれません。

またNASAが今調査しているように、「極地が地球にどのような影響を与えるのか」はまだわかっていません。
万が一「ラーセンC」が壊れたとしても、それで地球の他の場所がどうなるのか、正確な事は誰にもわかりません。

ですがやはりわれわれはできるだけ温暖化を抑えるように日ごろから努力をしなければいけませんね。
豆腐型の氷山のためにも、それに何より「ラーセンA」と「ラーセンB」の悲劇を繰り返さないようにするためにも。

北海道に宇宙港!種子島よりも大規模な施設が建造される?

北海道に宇宙港

……何だろう……頭の中でつい「下町ロケット」のテーマが鳴り響くニュースを見つけてしまいました。
ロケットではなくてロケットを打ち上げる施設の話ですが。

ロケットや宇宙船が離発着できる施設、いわゆる「宇宙港」を北海道に作る構想があるようですね。

場所は北海道大樹町という町で、元々「宇宙の町」として知られている所だそうです。

既に町には「多目的航空公園」なる施設があり、あの宇宙航空研究開発機構JAXA)が1997年から実験用の飛行機を使って色々と実験をしているのですね。
長さ1000メートルの滑走路やベンチャー企業が使う小型ロケットの発射台もあるようです。

NPO法人北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)」は大樹町と協力して、この施設を大幅に拡張して日本初の「宇宙港」を作ろうと考えているのですね。
現在宇宙関係者たちが大いに注目しているのだそうです。

ロケットや宇宙船と言えば……今の所では種子島宇宙センターが有名ですね。


種子島宇宙センター

総面積が970万平方メートルもある、日本最大のロケット発射場ですね。

種子島は鹿児島県の南側にある島で、縄文杉で有名な屋久島のお隣ですね。
また戦国時代にポルトガルから火縄銃が伝わってきた場所としても知られています。

宇宙センターはこの種子島の南側で、海に面した場所にありますね。
そのためか世界一美しいロケット発射場とも言われているようです。

日本の人工衛星打ち上げの中枢であり、そこには

 大型ロケット組立棟
 大型ロケット発射場
 衛星組立棟
 衛星フェアリング組立棟
 総合指令棟

などの様々な施設があるので、人工衛星の最終チェックからロケットへの搭載、発射、発射後のロケットの追跡などの一連の作業が全て行えるようになっています。

一口で「種子島宇宙センター」と言いますが、本当は中にこんなにいろいろな施設があったのですね……。
ロケットの発射の工程はそれだけ複雑なのでしょう。

日本神話に登場する道案内の神様の名前を持つ衛星ヤタガラスはここで帝国重工のロケットに搭載され、宇宙に向かったのですね。
現在6号機まで打ちあがっていますがそう言えばヤタガラス自体は一体どこの会社が作ったのでしょうね?

ただ、これだけ設備が整っている種子島ですが、まだ「宇宙港」ではないようです。
宇宙港の定義がイマイチ曖昧なのでよく分かりませんが、これから北海道に建設予定の施設が日本では初になるのですね。


「北の種子島」、間もなく完成?

さて、先ほどのNPO法人「HASTIC」ですが、滑走路などの既存の多目的航空公園の宇宙施設を大幅に増築して宇宙港にしようとしているようです。

私が見たニュースサイトによると手始めに民間の力だけでは国内初となる高度100キロ以上への宇宙空間へ行くことを目指しているようです。

公園には既に民間のベンチャー企業である「インターステラテクノロジズ」が小型のロケットの打ち上げに使う発射台があるのですね。
この発射台をまずは拡張することで高度100キロまで行こうという計画のようです。

……民間だけで……とあるので、ということは今回はJAXAさんは関わっていないのかな……?
どうやらインターステラテクノロジズさんを中心とした計画のようですね。

他にもいろいろ計画がありまして、その後2020年頃までに超小型衛星用のロケットを打ち上げるという構想もあるようです。
衛星打ち上げに使うロケットは重力圏から出られるようにより力の強い大きなロケットでなければだめなのですね。

現在の発射台は小型ロケット用のものなので、大きなロケットにも対応できる新しい発射台を作る必要があるようです。
早ければ来年の11月頃には完成できそうだとのことなのですが、建設費用は3~5億円だそうです……。

……5億……高いんだか安いんだかわかりませんね……。
ロケット事業にしてはそんなにかからない方……なのかな……?

いずれにせよハロウィンジャンボの一等当選金額と同じ値段ですね……。
一民間人にとっては一生遊んで暮らせそうな金額です。

なんにせよ来年11月とのことですから、この時点で北海道は早くも種子島に続く第二の衛星の拠点になり得るのかもしれませんね。


他には商業打ち上げ用の小型ロケットの発射台と中型ロケット用の発射台も建設するそうですね。
それぞれ21年と26年に完成できるようにしたいとのことですが……商業打ち上げ用ロケットって……一体何をするものなのでしょう。

人工衛星の打ち上げの依頼とかを受けるのでしょうか……。
でも衛星を飛ばすには小型ロケットでは駄目だという話じゃ……?

……きっと何か考えがあるのですね。
一体何に使うのか……今から気になるところですが……。

まぁ、われわれ一般庶民には当分の間縁のない事業なのでしょう……。

中型ロケットの方は、大型車両からロケットを打ち上げるという移動式発射台を使う予定……だそうです。
……ヤタガラスを打ち上げたアレだろうか……。

それからこれはもっと先になる事らしいのですが、大型ロケットの射点建設も構想しているようですね。

……あれ……?
これって上に書いた「衛星打ち上げ用の大きなロケット」とはまた別の話なのでしょうか……。

……なんだかロケットの種類がいろいろ出てきてややこしくなってきましたね。
とりあえずロケットは置いておきましょう……。


ロケット以外にも?

ロケットの発射台の建設と同時に滑走路の延長工事を進めるようですね。
滑走路の長さは今は1000メートルですが、これを最終的に3000メートルまで延ばすようです。

超音速無人機や、スペースシャトルのような飛行機型の宇宙船「スペースプレーン」などの離着陸をするためなのですね。

スペースシャトルは飛び立つときはロケットに乗っていきましたが、スペースプレーンは大型のジェット飛行機に乗って高度2万メートルまで行き、そこから自分でロケットエンジンをふかして宇宙に行くのですね。
飛び立つときも滑走路を使って飛んでいく仕様のようですね。なるほどこれなら発射台が必要ないのですね。

それにしても滑走路の整備費……重たい大型旅客機用の普通の滑走路と違って200億円程度で済む……そうなのですが……。

……普通の滑走路の方がコストがかかるのだろうか……。
どの道先ほどの5億円の40倍になってしまいました。滑走路を作るよりロケットの発射台を作る方が楽なのですね……。

高度100キロの宇宙空間まで人を乗せて飛ぶ事ができる「日本版スペースシャトル」の開発が名古屋や東京のベンチャー企業で進められているようです。
「日本版スペースシャトル」……ロケット式でしょうか、ジェット機式でしょうか……。

その内民間人が普通に空港で飛行機に乗るように宇宙船に乗れる時代が来るのだろうか……。

なんにせよこれらの宇宙船が大樹町と宇宙を往復する日も近そうですね。

そしてそれらの宇宙船を構成しているパーツは下町の町工場で職人たちが最高の技術を以て作り上げた「下町パーツ」に違いない。

また北海道は種子島よりも面積が広いですね。これも「宇宙港」候補地として選ばれた理由の一つのようですが、大きなものとしては海が近いのでロケットの安全確保がしやすいのですね。
ロケットは打ち上げられた後は陸地を避けなければならないようですが、海の上を飛ぶのならあまり気にしないで済むということらしいです。

広い面積を利用して海沿いの敷地に色々な施設を追加していけば本家種子島よりもさらに色々な事ができるようになるかも……?

……ロケット……。
もう少し身近になればいいんですけどね……金銭的な意味で……。

今年の秋はいつもよりスズメバチが多いって……

子育ての季節

そろそろですね。
いや、もう始まっているのでしょうか、子育て。
普通の子供ではなく、次世代を担う子供たちです。

………スズメバチの。

スズメバチ……大きくて強くて獰猛なハチですね。
ミツバチやアシナガバチと同じく母親つまり女王を中心とするコロニーを作って暮らす珍しいタイプのハチですが、人間をも倒すほどの強力な毒を持ち、毎年10~20人ほどが刺されて亡くなっていますね。
群れはフェロモンと呼ばれる化学物質を使ってお互いに連絡を取り合い、統率のとれた軍隊のように行動することができます。

毎年秋になると次の世代の女王蜂と、そのパートナーとなる雄蜂が生まれるので、彼らを守るために働き蜂達は神経質になり、うっかり巣に近づこうものなら手当たり次第に攻撃してくるのですね。
ただでさえ攻撃的なスズメバチがより一層狂暴になるので、秋は危険な季節だと言われていますね。

……今年の秋は特に増えるそうです……スズメバチ


スズメバチが大量発生?

どうやら原因は今年の異常な暑さにあるようです。

スズメバチは春に巣を作り始めますが、今年は4月の気温が高かったので巣作りの時期が2週間ほど早まってしまったそうですね。

さらに梅雨が短かったことも影響しているようです。

巣は雨に弱く、本来は梅雨の時期に雨でダメージを受けてハチの数も減ってしまうようです。
しかし今年は梅雨が短かく、彼女らにとっての「夜明け」である夏が早い段階で来てしまったため、あまりダメージを受けず、ハチの数も減らなかったのですね。

結果、兵力が存分にありあまっているようです。


……私の見た記事には具体的に「スズメバチ」がどの種なのかは書いていませんでしたが、遭遇することによる危険性を心配するものだったので、おそらくは町にもよく顔を出すキイロスズメバチあたりかと思われます。

キイロスズメバチ
オオスズメバチ
コガタスズメバチ
ヒメスズメバチ

……の4種が特に危険なのだとか。

また比較的小型のキイロスズメバチが町に増えることにより、それらを狩ることもある大型種、オオスズメバチを呼び寄せてしまう可能性もあるのですね。

……なんだか複数種のスズメバチが出てきてややこしくなってきましたね……ちょっと彼女らについての補足を入れましょう……。


スズメバチ

スズメバチというのはそもそもハチ目スズメバチスズメバチ亜科の昆虫の総称で、その中には

オナガスズメバチ属(Dolichovespula)
ヤミスズメバチ属(Provespa)
スズメバチ属(Vespa)
クロスズメバチ属(Vespula)

の4属があります。

オオスズメバチもキイロスズメバチも同じ「ウェスパ属(スズメバチ属)」に属するハチですね。
ウェスパ(Vespa)はラテン語スズメバチのことで、英語のワスプ(Wasp)と同じ語源なのですね。

とりあえず二種類……キイロスズメバチオオスズメバチについて。


キイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)は単独の種みたいな名前ですが、実はケブカスズメバチ(Vespa simillima)というハチの亜種なのですね。
もっとも攻撃性の高いハチで、なおかつ街中にも普通に巣を作るので、刺される人が一番多いのはこのハチのようです。


オオスズメバチ(Vespa mandarinia)は日本最強のハチと言われていますね。
……一説によれば世界最強という話も……?

元々アジア一帯に住むハチで、日本に住むのは Vespa mandarinia japonica(ウェスパ・マンダリニア・ヤポニカ)という亜種です。

キイロスズメバチほどではありませんが高い攻撃性を持ち、キイロスズメバチ以上に強力な毒を持っていて、時には他のスズメバチさえも襲う事があります。
さらに体は甲虫のような強靭な外骨格でおおわれており、高い防御能力を持ちます。

スズメバチは大人になると樹液や花の蜜などの植物由来の汁や蜜だけを食べるようになりますが、子供のころは他の昆虫を食べて育つのですね。
ただし子供には足も無く、翅も無く、巣から出ることもできないため、働き蜂たちは盛んに飛び回り、他の昆虫を捕まえて子供に与えます。

夏に育つ子供は全て雌で、大人になると働き蜂になりますね。
このころの女王蜂はただ卵を産むだけの毎日を送っていますが、働き蜂たちが巣を拡張したり食べ物を取って来たりしてくれるので、巣はどんどん発展していくのですね。

ただし、夏の間は餌となる昆虫はたくさんいますが、秋になると減ってきます。
また、秋には次の世代の巣を作る女王蜂や、女王蜂と結ばれる雄蜂が生まれてくるので、何とかして子供たちの食料を確保しなければなりません。

そのため秋になるとスズメバチはミツバチなど他の集団で生活するハチの巣を襲うことがあるのですね。
相手の働き蜂を全滅させるか追い払った後、残された子供やさなぎを食料にするのですね。

普通は襲いやすそうな相手を選びますが、上にも書いた通りオオスズメバチの場合は特に、キイロスズメバチなど他のスズメバチの巣をも襲う事で知られています。
相手は強力なハチですから、いくらオオスズメバチが最強でもそれなりのリスクはあります。
ただしもし無事に巣を奪い取ることができれば十分な収穫を得ることができるのですね。


先ほどの「キイロスズメバチが増えるとオオスズメバチを呼び寄せてしまう」というのはそういう事だったのですね。


攻撃的なキイロスズメバチと、毒が強いオオスズメバチ……こんなのが町に現れたら危ないですね……。
また、スズメバチは一度占領した他のハチの巣も自分の巣と同じように守る習性があるので、人間からしてみれば「昨日まで軒下の巣に住んでいたのはキイロスズメバチだったのに、今日見たらいつの間にかオオスズメバチになっている。進化したのか?」などということになりかねません。

私個人としてはスズメバチの姿かたちはかっこよくて好きなのですが、あの人たちとはどうにも友達になれる気がしませんね……。
ちょっと……そばに来られると思わず後ずさりしたくなります。

ただ、怖いハチだと思いきや、意外な一面があるようです。


意外にも環境保護に貢献

余談ですがオオスズメバチのこの習性が実は日本の環境保護に役立っているようです。

日本でも家畜として飼われているセイヨウミツバチ(Apis mellifera)はたまに農家を抜け出して野生化することがあります。
セイヨウミツバチはその名の通りヨーロッパから持ち込まれたもので、本来なら外来種であり日本の自然環境に悪影響を与える可能性を持っていますが、不思議とオオスズメバチが生息している地域ではその影響が見られないそうです。

上に書いた習性により、オオスズメバチは他のミツバチなどのハチの巣を襲います。

元々昔から日本で暮らしていたニホンミツバチ(Apis cerana japonica)にはそれは想定済みのことなので、彼女たちはオオスズメバチの襲撃に対し防御をする術を持っています。
セイヨウミツバチにももちろん防御術はありますが、元々オオスズメバチがいない環境で暮らしていたため、オオスズメバチの襲撃は想定外であり、上手く対処ができないのですね。

そのためセイヨウミツバチは割とあっさりとやられてしまい、一定数以上には増えないようです。

なんとオオスズメバチは日本の生態系を守っていたのですね。
これならうっかり逃げ出すことを気にせずに安心してセイヨウミツバチやその他外来種のハチを飼育できますね!
ってそういう問題じゃないか……。


そういえば、百田尚樹さんの小説「風の中のマリア」の主人公もオオスズメバチですね。
初めて読んだ時は普通に悩んだり喋ったりするオオスズメバチに戸惑ったものですが、この本、彼女たちの生態がものすごく詳しく書かれています……。オオスズメバチについて知りたくなった時は読むといいかもしれません。

相手のことをよく知ると、また違った視点で相手を見られるようになりますね。
確かに攻撃的なハチですが、だからと言って自分から好き好んで攻撃してくるわけではありません。

相手がどういうときに襲ってくるのかを理解していれば、あまり怖がる必要もなくなるのではないでしょうか。

この秋には大量発生するかもしれないとのことですが、人もハチもお互いに不幸な事故が起きないように是非気を付けながら共存できると良いですね。

 

新型ルンバ、まさかの値下げ?アイロボットジャパンが発表だって!

新ルンバ、値下げ2万

ルンバが安くなるそうですね。

製造元の「アイロボットジャパン」が今月10日に最新機種の「ルンバe5」を発表したのだそうですが、従来と比べると驚くほどの低価格らしいですね。

ルンバには性能に応じて3つのランクがあって、それぞれ「エントリーモデル」「中位機種」「上位機種」などと呼ぶのですね。
価格はそれぞれ4万円、7万円、12万円ほどなのだそう。

「ルンバe5」は中位機種扱いなので、普通は7万円ほどするはずなのですが、2万円も値下げして5万円ほどで売り出すことになったのだそうです。

……なんだかすごい値下げですね……。
こんなに下げて売り上げ的には問題は無いのでしょうか……などと余計な心配をしたくなるのですが……。

とりあえず、ルンバについて気になったので少し調べてみました。


そもそもルンバって何だったかな……

ルンバ……!
テレビとかでよく見かけます。アメリカのロボットメーカーである「アイロボット」が開発したロボット掃除機ですね。

2002年に最初のものが登場して、日本で販売されるようになったのは2006年だそうです。
もうそんなに経つのですね。
その間に毎年新型や改良型が発表されていて、今までにかなりの種類が発売されていたみたいです。

そういえばその頃から色々な所で見るようになった気がします、ロボット掃除機。
ルンバに続いて日本のメーカーさんからもいくつか発売されましたね。

驚いたのはいつか本屋さんに行った時にロボット掃除機のキットが売られていたことです。
よくある「~を作ってみよう」系の本だと思うのですが、これ、本の付録にできるほど簡単な仕組みなのだろうか……?マイコン制御とか必要ですよね?本を見た限りではそんなものが搭載されている感じはしませんでしたが……。

……本に付いていたものがどうなのかはわかりませんが、本家ルンバは基本的には壁沿いに進む、らせん状に進む、などの動きをするのですね。
……なるほど割と単純なアルゴリズムなんだな……特に部屋の地図を作製してそれをトレースしたりはしないのですね……。
これならマイコンを搭載していない付録でも機械的な構造(カラクリ?)だけで再現できるのかも……?

などと思っていたら、最近の上位機種はカメラを使って部屋の地図を作ってそれを見ながら動くのですね。
より効率的に掃除ができるアルゴリズムを採用したのだそうです。

価格は12万円を超えていてとても手が出せるものではありませんが……。

なんにせよ人が入れないベッドや家具の下などの掃除が得意なのですね。
ただ車輪で動いているので、どうしても毛足の長いじゅうたんなどの上は苦手なようです。
電気コードなどのひも状の物、敷物の端などの障害物があると引っかかって動けなくなる上に、軟らかいものは吸い込めないのですね。

軟らかいもの……ペットの糞でもあろうものなら床の上が悲惨な事になるのだとか……。
なんだか恐ろしい光景を想像してしまいました……見なかったことにしましょう。

人が見ていなくても勝手に掃除をしてくれるので、掃除機掛けにあまり時間を掛けられない忙しい人には重宝するのですね。
掃除無精な私にもちょうどいいかも……。ちょっと高いけど……。


さらに面白いことに、2002年に発売された初代ルンバから既に動きの制御のためのソースコード(プログラムの原文)が公開されているのですね。
つまり、誰でもルンバのプログラムを弄れるようになっているのですね。

実際ルンバのプログラムを改造することで機能を追加することができるのだそうです。

……これ、私も見たことがあります。
確かYoutubeあたりだったかな……ルンバが紙の上を動き回ってペンで模様を描いていく動画がありました。
あれもファンが書き換えたプログラムで動いていたのですね。

……自分の部屋の間取りに合ったルンバにすることもできるのだろうか……。

ちなみにルンバのソースコードはカスタマイズされたLISPで書かれているとのこと。

LISPはFORTRANに続いて二番目に古い高水準プログラミング言語ですね。
カスタマイズされているとのことなのでおそらくルンバ専用の方言なのでしょう。
iOSアプリ開発用のC++みたいなものなのだろうか……。

LISPは使ったことがないのですが、もしかしてきつねにもできるのかな……。


ルンバe5

で、肝心の最新機種ですが、どうやら2017年8月に発売された「ルンバ890」と「ルンバ690」という機種の後継機のようですね。
2017年モデルは7万5470円、稼働時間は60分ほどだったようですが、スマホから操作ができるので外出中にも掃除を始められ、また終わったら通知も届くという機能があったのですね。

これならいつでも好きな時にお掃除を頼めますね!やはり忙しい人をサポートできる仕様になっているようです。

今回のe5はそれらの機能に加えて丸ごと水洗いできるダスト容器を初めて採用し、稼働時間も90分と上位機種並みになった……のだそうです。
なるほど水洗いができるようになったのですね……これで清潔感が増しましたね。
そしてバッテリーの持ちが格段に良くなったようです。充電時間は……その分長くなったりとかしないのかな……?

でもいちばんの魅力は何と言っても値段が安いこと!
きっと去年に前の機種を買った人は「この差は一体何なんだ!あと一年待っていればいいのが出たのに!!」と泣いて地団太を踏むに違いありません。


肝心の値下げの経緯は……

そう言えば、気になるのはそこですよね。
そもそも「e5」はどうしてこんなに安くなったのでしょうか。

アイロボットジャパン社長の挽野元さん曰く、「一家に一台普及させたいから」なのだそうです。
一説にはロボット掃除機の販売数の伸びがそろそろ頭打ちになってきているので焦っているのではないか、などと言われていますがどうなのでしょう。

アイロボットにとって日本はアメリカに次ぐ第二位の販売数の重要な市場なのだそうで、2006に日本市場に参入してからというもの今年9月末までに300万台のルンバを販売してきたそうです。
売り上げはここ3年間連続で伸びていたらしいのですが、なぜかことし上半期には9%減ってしまったのだそう。

なるほど今まで伸びていたものが減ってしまったらそれは慌てますよね。
でも下がったものがまた上がるという可能性も……?


そもそもルンバはロボットが掃除するという面白さやモデルチェンジごとに期待通りにパワーアップするという所が人気でみんな買っていたのですね。

ですが掃除機能だけで言えば普通の掃除機の方が上なのだそうです。
なのでみんな忙しい時はルンバ、時間がある時は普通の掃除機と、用途に応じて使い分けているみたいですね。

……どうやらロボット掃除機というものは「あれば便利だが無けりゃ無いでどうにかなる」と思われているようです……。

ならば本格的な掃除性能を持つ新しいロボット掃除機を開発すれば売れそうなものですが、それはそれで難しいのだそう。

なのでまだ売れている今のうちに、値段を下げて一気に売ってしまおうというのがどうやら今回の値下げの主な理由らしいのですね。

現在の所ルンバの普及率は4.5%なのだそうですが、社長さんはそれを5年後までに10%に上げたいようです。
今後お店での宣伝活動にも力を入れてより一層普及を目指していく考えのようですね。


今後も値下げは続くのだろうか?

今回は性能的には真ん中の「中位機種」が安くなったわけですが、社長さんの口ぶりやこの流れを見る限りではもしかしたら他のランクのルンバもそのうち安くなるのかな……。
暫くしたら「エントリーモデル」が2万円、「上位機種」が9万円台になるのかもしれない!?

そして追随する他のメーカーさんのロボット掃除機も同じように安くなって……、ロボット掃除機そのものの値段の相場がずっと低価格になるのかも。
今の段階では「一家に一台普通の掃除機」があるのは当たり前ですが、近い将来は社長さんの言う通り「一家に一台ロボット掃除機」の時代が本当に訪れたりして……?

そしてみんな「忙しい時はロボット、そうでない時は普通の掃除機」と使い分け、時間のあるなしに関わらず全ての家庭の床は二種類の掃除機たちにより常にピカピカな状態に磨き上げられていくのだろう。
あるいは全ての「専業」掃除機がAIを搭載し、あるいは全てのロボット掃除機が「専業」並みの掃除性能を手に入れ、ロボット掃除機とそうでない掃除機との区別がなくなる日が訪れるのかもしれない。

……なんにせよ今後は掃除機業界そのものの節理が変わっていく気がしますね……。
その内「ロボット掃除機って何だったっけ?」「そもそも掃除機って何だっけ?」などと言われる日が訪れるのかも……。